masaring

自己チューの進行形日記でshow。

八朔(ハッサク) の未来は?

2007年12月01日 | masaringは、芸術家!??

20071121_003

【最近、私の町ではハッサクの木。あまり見かけません。】

和歌山県特産の柑橘類といえば、ミカンである。
しかし、柑橘類で、もう1つの特産物が
ハッサクであった。少なくとも平成の始め頃までは。

ハッサクはブンタンやザボンの1種類である。
1860年頃、広島県因島の浄土寺境内で自生していたと聞く。
どうして実が成ったか分からないが、
夏ミカンや温州ミカンなども中国から伝わった品種の
交流の中で偶然に生まれたということだ。
これを偶発実生と専門家は呼んでいるらしい。

ハッサクは実が大きく、サクサクとし、歯ざわりも良く、
甘酸っぱい味が受けて、明治の終わり頃から普及しはじめ、
昭和始めには市場価値が認められ、全国的に増植された。

  

Ya 

現在、和歌山県は全国生産量の60%を占め第1位である。
しかし栽培面積、収穫量共に、この10年間で約35%減少した。
隣の市では、今もさかんに栽培されているが、我が町では?

かつて、我が町でも、柿、みかんの取り入れ後、
年末まで八朔の採り入れで超多忙だった。
正月1日に収穫している農家もあったほどだ。

今では、、、。みかん農家も減り、八朔を作る家など一握り。
原因は、高値で売れれば作る。皆の考えることは一緒。
安くなれば別の作物を模索する(生産者の高齢化もある。)
しかし、決定的な原因は人間と同じ。

適材適所(適地適作)が一番望ましいのだ。
松くい虫ではないが、八朔にもどうしようもない敵がいた。
萎縮病である。幹が萎縮、実が大きくならない。
これも防ぐ方法は無い。伐採のみ。

おまけに冬の停滞気流で樹木が枯れた。
紀ノ川(紀の川)中流は、下流より冬の温度が低いのだ。

我が町はフルーツの町として、町のHPでもPRしている。
ありとあらゆる果物が生産でき、収穫出来るのだ。
しかし、本当に適地適作かどうかは、私には分からない。

我が家の八朔、今は、自家用だけが残っている。
八朔の未来は、、、。これも私には分からない。

★:*:☆★:*:☆★:*:☆★:*:☆★:*☆★:*:☆★:*

今日の曲。私の作品。「LOVE SONG・初冬編」。メロのみ。
疲労困憊の方にも、愛のメロディーが届くことを祈りつつ。
曲を聴いていただける方は下↓をクリックしてくださいね。

 

Love Song

 

 

20071201

【昨夜、私は「仕事」。奥さんは「寄せ植え講習」。師走だ。】

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする