8月の終わり

2015-09-01 18:09:30 | Weblog

 やっと8月が終わった。全体主義とはどんなものか。それを体験できるという意味では、有意義な月だった。そう、この月は、ひとつの空気で満たされる。

 今年もさまざまな言説が展開されたが、一番ばかばかしかったのは、TBSラジオで北丸某が述べた、「日本航空の社員は、たとえ新入社員であっても墜落事故と向き合わなければならない。それと同様に、日本人も過去の歴史と向き合わなければならない」、というヤツだ。

 日本航空の社員は、自分の意志で会社を選んだ。だが、個々人は、国を選んで生まれることができない。それなのに、生まれる前の事柄についてあれこれ非難するのは、一般道徳に照らして不当なことだ。
 このわかりきった事実を無視して、過去の歴史と絡めて日本人を非難することは、「歴史ハラスメント」として逆に非難されるべきだろう。

 それでも過去の責任を追求したいのなら、バカ正直なやり方ではなく、電通あたりに相談して、何か遠回しでさり気ないやり方を研究すべきだろう。

 
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