塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今まで見てきたナビスコカップの価値

2016-06-21 22:12:33 | 日記
 ヤマザキ・ナビスコカップの名称が「YBC ルヴァン杯」へと変更される形になりました。

 なんだか寂しい気もしますが、リーグカップが途絶えることなく続くことに、ヤマザキ・ビスケット関係者各位に感謝せねばなりません。

 リーグ・カップで連想するのは、やはりイングランド、という方も多いと思います。

 イングランド・リーグカップは近年、スワンジーのような地方クラブが優勝を遂げるなど、改めて脚光を浴びている大会です。

 一方で過去20年の間に、ミルク・カップ、コカ・コーラカップ、ワージントン・カップ、カーリング・カップ、そして現在のキャピタル・ワンかっぷと、スポンサーの変更で名称が大きく変わっています。

 ですから、過去20年以上

 「ヤマザキ・ナビスコカップ」
 「勝者はスルガ・バンクカップで南米王者と対戦できる権利が生まれる」

 という形での存続は、本当に素晴らしいと思います。

 昨年の優勝クラブはガンバでしたが、スルガ・バンクカップではリーベルにホームであるにも関わらず、0-3で完敗でした。

 「南米王者として年末に再来日する彼らからすれば、良い予行演習だった」
 「それにしても、あれだけの移動で疲れているクラブに完封負けとは」

 という、様々な意見が寄せられました。

 現在のJリーグは

 現行の2ステージとプレイオフ
 天皇杯とリーグカップという二つのカップ戦

 が主戦場になりますが、改めてリーグの強化や日程を顧みる時なのでしょう。

 それでも過去多くの名勝負を生んだナビスコカップが、ルヴァン・カップに引き継がれることを、素直に喜びたいと思います。
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午前中、緑地公園に立ち寄って

2016-06-21 15:01:29 | 日記
 僕は今日休日で、午前中両親とともに、上山田温泉にある緑地公園にでかけてきました。

 この場所は昔、免許を取る前に両親と運転の練習をした場所で、広い敷地で妨げる物が無い為に、思い切り走らせることができたのです。

 僕がこの公園を訪問したのは、およそ20年ぶりですが

 「近所にこんな場所があるのか」
  
 と感じた次第です。

 千曲市サッカー場と隣の戸倉体育館には近年、何度か足を運んでいます。

 この緑地公園でもマレットゴルフ、野球場が2面、そしてサッカーのゴールポストがいくつかあるなど、本格的な球技も楽しめます。

 今日は平日ということもあり、ランニングをしている方が1名、ご夫婦でしょうか、マレットゴルフをしている方が一組いましたが。どれだけの方がこの設備を知っているのかが気になりました。

 過去、川渕三郎氏が

 「ドイツのような風景を日本でも作りたい」
 「皆がサッカーのクラブハウスで語り合う光景に感銘を受けた」

 と語ったことが、現在のJリーグに反映されています。

 しかし、施設があっても

 1・利用方法がわからない
 2・申請をいつまでに申し込むのか、それとも自由に使っていいのかどうか

 こうした基本がわからなければ、難しいですよね。

 僕はできるだけ広報を読むようにしていますが、言及は無かったように思います。

 返りに上山田温泉を車で走り抜けましたが、年々観光客の減少に悩むこの温泉も、よく見れば財産として活用できるものがたくさんあるように思いました。

 一番大事なのは、僕らがその財産に気づかない、ことなのでしょうね。
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ブラジル、チッチ政権発足の陰で

2016-06-21 14:49:29 | 日記
 ブラジルでは既報通り、チッチ政権が発足します。

 ブラジルに限らず、メディアは監督をクビの要請までができるという、ある種の権力を持つ存在であることを、改めて示した形です。

 でもこうも言えますよね。

 メディアは代表監督を弾劾できる
 メディアは大統領、首相という国家の要職を弾劾できる
 しかし、彼らがメディアを弾劾、もしくは明らかに誤った記事、人間性を傷付けた記者を弾劾、解雇することはできない

 という論点があると言えます。

 随分前の話で恐縮ですが、ある時、まだ中田英寿がベルマーレ平塚在籍時、どこかの新聞記者が

 「あえてボールを追わなかった」

 という、談話から都合のよい部分だけを切り取り、掲載したことがありました。

 彼はそれ以後、日本の記者に「だんまり」で押し通すのですが、僕はこの記者に今でも話を聞いてみたいと思っていますし、当時からそう考えていました。

 こうした明らかに選手に不利益をもたらした記事を執筆しても

 解雇されない
 減給されない
 左遷されない

 というのであれば、一方的に代表監督がクビになっても、悪質な記者が失職しないのであれば、僕は是正が必要だと考えています。

 欧州でも米国でも、基本謝る事は

 「自分に隙をつくること」

 だから謝らないと聞きます。

 それでも、メディアがキャンペーンを張り、一人の人間を失職に追い込むことは、やはり自分たちも失職を覚悟の上で、という意識は必要だと思うのです。

 片方が簡単にクビになり、片方がそうではないのは、違和感を覚えて当然だと感じます。
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改良点を見つけるというブランドの矜持

2016-06-21 00:53:24 | 日記
 サッカーの世界を眺めていると、物事に完璧は無いのだ、ということが見えてきます。

 例えばスパイクがそうですね。

 ミズノが1985年に制作したモレリアは、以後モレリア2、モレリア・ウエーブ、モレリア・ネオ、そして公式ホームページで告知されているモレリア・ネオ2、というように時代を反映した靴になっています。

 素材にしろ軽量化にしろ、

 「選手の声を的確に反映させる」
 「再審の技術で靴を作る」

 という、作り手の意図が見えてきます。

 衣類も同様でリーバイスの代名詞である「501」も、時代を考慮して様々な変更を行っています。

 レザー・パッチを選択に強い紙パッチへ
 ワークウエアの名残を潜めた、都会的なシルエットへ
 レギュラーラインだけでなく、米国製の復刻版の投入

 などがそうですが、モレリアにしても501にしても、改良点を見つける方が困難なくらい、完成品として優れているのですが。

 ディアドラが「ブラジル」を復刻して再投入したのも、イタリアで生産という原点に返るだけでなく

 「自社の歩みをファンと共に認識する」
 「同時にブラジルを知ってもらうことで、2016年の今の商品の良さを知ってほしい」

 という意図もあるように感じます。

 特にイタリカは、その革の良さが素晴らしいと評判のようですしね。

 ブランドというのは、こうした改良点を常に見つけることで自浄作用を生みます。

 それが露わにならなかったのが、三菱自動車だったということなのでしょうか。
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選手と指揮官の濃密な間柄

2016-06-21 00:40:13 | 日記
 ユルゲン・クロップと香川真司
 ホゼ・モウリーニョとジョン・テリー

 サッカーの世界では、選手と監督の出会いが、クラブの命運を左右するまでに発展することがあります。

 クロップがユナイテッドに香川が移籍した際に

 「シンジは私にとって世界最高峰の船主なんだ」
 「そんな彼がサイドに追いやられているのをみると、本当に胸が痛むよ」

 と語りましたよね。

 ドルトムントでは4-2-3-1の中央で縦横無尽に走り回ることが出来ましたが、ユナイテッドでは常にタッチラインを背負うことになった点をクロップは指摘したわけです。

 僕は友人も恋人も、同時に師事したいと思う人間もいません。

 でもどこかで、このような濃密は間柄を経験してみたい、という気持ちがありますが、ひとりでいたいという気持ちが強い、という2面性を持ちます。

 僕は疑問点を書物で解決する傾向にありますが、それは僕が問いかけても

 「そんなこともわからないのか」
 「こうすればよいだけでしょう」

 とつっけんどんに返答されることが多い為です。

 問題を解決したいと考える側は、明確な答えよりも、今自分が抱えている心理的負担、これでよいのだろうか、という点を気にかけています。

 サッカー監督が優秀な心理分析官であることを求められるのも、

 選手が抱える答えの無い漠然とした不安を取り払う
 君が抱えていることは、そんな重大な問題ではない

 と告げる必要があるためです。

 でも、僕の場合は聞いてもただただ、不安がさらに増していくことが多いくらいです。

 今、日本代表の面々も、アジア最終予選に向けて、この漠然とした不安を抱えていないことを希望します。
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