会社で自分だけが出世していいのかな、給料が自分だけ上がったりしていいのかなあ。・・・なーんて疑問もってる人って、いますよね。宗教的な性格の方なんだと思うけど、あなたはどうですか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『常勝の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
まず言えることは、「人生は勝負の連続である」ということです。
人生において、大きな転機というものは何回かしかないかもしれませんが、細かく見れば、やはり毎日毎日が勝負なのです。「きょう一日が勝利するかどうか」ということです。(中略)
その毎日の連続体が人生であり、大勢の人々の人生が交錯しているのが、この実社会なのです。そういう見方が必要だと思います。
そして、「勝負には相手があり、勝つ者と負ける者がある」 という考えも当然ありますが、各人が自分の人生に勝つことで、両者が共に勝って生きていくということもあるわけです。
たとえば、会社のような組織体のなかで、ある人が勝つということは、単にライバルとの関係だけで見れば、その人が、他の人よりも出世が早かったり給料が上がったりすることかもしれません。しかし、会社のなかで、そういう人が増えていくということは、トータルでは、企業体として外部の会社に勝つことを意味するのです。
「お互いに出し抜いてはいけない。他の人より、よい発明をしたり、よい仕事をしたりしてはいけない。みんなが同じでなければいけない」というように考えて、会社のなかで勝つ人が出ないようにするということはありえます。しかし、「勝ちもないが、負けもない」という状態は、ある意味では全員が負けているのかもしれません。
そういう、全員が負けているような共同体をつくった場合には、外部との戦いでは敗れます。だれも不幸にならないようにしたつもりが、結果において、外との競争に敗れて会社がつぶれ、全員が敗北者になるということがあるのです。
したがって、同僚や先輩から煙たがられるようであっても、優れた発明や発見をしたり、優れた提案をしたり、新しい仕事をつくり出したりする、優秀な人、傑出した人がいてくれたほうがよいのです。その結果、まわりの人が負けているように見えても、実は、企業体としての勝利になることがあります。その人が勝つことによって、ほかの人たちは、負けているかに見えて、実際には他社との競争における勝利の分配を一緒に受けているのです。
(106~108ページ)
「人生の勝負に勝つ」という考え方は、競争社会がなぜあるのか、そこで私たちはどう考え、行動していくのがいいのか、という根本的な問題に迫っていくものではないでしょうか。
そして、ここで大川隆法先生が教えられるのは、自分だけが勝てばいいとか、勝つことだけが大事だとかいうような偏った教えではありません。
・・・というあたりは、この『常勝の法』をひもとくことで、もっともっと腑に落ちる話であることが理解できると私は思っているのです。
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『常勝の法』
大川隆法著 |
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