林 住 記

あしたはあしたの風が吹く

暗い月曜日

2016-09-26 | 病院巡り

庭で転びかけた時、右足の脛を強打してから24日。
脛の痛みは触らなければ感じなくなり、足指や踝周りのゾッとする黒痣は大分薄くなってはきた。
しかしどうしたことか、足指の付け根から甲にかけてが腫れあがり、左足と較べると土色にテカテカと光っている。
もちろん、痛みもあるし、足首から先が麻酔をかけたような不快な感覚が続いている。

ああ、これは一体どういうことなのだろうか。この先が不安だ。

10日前には凸凹さんたちが様子を見にきた。帰り道は遠回りして、足の病に霊験あらかたな子の権現へお参りしてくれた。
4日前には団地に住む切株さんが、食料品を買い集めてくれ、きょう午後にも、また来てくれる。
きのうは多峯主山から山じぃが下りてきて、植木鉢に水遣りをしてくれた。
本当に、本当に有難く、嬉しかった。

これまで整形外科には3回かかっている。
骨折の有無を調べるために、初回と前回の2回X線撮影をしたが、やはり、骨に異常はなかった。
前回は検温と血液検査をしたが、問題は無いと診断された。

薬は朝晩の鎮痛剤と、日に数回塗布する鎮痛消炎ジェルしか出されておらず、自然の回復を待つしかないそうだ。

......ったく、泣きたいね。というか、泣いてます。

毎日、新聞と積んでおいた本を読み、TVを見て、居眠りをするか林住記を書くだけだ。
それもそろそろ苦痛になってきた。

雨が続き、暗かった九月。十月になれば足は治り、秋晴れになるのだろうか。

切株さんが来てくれる前に、これから4回目の整形外科へ行ってきます。
雨傘を杖に、ぴたこんぴたこんと足を引き摺りながら、軽に乗り、慎重に運転して。

  以上、泣き言を並べてごめんなさい。
   打撲傷は長引くとどこかで聞いたけれど、こんなに長引くとは思わなかった。ふぅ......。

   9月からの写真は、全て在庫品です。

   160926

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兼好法師の正体

2016-09-23 | 拍手

徒然草と兼好法師を知ったのは高校生の時だった。
あの頃の兼好法師は、毎日が退屈でうんざりしている坊さんだった。
家は夏向きに建てるべし、とかなんとか小うるさいことをいう坊主だなぁ、ぐらいしか印象はなかった。

ところが、随筆家・酒井順子の随筆兼解説本「徒然草REMIX」によると、全然違うんですね。
兼好は、周囲の人々の言動を鋭く観察し、自分のことは棚に上げ、批判悪口雨あられ。大変な毒舌家なのだった。
自分が属する貴族階級以外の人間はごみ同然。何とも嫌味な坊さんだった!

ただ著者の達者な筆捌きで、隣はご免だが、何軒か先にはこういう偏屈じいさしがいるのもいいと思えてくる。



兼好法師が一目も二目も置いている清少納言を登場させ、対談をさせているのには吃驚した。
二人は直ぐ仲良しになったが、兼好法師は清少納言に押され気味。

紫式部さんが「自慢ばかりする嫌な女だ」と貴女のことをボロクソに書いてますね、と清少納言を挑発する。
清少納言は受けて立ち、紫式部と兼好法師を散々に切り刻み、

  書いてしまった悪口は残るからね。
  
あなただって本当は自慢したがりなんだから、私みたいに素直に自慢すればいいのよっ。
  あの紫式部だって、もっとオープンに自慢していれば、後世の人に「性格悪~っ」って思われないですんだものを。

  だ
んだん紫式部さんが可哀想になってきた。

  なんですって?

  いや、何でも........(落涙)

と、こんな調子。

また著者は徒然草をばらばらに分解して、

  あらまほし・愚か・わびし・あはれ・くちおし・心にくし・はかなし・をかし・つれづれ

など多用されている言葉から、兼好法師の本音に迫っている。同じ手法で、

  女・老い・いにしえ・子供・自慢・身の程・仏教

などからも、根は女好き・子供嫌い・特権意識が強い・保守主義者など兼好法師を裸にする。

酒井順子の文章は大変なイマ風で、例えば有名な冒頭の「あやしうこそものぐるはしけれ」は、

  何をしてるんだかなぁ、俺

となるんでした。

また兼好法師とブロガーとの共通点の考察も、ドキッとさせられる。
胸に手を当て考えてみると、僭越ながら森生だって、兼好法師と同じ動機で「林住記」を書いているのである。
ただ「徒然草は」何百年も残り「林住記」は1日か2日しかもたないのね。勿論、教科書なんかに載るはずがないよ。
著者によると、それは〇×をはっきりさせないのがいけないらしい。

 

この本を実はあまり期待していなかった。酒井順子という随筆家を知らなかったので。
ところが読み始めるとぐいぐい引き込まれ、大いに笑うことができた。
じじばばブロガーは、読んでおくべき本です。

160923A

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愛ちゃん

2016-09-23 | 拍手

    

   愛ちゃんが結婚していた。

ニッポンのオリンピック選手は、弱虫のくせに態度がデカイし、オリンピックが嫌いだから関心はない。
しかし、愛ちゃんは別である。

福原愛ちゃんは、泣き虫愛ちゃんの頃から見ていて、よその子だけど可愛い子だなぁ、と思ってた。

そしてこの頃、随分逞しくなったなぁ、と少し眉を顰めていた。
でも、記者会見に臨んだ和服の愛ちゃんは、吃驚するほど綺麗になっていた。
眩しいほどアデヤカになっていた。

お互い、随分と長い年月が過ぎ去ったんだなぁ........。
とすこしホロリとする。

隣にいたオット君が、これまた若くて美形で、いささか不愉快である。(だからカレの姿は記念写真から削除します)
嗚呼、ニッポン卓球界は何をモタモタしてたんだぇ?

でもまぁ何はともあれ「おめでとうございます」と書かなくてはなるまい。

160923B

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敢闘賞を

2016-09-22 | うわごと

JR総武線佐倉駅で、事件は起きた。
停車中の電車の運転席の扉を開けて、運転手52歳が、線路上に放水したのである。
目撃者がJRに通報。可哀想に運転手は大目玉を食らい、実名は出されなかったものの、NHKはじめ全マスコミに報道された。

こういう場合JRの決まりは、本部に報告してから最寄りのWCを使うことになっているとか。
だけどそんな悠長なことをしていたら、間に合わないかもしれないし、電車は遅れる。

運転席に拘束される時間は2時間だったそうだ。
分からない人には分からないかもしれないが、切羽詰まったらもぅ我慢できず、凄く辛いのよ。
決まりを守っていたら電車は遅れ、運転手は人事考課でマズイことになるかもしれない。乗客だって大迷惑だ。

JRはそういう守りにくい決め事よりも、お洒落な尿瓶を開発し、全ての運転室に常備すべきである。
そして、イザという時には森生にも使わせていただきたい。

同じ悩みを抱えるじじぃとしては、この運転手氏に同情を禁じ得ない。
放水は決して褒められることではなかったが、その行為を目撃されたのが不運だった。

運転室内に臭い水溜りを作らず、定時運転を守ったこの運転手氏に、むしろ敢闘賞を差し上げたいくらいだ。
そして、それをガマンしなくていい職場に、異動してあげよう。

写真は江ノ電の運転席らしいです。

160922

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これから

2016-09-21 | 林住期

足指やかかと周りのぞっとする黒痣は、色が少し薄くなってきたようだ。
しかし右足全体はまだ腫れている。抜歯の際の麻酔をかけられたような状態で、自分の足とは思えない異様な感覚だ。
そして室内を伝い歩きする時、右足に体重が乗るとズキンとくるし、腰掛けていても時々チリチリと痛む。
就寝時布団の中で、木偶の棒になった右足の置き方をあれこれ試行しているが、結論はまだ出ていない。

夜間、厠に起きる時が大変で、段取りを考えながら、枕元に置いた椅子にしがみ付き、やっとの思いで立ち上がる。
この間、漏れそうになり、ハラハラさせられ大きな溜息を漏らす。

6時頃目が覚める。寝足りないので、布団の中でうつらうつらしながら、1時間近くもTVを見る。
やっと布団から出て立ち上がり、着替えをし、1階に下りるのに
2~30分はかかってしまう。
だから毎朝が憂鬱である。

それでも、これまでに3回、病院の整形外科へ行った。
勿論、坂道を徒歩では往復できないので、車を慎重にも慎重に運転して。
また、折角車に乗ったのだから、食品を補充するために、山向こうのスーパーへは2回買物行った。
だが、食料品も底が見えてきた。肥るので食事制限をしていても、減るものは減る。

右脛を強打してから3週間になる。傷は、腫れは、痛みはどうなるのだろうかと不安である。
明日はあしたの風が吹くなどとうそぶいていられるのは、五体満足だったからなのだと気が付いた。
風といえば、台風16号の動きに緊張したが、幸運にも雨風は全く大したことはなかった。

怪我がこう長引くとは思わなかった。
今後、足腰は更に弱るだろう。これからの生き方、室内や庭の配置なども真剣に考えなければなるまい。

ご町内の切株さんに、買物代行を頼もうと思う。
自力でやり抜くつもりだったが、人のご厚意に甘えることもそろそろ必要だろう。

昨日、整形外科医は、見落としているおそれがあるのでと、足首のX線撮影をした。結果は大丈夫だった。
腫れが退かず、足の甲が更に腫れて痛むのはクラッシュシンドロームかもと、血液検査をしたが異常はないそうだ。
常用中の血栓予防薬の所為ではないか、ということだった。素人考えだが加齢も原因だろう。

160921

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良き友

2016-09-20 | 林住期

脛に怪我をして、早くも2週間余りが過ぎた。1日が長く2週間余りも長い。

猫額亭に閉じ篭っている間に、大学病院の予約を無断でキャンセルした。筍の癖に生意気な先生だ、もう行くもんか。

会社仲間の写真展に便乗した昼食会も欠席し、残念無念だった。
飯能の奥地にある穴場訪問は、不参加を連絡した。

痛いところを抱え家に垂れこめていると、お先は真っ暗に。ますます悲観的になってくる。
石原慎太郎じじぃには猛烈にハラが立つ。ヤツは重大犯罪人だ。蓮舫に期待はできぬ。
永年積んでいた本を読みはじめても、アタマに入らない。

そんな中で慰められたのは、友だちからの電話やメールだった。

同じ団地で、安否確認をしてくれる切株じぃさんは、買物代行をしてあげる、と。
凸凹じいさんたちは、様子を見に行くから、少し良くなってれば穴場に連れ出すからね、と。
ところじぃさんは、ブルーレイビデオを送ろうか、と。
山じぃさんは、山歩き用の杖なら2本あるよ、と。
先輩は、早く快気祝賀会をしようね、と。

う・うっ・嬉しいね。
世の中、まだ捨てたもんじゃない、と泪がこぼれるのだった。

いま読んでいる「徒然草REMIX」という文庫本によると、兼好法師はこう書いているそうだ。

  よき友三つあり 一つは物くるる友 二つは医師(くすし) 三つには知恵ある友

まだ痛くて泣いたり怒ったりしている落ち込みじじぃは、四つ目に、

  励ましの便りをくるる友

を謹んで追加させていただきます。あ、そうそう、林住記を欠かさず読んで下さるあなた様も、です。
この本の著者である随筆家・酒井順子さんは、医師のほか弁護士を追加していて、これは笑えますね。
なお、兼好法師は「友とするにわろき者」も挙げているとか。それは、

  若き人 病なく身強き人

などであるらしい。
若き人は性別性格など条件次第だが、頑健な人については全く同感です。

                                            

「徒然草REMIX(新潮文庫)」については、じっくり読んで頭に入ってから、感想を書きたいと思っております。
黒い硯箱は、大滝漆器店さまの「村上堆朱木彫硯箱木蓮」です。

160920

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下流老人

2016-09-19 | 先輩のお言葉

今日は敬老の日だった。

刺激的な題名で、20万部以上も売れたという「下流老人」を、まだ読んでいない。
関心はあるが、わざわざ暗い気分になることもあるまい。明日のことを思い煩うことなかれだ、と。

9月17日付朝日新聞土曜版に、下流老人を著した藤田孝典さん34歳が紹介されたので、これを読んでみた。

まず「下流老人」とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、またはその恐れがある高齢者」と定義するそうだ。
現在6~700万人いると推測し、近い将来、高齢者の9割が下流老人になると警告している。

  従来わが国では、下流老人に転落するのは自己責任と考えられているが、本人がいくら努力しても貧困に陥る社会構造がある。
  普通の人たちが病気、介護、離婚など一つの要因で、あっという間に破綻することが多い。
  その背景には、核家族化、高齢化、婚姻率低下、格差拡大、雇用悪化など社会自体の変化がある。
  また社会保障、福祉政策や機能がそれについていっていない。大半の福祉サービスは申請しないと受けられない。

以上は、学生時代から始めたホームレス支援活動から、現在のNPO法人活動に至る十数年間の体験から確信したそうだ。
そうして、下流老人にならないための個人的な防衛策を挙げている。

  プライドは捨てる。
  利用できる制度をもっと知っておく。
  地域の人々と交流する。
  社会を変えるために、声を出す。

森生の現在の生活は「中流の下」といったところだろうか。
だがもしも大病に罹ったり、大きな自然災害に遭ったりしたら、間違いなく下流老人に転落するだろう。

これまでは、市から新しい保険証が送られて来ても、同封の説明書を読まなかった。
市の広報誌に福祉関係の記事が載っていても、無視していた。
先ずはこの辺から改めなくてはならない、と思う。

その次にできることは.........。ない。
敬老の日。何がめでたい。

藤田孝典さんは、NPO法人ほっとプラス代表理事です。

160919

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鎌倉自慢

2016-09-16 | 遠い雲

森生は、鎌倉生まれの鎌倉育ちであります。
会社勤めを始めて以来、出身地が話題になるたびに「鎌倉っていいところだねぇ!」と羨ましがられた。
正直いい気分で、その時だけ低い鼻が少し高くなったものだ。


そのためだろうか、この前しゃもじぃに友だちを紹介され、すっかり打ち解け、故郷の話題になった。
森生はさらりと「鎌倉生まれの鎌倉育ちで、先祖代々の墓も、まだ鎌倉にありますよ」と。
しゃもじぃの友だちは予想どおり「おや、いい街のご出身で」と言い、更に続けた。

  実はね、うちの娘が鎌倉に嫁いでるんです。

  ほぅ、鎌倉ねぇ。鎌倉のどこですか?

  鎌倉市城廻(しろめぐり)です。

  へっ、城廻? あちらは鎌倉じゃありません。戦国時代に玉縄城があり、鎌倉郡玉縄村城廻。草深~い田舎でした。
  今は新興住宅地かもしれませんが、鎌倉市の辺境です。藤沢市の外れに接してるんじゃないですか?

  そうだ、思い出した。誰もがひもじかった小学生の時、同級生全員で、あの辺に行ったことがあります。
  へとへとに歩き疲れて、大きな農家に辿り着き、味噌と野菜を頂いた。
  小学校に戻ってきて、先生が味噌汁にしました。

  あの時の味噌汁は、塩辛かったなぁ........。

  今でも思い出しますよ、あはははは。

結果はもちろん、しら~っ。

生まれ育ちは鎌倉といっても、実は北鎌倉です。
JRの駅名が北鎌倉なので、山ノ内という本来の地名より、今では北鎌倉の方が通っている。
元は鎌倉郡小坂村山ノ内。生まれ育った頃は大船町山ノ内。その後鎌倉市に合併された。

町内には建長・圓覚寺の大寺院を筆頭に、有名なところでは浄智・東慶寺や明月院がある。
木々が鬱蒼と茂る街道沿いの古い町には、東京から疎開してきた、著名な作家・芸術家・学者が多かったようだ。

だが、旧鎌倉市内の旧家の人からすれば、

  北鎌倉? ふんっ、長い巨福呂坂のむこう側じゃんか、片腹痛いや。

だったろうけど、鎌倉旧市内の住民の殆どは、戦中戦後のドサクサ新住民なので、そんな差別を受けた記憶はない。
それどころか、森生の祖母の昔話では、

  昔はね、急な巨福呂坂を越えて、雪ノ下や西御門からは農家が野菜を、由比ヶ浜からは漁師が魚を売りに来たものさ。
  今、女学校がある裏山には狐が棲んでいて、夕方になると、鳴き声が聞こえてきたけどね。

ということで、鎌倉よりも北鎌倉の方がホンモノの鎌倉なんだ、と刷り込まれていたのである。

この度「京都嫌い」を読み、洛外で育った井上章一先生の、洛中の京都人に対する憤懣を知った。
そしてしゃもじぃのお友だちには、大変な失礼をしたことに気付いた。
城廻はきっといいところでしょう。間違いなく鎌倉市内です。ごめんなさいね。

上の写真は北鎌倉女子学園(同校HPより)
下はGW時の北鎌倉駅と円覚寺前の雑踏(絵的生活さまから拝借)
そして豊島屋の鳩サブレ。

160916

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京都嫌い

2016-09-15 | 拍手

いま評判の朝日新書「京都嫌い」。
筆者は現在の京都市右京区嵯峨で育ち、京都市南の宇治市に住んでいる井上章一先生で、本業は建築史家である。
関東平野の西端に住む森生には十二分に「京都の人」に見えるが、京都市の中心部で生まれ育った「京都人」から見れば「田舎者」。
うっかり「京都生まれで京都育ち」などと言おうものなら、蔑まれ、窘められ、イケズされるらしい。

筆者は京都人に対する積年の恨み、嫉み、僻みを、まったりこってりとふて腐れ気味に書いている。
持って回った少し不思議な文章は笑いを誘う。こういうヒネた井上先生、好きです。

祇園はじめ上七軒など京都の花街は、実は、莫大な拝観料に支えられた遊び好きの坊さんのおかげで、面目を保っている。
南禅寺や建仁寺など有名寺院は武将のホテル代わり。江戸幕府に保護されて、現在の十数倍の境内地を所有していた。
筆者が育った嵯峨の里は、嵯峨天皇や後醍醐天皇が愛した土地で、京都の副都心としての役割を果たした。
明治維新は決して無血革命ではない。会津や西郷隆盛の薩摩での殺戮を見よ。

等々、へ~な史実を解き明かし、話題は南朝支持、靖国神社への疑問、天皇の京都帰還反対、嵯峨の里自慢に及ぶ。

洛中の「京都人」への反感を露わにしながら、嵯峨や宇治よりも京都市から遠い亀岡市や長岡市を、蔑んでいる矛盾。
この矛盾は嫌いな嫌いな京都人によって育まれた、とか。
日本人は京都をちやほやし過ぎる、のだそうだ。

この本は、じぃさんたちが集まった時のウンチクネタとして、役に立つ「京都嫌い」どすぇ。

160915

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疑惑の豊洲市場

2016-09-14 | やぶにらみ

怪我で身体を動かすのが辛く、日中はTVばかりを見ている。

どの局も豊洲市場のインチキ工事を延々と放送しているが、内容は殆ど同じだ。
埼玉県民なので都民税は払っていないが、都庁の役人のあまりの無責任さに、無性に腹が立つ。

役人たちは信頼を回復するためにどうのこうのとほざいている。
担当部署に役人が何人いるか知らないが、全員をクビにしてしまえ。

施設の地下空間に溜まった水の分析をするために、共産党が水を汲もうとしたら、役人はこう言って制止したそうだ。

  都有地内に溜まった水は、東京都の所有物だから、持ち出しを許可できない。

いやはや、こういう役人は縛り首にして、獄門に晒すべきデス。

ごく狭い面積で、汚染土壌の入替えを忘れたのなら、まぁ厳重注意・減給くらいで赦してやろう。
しかしこの度の誤魔化し工事は、面積が全体の3分の1にもなるらしい。

ところで、この不祥事はどういう経緯で発覚したのだろうか。
内部告発者がいたのか、共産党の内偵調査の成果か、何なのかをはっきりして欲しい。
  (施設断面図1階床下の不自然な横線に気付いた外部の技術者が、地下空間を割り出し、共産党が調査に乗り出したらしいが.....)

設計図の完成・工事の落札・工事中の各段階で、何故誰も気付かなかったのだろうか。
施工業者は、言われるままに、工事をただ行っただけか。落札率99.9%という談合疑惑説もある。

土壌汚染対策に関わった有識者・学者たちも無責任で無能である。
そして結局、マスコミも無能・無責任だったのではないか。
マスコミはこぞって、鬼の首を獲ったように都庁を責め立てているが、都庁詰めの記者連中も、全員入れ替えてしまえ。

それに、この不祥事の遠因は、例の東京オリンピックにありそうだ。
小池都知事に対して、オリンピック道路建設工事の遅れを牽制した、森喜朗の感想を聞きたいものだ。
石原・猪瀬・舛添たち元・前都知事にも。

160914

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理髪店より林業

2016-09-13 | 拍手

直木賞を受賞した「海の見える理髪店」と「神去なあなあ日常」の続編「神去なあなあ夜話」を読んだ。

理髪店の方は、心にキズを負った老幼男女が、いろいろな出逢いを経て、癒されてゆく6本の短編集だ。
昔、朝日夕刊で愛読した「愛しの座敷わらし」の作者・荻原浩らしい、技巧を凝らした、気持ちのいい6話である。

夜話の方は、お仕事小説が得意な三浦しをんによる、本邦初の林業小説であり、青春小説であり、エンタメ小説である。
前編「日常」では、母と教師の企みで押し付けられた林業にも、物凄い山奥の神去村にも、何かと斜に構えていた平野勇気19歳。
20歳になった「夜話」では、神去村と林業の魅力に目覚め、意気軒高。年上の女教師と、ななんと「キキ・キス」ができた。
そして、村の個性的な住民の人生や、村のしきたり、迷信とは言い切れぬ言い伝えを、共感を以て見つめ、報告してくれる。

2冊ともさらりとして面白く、一気に読み終えた。
ただ、理髪店は、へぇそういうことですか・なるほどね、でお終い。
夜話は、一癖も二癖もある老人が3人も登場し、3人とも現役。誰からも敬われているのが愉快である。
勇気と、滅法気が強いマドンナとのギクシャク・ラブの行方が気になるので、是非、続々編を上梓して欲しい。

出版業界では本屋大賞より直木賞の方が格上なのだろうが、森生には本屋大賞候補だった日常と、続編の夜話の方が面白かった。
だから、買うなら1冊というなら、断然「神去なあなあ夜話」の方ですね。日常の方は既に文庫本もあります。

小説の詳しい内容はこちらをどうぞ▼
海の見える理髪店神去なあなあ日常神去なあなあ夜話 

160913

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痛い痛い痛い

2016-09-12 | 病院巡り

の向う脛を強打して1週間。傷はちっとも良くなりません。
痛い。とにかく痛く、まだ痛い。

右足は5本の指も、踝の周囲も、青紫色のまだら模様になり、全体に不気味な色に腫れて、艶々してきた。

負傷後3日目で、やせ我慢も限界。
やっとの思いで車を出し、病院に辿り着き、整形外科の先生に診てもらった。

幸い骨折はしていなかった。
先生はちらっと一瞥しただけ。痛い傷を触りもしなかったのは幸運だろうか。

先生は鎮痛剤と鎮痛消炎軟膏を出してくれた。
ただそれだけで何の説明もないので、じじぃがへりくだり、色々な質問してみた。
  近頃のお医者さんて、概ねむっとしたまま。不機嫌ですなぁ。ヒポクラテスの誓いをしていないようだ。
  ま、折角治してやったって、先が短いじじばばばかりだから、仕方がないかもね。

そして、ぼそりと答えてくれたこと。

  動くところは動かせ・痛い所は動かすな・足は上に上げておけ・傷は冷やせ・痛みが治まらなければまた来い。

ごもっとも。
だけど、ベッドの上で寝た切りならともかく、足を上げとけなんてなぁ。実行できるわけがないじゃないか。

歯医者が出す鎮痛剤は、普通3日分だが、この先生は2週間分出してくれた。
朝晩忘れずに飲んで、あと1週間分残っている。ということは、あと1週間は痛む見込みなのかぇ? 参ったなぁ。

右脚は足の甲だけでなく、膝から下が全体に腫れている。
時々、生きてゆくために、家の中をよろよろそろそろと移動するきょうこの頃です
それにしても、痛い。

160912

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真相は差別

2016-09-09 | やぶにらみ

自民党の処分を恐れず、小池百合子さんを盛大に応援した、ヤメ検で弁護士、口髭の若狭勝先生です。
先生は衆議院議員だった小池百合子新都知事の選挙区(東京10区)での補欠選挙に打って出るそうだ。

あれっ、若狭先生は既に衆議院議員だったんじゃないの? なんでわざわざ議員辞職して、再度、議員に挑戦するんだぃ?
と思っていたら、その真相が分かりました。

     

若狭先生。衆議院議員ではあっても、比例区で当選した衆議院議員だった。
ところが可哀想に、比例区当選議員は、選挙区当選議員から甚だしくサベツされているそうだ。

   あんたらは住所不定のCランク議員である、ふんっ。
   比例区
議員の議員バッジの色は変えるべきだ、けっ。

などと。これ、昼間の報道番組で、時事通信社解説委員・白髪の田崎史郎氏のバクロです。
司会の恵俊彰さんも吃驚していたけれど、なぁるほどなぁ、これでよく分かりました、かぼちゃにも色々あることが。
若狭先生は、口髭くらいでは塞げない心のキズを、負っていたんですね。

     

ところで、反東電・反原発知事の泉田裕彦新潟県知事が、急遽、次の知事選に立候補しないことを表明したそうだ。
理由は地元の有力新聞・新潟新報が、泉田知事の言い分を記事にしないからだそうだ。

これも不思議な話ですね。駄々っ子じゃあるまいし、なんでそんなことで立候補を取りやめたのか?
真相は奈辺にあるのでしょうか?

      議員バッジです。ヤフオクで中古品が、119000円で落札されました。

      160909

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怪我

2016-09-08 | 林住期

庭で草毟り中に怪我をした。ひどく痛い。

狭い植え込みの中で立ち上がり、一歩足を踏み出した途端、よろめいた。
咄嗟に植木に凭れ転倒は免れたものの、右脛で置き石を思いっきり蹴り、薄い脛肉に石の角を食い込ませてしまったのだ。

  ここ数年、よろめいたりふらついたりすることが多い。
  高血圧の薬の副作用に、加齢現象も加わっているんでしょうかね

グキッと石の角が食い込んだ時は猛烈に痛かった。
しかし立ち上がれるし歩けるので、骨折したわけではない。脛が凹んだだけで出血はしなかった。
痛いのを我慢し1時間ばかりキリがいいところまで作業を続けた。

作業ズボンを脱ぎ、シャワーを浴びる時、もう一度脛を確かめたら、凹んだところは腫れてきた。
腫れを見たら、風呂場で立ったりしゃがんだりすることができなくなってしまった。

就寝時、寝床に横たわる時には、脛は棍棒のように膨れ、もういけません。

翌朝、じっとしていれば痛まないけれど、脛の筋肉が少しでも動くとイ・テ・テ・テ・テ。
伝い歩き、よろよろふわふわとよちよち歩きをしております
なにしろ、弁慶の泣きどころだもんね。痛ーい

この程度では医者へは行きません。
塗り薬として、サロンパスかバンテリンがいいんでしょうかね。
明日は買いに行けるか、とやせ我慢

160908

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脳が壊れた

2016-09-07 | 拍手

鈴木大介著「脳が壊れた」は、中高年の方々にお勧めしたい新潮新書である。

フリーのルポライター鈴木大介は41歳の若さで、右脳に脳梗塞を発症した。
身体の左側への後遺症は軽かったものの、一見して他者には分かり難い高次脳機能障害が残ってしまった。

高次脳機能障害とは具体的にどういうものか、リハビリはどう行うのか。
前半は、次々と自覚することになる障害と、その自殺を考えるほどの辛さなどを、体験者として縷々明かしている。

後半は、若くして脳梗塞を発症した原因の、大胆な自己分析である。
著者は原因は過労であり、それは

    背負い込み体質・妥協下手・マイルール狂・働き中毒・吝嗇・善意の押し付け

など自身の悪い性格の結果であり、自業自得だったとしている。
ヤハイ! これって鈴木さんほどではないが、森生にもそういう傾向があると思った。

夫人のちゃらんぽらんな性格や、脳腫瘍摘出前後の惑乱をも赤裸々にし、著者が家事まで背負い込んだ経緯を明かしている。
実の両親との疎遠と、夫人と義母に大きく助けられた実情をも述べていて、胸に迫る。

著者にはすぐ泣く感情の暴発や、相手を凝視し続けるという他者に不快感を与える高次脳機能障害がまだ残ってはいる。
しかし新書を一冊書き上げるまで回復した。そして将来を見据え、自己改革に舵をきった。
それは41歳というまだ若い体内諸器官と、夫人と義母の献身的な支援と、ルポライターという職業によるものだろう。

文章は明快である。深刻悲惨な話であっても、つい笑いを誘う雰囲気を醸し出している。
脳梗塞はいつか、誰にも発症するかもしれない恐ろしい病である。
この病を知り、予防するために、ご一読をお勧めします。

最後に、夫人から読者への挨拶が載っている。僅か8頁の短文ながら、のほほんと物事の本質を把握し、愉快な名文です。
この人、決して「馬鹿嫁」なんかではない。

挿絵は横尾忠則の「Y字路」です。

160905

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