「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

間欠の湯煙笹子鳴きにけり 鈴木幸子

2020-03-22 07:59:28 | 日記
 車で一時間強走れば鳴子温泉鬼首の間欠泉を見ることが出来るところに住んでいるが小学校の遠足で行ったきり。だが高く吹き出す湯柱と湯煙と歓声をよく覚えている。一度吹き出すと次の吹き出しまでに少し間がある。その間の笹鳴きでしょうね。「チャッ、チャッと小さく地鳴きする冬鶯。暖と寒の肌感覚と聴覚の「勢い」の強弱が、風景の中に溶け込んだ切取りは流石です。
幸子さん、「滝賞」受賞おめでとうございます。
そして、鈴木弘子さん、「滝春秋賞」、木下あきらさん「滝奨励賞」受賞おめでとうございます。(博子)



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