「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

銅鏡の百の行方や夕ひぐらし 菅原鬨也 「滝」9月号<飛沫抄>

2012-09-27 04:27:01 | 日記
 揚句、百の銅鏡とは、「魏志倭人伝」にも記されている通
り邪馬台国の女王、卑弥呼が皇帝から金印とともに下賜さ
れたものだろう。銅鏡は日本各地で出土するが、この卑弥
呼の銅鏡と断定できるものは出土されていないようだ。そ
れも理由の一つで邪馬台国の近畿説と北九州説はいまだに
決着がついていない。どちらの説も資料を読むと興味深い
内容だ。謎が多いだけなおのことロマンが広がる。夕暮れ
時の蜩の声が一層作者を古の都に誘っているようだ。(中井由美子)

3 コメント

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銅鏡 (今村征一)
2012-09-27 11:07:09
説が一致していないからなおロマンがありますね。
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何時かはっきりする日が、 (博子)
2012-09-27 14:38:51
 分からないことってとっても魅力的。
 謎は想像を掻き立てますね。

 今、昼ごはんです。
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ロマン (由美子)
2012-09-27 14:45:00
歴史って謎だらけで面白いですね。
何時の日か決着がつくのでしょうか。
楽しみです。
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