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私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

寒い夜

2011-01-16 10:43:08 | Bの壺
寒い日が続き、こんな日は何処にも出掛けたくない。
金曜日の夜になり、陶芸教室を休む連絡を入れるのも億劫で、結局自転車で出掛ける事にした。
駅前まで来たので清水駅を見に行くとみんな足早に家路を急いでいる様にも、緊急避難的にネオンに吸い込まれている様にも見える。



写真を見てやす以軒がファミリーレストランだった事を知った。てっきり中華料理屋だと思っていました。まあ、何でもいいですけど。



振り返ると旧丸井ビルに付けられたケバケバシイネオンが駅前銀座へ誘う。
でも、誰も歩いていなかった。



駅前銀座に入ると入口ほど派手なネオンは無く、あの看板の店はどこなんだろうかと思う。まあ、暫く歩くとその店は有るんですけど、入店した事は無い。
どうせ飲むなら、昔から清水に有る店に行こうと思う。ただ、この所の寒さでは外出する事は無い。



今日の作品を写真に撮ってみたら、伸ばしただけの粘土に見えて笑ってしまった。
皿なんだけど、思う形にならなかった。途中で粘土が垂れた上にひびが入り、形が崩れたと同時にやる気も落ちた。それでも新聞紙で支え整えて見たけれど、初めに作った自然な曲がりは跡形も無く消えた。
作品展に間に合うのだろうか。来月の土に賭けるしかないかな。



巴川に架かる千歳橋からの下流にある富士見橋を見た。
その向こうに港橋の明かりも見える。
この場所はよく通る。この先のコンビニに寄るためだ。ちょっと暖まってから家路に向かうのが、密かな楽しみに成っている。
もしかしたら、これが今日出掛けた理由かもしれないと今思う。

年末

2010-12-25 08:50:06 | Bの壺
国道150号線を走っていると、なんだか周りを気にしながら走る二輪車が追い抜いて行く。
左車線を走っていたのだが、黄色のジャンパーを着ていたライダーが突然シート(座る所)の上に立って両手を広げた。
これにはびっくりしたのだが、張り付けのイエスの様で、季節的にそう言う事かと思ったけれど、彼が転倒してしまったら、事故に巻き込まれたかも知れないと思うとゾッとする。ドリプラ横でやっている「ポップサーカス」に入団してください。

*-*-*

昼間のクリスマスプレゼントの買出しにぐったりし、夜、陶芸教室に出掛ける。
今回は片口(手捻り)とぐい飲み(手回し轆轤)を作る。



片口はカレー皿見たいになるし、グイ呑みは大きくなってしまった。
思う様にならなくて手を入れると、どんどん悪くなる。

講師の小割氏は「手を入れて作り上げると100の物が出来上がるかもしれない。でも、80まで作って焼いた時に120になるかも知れない。この見極めが難しい」と仰る。

さて、この片口は80で停まっただろうか。100を通り越して70に成ってしまっただろうか。焼き上がりが楽しみだ。



前回、余った土で作ったぐい飲みが気に入っていて、同じ物を作ろうとするのだけど出来ない。思うように行かない所が面白いけれど、思う様に出来上がって欲しいとも思う。

後は釉薬でカバーしてくださいと、小割氏にお願いするのだけど、「いつもカバーしてるじゃないですか。でも姿形が悪ければ、カバーしきれない」と仰る。



今回のぐい飲み(湯のみ)にも小宇宙が出来るだろうか。それは来年のお楽しみ。

思い出し

2010-12-18 09:53:22 | Bの壺
夜に成り一段と寒さが厳しくなったと思い、寒さ対策をほぼ完璧し愛車(自転車)に跨り駅前銀座まで約20分のサイクリングに出る。ほぼ完璧と言うのは、スパッツ(ももひき)を履かないからで、まだ履かずに居られるのは若さの秘訣と密かに思っている。

久しぶりの陶芸教室にやる気は充満。土の色と焼き上がり予定の釉薬の感じを聞き、数あるイメージの中から巻物皿に決めた。なるべく手を入れずに土に任せる。そうは言っても目の前にあると手を入れたくなり、作風がどんどん悪くなる。

そこで、陶器に勢いを付けようと思って一気に仕上げて、後はなるべく触らない事にする。



ここから先の仕上がりは、プロの腕に委ねられる。
小割氏からはこの穴に棒を通したら良いかも知れないと提案された。
それは良いかもと思い、細くて漆塗りの竹を探す事にするが、もしかしたら、昔のハタキの軸が丁度良い様な気がして来てちょっと笑う。


「つ」の皿。焼く前はこちら

大きな皿と作り始めて三作目。タタラに伸ばしてから一機の仕上がりに満足している。
厚みのある皿は重厚感があり我ながら良いと思う。



端っこはこんな感じ。


小宇宙のぐい飲み。焼く前はこちら

薄く作る事が出来たので、軽くて持ち易い。良いぐい飲みだと思う。



出来あがて見たら緑色の釉薬が良い感じ。ぐい飲みの底に宇宙が見えていつまでも酒が美味く飲めそうで嬉しくなる。時間を掛けた作品よりも、短時間で作った方が気に入った作品に成るのは妙な気分ではあるけれど、それはそれで面白い。



雫のカレー皿。焼く前はこちら

イメージではもっと細長い感じだったのだけど、思ったよりもでっぷりしている。
それに、思っていた大きさよりも小さくなったような気がして、その辺りの感覚がまだまだですね。



まあ、普通にカレー皿として使えそうで良かった。


葉脈の皿。焼く前はこちら

この皿は刺し身か握り鮨を乗せたい。
早速魚屋に持って行って刺し身を切ってもらいましょうか。



厚さも充分。下駄を履いた皿は高貴な感じがする。
じっくり乾かしたし、下駄履かせるなど手を掛けた作品で、大皿なのかでは気に入っている。

さて、これから来週の作品を再構築する楽しみが出来て忙しくなって来た。

展示会

2010-11-26 14:59:29 | Bの壺
陶芸教室の展示会を企画計画しているが、開催時期が決まらない。
はっきりしているのは来年と言う事。

大型連休の前か後か、それが問題なのだが…。希望としては前なんだけど、誰も乗って来ない。



この調子で本当に展示会が出来るのか不思議な感覚だ。



余った粘土で作った茶碗。
久しぶりに土を触ると冷たい。

カレー

2010-11-06 05:02:39 | Bの壺
二か月ぶりに陶芸教室に行く。
生徒さんは相変わらず元気で、自然にこちらも元気に成ってくる。

最近は特に大きな作品を作っていて、以前作っていた小さな作品がツマラナク思えている。
さて、今回は「カレー皿」を作る。

イメージでは細長い雫だったのだけど「バナナの葉っぱ」などと声が掛かる。
それでも、イメージを貫いて外観を作り上げたのだが、講師の小割氏から「削りで大分変りますね」と指導が入る。小割氏の中には、そのイメージが見えるらしい。

先端をシャープに削る出すと徐々にボートの様に見えてくる。更に削ると完全にボートの更になった。そんな訳でこれはこれで良しとする。



皿やカップはいつも2個作る。ペアーにするのだ。

「じゃあ、もう一つは誰が使うの?」と質問され答えに詰まる。
以前作ったワインカップは「重い」と言われ家人には不評だったからだ。
今回のカレー皿は愚息に勧めて見ようかと思ってはいるが、奴も意外とウルサイ。
似なくて良い所が小生にそっくりで母もため息をつく。

出来上がりが楽しみで、リンゴカレーを作ろうか野菜カレーを作ろうか思案に暮れる。