「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

地震後の深閑として春北斗 今野紀美子 「滝」5月号<滝集>

2011-06-12 22:54:59 | 日記
 あの地震の日の夜空に星々が輝いていたことを、多くの人
々が印象的に句に詠んでいる。掲句も、その一つ。満天の星
の下には、一瞬にして消え去ってしまった多くの村や町があ
ったことを、その時私たちはまだ知らなかったのだ。(N)

2 コメント

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春北斗 (今村征一)
2011-06-13 08:33:03
深閑とした中にも不気味な星空。
春北斗 (紀美子)
2011-06-13 12:13:42
体育館の避難所と自宅を、薬缶やホットを持っての往復4~5百人の避難者が黒く蠢いている緊迫した状態でした。あの夜の星空は今までに見たことのないような大きな星が頭上に輝いていました。柄杓星がうるうると私には滲んで見えました。

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