袋掛終へて津軽嶺浮かすごと 成田清治 2020-07-16 04:33:35 | 日記 津軽嶺ですから林檎の袋掛け。津軽嶺は、山頂部は岩木山、鳥海山、厳鬼山の3つの峰に分かれていて、稜線がとても美しい「津軽富士」と称される、津軽の人のお国自慢のひとつ。「袋掛」は生活感を背後に負った季語でもあり、この地で育ち、馴染んだ景色として誇らしく写生された句であるように思う。袋掛けが終わった林檎の木から、嶺までの奥行の遠目が、故郷から離れていても描けるほどに、その浮きたった津軽富士の存在を伝えて見事。(博子) « 錠剤の転がり夏に入りにけり... | トップ | 悠久の多賀の碑にて昼寝 塗 守 »
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