
デローザ・アイドルにゃ。
前のスコット・アディクトよりもこいつの方が優れている、というわけではない。色とデザインがワシの好みだから。ただそれだけにゃ。
それでも、一応いろんなところでこいつのレビューは読んでみた。「見かけによらずピュアなレーサー」というのがだいたいの評価だったが、「見かけ通りのラグジュアリーな自転車」というのがワシの評価にゃ。
まだ信号機の多い市街地でしか走っていないが、発進加速は明らかにスコットの方が上。もしかしたら、スチールのコルナゴ・マスターXライトにも負けるかもしれない。デローザの紙のカタログによると、アイドルのフレーム重量はサイズ54.5で1.2㎏。カーボンにしては重い。ワシのはサイズ52だから、ほとんど同じ重量だろう。重ければ遅くなるというものでもないが、こいつの場合はそのまま発進加速に影響が出ている感じにゃ。この分だと、たぶん、ヒルクライム性能も・・・。
だが、スコットよりも優っている点はある。ハンドリングが安定している。スコットは軽過ぎて、普通に市街地を走る時も神経を使ったが、こいつはそんなことはない。
もう白石峠でタイムアタックをすることもないのだから、ワシには速さは必要ないのにゃ。そんなことよりも、こいつに乗っていれば意識の高いIT企業の社長に見える。たとえば峠の上りで苦しんでいる女性サイクリストに、「僕が牽きましょうか」と声を掛ける。「あれっ、ずいぶん重いギアを使ってますね。・・・エッ、真波クンのまねがしたかった? バ・・・、いや、おもしろい人だなあ、ハッハッハッ!」 そんなこんなで2人でてっぺんをクリアした後は・・・。うぷぷっ、楽しみにゃ。
余談だが、デローザの紙のカタログによると、プロトスのフレーム重量はサイズ49で1.1㎏。キングXSはサイズ45で0.88㎏。SKピニンファリーナはサイズ50で0.98㎏。最上位モデルのプロトスがけっこう重いのが意外だが、たぶんアイドルとは全然違うタイプの自転車なんだろう。
驚いたのが、ネオプリマートのフレーム素材が、マンモリ ( わかる人にはわかる ) のレイノルズ631だという点。コロンバスじゃないのか。ラレー・カールトンと同じだが、値段は倍以上違う。だれか、乗り比べをやってくれないかにゃ。