塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手と指揮官の濃密な間柄

2016-06-21 00:40:13 | 日記
 ユルゲン・クロップと香川真司
 ホゼ・モウリーニョとジョン・テリー

 サッカーの世界では、選手と監督の出会いが、クラブの命運を左右するまでに発展することがあります。

 クロップがユナイテッドに香川が移籍した際に

 「シンジは私にとって世界最高峰の船主なんだ」
 「そんな彼がサイドに追いやられているのをみると、本当に胸が痛むよ」

 と語りましたよね。

 ドルトムントでは4-2-3-1の中央で縦横無尽に走り回ることが出来ましたが、ユナイテッドでは常にタッチラインを背負うことになった点をクロップは指摘したわけです。

 僕は友人も恋人も、同時に師事したいと思う人間もいません。

 でもどこかで、このような濃密は間柄を経験してみたい、という気持ちがありますが、ひとりでいたいという気持ちが強い、という2面性を持ちます。

 僕は疑問点を書物で解決する傾向にありますが、それは僕が問いかけても

 「そんなこともわからないのか」
 「こうすればよいだけでしょう」

 とつっけんどんに返答されることが多い為です。

 問題を解決したいと考える側は、明確な答えよりも、今自分が抱えている心理的負担、これでよいのだろうか、という点を気にかけています。

 サッカー監督が優秀な心理分析官であることを求められるのも、

 選手が抱える答えの無い漠然とした不安を取り払う
 君が抱えていることは、そんな重大な問題ではない

 と告げる必要があるためです。

 でも、僕の場合は聞いてもただただ、不安がさらに増していくことが多いくらいです。

 今、日本代表の面々も、アジア最終予選に向けて、この漠然とした不安を抱えていないことを希望します。
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