塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今のJ1に代名詞となる対戦はあるのか

2016-11-09 01:37:17 | 日記
 世界を見渡すとボカ対リベル、セルチック対レインジャーズ、ミラン対インテルなど、世界規模で注目される一戦が数多くあります。

 その最も有名な試合がクラシコになるのでしょう。

 日本には誰もが注目する一戦、つまりJの代名詞になるようなカードが途絶えていますよね。

 90年代後半ならば、ジュビロ対アントラーズの熱気は有名でしたし、近年はガンバ対レッズも盛り上がりましたが、代名詞とまでは発展しなかった印象を受けます。

 今季、天皇杯とチャンピオンシップで実現するであろう、レッズ対フロンターレの一戦は、来季以降も見ごたえがあり、代名詞に発展する可能性があったように思います。

 しかし、状況はここにきて変化しました。その理由としては

 1・風間監督の退任と鬼木新監督の誕生
 2・大久保がFC東京へ移籍し、小林も現在の給料の3倍で移籍の打診がある

 というように、ミシャ政権で戦術と補強の相乗効果があるレッズに対して、フロンターレは現有戦力を補う形での補強が優先になるためです。

 レッズが今季の補強の目玉であるイリッチが出場しなくとも、その固い守備は大きな評価を得ました。

 武藤、関根、高木など前線の駒も潤沢になりましたし、来季のスルガ・バンクカップを軸に、世界の強豪を戦える権利も持ちます。

 レッズは過去に

 「日本にもビッグクラブ遂に出現か」
 「アジアチャンピオンに輝き、世界3位は素晴らしい結果だ」

 と評価されましたが、2011シーズンの残留争いを軸に、しりすぼみになりましたね。

 今度こそ上昇気流に乗りたいところでしょうが、代名詞になるのは強敵がひつようなのも確かなのです。
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至宝という言葉の背後にあるもの

2016-11-09 01:23:33 | 日記
 日本の至宝と呼ばれることを、当人たちはどのように感じているのでしょうか?

 一人はファイターズの大谷選手で、仮に今大リーグと契約すれば、給料は年に30億円を超えるとも囁かれます。

 もう一人は先日の長野パルセイロでプロデビューを果たした久保くんですが、両選手に対しる扱いがこうも違うものかと感じてしまいます。

 大谷選手は既にファイターズの確固たる主力であり、先日は日本シリーズで優勝するなど、ドラフト1位指名選手の責務を見事に果たしています。

 だからこそ日本代表、大リーグのスカウトの注目を集めているわけですが、ファイターズは

 「彼が常に野球と向き合える環境を整備」
 「メディアに頻繁に登場しないことで、安売りはしない」

 という形で、外部との接触を最小限に抑えています。

 苦笑するのは多くの媒体が
 
 「各局は女性アナウンサーのエース級を指名して、彼のインタビューを取りにいく」
 「大谷選手の妻は、こういう女性がよいのではないか」

 と勝手に扱っていることですが、これらは単に憶測であり、ファイターズが彼を悪い虫から守りたいという意識は伝わってきます。

 FC東京がどう思っているのかはわかりませんが、中学生にあれだけの報道陣が集まって、正直たじろいでいるのであれば、広報を中心に何か手を打つべきでは無かったか、と感じます。

 プロはメディアの質問に答える責務があります。

 しかし、彼は15歳の少年です。

 彼のことを本当に至宝と思うならば、メディアもファンもフロントも、彼の気持ちを慮る必要があるでしょうね。
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