ミルコも実践、鼻呼吸でスタミナUP

2007年01月15日 11時02分06秒 | Weblog
■水道橋博士「博士の異常な健康」
 去る9月24日、俺の44歳の初挑戦、ホノルルセンチュリーライド、100マイル(160キロ=これは東京―静岡間の距離)、自転車レース完走で得た、秘(ひ)訣(けつ)と経験的教訓を書いていく。
 まず、今回の持久走において予想以上に効果的であったのは、「鼻呼吸」であった。

 俺は仕事でも格闘技番組の司会を長くつとめているが、先刻、行われた、PRIDE無差別級GPで悲願の初優勝を遂げた、ミルコ・クロコップ選手は、トーナメント優勝の要因に、なんと鼻呼吸を挙げたのである。
 つまり、ミルコの今までの試合中のスタミナ切れは、持病である鼻詰まりが原因の一つであり、今回、医師の塗り薬の処方で鼻が通るようになってから、練習時間も延びたし、スタミナ切れがなくなったというのだ。
 これを知って、俺も実際、通勤時、自転車に乗る際にも、常に鼻呼吸を強く意識したところ、全く疲労度が違うのである。これは、ただのプラシーボ効果であるかと疑っていたが、さらに長距離となる今回のレースの間中、つとめて鼻呼吸をしたが、これは明らかに効果があったといえよう。
 実際、文献に当たってみても、鼻呼吸のメリットは運動面では、空気を加湿し、肺での吸収力を高めることが実証されている。
 そればかりか、日常生活でも鼻呼吸は、雑菌の進入を防ぐ利点がある。そもそも口呼吸では、風邪などをひきやすく、幼児はアレルギー体質などになる危険もある。また歯肉炎、歯周病は進みやすくなり、虫歯を助長、姿勢も悪くなり、集中力が落ちる原因にもなるそうだ。
 さらに、日本人の多くは無意識に口呼吸が習慣化しており、その理由も欧米では、3、4歳まで使わせることも多い赤ちゃんのおしゃぶりを、日本では1歳前後でやめてしまうからとの説も書かれている。
 今までノーマークだった、鼻呼吸の重要性を今回、身をもって知ったのだ。
 さらに、この160キロ走破は、ハワイから帰国後、俺のツーキニストとしての能力を飛躍的に高めた。
 つまり、160キロを走破した後では、都内の移動など、どんな距離でも「短い!」と感じるのだから、この精神的アドバンテージも大きい。
 しかし、何より、今回の自転車レース完走に貢献した第一は、俺が、21世紀の筋トレの本命と標榜する加圧トレーニングなのである=以下次号へ。(浅草キッド、水道橋博士)
(2006.11.17紙面掲載)
http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/12/post_7784.html

鼻呼吸って結構大切ですよね。俺も常に心がけよう。