塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕はやはり保守的です

2020-03-28 21:29:17 | 日記
 帝人が開発した最先端素材「ソロテックス」が、内外で大きく飛躍しています。

 僕もソロテックスを用いた夏用パンツを2着所有しています。

 その伸縮性は素晴らしく、梅雨の時期に突然降雨に見舞われても、すぐに乾くので外出にも安心できます。

 素材は米国のシエラ・デザインが開発したマウンテン・パーカーの素材「60:40」や、パタゴニアのシンチラ・フリースなど、画期的な物がこれまでも開発、生産されてきました。

 でも、僕は最先端繊維が登場し、

 「楽チンに動ける快適性」
 「吸汗速乾で時短が可能」

 というキャッチ・コピーを遠ざけたくなります。

 僕が保守なのは自分でも認めますが、従来からぞ存在する天然素材が僕にとっては最適なんですね。

 サッカーでいえば僕のようなある種の頑固者が、バック3をいつの時代でも観点に置く、アタランタのガスペリーニのような存在でしょうか。

 インテルの指揮官に就任した2012シーズンは

 1・ウイングとして起用する予定だったサミュエル・エトーの離脱
 2・逆に移籍を勧めていたシュナイデルの残留

 ということで、このオランダ代表を十八番の3-4-3に組み込めないまま開幕してしまい、4節終了後に解雇となります。

 インテルはモウリーニョ、ベニテス、レオナルドなど、ガスペリーニ以前の指揮官が常にバック4を用いていたために、インテル首脳陣にも大きな批判が起こったことも確かです。

 しかし、ガスペリーニが頑なに3-4-3を導入したのは、自分の分身であるという点もあったはずです。

 僕が一番多く所有している生地メーカーは、イタリアのカノニコになります。

 僕の生地は変哲のないノーマルな代物ですが、お金を払えばその場に相応しい生地が仕立屋には揃っています。

 生地の特性や着ていく場所を慮る、何よりも「かっちり」着こなす方が、逆に面白みがあると思えますがね。
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ナンバー創刊1000号を考えて

2020-03-28 21:09:11 | 日記
 スポーツ・グラフィックナンバーが、創刊1000号を迎えました。

 表紙はイチローさんでしたが、サッカー、野球、F1、NBAに競馬、大相撲など、その時代に不可欠な競技を積極的に取材、誌面を作り上げてきたことは、本当にすごい事だと思います。

 近年ですと、ラグビー・ワールドカップ、トップリーグが旬ということになりますね。

 2000年代のナンバーは

 1・中田英寿から始まった、日本代表選手の海外移籍
 2・欧州各国リーグとチャンピオンズ・リーグ
 3・日本代表の結果

 という3本の柱でサッカーにおける誌面を構成していました。
 
 最近は、以前と比較した際にサッカーが用いられる頻度が少ないように思えます。

 別冊で出版となった「オシム・レッスン」のように、読み応えのある書物も現在はウエブの方が主流のようですしね。

 その背景には、Jリーグも日本代表も海外サッカーも、ナンバーが企画して

 「これ、皆で見ましょうよ」
 「本当にすごい事なんですから」

 と啓蒙、簡単に言えば伝達する必要がなくなったためではないでしょうか。

 つまり、日常の中に溶け込みファンが自分たちから率先して話すまでになった、ということです。

 逆にイニエスタやクエンカの移籍でスペインが再注目される、本田圭祐の移籍で現在のブラジル全国選手権は、コロナウイルスの影響はどの程度なのか、と自分たちで調べることも可能になりました。

 それだけサッカーが

 「日常の風景として定着」

 した、だからこそナンバーは野球やサッカーを注視しながらも、他の競技を取り上げていきたいと考えているように見えます。

 たまに同じ出版社からナンバーと文藝春秋が出ていることに驚きを隠せませんが、ナンバーの良いところは不倫に代表される

 芸能人や政治家の息の根を止めること
 いきなり取材対象の前に現れないであろう点
 
 ではないでしょうか。
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人間が成熟するという意味合い

2020-03-28 20:48:58 | 日記
 専門誌ダンクシュートが、ヘリコプター墜落事故のために他界した、コービ・ブライアントの追悼記事を掲載しています。

 現在のNBAを代表する選手はLAレイカーズのレブロン・ジェームズ、ゴールデン・ステイトウオリアーズのステッフォン・カリーになるのでしょう。

 しかし、識者とファンの多くがブライアントの現役時代から

 「マイケル・ジョーダンに最も近づいた選手」

 と認識していた気がします。

 ブライアントは1996年、当時まだ珍しい高校生でありながらドラフト指名でレイカーズに入団するという、その潜在能力を高く見込まれてのもので、アディダスが契約先として名乗り出ます。

 恐らくこのころからブライアントは、既にNBAの頂点に立つジョーダンを、痛烈に意識していたのではないでしょうか。

 「ナイキと契約しては、彼の成功例をまねることになる」
 「ならば僕は、アディダスで自分の信念を貫く」

 と考えたように当時はみえたものです。

 つまりブライアントは、ジョーダンの陰に隠れることなど一切しない、という強烈な自負心を入団当初から抱いており、その表情を癪に思う同僚もいたことでしょう。

 何だかこの話、メッシの陰に隠れていてはバロンドールの受賞は永遠に無理、と考えたネイマールと酷似していないでしょうか。

 ブライアントは最終的にナイキを愛用しますが、それはアディダスとの契約を終え、リーボック、ナイキ、コンバースを試し履きして自身で見つけた結果でした。

 既にレイカーズの顔としてリーグに君臨し、NBA優勝を果たしていた彼は、ナイキを履くことが

 ジョーダンの功績をなぞること
 ジョーダンの物まねにはならない

 ことを知っていたのでしょう、それだけ成熟したのですね。

 ネイマールはメッシ同様アディダスの契約選手ではあありませんし、仮にコパ・アメリカで対戦するとなれば、それはブラジルとアルゼンチンの優勝争いを左右します。

 しかし、ブライアントが多くの逆風の中で自分を見つめて成長したようなふるまいが、どこかネイマールに感じられないのは、パリの市民や僕たちが穿った見方をしているためなのでしょうか。
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