定価と値下げの間柄を探る

　定価というものは何でしょうか？

　総菜や野菜が値下げをするのは、商品自体がこのままでは意味なく処分せざるをえないから、旬が過ぎようとしているからという意味ですよね。

　車や携帯電話、衣料品も新作がでると旧在庫を無くすための大幅値引きが予想されます。

　例えばホンダは稼ぎ頭である軽自動車「Nボックス」を刷新しましたから、旧在庫でも構わないよと考えているかたからすれば、良い買い物ができるかもしれません。

　サッカー好きならジュビロとサックスブルーの全盛期を連想してしまいがちですが。

　ただ、出たばかりの商品が、数か月で値下げをするのは、ブランドが自分でクビを締めているような感じがします。

　しばしば店頭で

　「期間限定割引」
　「お試し価格〇〇」

　というものがあります。

　新作の良さをできる限り、多くの方に感じてもらいための処置でしょうが、気にいって買い足したいと考えた時は、値下げ価格ではなく希望小売価格になっているわけですから。

　安易に物を値下げして販売しても、得るものが無い場合もあるような気がしてなりません。

　ミズノがレビュラを開発したためにバサラとイグニタスを廃盤に死、アディダスも今ではナイトロチャージやプレデターは入手できません。

　廃盤が生じるのは致し方ないわけですが、ファンにとって一番うれしいのは

　「今まで愛用していた商品が店頭に残っていること」
　「価格がいつても同じこと」

　ではないでしょうか。

　価格は増税、為替の影響もありブランドの力だけではどうにもなりませんが、価格を下げることは自分たちの脚を引っ張る可能性があると感じた方が良いと思うのです。

ロナウド、出廷の際に本心を吐露か

　日本は写真週刊誌が記事を執筆する際、更なる信ぴょう性を持たせるために動画という手法を取り入れています。

　僕は俳優だろうが王室だろうが、プライバシーは誰もが持つものだと思いますが、実際執筆している側の判断はわかりません。

　ロナウドが脱税容疑で裁判所に出廷した際の様子も動画で記されており

　「イングランドでは問題が無かった」
　「イングランドに戻りたい」

　とこぼしたと、フットボール・ゾーン・ウエブが掲載しています。

　彼にかかる嫌疑は、肖像権である１９億円を脱税したというものですが、ベッカムがレアルに移籍した際も、やはり肖像権をクラブとどうあるべきかで揉めていましたね。

　言い換えれば、注目されればされるほど、肖像権をめぐる個人とクラブの見解に誤差が生じるわけです。

　一方でロナウドがイングランドに戻りたいと思うのは、給料だけでなく単純にファンの歓声とレベルの高さにあるからではないでしょうか。

　スペインもバルサにアトレティコ、セビージャとレアルの強豪相手はいくらでもいますし、気候だけを考えればマンチェスターよりもマドリードの方が暮らしやすいと思います。

　ただ、スペインでリーグ優勝できるのは、アトレティコを除けばレアルとバルサしかなく、彼はすでにチャンピオンズ・リーグ連覇を果たし、クラブ・ワールドカップも幾度となく戦っています。

　プレミアは地方クラブでも常に熱い正会陰が送られ、優勝を狙うクラブはいくらでもありますし、伝統あるFAカップの名誉も失われていません。

　米国でプレイするのではないか
　いいや、PSGが狙っているよ

　様々な声が今まで幾度も挙がってきましたが、ロナウドの本心は自分が絶頂期に向かう礎となったプレミアなのかもしれません。