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を読む。ミルチア・エリアーデ著。ちくま学芸文庫。
「行為の果実を放棄すること」。「バガヴァッド・ギーター」における、クリシュナ(ヴィシュヌ神)の教え。「非人格的に、激情も欲望ももたずに、まるで他人の代理であるかのように行為せよ。そうすればカルマ(業)から逃れられる」。このように現世での行為を認める点で、ヒンドゥー教は現世忌避の仏教と異なる、という。だが・・・・・・。
あれだけの人口があって、どうしてインドはオリンピックでメダルが獲れないのか。その原因がわかったような気がするにゃ。
一般に、「インド・ヨーロッパ民族」というが、インド人が考え出したヒンドゥー教や仏教が「東洋思想」とされるのは、どうしてなのだろう。ヨーロッパ文化の基礎と考えられているキリスト教も、もともとはセム人の宗教だ。東洋と西洋の区別は、かなりいい加減なものなのかもしれない。