理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄390 五月病にご注意

2013年05月06日 | Weblog
ゴールデンウイーク(GW)も今日で終わりですね。皆様はどんなお休みを過ごされたのでしょうか。今年は海外旅行よりも国内旅行が賑わったようです。我が家もいつもだと温泉に行くことが多いのですが、今年は娘も友達との用事が増え、家族旅行はできませんでした。

お陰さまで、天気も良く久々に車の掃除ができました。気になっていた汚れた車がピカピカになり、また、風呂のタイルもカビなどでとても気になっていました。こちらもピカピカに磨き上げ、今回のGWはお掃除週間になりました。

GWが終わりになると「五月病」が増えてきます。最近は余り聞かなくなったように思いますが、決して五月病が減ったわけではありません。4月から新入生として新しい学生生活や、新しい職場で新入社員として働き出し、新しい環境での生活が始まっています。

新しい環境への期待があり、やる気があり、夢ふくらませて入学や就職をしたものの、今までの環境との違いに充分に対応できず、GW明けころに無気力になり、不安感や焦りなどから不眠や疲労感、やる気が出ないなどの症状が出てくるのです。

五月病は「うつ病」に似た症状が出ますが、うつ病ではありません。環境に適応できない「適応障害」と言われるもので、環境に適応できてくると自然に解消していきますが、悪化するとうつ病になることもあります。

GWが終わろうとする今日では少し遅いかも知れませんが、五月病にならないための対策をまとめてみました。ネットで「五月病にならないための10カ条」というのを見つけましたので紹介しながら、私なりに解説いたします。

1. 完璧主義をやめる:何でも完璧にやろうとしてもできないことの方が多いものです。新しい環境や仕事も8割ができれば上出来だと、肩の力を抜くことを心がけるといいでしょう。肩の力を抜くには深い腹式呼吸をゆっくりと3回ほど行うだけで大丈夫です。

2.焦らない:新しい環境に適応できずに自分だけが取り残されてしまったような気持ちになり、焦ってしまいがちです。他人と比較せず、自分のリズムをつくることが大切です。やはり腹式呼吸は効果的です。

3.一人で悩まない:今の自分の気持ちを周りの仲間に話してみましょう。人に話すことで心のわだかまりから解放され、気分も軽くなります。自分と同じようなことで悩んでいる5月病仲間が見つかるかもしれません。

4.自分を知る:自分を客観視(第三者の目)することで、自分が何にストレスを感じるのか、何をしていると楽しいのか、自分自身を知ることが大切です。

5.規則正しい生活をする:自分なりの生活リズムをつくるようにしましょう。体調が悪いと前向きにならず、ネガティブな思考になってしまいます。規則正しい生活で体調を整えましょう。

6.食生活に気をつける:新しい環境になれず焦りを感じてイライラしがちです。イライラを防ぐカルシウムやビタミンC、疲労回復に欠かせないビタミンBをとるなどして、ストレスに負けない体を作りましょう。

7.睡眠を十分に取る:睡眠は五月病に限らず、大切なことです。最近は不眠で悩む人が多く、間脳の働きにも影響を与えて、自律神経やホルモンバランスを乱してしまいがちです。睡眠を十分とるようにしましょう。

8.気分転換する:気分が落ち込むと、行動を起こすのがおっくうになり、ますます気分が滅入ってしまい、悪循環になります。散歩をしたり好きなことをして、気分転換をするように心がけましょう。

9.自分の時間を確保する:「あれもしなければ」「これもしなければ」と焦ると自分の時間が取れなくなり、集中力を欠いてしまいます。全てを忘れ、自分の時間をつくりましょう。

10.不必要なプライドを捨てる:「自分はこんなはずじゃない」「もっと仕事ができるはずなのに」と変なプライドを持って大きな荷物を背負って自分を苦しめていないだろうか。プライドを捨て楽になってみよう。

10カ条を見れば、円心五法の実践そのものだな、と思いました。円心五法は全ての解決策に有効ですね。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士