塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて思う、イングランド代表の実情

2018-12-05 01:11:25 | 日記
 英国と言えば紳士の国
 紳士の国と言えば英国

 というように、英国生産の紳士服はいつの時代でも憧れの存在です。

 ちなみにサヴィル・ロウで背広を仕立てる紳士は、時代に併せた背広の仕立てを「変化」ではなく「進化」と捉えると、2日の日経新聞に掲載がありました。

 このような気真面目さが、イングランド代表にみられると思うのです。

 イタリア代表
 イングランド代表
 スペイン代表

 僕らがこの3か国の中で「小賢しい」プレイをすると思うのは、やはりスペイン、イタリアでしょう。

 アルゼンチンやブラジルもそうですが、彼らは大抵

 「相手と同じ強さでチャージをするのが、フェアな争いだ
 「まず前半の速い時間帯で、きつめのタックルを見舞い、審判の笛を確認する」

 と言いますよね。


 つまり、相手と同じ行為をしなければ意味がない、フェアではないと思うわけです。

 イングランド代表がサッカーにおいて、常に批判される

 4-4-2に固執している
 試合展開にメリハリがない

 と指摘されるのは、英国人がまるで日本の武道のように、サッカー、そしてラグビーに英国が備えている伝統、清廉、正直を見ているためではないでしょうか。

 僕が思うに、モレリアはもっと英国で売れていいと思います。

 モレリアはモレリア2、モレリア・ネオと彼らが好む「進化」はしましたが、永遠のお題目である素足感覚と点から「変化」していません。

 ジョン・ロブに代表される、最高の紳士靴に匹敵する品質ではなかろうか、と思うのですがね。
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モドリッチがバロンドールに輝いた背景

2018-12-05 01:02:12 | 日記
 2006年ワールドカップにおいて、日本代表はファーストラウンドでクロアチア代表と対戦しました。

 この当時のクロアチア代表においても、ルカ・モドリッチを待望する声は多かったわけですが、実際はニコ・クラニツアールを軸にした3-4-1-2の陣形が基本でした。

 クラニツアールもモドリッチに劣ることのない実力の持ち主でしたが、一番大きかったのはやはりモドリッチがレアルに移籍したことでしょう。

 レアルには名手を「真」の名手にする土壌がある
 ユヴェントス時代のジダンは名手、レアル移籍は伝説の名手へと変貌

 という事例でもおわかりかとおもいます・

 つまり、メガクラブというものは優勝回数が際立って多く、同時に指揮官、選手、会長が思うままに発言する

 ですから中小クラブよりも自分を見失う危険性が高いですし、どれだけプレイ集中できるのか。

 この感性が大きく磨かれる点が大きいと思います。

 現在のミランからは考えられませんが、1980年代から2000年代のミランは憎いくらい強いクラブでした。

 名手は名門に属したまままでは名手のままです。

 つまり素晴らしい諸先輩たちの行動から

 メディア、ファンのとの距離感
 練習にどれだけ集中し、工夫してゆくか

 この点を学びながら自身の肥やしにしていく

 それらが名門の矜持へと変化してゆく気がします。

 マルディーニはバレージから
 ネスタはマルディーニから
 メクセスはネスタから

 というように、振る舞いは伝統として踏襲されいたはず、なのですが。

 クロアチア代表としてシュケル・ボバンがいた一時代を乗り越えた今夏のワールドカップ、モドリッチには一生の宝でしょうね。
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