塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

土台、もう一度考えてみませんか

2020-03-18 19:30:38 | 日記
 皆さんはテレビ朝日の番組について、どのような印象をお持ちでしょうか?

 サッカー好きならば「やべっちFC」は同局の看板番組と思うでしょうし、「ロンドンハーツ」や「アメトーク」を見るのが楽しみ、と言う方も多いはずです。

 僕はテレビ朝日の十八番は刑事ドラマではないか、と思います。

 今日も「相棒」が2時間の特番として放送されますね。

 このテレビ朝日が刑事ドラマを脚本から配役まで巧にこなせるのは、藤田まこと主演の「はぐれ刑事純情派」に起源があると想像します。

 僕は当時、さほど熱中したわけではありませんし、日本テレビで放送され映画化もされた

 「あぶない刑事」
 「もっと危ない刑事」

 のような、コメディの要素とスピード感が絶賛されたドラマもあります。

 しかしはぐれ刑事純情派や、犯人、家族、刑事たちの人間模様や心理を丁寧に描写し、過去日本の特徴でもあった

 「罪を憎んで人を憎ます」
 「必ず犯人を検挙する」

 という姿が、ファンを虜にしたと考えます。

 サッカーも同様で、クラブ運営には絶対的な土台が必要です。

 アントラーズがその代表格であるのは

 1・強化部長の鈴木満氏が、全責任を負う形で強化に勤しむ
 2・根底には常にジーコの教えが存在する
 3・ごくわずかの例外を除き、獲得する外国籍選手がブラジルから招く

 という、素晴らしいまでの潔さがあります。

 そのアントラーズでさえメルカリからのスポンサーシップ、大活躍したセルジーニョを売りに出す、ザーゴ新監督の招聘など、抜本的な組織改革をせねばならないほど、時代の速度は増しています。

 だからこそ、「土台」があることは強みになると言えそうです。
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息苦しい世の中を顧みて

2020-03-18 19:18:14 | 日記
 勤務先の女性が家族の事情で引っ越すこととなり、今日が最後の業務でした。

 昨日購入したお餞別を渡しましたが、その表情が先日もお話した通り、明日への希望、期待よりも、新しい環境、暮らしへの漠然とした不安と焦燥感の方が大きいように感じられました。
 
 「また、働き口を見つけるのは大変ですよね」
 「それに、見つかっても一から勉強のし直しです」
 「私より年齢の若い方に、頭を下げなくてはいけない場面もでてくるでしょうし」

 彼女の話を聞いて、日本はいつからこんなに生活がしにくい、融通が利かない国になってしまったのだろうかと感じました。

 最近もコロナウイルスのデマが拡散し、多くの方が徒労を覚えたはずです。

 かつての日本人は「自分さえよければよい」という考えよりも

 「お天道様が見ている」
 「人様に迷惑をかけてはいけないよ」

 と、両親や祖父母から教えを請うたものですが。

 サッカーも日程は年を追うごとに窮屈になり、うつ病に悩まされる選手も増えています。

 1986年ワールドカップ、ブラジル対フランスは今でもワールドカップの歴史で最も美しいと讃えられます。

 この一戦ではジーコとプラティニがいずれもPKを外し、フランスが82年大会同様4強に進出しますが、優勝を勝ち取ることはできませんでした。

 このワールドカップには現在のような「プレッシング」に概念は希薄であり、ジーコやプラティニには当然マン・マークがつきましたが、ピッチには広大なオープンスペースが確認できます。

 僕はサッキの功績は素晴らしいと思いますし、彼がいなければクロップもベニテスも誕生していないとすら思います。

 しかし、ゾーン・プレスは本来選手が持つ個性を消してしまったことも確かであり、戦術を消化できない選手に役立たずという烙印を与えることになったことも事実ですが。
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胸に灯る明日への希望

2020-03-18 19:08:25 | 日記
 昨日、大きな盛り上がりと共に幕を閉じた「恋は続くよどこまでも」

 世の女性の大半は

 「どうして私の職場には、佐藤健のような人物がいないのかしら」
 「どうして私の職場には、天堂先生のように技術もあり、服装も素晴らしい男性がいないのかしら」

 と思っているに違いありません。

 でも、世の男性も同じこと、つまりミスが多くて周囲に迷惑がられても、自分の力不足を認めて毎日を生きていく女性がいたらよいのに、と考えていると思いますよ。

 簡単に言えばいずれの形も、完全なる

 「無い物ねだり」

 と僕は思うわけです。

 以前にもお話しましたが、女性絶賛の佐藤健は当たりまえですが、衣装係の方が場に似合う服を用意し、監督と演出家の方から希望される「演技」をしているにすぎません。

 ですから、ドラマそのままの言動、服装を私生活で送っているわけではありませんよ。

 ただ、勤務先の女性からすると

 「それは当たりまえだと私も思います」
 「でも、ドラマの60分くらい夢を見てもいいと思います」

 という意見なんですね。

 この話聞いて、サッカーはかつてそうだったと思いました。

 特にバルセロナがクライフを指揮官に指名し、3-4-3の中盤の底でグアルディオラが舵を取る、あのドリーム・バルサの時代。

 カンプノウのファンは試合終了後、家路につく際選手が手繰り寄せた勝利の余韻に浸るだけでなく、明日への希望を胸にともしたのでしょう。

 スペイン代表 ベギリスタイン、スビサレタ
 オランダ代表 クーマン ブラジル代表 ロマーリオ ブルガリア代表 ストイチコフ

 自国の代表と各国代表がかみ合う、その美しきサッカーを僕は見たことすらありませんが、その情熱は当時を記した参考資料からでも、十二分に読み取れます。

 それだけ他人に夢を見せる作業が実った瞬間は、大きな充足感が感じられます。
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