塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ワールドカップ予選という厳しい戦いを見て

2017-09-11 00:52:52 | 日記
 南米ではアルゼンチン、欧州ではオランダがワールドカップ予選で敗退の可能性があります。

 一方でシリアやアイスランドなど、初出場を目指す国も多く、ロシア大会は出場国に新鮮味が感じられるかもしれません。

 仮にアルゼンチンが本戦出場が果たせなかった際、バルセロナのバルトメウ会長は

 「アルゼンチンが出場できないことで、メッシ、マスチェラーノが休める日々が生まれた」

 と思うでしょうか。

 クラブが選手の報酬を負担する以上、1998年のワールドカップでイタリア代表のネスタが負傷で戦列を離れた際、ラツイオのオーナーであるクラニョッティが、代表に損害賠償を求めたものです。

 アレックス・ファーガソンですら、内心ワールドカップで疲弊し、短いバカンスを経て新シーズンに選手が突入することを気に食わないと考えていたと言います。

 オランダのように直近(2002年)のワールドカップと2016年欧州選手権を逃したファンには、ある種の免疫があるかもしれません。

 それでも彼らには

 2014年のワールドカップ4強進出は何かの間違いなのか
 ファンハールの現実主義がいけなかったのか
 ダニー・ブリント、フース・ヒディンクという監督人事の問題か

 など、様々な悩みはあるでしょうね。

 アルゼンチンのように、ワールドカップは出場して当たり前、2014年の借りを返すと意気込んでいるファンからすれば、サンパオリ政権が抱える心理的負担は相当なものです。

 日本はそこまで極端な批判を集めませんが、だからこそ選手の人権が守られているという面がある点もまた確かです。
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やべっちFCで確認できたシリア代表を見て

2017-09-11 00:30:24 | 日記
 ワールドカップ予選でもあるまいし、今更今秋、日本、韓国、中国と北朝鮮の4か国でカップ戦を行うことは、意味合いが難しいように思います。

 2013年は森重がザッケローニが讃える試合ぶりで一気にセンターバックのレギュラーになりましたから、監督からすれば蔑ろには出来ないと思いますが。

 ワールドカップで対戦するにも関わらず、ガルフカップに情熱を見出せる西アジア諸国は凄い情熱があると感心しますね。

 既に諸外国では、ミサイル問題で軋轢のある北朝鮮代表と日本代表が戦うことが話題となり、それは韓国代表も同様なのでしょうが、日本はアジアが紛争地域であることを忘れがちです。

 2000年のアジアカップ、レバノン大会も空を見上げればNATOの軍用機が旋回している光景が見られたと聞きました。

 2015年のパレスチナ代表との対戦
 2012年のシリア代表との一戦

 前者はアジアカップ、後者は五輪予選での戦いでしたが、考えることが大きい対戦でした。

 今、「やべっちFC」の中でシリアA代表の姿が見えましたが、アルスーマ、今はサウジでプレイしているのですね。

 五輪代表とは思えない肉体と技術を持ち合わせた彼は、当時から日本の脅威でしたがもしシリアが内戦で苦しむことが無ければ、彼の未来は変わっていたでしょうか。

 もしシリア代表がワールドカップに出場したならば

 アサド政権はどう動くか 
 国際社会はどう感じ、現在のスポンサーであるヤコは契約を続行するのか

 という2点に注目が集まります。

 シリア代表で戦うことは、アサド政権を承認するという選手の政治的声明文の直結するということで、彼らからすれば難しい問題と言えます。

 1994年のワールドカップ、ロシア代表は監督と出場ボーナスの折り合いがつかず、コリヴァノフやシャリモフはボイコットしましたが、金銭面以上に政治問題は様々な意見がありますから。
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