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私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

治療方針②

2014-11-14 06:40:52 | 治療経過
何度も此の回転ドアーを通り(清水病院)



このエスカレーターを降りた。


家人は主治医の説明を一人で聞く自信が無いので同伴をする。(既に待合室から緊張していて顔色が良くない)


主治医の話
平成26年7月10日より投与し始めたフェソロデックス(注射)が思うような効果が得られていない。

検査結果

CEA(腫瘍マーカー)正常値0.0~5.0
2014/05/15 29.9H
2014/07/24 46.7H
2014/08/21 47.3H
2014/09/18 65.8H
2014/10/16 81.5H

効果が全く無い時は一か月で倍に増える事を思うと全く効いていないって事ではないけれど、抑え込めて居ないので薬を変更する事に成った。


今回はプロセキソールを投与する事に成ったのだけど副作用がちょっと厄介で血栓が出来易いそうだ。血液をサラサラにする薬も一緒に処方されるのだけど、今度は血が止まり難いので怪我などの出血には注意しなければならない。(抜歯などは禁止)
特に水の摂取(多めに取る)に気を付けるように指示される。

この薬は主治医担当の患者17人の内12人には良く効いていると言い期待できそうなんだけど、効果が出ている人は皆70歳以上と聞き期待が一気に薄れてしまった。

果たしてこの薬が効くのだろうか。二週間後の経過観察を含めて二か月この結果に期待するしかないのでした。



新しい薬に期待しつつ病院の駐車場を出ると正面に富士山が見え、ハンドルを右に切り日本平に上がってみた。
農道が通行規制をしているので日本平パークウェイを行く。

日本平ホテルの庭先を横切り清水の街と富士山を見ているとちょっと気持ちが落ち着くのは、清水育ちだからでしょうか。

帰宅後の話

2014-10-16 18:06:41 | 治療経過
いつもと同じ時間に帰って来た家人が、早々に話し掛けて来る。

「今日、病院(定期健診と注射)に行って来たんだけど…」

其処まで聞いて、帰宅そうそう話し掛けるなんて良い話の訳がない。
前回治療方法を変更して使い始めた注射の効果がハッキリ出る日のはずだった。

「マーカー値が上昇しているって事は、薬が思う様に聞いていない」って事らしい。

今回行った血液検査の結果を踏まえて次回の検診時に治療方針を再検討するって事に成って、次回は同行をして欲しいと言う。この薬も効かなかったって事は既に2種類の薬は効果が無かった事に成る。

まだ使っていない薬はあと2種類。これも効果があまり期待できないと思っている。

担当医は帰り際に

「いつも病気の事を考えちゃあ駄目ですよ」と言い
「3か月目から効いた人も居ますから」と慰めの様な事を言ったらしい。

最初の薬が良く効いただけに、他の薬も効くと思っていたのは間違いで、思ったよりも早くその日が来てしまうかもしれないと心の奥で思う始めている。

主治医の話

2014-09-19 04:44:12 | 治療経過
月に一度の注射を受けに行って来た家人が主治医の話として伝える。

「薬を変えて直ぐの血液検査なので薬の効果がはっきりと出ないけれども、マーカー値が倍倍に増える癌特有の数値と違い増え方が減っている」

結局薬を変えてみても思うような効果が出ていないのは明らかだと思う。
それは数字を見れば誰でも思う事じゃ無いだろうか。

「今回血液検査をした結果が(来月結果を聞く)薬の本当の効果を表す数字に成るので、今の段階では上げ止まりと言える。新し薬は効いていると思います」

例によって決め台詞を言ったらしい。

「ご主人によく言っておいてください」

薬が効いてくれれば文句はありませんが、その度に少しずつ高価に成るので気合を入れて仕事に励む事にする。


治療方針

2014-06-26 10:27:43 | 治療経過
どうやら今度のホルモン剤は思った様な効果が得られない事がはっきりして来たので、家人に付き添い主治医の説明を聞く事にする。

その度に今までの治療方法と効果のほどの説明が有り「悲しい事だけど再発してしまったので完治する事は有りません」と言われる。主治医がこの事を何度も言うのは薬を飲んでいるから今の状態が保たれて居る事を再度認識して欲しいと言い、状態が良いから薬を飲まなくて良いと勝手に思わない様にする為の戒めなのである。短絡的に言うと自殺行為なのです。

ホルモン剤が癌に対して「効果有り」と言う事は抗がん剤が効かないって事で家人は前者に当たる。

平成15年12月の摘出手術後ホルモン療法を開始するも
平成24年4月肺転移を確認。此処からフェマーラ(ホルモン剤)を投与(1年11ヶ月効果が有り)

平成25年2月胸骨転移確認。ゾメタ(薬の名前)併用始まる。ゾメタによって骨転移を完全に抑え込んでいる。
平成26年3月フェマーラの効果が下がって来たのでホルモン剤をトレミファン(ファアストン:ノルバックス)に変更。

この薬が今一つ効果が出ないので

平成26年7月よりフェソロデックス:フルベストラント(注射)に切り替える。この注射の効果が有ると、以前有効だったフェマーラがもう一度有効に成る事が学会でも証明されていると言うので、期待をするのでした。

5種類の薬が2年づつ効果が出ると10年の余命と宣告されていたのだけど、2本目の薬の効果が数か月では10年の余命も自ずと短く成って来ていると思われる。

その後幾つかの症例も新に発表されているので期待したいのだけれど、それは延命に過ぎない。
今を精一杯生きる事で残された人生が有意義だったと思うほか、自分を納得させる手段は無いようです。

梅雨の最中

2013-07-02 05:00:14 | 治療経過
ゾメタ(治療薬)を注入して来た家人が血液検査の結果を主治医から聞いて来た。
マーカー値は前回よりも下がっているらしいのだが、マーカー値だけが下がる事が有るらしい。

何のための血液検査なのか良く分からないが、薬によって体質が変わってきたのだろうか。

半年に一度MRIの検査で腫瘍の変化の確認をしているので次回それを実施して本当に薬が効いているかどうか写真判定をするらしい。

主治医は決め台詞の様に「ご主人によく言っておいてください」と言ったそうだ。
どんだけうるさい人思われているのだろうか。(笑)