塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

人間が得る最高の名誉を思う

2016-11-03 22:02:45 | 日記
 会社員であれば、大抵の方が部署移動を経験します。

 その時は案外興奮するのではないでしょうか?

 新しい責務への不安は当然です。

 一方でしめしめと思いながら

 「俺が抜けた後苦労するのではないか」
 「俺がいなくなることで、俺が働いていたことの大切さがわかるさ」

 と、自意識過剰に思うことは不遜ではないと思います。

 よくサッカーの世界でクロード・マケレレとレアルの関係性が語られます。

 彼からすればチェルシーで高い報酬を得ること、リーグ優勝を経験してモウリーニョから大きな評価をえることよりも

 「マケレレがいたら」
 「彼の存在価値の大きさはやはりすごいものだった」

 と伝聞が届くことが名誉だったと思いますね。

 だからこそ彼はPSGから移籍を打診され、マケレレのすばらしさを誰よりも知るジダンは、その思いをカゼミーロに投影しているように思います。

 レアルはカゼミーロだけでなくダニーロ、トーマス・グラベセンやジュリオ・バプティスタのように、どこか獰猛な印象を与える選手を、獲得したのに毛嫌いする傾向があります。

 それは格好がよくない荒くれものという印象なのでしょう。

 しかし、誰かが体を張らねばクラブは生きてゆけません。

 現役時代、あのスティファノやプスカシュと並ぶ名声を得たジダンが、カゼミーロを重宝することが現代サッカーを現していると思います。
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ヴァンフォーレの残留、グランパスの降格が決まる

2016-11-03 16:22:49 | 日記
 山梨学院にお世話になったこともあり、僕はヴァンフォーレに残留してほしいと思っていました。

 当時一緒にアルバイトをしていた知人に、甲府の様子を聞こうと思いましたが、残念ながら不在でした。

 ヴァンフォーレ・ファンの様子はどうかと掲示板を閲覧しましたが、残留してもやはり勝負事は勝たねば駄目だという、辛辣な意見がある一方で、残留してよかった、佐久間さんありがとう。

 という感謝と安堵の声も見られました。

 シーズン途中にレイソルへ復帰したクリスティアーノのように、仮にヴァンフォーレが選手を食い止めるだけの資金があれば、成績は変わったのかもしれません。

 山梨中央銀行、甲斐ゼミナール、はくばくにミズノ。

 僕が在学中だったころから優良企業として認知されている企業を軸にスポンサー活動を広げているヴァンフォーレ。

 来季はどのような編成でJ1に挑むのでしょうか?

 一方でグランパスエイトが降格となり、こちらも状況は切実です。

 久米さんも辞任してください
 フロントが生まれ変わらなくては駄目だ
 
 という声も大きく、移籍する選手も含めて大幅な選手とフロントの入れ替えが起きそうな気配です。

 オーマン、シモビッチという外国籍選手、楢崎が現役を退くのか、指揮官は誰を招き、田口や永井など代表経験者はどう感じているのか。

 グランパスファンは様々なことを考えていると思います。

 こうしてみるとなるほど

 J3はアンダーのクラブと混合編成すべきではない
 アンダー23リーグを創設する方がよいに決まっている

 という意見があるのはもっともだと思います。

 昇格を目指すクラブ、育成のために参加しているクラブという趣旨が異なるクラブが混在しているのは、やはり不透明な印象になります。
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水物である監督の評価基準

2016-11-03 12:57:32 | 日記
 つくづく監督の評価は水物だと思います。

 今ロナルド・クーマンは、プレミアで指揮を執る指揮官の中で、その手腕をもっとも讃えられている人物であり、いずれはオランダ代表を率いることになると予想します。

 しかし、彼がバレンシア時代に受けた大きな批判、国王杯に優勝はしたが、クラブは内部から壊れてしまったと指摘されていた時は、まさに雲泥の差といえます。

 モウリーニョもチェルシーでリーグとリーグカップの2冠に輝いた2015年以降、その名声が下落傾向にあります。

 彼はスペシャル・ワンではなくスペシャル・ワンス

 つまり、特別な男は過去の代物、というわけですが、インテルを3冠に導き、チェルシーではテリーやランパードと大きな勝利をつかみ取った出来事を、今思い返すファンの方が少ないかもしれません。

 ラニエリ、クーマン、クロップにモウリーニョ。

 彼らがメディアから批判を浴びやすいのは

 1・彼らが外国籍であること
 2・戦術が独特であり、同時に多国籍の象徴でもある

 という2点もあると言えます。

 コンテのバック3、クロップのゲーゲン・プレッシングなど、キーワードとして重宝されるものもありますが、同時に成績と比例しなければ、政権の安定は見込めません。

 ただ、モウリーニョが2年目に抜群の強さを見せることも事実。

 今季は選手の見極めに特化しているのかもしれません。

 ただ、来季の今頃は彼が持つもう一つの特性、3年目は任せられないということを強く意識し、監督を探す羽目になっている可能性もあるのでしょうか。
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インテルとハンブルク、その矜持と現在

2016-11-03 12:34:50 | 日記
 イタリアではインテル、ドイツではハンブルクが2部降格の経験がないことで知られています。

 文字通りクラブのよりどころであり、誇りでもあるこの成績が今季、遂に瓦解される可能性があるのは皆さんもご存知ですよね。

 ミランとユヴェントスが八百長問題という、成績以外の事でBを経験していることもインテルにとっては優越感なのでしょうが、近年は

 1・チャンピオンズ・リーグで得られる資金が無い
 2・メインスポンサーであるピレリが、オーナーシップに対して不満をもらす
 3・度重なる監督の交代

 で思うような成績を残せていません。

 少なくともマッツアーリの3-5-1-1を、マンチーニの4-2-3-1、シャキリとポドルスキの獲得というような、正反対の事をしては選手が疲弊するだけになります。

 ハンブルクスタジアムに1部で戦っていることを示すメーターがあることで知られています。

 アディダスとエミレーツ。

 世界的に知られるふたつのブランドがスポンサーになっているわけですが、もし降格すれば撤退してしまうでしょうね。

 (過去にはプーマとナイキからジャージを供給されており、バイエルンと同様の固い結びつきではありませんが)

 ライプチヒが大きな批判と共に1部を戦っていますが、少なくとも今のハンブルクに彼らのような勢い、怖いもの知らずの気持ちを持て、という方が無理な注文です。

 今インテルとハンブルクのファンはテレビだろうがスタジアムだろうが、試合を見るのが苦痛で仕方がない、という感じでしょうか。

 そうそう、若林源三もハンブルクでカルツとシュナイダーに出会ったように、日本でもファンは多いでしょう。
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黒髪という日本人の特色を思う

2016-11-03 01:40:20 | 日記
 人生40年生きてきて、僕は髪を染めたこと、ピアスを開けたことは一度もありません。

 「あんたさあ、その黒髪が印象を重くしているよ、髪の毛染めるくらい、みんなしているよ」
 「こげ茶くらいにしてさあ、女の子からの視線意識したら」

 と親せきからからかわれる始末ですが、まあ、そんな物かな、というものです。

 日本に限らず、アジアというのは黒髪の地域と僕は思っていて、変に髪を染めるよりも、黒髪を美しく保つ方が意味があると思います。

 中田や本田、稲本のように、歴代の日本代表の主力たちは金髪に染めたものですが、それは観客に自分のいる位置を知らせたい、という思いもあると思います。

 金髪とスパイクで選手を識別している実況も、かなりの数いるでしょうから。

 黒髪であると、自然に黒や紺、グレイの服が似合います。

 それは床の間、障子に硯など日本の伝統美に共通する色彩であり、今は西洋の人間が黒髪にしたいと思うほどです。

 そうしますと、サッカーにおいてスパイクの色を黒にすることは、日本人の特性にあった選択ではないかと感じます。

 アディダスがコパ・ムンディアルを作り始めた1980年代は、ル・コックやプーマなどライバル企業も存在しましたが、今より型番は少なく、何より選手そのものの要望も多くなかったでしょう。

 従って自然と黒のスパイクを履いていたわけですが、日本人選手にとってそれは良い現象だったのかもしれません。

 僕は今後も黒髪を維持しますが、僕らはスパイクに限らず、黒を見直すべきではないでしょうか。
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