今月27日、ロシアがUEFAを脱退しAFCに加入するかどうかの是非が問われると聞きました。
転籍は過去オーストラリア代表の事例がよく知られています。
地理的に彼らはオセアニアに属すわけですが、ニュージーランド代表との競り合いだけでは競技力向上が見込めず、AFCに加入することになりました。
1-3で敗れた2006年ワールドカップの際はまだオセアニア代表だったために同じグループFになったわけですが、以後は幾度もアジア最終予選で戦う羽目になっています。
また欧州ではカザフスタン代表の転籍があります。
カザフスタン代表は1997年アジア最終予選で日本代表と対戦したように、過去はウズベキスタン代表同様AFCの管轄でした。
しかしカザフスタン代表はアジアで戦う方が、ワールドカップ出場に近いと思われましたが、UEFAへ転籍を決意し認められました。
ですから日本代表がカザフスタン代表とワールドカップ予選で戦うことは、今後ないわけです。
これらかあくまで地域や競技力という、サッカーという競技の原理原則のためでしたが、ロシア代表の場合は様相が違うのですね。
UEFAとFIFAはプーチン大統領以下、ロシアが隣国ウクライナに攻め込んだことをきっかけに、ロシア代表の国際部隊での影響力を排除しました。
しかしAFCには欧州よりも中国のように、ロシアの考えにシンパシーを持つ国があり、彼らはその点を含めて転籍を決意したとされています。
まだ転籍が確定したわけではありませんが、今後ワールドカップ予選ではモスクワに飛ぶ可能性が出てきています。