本当は…
『ヨーロッパ旅行の最終日を検証する』という記事を予定していましたが、
つい先日、ICEがケルンからフランクフルト空港までの高速新線で、燃えちまったので…
(https://navva.org/germany/nation/ice-barrel-burns-while-driving/)
DB全体が混乱しており、中止。
ということで、SNCB電車製作の続きです。
※ヨーロッパ旅行の最終日、ICEが運休になって、ビンゲン駅からタクシーで空港へ行ったのですが
もしこのとき、タクシー以外の手段で空港を目指すとしたら、どんな方法があったかな?
というのを、検証する企画を、と考えていたのでした…。またの機会に。
前回、図面を引くところまでやりましたので、続き。
図面をプリンターで打ち出して、スプレー乗りで0.3ミリのプラ板に接着。
これで、ケガキをしたのと同じ効果が得られますので、あとは図面にあわせて
デザインナイフでひとつひとつ切り抜いていきます。
…と、書くと簡単そうですが、これが意外と大変。
一番細い部分は0.4ミリで設計してしまったので、とにかく神経を使います。
こんな感じ。だいたい1側面に1日かかりますので、2編成×2枚張り合わせ×左右2面=1週間以上かかるわけです。
根気強く、1枚1枚窓を抜いていきます。
3Dプリンタが全盛の、この時代に…笑
いや、だからこそ挑戦する甲斐があるのですが。
コツ?ではないですが、
1側面完成するごとに、デザインナイフの刃を交換しています。
少しでも古くなった刃を使うと、変な方向に刃がすべって危険なほか
切れ味が悪くなると力を加えなければならず、疲れます。
また、これはずっと前に芋師匠から教わったのですが、一番細い部分から先に切り抜くこと。
赤、青、黄の順に、矢印の方向にカッターを入れていきます。
先に黄色の線を切り取ってしまうと、“たわみ”によって、刃先が予期せぬ動きをしてしまいがちなのです。
なお、赤と黄の線を切るときは、ステンレス定規を押さえたままで動かさないようにして、すべての窓を一気に切っていきます。
そうすると、上辺と下辺がびしっと揃う。はず。
この状態すすすっと刃を入れるわけです。
このとき、どこからどこまで刃を入れていいか、わからなくなってしまうので
敢えて、窓の四辺などから1ミリ程度の『ヒゲ』をのばして作図をするのです。
これは、世界のUCC師匠に教わった技術。
こうして切り出した側面、
まず内外を
貼り合わせます。
なお、4枚扉は、一度1枚1枚を切り取ったうえで
緑キャップで接着をして、扉を表現しています。
Hゴムの曲線は、V字に切り込みを入れてたものを、極細の丸やすりでごりごり広げました。
1週間かけて、側面4枚完成。
緑キャップは乾燥時に反るので、この状態で重しをして、一晩寝かせます。
(実際は、4枚全部が一気に完成したわけではないので、側面によっては三日ぐらい寝かせてますw)
前面。基本設計は3枚重ねですが、この上から貫通幌がつきます。
これだけだと無機質な顔ですが…
ちょっとは愛嬌がでた、かな?笑
前面は曲げなければならないので、ビール瓶にマスキングテープで巻きつけて、調教中。
このぐらいの曲げ角度。
3枚貼り合わせて曲げてあるので、一度つけた曲げ癖は、そうそう簡単には戻りません。
この状態で上にビール瓶ぐらい載せても、びくともしません。アーチ橋が壊れないのと同じ原理ですね。
緑キャップで曲げながら接着するのがポイントです。
まだ続いてますw
ご期待ください。
『ヨーロッパ旅行の最終日を検証する』という記事を予定していましたが、
つい先日、ICEがケルンからフランクフルト空港までの高速新線で、燃えちまったので…
(https://navva.org/germany/nation/ice-barrel-burns-while-driving/)
DB全体が混乱しており、中止。
ということで、SNCB電車製作の続きです。
※ヨーロッパ旅行の最終日、ICEが運休になって、ビンゲン駅からタクシーで空港へ行ったのですが
もしこのとき、タクシー以外の手段で空港を目指すとしたら、どんな方法があったかな?
というのを、検証する企画を、と考えていたのでした…。またの機会に。
前回、図面を引くところまでやりましたので、続き。
図面をプリンターで打ち出して、スプレー乗りで0.3ミリのプラ板に接着。
これで、ケガキをしたのと同じ効果が得られますので、あとは図面にあわせて
デザインナイフでひとつひとつ切り抜いていきます。
…と、書くと簡単そうですが、これが意外と大変。
一番細い部分は0.4ミリで設計してしまったので、とにかく神経を使います。
こんな感じ。だいたい1側面に1日かかりますので、2編成×2枚張り合わせ×左右2面=1週間以上かかるわけです。
根気強く、1枚1枚窓を抜いていきます。
3Dプリンタが全盛の、この時代に…笑
いや、だからこそ挑戦する甲斐があるのですが。
コツ?ではないですが、
1側面完成するごとに、デザインナイフの刃を交換しています。
少しでも古くなった刃を使うと、変な方向に刃がすべって危険なほか
切れ味が悪くなると力を加えなければならず、疲れます。
また、これはずっと前に芋師匠から教わったのですが、一番細い部分から先に切り抜くこと。
赤、青、黄の順に、矢印の方向にカッターを入れていきます。
先に黄色の線を切り取ってしまうと、“たわみ”によって、刃先が予期せぬ動きをしてしまいがちなのです。
なお、赤と黄の線を切るときは、ステンレス定規を押さえたままで動かさないようにして、すべての窓を一気に切っていきます。
そうすると、上辺と下辺がびしっと揃う。はず。
この状態すすすっと刃を入れるわけです。
このとき、どこからどこまで刃を入れていいか、わからなくなってしまうので
敢えて、窓の四辺などから1ミリ程度の『ヒゲ』をのばして作図をするのです。
これは、世界のUCC師匠に教わった技術。
こうして切り出した側面、
まず内外を
貼り合わせます。
なお、4枚扉は、一度1枚1枚を切り取ったうえで
緑キャップで接着をして、扉を表現しています。
Hゴムの曲線は、V字に切り込みを入れてたものを、極細の丸やすりでごりごり広げました。
1週間かけて、側面4枚完成。
緑キャップは乾燥時に反るので、この状態で重しをして、一晩寝かせます。
(実際は、4枚全部が一気に完成したわけではないので、側面によっては三日ぐらい寝かせてますw)
前面。基本設計は3枚重ねですが、この上から貫通幌がつきます。
これだけだと無機質な顔ですが…
ちょっとは愛嬌がでた、かな?笑
前面は曲げなければならないので、ビール瓶にマスキングテープで巻きつけて、調教中。
このぐらいの曲げ角度。
3枚貼り合わせて曲げてあるので、一度つけた曲げ癖は、そうそう簡単には戻りません。
この状態で上にビール瓶ぐらい載せても、びくともしません。アーチ橋が壊れないのと同じ原理ですね。
緑キャップで曲げながら接着するのがポイントです。
まだ続いてますw
ご期待ください。
クオリティ云々は置いといて、やっぱりカタチになってくるのは嬉しいです。
塗装、グラフィティ、やってしまいましょうか。私の中ではSNCB=落書き電車、のイメージですから…
引き続き楽しみにしております。
それでも、プチっと逝くことはあるので、無表情で緑キャップ流してます…何か所かごまかしましたw
ただ、セオリー通り、細い部分をちゃんと先に抜きさえすれば、意外と折れないものです。
塗装が下手なんですよ~、台無しにしないように、がんまります(^^;