ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



社長になったら、社長室で決裁の仕事をするのは大切な役割だよね? なーんてこと考えてる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『常勝の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 大局観、全体観を持たない人は、経営者として、あまり優れた素質があるとは言えません。
 たとえば、たまたま何かの技術を持っていて、その技術によって、ある商品を開発し、売り出したところ、それがヒットしたとします。しかし、それが個人のレベルを超えて事業化され、会社が設立されたときには、経営というレベルの問題がどうしても出てくるので、技術へのこだわりだけでは、残念ながら、会社の運営は難しくなってきます。
 そのような場合には、やはり、全体を見る目、大局観が大事です。常に全体を見ているということです。「会社全体、市場全体、あるいは日本の経済、世界の経済、それから政治が、どのように動いているのか。今後、どのような世の中になるのか」、こうした大局観を常に磨いている必要があります。
 これは、「考えつづける」という作業の延長でもありますが、外部環境についての新しい情報などを常に集めつづける姿勢が大事なのです。
 そして、従業員が考えていないような、大きなスケールの発想も持たなければいけません。従業員が自分の仕事だけをしているときに、会社全体のこと、あるいは、外部との関係や未来のことなどを考える人が必要です。それが経営者としての資質だと言えるでしょう。
 こういう大局観は、心して磨かなければいけません。大勢の人を率いていくには、この大局観が大事なのです。これには素質的な面もかなりありますが、そうした素質に気がついても、「磨かざれば光なし」ということです。そうした大局観を常に磨く必要があるのだと思わなければいけません。(中略)
 しかし、大局観だけにこだわっても、経営者としては成功しません。
 日本型社会においては、階層が十段階も十五段階もあるような会社や役所などがありますが、こういうところで上のほうにいる人のなかには、単に年功序列で押し上げられただけで、必ずしも能力が優れているとは言えない人もいます。
 そういう人のなかには、大局観というものを、要するに、「大勢の人の上に乗っかっていて、書類に幾つも押されるハンコのうち、最後のほうのものを押すこと」というように考えている人もいます。そのような仕事をしていても、組織が繁栄・発展しているのであれば、それはそれでよいのかもしれませんが、いまの厳しい時代を生きていくには、それは必要な能力であるとは思えません。
 したがって、大まかなことが見えると同時に、小事、小さなことも、おろそかにしないことが大事です。そこに、あすへのチャンスがあります。
 「自分は一万人の会社の社長だから、社長室でハンコだけ押していればよい」という考え方もあるかもしれませんが、やはり、小さな変化を常に見つづける必要があるのです。
(179~182ページ)

たまたま何かの技術によって、ある商品を開発し売り出したところ、それがヒットして事業化され、会社が設立されたときには、経営という問題がどうしても出てくる。

会社全体、市場全体、あるいは日本の経済、世界の経済、政治が、どのように動いているのか、どのような世の中になるのかなど、外部環境についての新しい情報を常に集め続け、全体を見る目、大局観を常に磨いている必要がある。

年功序列で押し上げられただけの人のなかには、大局観というものを、「大勢の人の上に乗っかって、書類にハンコのうち最後のほうのものを押すこと」と考えている人もいるが、いまの厳しい時代を生きていくのに必要な能力とは思えない――。

そして、今日ご紹介したお教えで大川隆法総裁先生が説かれる経営マインドの要諦は、「大局を忘れず、小事をおろそかにしない」ということなのだと思います。

今の時代、社長という立場にある方にはもちろんのこと、ひとつの部門や組織の責任ある立場の方にとって、いろんな意味で学びになる大事なお教えの一つではないかと改めて私は思っているのです。
 

『常勝の法』

  大川隆法著


(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!) 
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 幸福の科学へ



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« ピラミッドパ... 筑紫哲也って? »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。