あなたの口ぐせはなんですか?

2004年11月22日 14時25分47秒 | Weblog
「夢の実現方法」を生理学の理論で解説してくれる本
http://allabout.co.jp
運命は「口ぐせ」で決まる(佐藤富雄 著 三笠書房)

目次
1章 人は誰でも「口ぐせどおりの人生」を歩む―“言葉の力”で誰でも簡単に人生を「いい方向」に動かせる(仕事、健康、人間関係…「口ぐせ」の法則に例外はない
なぜ「思い込む」だけで人生が変わるのか? ほか)
2章 「望む人生」を口に出した瞬間から…―“口ぐせ”と“エンドルフィン”の不思議な関係(「古い脳」と「新しい脳」―二つの脳をうまく利用する方法
脳は「想像」と「事実」との区別がつけられない!? ほか)
3章 思いどおりの人生をつくる「脳のメカニズム」―“成功する脳”はこうしてできる!(あなたの「自己像」は、何からできている?
あれこれ悩むより、“脳のコンピュータ”にすべてまかせてみよう ほか)
4章 驚きの効果!…短期間で人生はここまで変わる―ツイてる人に学ぶ“口ぐせ”の法則(いい言葉は「いわれた人」より「使った人」に効果がある!
“ほめ上手”の人が仕事で成功するのは科学的理由がある ほか)
5章 運をつかむ人の24時間―“口ぐせ”習慣から仕事術・生活術・健康術まで(望みは思いきり“ぜいたく”にしていい
“失敗体験”を私がけっして口に出さない理由 ほか)


本の表紙を見たときに、著者の肩書きに「医学博士・理学博士」と書いてあったのが手に取ったきっかけです。この本なら、私がいままで漠然と求めていた「精神論とか気合いとかじゃない話」が書いてあるのでは?と思ったからです。
多少抵抗を感じる箇所もありましたが、人間という生き物の仕組みから積み上がった話は「なるほどー」の連続。理屈で理解したい私のようなタイプにはオススメの一冊です。

人間の脳は「古い脳」と「新しい脳」でできている
進化の過程で古くから生物に備わっている生命維持などを司る脳が「古い脳」、人類に備わっている思考を司る脳が「新しい脳」。新しい脳がいろんなことを考えると古い脳がそれに反応して、例えば悲しいと考えると涙を流してくれるらしいのですが、古い脳は新しい脳が考えたことがホントなのかウソなのか、「想像」なのか「事実」なのかを判別できないんだそうです。
なので、新しい脳が前向きなことばかりイメージしていれば、古い脳はある意味だまされて、行動としてできなかったことをできるようにしてくれる。
私の表現が適切かどうかはわかりませんが、一番「へぇ~!」と思ったのはここでした。

口にした言葉が脳を一番刺激する
聞いた言葉ではなく、自分で口にした言葉は脳のある部分に刺激を送るとのこと。そこから目的を達成するように指令が出て、身体のすべてが達成に向けて動き出す。難しいことはよくわからない部分もあるのですが、自分の身体がそういう仕組みになっているのであれば、それを利用しない手はないですよね。
また、身体を健康な状態に保つことの重要性も語られています。身体の機能をうまく使っていくためには、そういった基本的なことも確かに大切ですね。改めて生活習慣の見直しは必要なのだなと、ちょっと反省もしました。