masaring

自己チューの進行形日記でshow。

みかん、初出荷・2010。

2010年12月06日 | 農業は、スゴイ!

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【今年我が家の柿は全滅。みかんも危うかったが何とか収穫。】

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今年、我が家は大波乱の年であった。
(善きにつけ悪しきにつけ、、、。)

特に果樹農家である我が家では、3月28日と4月7日の
遅霜と凍害で柿の新芽が枯死し
柿の収穫はほとんど出来ずであった。
だから、選果場への出荷は出来なかったのである。

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平年並みに収穫できた農家の人達からは
「可哀想に。」と声もかけられた。

秋になり樹は色づいて来るのに柿の実が
皆無というのも不思議な光景であった。

「まっちゃんとこ、ほんまに柿無いな~。」
改めて、全滅の状況に皆、驚いていた様子だった。

今年は、柿の高値で、平年並みの収穫があれば
久々に儲けられた年であったのだ。

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さて、柿が終われば、みかん収穫の季節。

みかんも今年は不作である。
ところが、不作に追い討ちをかける出来事が
我が地方でも起こっているのである。

イノシシの被害である。
イノシシの被害で収穫予定量が
例年の1割にしかならないと嘆く農家が殆どである。

原因は、夏の猛暑による餌不足も重なり
みかんをイノシシは食糧にしているのである。
イノシシは、キバと足でみかんの皮を
上手に剥き、皮は畑に散乱。

みかん農家の人が畑に入ると散乱した皮ですべり、
特に斜面の畑では怪我人もでる始末。
それに、果樹が折られるケースもあり
農家の悩みは深いのである。

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我が家も例外では無いのだが、まだ被害が少なく
ようやく出荷できたのである。
勿論、例年の収穫量には程遠いのであるが、、、。

この量でもご近所の農家からは
羨ましがられるのである。
「まっちゃんとこ羨ましいわ。
 みかんが黄金色やな~。」

その農家は柿に被害は無く、柿で儲けたはずである。

皆、喉元過ぎれば。である。

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という訳で例年よりかなり遅いが、我が家のみかん。
選果場へ初出荷したのである。

さてさて、商品として誰が買ってくれるのか。
不安ながら多少なりとも収穫の喜びをかみしめた
初冬の昼下がりである。

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【倉庫で選別。商品価値のある「みかん」を選果場へ運ぶ。】

※本日、私の○○回目の生誕日。嬉しくもあり嬉しくもなし。

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「師走、空き巣にご用心。」

2010年12月03日 | masaringの内緒話

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【師走初旬の早朝。特急にとび乗った。さてさて行き先は?】

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早くも師走である。何かと忙しい師走である。
この時期、ちょっとした不注意。空き巣はそれを見逃さない。

12月の初めの深夜、自宅の電話が鳴った。
電話の相手は愛知に住む娘からだった。

「さっき、10時過ぎに仕事から帰ったら部屋が荒らされてる。」
泣きながらの電話であった。
仕事柄彼女、アパートへの帰宅時刻は毎晩午後10時過ぎだ。

帰宅したら玄関のオートロックが開いていたという。
室内灯をつけたら、部屋が荒らされていたというのだ。
「警察に通報したんか?」(私)
「まだ~。」(娘)
「すぐに、通報せ~よ。」(私)
「はい。《泣き声》」(娘)

しばらくして、こちらから電話を入れる。
「今、警察から4名来て現場検証と事情聴取されてる。」(娘)
0時半、娘から電話が入る。
「今、終わったけど隣にも空き巣が入って被害に遭って
  通報したみたい。警察、隣に移動したわ。」
(娘)
「明日、お父さんに行ってもらうから気を落ち着けて。」(奥さん)
と、いう訳で早朝、自宅を出発。愛知県に向かったのだ。

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午前11時。娘と対面。気を取り戻していたが生気が無い。

調べた結果、500円玉を貯めていた貯金箱(10数万円)と
貴重な指輪が盗られていたということだ。

警察曰く。「通帳やキャッシュカードは足がつく。パソコンは
目立つのでプロは盗らない。」
そうである。
この時期、この手口が多いそうだ。警察もこの手の事件の
連続で右往左往の毎日だそうである。

師走。毎日戸締りをして出かけているつもりでも
忙しさで不注意。娘もベランダの鍵をかけ忘れて
出勤したようだ。格好のターゲットになったようだ。

色んな契約書も散乱していたのだが、それには触れず
現金等、すぐに生活の足しにするものばかり。不況のせいだ。

でも、玄関ドアの暗証番号を知られたとしたら拙いので
管理会社に通告して来てもらい、暗証番号の変更をした。

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【都会でもシャッターを下ろしている商店街。不景気なんだね。】

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不景気のこのご時世。空き巣は狙っているんだね。
もし、空き巣とはちあわせしてたら命の危険も、、、。
今回は不幸中の幸いだ。

次の日、娘は早朝から東京出張だという。
居酒屋で娘と二人。「不幸中の幸い、励まし会」と称して
酒盛りをしながら人生について、多いに語り合ったのだ。

娘との別れ際、娘から出た言葉。
「今日は遠い所から、そして朝早くから、ありがとう。
  ほんまに、とっても嬉しかったよ。」

事件で仕事を休んで、駆けつけたこととは裏腹に
親として、貴重な体験をさせていただいたと感謝した
師走のある日の出来事でありました。

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【都会のイルミネーションは、何かを語っていると思いました。】

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