人は話し方が9割

2021年03月17日 21時29分32秒 | 読書
人は話し方が9割(著:永松茂久)より

〇話している相手を否定しなければ、相手もあなたを否定しなくなる
 全肯定
 否定のない空間に身を置いて、自己肯定感を高める

〇3つのルール
  コツ1 否定禁止
  コツ2 笑顔でうなずく
  コツ3 プラストーク「人をほめること」「感動した話をする」「今の現状を良くしていこうとすること」

〇コミュニケーションの達人だけが知っている三大原則
  ①人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物
  ②本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している
  ③人は自分のことをわかってくれる人に好意を持つ

  →つまり、人は自分に深い関心を寄せてくれる人を好きになる

〇話し方において一番大切なことは、聞くことである。
 相手を理解することからすべては始まる。まずは相手の話をよく聞くこと

〇顔の表情、声の表情、体全体の表情
 →笑顔で聞き、自分の感情を言葉に乗せ、身振り手振りを使って相手にリアクションする


〇拡張話法-相手の話を広げる
 ①感嘆詞-相手の話を聞いたときに受ける感銘の表現
  「へ-!」「ほー!」「え-!?」「うわあ-!!」「わ-ハートマーク」「そうなんですか-笑顔マーク」
 ②反復-相手の話を繰り返す
 ③共感-相手の話に感情を込めて理解を示す
  「わかります」「大変でしたね」「よかったですね」「つらかったですね」「よくがんばったね」
 ④賞賛-相手を評価する
  「素敵!」「すごい!」「さすがだね♪」
 ⑤質問-相手の話を中心に展開させていくためにその後を追いかけて聞く
  「それで、それで」「そこからどうなったの?」「ねえ、もっと聞かせてよ」「今は大丈夫?つらくない」

〇拡張話法のリスト化
 「そうだよね、わかるよ」
 「大変だったね」
 「そうなんだー、よくがんばったね」
 「よかったねー、私もうれしい」
 「へー、それはすごい!」
 「やっぱり!」
 「さすがだね」
 「うん、なるほど、なるほどー」
 「へー、それでどうなったの?」
 「さぁ、面白くなったね」
 「とても勉強になりました」
 「ありがとう、本当に嬉しい」
 「大丈夫、必ずうまくいくよ」
 「私はあなたの味方だからね」
 「一緒に考えよう」
 「あなたのおかげです」
 「助かります」
 「これからもよろしくお願いします」

〇じっくり言葉を選びながら、自分のペースで話す

〇ほめ方にこつがある
 ・なんでもほめればいいというわけではない
 ・ここぞという時に使うと効果的な「やっぱり
 ・独り言でつぶやくこと」

〇「相手に好かれる話」「相手にメリットのある話」をする

〇肩書の前に相手の名前を覚える
 相手の名前を繰り返し言うことで頭にインプットする
 初対面でも相手の名前を言う、相手の名前から会話を始める

〇「あなた」を多用して、相手を会話の主役にする
 「あなたみたいになりたいな」
 「あなた、すごい!」
 「あなた、素晴らしいね!」
 「あなたといると安心するよ」

〇人を巻き込む話し方
  説得するより、勝手に楽しむ

〇相手との共通点は「食べ物」「出身地」「ペット」で探そう

〇人は笑わせてくれる人より、一緒に笑ってくれる人が好き

〇女性にかけると効果てきめんのキラーワード2つ
 (ビジネス)あはははは、それは面白いですね!それでどうなったのですか♪?
 (友人)あははは、うける、もっと聞かせてよ
  →女性は男性以上に共感してもらうことに喜びを感じるから

〇一生使える自己紹介の作り方
 ①自分史を書く
 ②プロフィールをまとめる
 ③キーワードを絞り込む
 →自己紹介は経歴より、思いを込めると相手の心に響く


〇感謝を入れた自己紹介で人の心を動かす
 主催者への感謝、集まった方へのお会いできて嬉しいですという感謝

〇自己紹介の例文
 初めまして、鈴木太郎と申します。まずは今日このような素晴らしい会を主催してくださった佐藤幸子さん、ありがとうございます。
 私は現在、すばるブックスという書店でビジネス書フロアを担当しています。世の中には、素晴らしい本がたくさんありますが、本当に自分が必要とする本と出合っている人は実は少ないのかもしれない。そんな思いがあって、本を作る出版社から、本と人をつなぐ書店へ転職しました。
 毎月、たくさんの本が入荷される中で、「人生を変える本と出合う場を作る」ことが私の使命です。よろしくお願いします

〇最強のネタ帳「しくじりリスト」を作る
 人は失敗談に共感する

〇嫌われない話のコツを身に着ける
 ・相手の気分を害する余計な一言を言わない
 ・正論は相手と自分を同じ目線にそろえて言う

〇悩んでいる人にポジティブアドバイスはいらない
 ・相手が求めることは「わかってほしい」、「共感して欲しい」である。
 ・アドバイスるときは意見を押し付けないよう慎重に
 ・悩んでいる人は、あなたがそばにいてくれるだけでいい。「一緒に考えよう」で、まず感情に寄り添う

〇相手の立場や肩書で話し方を変えない

〇嫌われる人の話し方
 ①「でも「だって」「どうせ」「だめ」を連発する人
 ②つっこんだ男女関係や、下ネタを話す人
 ③お笑い芸人のまねごとをする人
   落ちがないと責める、いじる、勝手にぼけてツッコミを求める
 ④話を纏めてしまう人
 ⑤相手の話を奪う人
 ⑥すぐに慣れなれな口をきく人
 ⑦負け惜しみを言う人
  →逆に素直に人を賞賛できる人は、同じく賞賛される

〇「がんばれ」が効果的になる3つの使い方
 ①頑張り過ぎている人には「ちょっと力を抜こう」「ちょっと休憩したら」
 ②頑張ってない人には、頑張りたくなるように
  「同期の佐藤君は最近頑張っているね」
 ③頑張りたくて、頑張っている人には未来を語る
  「岡部さんのおかげで課の雰囲気がいいよ!業績も上がりそうだ」

〇叱るときこそ、相手への敬意と労いを忘れずに
 「今回の交渉では詰めがあまかった。でも大丈夫。君なら、大きな取引ができる力があるから、頑張って」

〇できる人は叱られたのち、「謝罪」と「感謝」を伝える
 「申し訳ありません。あの発言は不適切でした。ご指摘ありがとうございます」

〇悪口は言わない、聞かない、関わらない

〇嫌いな相手への対処方法
 ①嫌いな相手に「あだな」をつける
 ②反応しない
  →心の中で「あなたはそう思うんですね。私はそう思いません」
 ③悪口を言う人たいを変えようとしない

〇感謝の言葉を口癖にして、ほめ言葉は積極的に受け取る
 「わあ、嬉しいな」「そう?ありがとう」

〇相手の「言葉」を額面通り受け取らず、本当の「感情」に気づいてあげる

〇「相手の立場に立つ」も練習次第で身に付く
  「もし自分がこの人の立場だったらどうするだろう?もしこの人が目の前にいたら、どんな声をかけるだろう?」と自問する

〇「幸せでありますように」と祈りながら、話すとすべてうまくいく

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