塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

カタール、ロシアワールドカップには出場できないが。

2017-09-01 00:36:12 | 日記
 アジア最終予選グループAに組み込まれたカタールは、既にロシア大会への出場が断たれています。

 言い換えれば、彼らはホストなる2022年大会のファーストラウンド初戦が、初のワールドカップ出場試合という、開催国としての義務を背負う、物凄い重圧の中で試合を行います。

 南アフリカはパレイラという、ワールドカップ優勝監督に強化をゆだねましたが、ファースト・ラウンドでの敗退を余儀なくされています。

 カタール・リーグと言えばバルセロナからシャビが移籍したアル・サッドが有名ですが、カタール代表の選手たちが海外に出る、という話は聞いたことがありません。

 カタール・リーグは過去、マリオ・バスラーやバティなど往年の名手たちを獲得し、リーグ向上を図りましたが現在はどうでしょうか。

 カタールはイスラム国を支援しているのではないか、という周辺諸国からの疑念が絶えず、国交を断絶する国すら現れました。

 湾岸諸国はどんな小さな国でも、アジアカップのような大規模な大会よりも、自分たちの面子がより鮮明なガルフカップを制覇することの方に心血を注いでいる印象があります。

 ミラン・マチャラが過去、

 「中東諸国が日本のような優れた計画の下で強化すれば、日本にも脅威になるだろう」そと
 「バーレーンやオマーンの選手たちもカタールやUAEでプロとなり、以前のように代表招集が容易ではない」

 とこぼしていたことを思い出します。

 日本代表は国内リーグであるJリーグと、様々な人種が集う欧州リーグの選手たちとの間で招集の隔たりがあることが指摘されていますが、外に出てわかることがある事も確かです。

 残り5年でカタールが開催国としての面子を保てるのか。

 これは非常に難しいように思えます。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井手口、オーストラリア戦での奮闘

2017-09-01 00:16:08 | 日記
 1997年5月、日本開催の日韓戦で加茂さんは五輪代表から中田英寿を抜擢します。

 韓国側はキングよりもむしろ前園をそれまで高く評価していたと聞きましたが、中田は以後、代表の中心軸として2006年ワールドカップまで招集対象となります。

 僕はテレビに映る井手口の姿を見て、何だか風貌が中田と似ているように感じましたが、以後、代表の主軸は彼に移るような気がしました。

 ガンバは古くから宮本、稲本を海外に売却し、近年も宇佐美、堂安を送り出しました。

 同時に藤春、今野、倉田、東口、遠藤と多くの日本代表経験者が在籍し、井手口自身が彼らの薫陶を得て成長してきた面はあると思います。

 ガンバは今夏、フローニンヘンに堂安を売却したばかりですが、果たして井手口に移籍話が来た際はどうするつもりでしょうか。

 1997年のジョホールバルの中継は

 1.ゴールに向けて走りこむ岡野
 2・ピッチになだれ込む岡田さんと選手たち
 3・実況を担当したフジテレビの長坂さんと解説の清水さん

 を一躍有名にしましたが、岡野が走りこむ起点となったシュートを放ったのは中田でした。

 彼はマルセイユで行われた欧州選抜対世界選抜のも招集され、世界のマーケットでも注目対象となりましたが、そこにはアジア予選での戦い、日本の本大会出場も大きく影響しました。

 終盤戦になっても体力が落ちず、相手とボールに食らいつく井手口の姿は、奪われたボールは取り返してこそ意味があるというサッカーのあたり前を確認できました。

 僕個人は4-2-3-1を用いるならば、中盤の底にF・マリノスの扇原のような、左利きの選手を招集したらどうかと思いますが、柴崎や小林、山村など興味深い選手が実は多く存在すると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする