「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

叱られて蝌蚪の仲間となりにけり 中鉢益生 「滝」7月号<瀑声集>

2012-07-28 04:46:31 | 日記
 池田澄子の「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」を思い
出した。いろいろ想像を巡らすことができて楽しい童話のよ
うな句。愛情をもって叱られた少年時代が懐かしい作者は成
長してりっぱなトノサマガエルになりました。めでたし、め
でたし。(中井由美子)

2 コメント

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蝌蚪 (今村征一)
2012-07-28 08:52:03
最近家の周りで蛙の声が聞こえるようになりました。住宅地ですから泣いているのが不思議なのですがよく考えてみると片栗の花の群生を見に行ったときそこにいた蛙を捉え二三日飼つていましたが可哀相になり逃がしてやったことを思い出しました。近くに疎水があるので其処を住処としているのでしょう。
句評のとおりですね。
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 (博子)
2012-07-29 05:23:23
 我が家は田舎なので、蛙の声はうるさいほどします。
「叱られて」は、「叱って」思い出したのかもしれませんね。蛙の子は蛙ですもの。
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