ソチ・オリンピック・・・ 暖冬でどうなることかと思ったけど、室内競技だったり、降雪機があったり、と・・・無事に終わりましたね~。黒海のこっち側もずいぶん盛り上がって見てましたヨ!! 新聞には、「選手村にあるナゾのカップルトイレ」の写真も載ってたしね~(笑) 近所の女の子たちはフィギュアスケートを見て影響を受けていたようで、マネして遊んでました。
3月のこの時期、よくソフィアでフィギュアスケートのジュニアの大会が開催されます。ほぼ毎年かな?と思える程・・・ 2008年にも一回見に行ったのですが、それからしばらく行ってなかったな~、ということで思い出したように今回行ってみましたよー!!
先回と同じ「ウィンタースポーツホール」(英語で言うとかっこよく聞こえるけど、ブルガリア語の名前を直訳すると「冬のスポーツ宮殿」・・・何じゃそりゃ?! 相変わらず名前負け!! 駐車場から入り口までボロ汚いし・・・)の入り口でチケットを買うと、プリンターでピーッと印刷してケースにはさんでくれたのがコレ!!
先回2008年のときはバスや路面電車のビレティ(チケット)みたいなのだったから、すんごい高級感!!(笑) このチケットを準備するために値段が高くなったんじゃないの? とも思いましたが、まァ、前見たときからもう6年経ってるわけだからそりゃチケットも高くなるよね・・・
中に入ってみるとセレモニー用のステージがセットされています。リンクの壁にはスポンサーのロゴが書かれていますが、ぜーんぶ日本企業!! 何だかどこにいるのか分からなくなっちゃう・・・ でも客席のボロさがワタシをブルガリアに引き戻してくれます(笑)。
15日(土)は、午前中は女子の公開練習、午後は男子フリーでした。特に男子選手を見るのははじめてでしたが・・・ とにかく東洋系勢力がすごい!! 最後の4組目の6人の選手のうち、5人はアジア人です。国籍は、日本、アメリカ、カナダ、中国・・・ そしてコーチもアジア系!! ソチ・オリンピックで羽生クンやパトリック・チャンが大活躍してましたが、この様子だと今後上位に入るのは皆アジア系のコたちになるのでは、と思うほど!! そしてこの組のもう一人はロシア人!! 見た目とにかくアジア系は薄くて小さく、ジャンプをしやすい、というのがあるのかもしれません、まったくのシロウト目には、ですが・・・
観客席を立ってホワイエに行ってみるとこれから出番の選手たちが軽くアップしていたり、精神集中していたりするところに出会います。男子1組目で演技する中国の選手がジャンプのタイミングをとっていたり、あっ、あそこでイメージを描きながら体を伸ばしているのは日本の宮原知子選手だったのかな?
ショートプログラムが終わった段階で日本の宇野クンが3位、田中クンが6位でその最終組に入ってがんばっていました!! 優勝はカナダのナム・グエン選手!! 名前からすると東南アジア系?彼のコーチはあの羽生クンやハビエル・フェルナンデス、そして以前はキム・ヨナちゃんもコーチしていた人なんだって!! 演技が終わった瞬間、勝利を確信したようで指でナンバー1!! と、ガッツポーズ!! 見た目がワタシたちに近いのに、さすがにカナダ育ちのせいか表情や感情の表現がおおらかですよね~!!
演技が終わると観客席からお花やぬいぐるみなど、いろんなものがリンクに投げ込まれますよネ。演技に感動して一生懸命演技した選手たちをたたえてそうしているのかなァ、とテレビで見ていると思ったものでしたが・・・ 今回ナマで見てて分かったこと、それは・・・
それを集めに滑ってくる小さな子どもたちがいますよね、あと十年したらこの子達もこのジュニアの舞台に立つのかな・・・くらいの。このコたちの親たちが花を大量に買ってきていて、ほぼ全ての演技でそれを観客席からリンクに投げ込むのです!! つまり、このコたちの晴れ舞台でもあり、お母さんたちはウチのコ見たさに花を投げている・・・(笑)
この大会、1日見れて一人10レバ(=5ユーロ)で、安いっ!! 日本選手の応援団もがんばって声援を送っていましたが、でも日本人ファンは少なかったかなぁ・・・ ソフィアは宿泊も安いからもっと来てるかな~と思ったんだけどネ。
にしても、男子フィギュアは迫力があっておもしろかった~!! そして選手もコーチも、羽生選手や高橋大輔選手のルックスを明らかに意識しまくってたりして・・・ アジア系はどうしても見た目イマイチだったのですが、最近はオシャレ~になってきて、そこのところも注目!! ですネっ!!
今日も庶民の町、ソフィア市リューリン区・・・ から友人を訪ねるために地下鉄に乗って、ナデジュダ駅で降りて道を歩いているといたるところにポスターが。ふむふむ、この5月最初の週末にソフィア市内のアルメエツ体育館で新体操のワールドカップがあるんだとか。ネットで調べてみると何と!! 土曜日は入場無料!! エエ~ッ、ウレシイ~!! 以前に書きましたがブルガリア人は顔が小さくって手足が長く、平均的に体が柔らかい!! ブルガリアは新体操の強豪の一角を担っていますよね。その世界レベルの大会を、予選とはいえタダで見れるっていうのはオトクだ!! 絶対見たいっ!!アルメエツ体育館はゲオミレフ地区にあり、お隣にはブルガリア国軍の施設。ちなみにアルメエツという名前も「陸軍」っていう意味だし、同じ敷地にあるプールや他の体育施設は「ЦСКА」(ツスカ)といって(これってロシアはモスクワの本田選手が所属してるサッカーチームの名前ですが、旧共産圏には同じ名前のチームがどこにでもあるらしい・・・)軍関係のスポーツクラブ。何せこの体育館、最近退陣した空手おじさんボイコ・ボリソフ(元?)首相のキモイリで作られた新しいピカピカの体育館。まったくブルガリアっぽくないきれいな感じです(笑)。 普段はスッカラカンな駐車場も無料ということでけっこう車が入ってますね。広告を見てみると・・・ へえ~けっこういろんなイベントをやってるのネ。でも体育館なんだから体育会系イベントをやるのが一番よネっ!!
正面の階段を上って入っていくと・・・ 無料で入れる席はスタンドの上のほうですが、とても見やすく、テレビ局のカメラも陣取ってました!!
その日、用事があったのでかなり遅く体育館に着いたのでやっていたのは「アンサンブル」、つまり団体戦ってことかな?見たのはブルガリアの地元チームの他、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、アゼルバイジャンなど旧共産圏の各国に、フランス、スイス、スペインなど旧西側諸国。まずはこん棒の演技。よく分かりませんがワタシ的にはロシアチームが一番だったかな?! 最近の新体操のこん棒ってつながるんですネ!! ロシアチームはこん棒を輪っかにして演技をスタート。なかなかすばらしかった!! (もちろん細かいことはよく分かりませんヨ・・・)
次はボールとリボンの演技!! あのボールはクセモノ!! すばらしい演技をしていても、キャッチの際、ポーンとはじいてしまうと線の外に出て行ってしまいます。フロアマットのすぐ外側3箇所にスペアがおいてあり、けっこういろんなチームが利用していました。旧共産圏のチームはほぼみんな、小顔、手足まっすぐで長~~い!! アゼルバイジャンは新体操強豪国みたいですが、少しアジア系の血が流れているのかちょっと小柄に見えましたね。スペインチームも華やかな美しさ!!
ニュースによると韓国の選手がフープで予選一位通過して決勝で銅メダルだったらしいけど、 今回は日本のチーム、「フェアリー・ジャパン」は来てなかったようですし・・・ ワタシが若いころ(?)、浅倉南ちゃんとかけっこう流行って、新体操って日本でメジャーなんだと思ったモンでしたが、いや~、この競技、絶対に東アジア系は不利、不利~~(T0T)
でも、ブルガリアチームの子が知り合いが見に来ていたのに気づいたからかこの無料席にレオタードのままでやってきてたのを見たけど・・・ ブルガリア的にはどこにでもいそうなコでした。やっぱりブルガリアはきれいなコ、多いな~。
競技の間にブルガリア人コーチらしき人からアナウンスが・・・ 「今日は私たちのモミーチェを見に来てくれてアリガトー!! 明日もサポートに来てネ!!」・・・ つまりお金払って見に来てネって事かな? ゴメンネ~、ワタシはムリ・・・ でも世界レベルの大会をちょっとだけでも見れて、よかった!!
つい先日母に電話したら・・・
「そういえばあなたと同級のMちゃんに会ったワよ。お顔は相変わらずキレイなんだけど、けっこうポッチャリしてきたワね~。あなた、大丈夫? 中年になると代謝が落ちるから気をつけなさいよ~」
う~む、Mちゃんといえばチョー小顔でスラッと後姿も美しい美人さん。ワタシは何度、「ああ・・・あーいうスタイルになんで生まれてこなかったのだろう」と思ったことか。っつーか、ワタシはお母さんに似ちゃったんだから、いまさら「大丈夫?」なんて言われても!! 生まれてこの方、一度も「スラッとしている」、「ほっそりしている」とは言われたことのないワタシ。いつもポッチャリ、「球形」に近く、ほめ言葉といえば、「健康そうですね」ばかり・・・ 丈夫だけがとりえ・・・ 嗚呼ぁ、ハーフに生まれたかった。M端シスターズのように・・・
ハーフといえば、そして最近のブルガリアの日本がらみのニュースといえば、加藤ローサさんの旦那の松井大輔選手!! ソフィアの「スラヴィアFC」に来ました!! 入団会見のときに
「ブルガリアで知っていること、と言えばヨーグルトと女性が美しいこと・・・」と言ったそうですが、ブルガリア人の女性もその美を維持するのは至難の業!! 特にみ~んな太っちゃうぅ~!! ブルガリアの情報(ニュースサイトなど)をウェブ上で見つけると、その両側についている広告はみーーんな「ディエタ」、つまりダイエットです。
そーんなに高価なダイエット食品を手に入れなくても、健康を維持するためのダイエットくらいはけっこうこちらでも方法がありますヨ!! まず、よくこちらの女子の友人たちに聞くと、便秘が深刻なことが分かりました。甘いものや、人によっては白いお豆「ボブ」が好きなコが多いから?あとは好みのパンの問題も!! 「パンを食べなきゃ食事をした気がしない」と言うブルガリア人、各食事に500~650gもあるパンが1つ、2つと消費されるのは常識・・・ でも、フワフワの白パンや調理パンはおいしいけど繊維不足になっちゃいます。ブルガリアの定番「バーニッツァ」や、油で揚げたブルガリアの揚げパン「メキッツィ」「ブフティ」(ふくらし粉の種類によって名前が違う)!! おいしいーっ!! でも超高カロリーだけど・・・
最近はダイエット用のパンにダイエット用クラッカー、はたまた「オリソビ・ブロックチェタ」なるものまで!! これは日本人のワタシの目には「ポンせん」に見えるゾ!! 味もまさしく!! ソースとマヨネーズを塗って食べてた子供のオヤツ!! やはりダイエット上、「小麦粉の”コナもの”よりも、米のような”粒もの”の方が、インシュリンの急上昇を妨げるので効果的」ということになってきているようです。
松井選手がこっちでプレーする間、加藤ローサちゃん、子供を連れてソフィアに引っ越してくるんでしょうか? そしたらこっちの食べ物、好きになる? でもブルガリア人の女子たちみたいに食べ物のことを気にするかな?・・・ いずれにせよ、おいしいフルーツ、野菜、ヨーグルトにあふれているブルガリア。こういう食べ物にもう一度注目したらいいんじゃないかなァ~?
ある日、友人のパブリナのところへ遊びに行った時のこと。6年生の娘、アンゲラと、2歳のネンネちゃんカティのにぎやかな家・・・ でも、パブリナがうかない顔・・・ 「どうしたの?」と聞くと、実は2日前にはっきり分かったことのようですが、お姉ちゃんのアンゲラに健康上の問題が!!
「ず~っと体がいたいいたい」って言ってたんだけど、近所の医者じゃ理由が分からなくってネ。学校の検診にソフィアから先生が来て診てくれたときに分かったの。」との事。よく聞くとそれは日本語でいう「脊柱側湾症」では? 少し前にかがむと上に来る背中の、左右の高さが段違いに違う!! 原因は?
「アンゲラの体が柔らかすぎるからなの。」 ええ~っ!! 何も体育的な訓練を受けていないアンゲラですが、手の指をググーッとうしろにそらせると、そのまま腕につくっ!! (写真ではあまり一生懸命やってないみたいだけど・・・) 当然180°開脚し、前にペタッと上体がつきます。実はアンゲラのように、健康にかかわる問題になるほどではないにせよ体の柔らかい人がブルガリア女性には多い。なんでもパブリナ曰く、「お医者さんによると、ブルガリア人の17%が柔軟すぎる問題を抱えてるんですって。」
すごいな~。元々体が柔らかい上に、日本人の半分くらいの小顔、そして手足の長さはプラス10cm以上長い(?)となれば新体操にはもってこい!! 日本人がどんなに”小顔”になる努力をしてもタカが知れている(っつーかムナシイよね~)。ただ、「何もしなくても筋肉や関節が柔らかい」人と、「訓練で身体を柔軟に保つ努力をしている」人とでは、違いがハッキリ!! 生まれつきの人はフンバれない!! バスケのように重いボールを受け取ってググッと足で踏ん張ろうとするとクネッとなってしまう・・・ 身近な人でもそんな子がいたゾ!! だから、例えばフィギアスケートで「ビルマン・スピン」のように体が柔らかくないとできない技だけど、片足で、氷の上で身体を支えなければならない、というのはやはり訓練がいる!! フンバれる柔軟性が必要なんだな~と。
それから友人のブルガリア女性にいろいろ聞いてみると、「あっ、わたしも指、そらして腕につくよ~」と、様々な世代の人が言います。
ブルガリアに住んでもう何年にもなるけど、まだ本物の新体操の競技を見たことないな~。ソフィア中心部にあるスポーツ省からメチャクチャ美しい女の子達の一段が、ジャージで、リングやこん棒を持って出てきたのを見たことはあるけどね~。
と思ったら映像がありました・・・
同じくソフィア在住のカシミリアンクイーンさんのブログに、何と!こちらでフィギュアスケートの大会があるという情報が!! オオ~ッ!うれしいゾ!! YouTubeなどでフィギュアスケート日本選手の活躍ぶりを楽しんでいた私。ジュニアだけどナマで見れるのネ!! 明日の「真央ちゃん」や「ミキティー」が見れるということネ!! カシミリアンクイーンさん、情報ありがとう!!
この大会会場はソフィア市中心よりすこし南東にあるストゥデンスキ・グラッドという地区にあります。名前は「ズィメン・ドボレッツ・ナ・スポルト」つまり「冬のスポーツの宮殿」(何とまあ!!) 予定表を見ると日曜日にエキジビジョンがあり、ここが一番の見所のようですが、土日はすでに予定が入ってしまっていたので、金曜日の女子ショートプログラムを観ることにしました。
当日いきなり入り口に行きチケットを購入。サイトによると1日パスなるものが8レバだったはずが、当日券は5レバ(何と400円!! 安ッ!!) しかも休憩時間は出入り自由!! (じゃあ、1日パスって何なの?) ショートプログラムの日のせいか中はスカスカ。選手関係者(家族や応援団)席と一般の観客席はロープで区切られていましたが、いまいち徹底してなくて係員と観客がモメてました。ハハハっ!! まッ、ブルガリアではよく見る光景ですネ。
一つのセッションで5~6人の選手が演技を披露します。最初6分間練習時間があり、それぞれがジャンプやスピンなどの位置を確認していたようでした。キンチョーした空気がキンキン伝わってきます。オオ~!!
掲げられている旗を数えてみると50。インドやフィリピンもフィギュアスケートの選手を送り出してるんだ・・・ ヨーロッパ系の選手はモノスゴ~く華がありますねえ~。衣装もセクシーでメイクもばっちり、手足が長くて・・・ ホントに真央ちゃんやミキティーより年下なの?今からこ
んなに美しくていいのか?? アジア系の選手は・・・ なんだかホントにジュニア・・・ 見た目大人と子供ジャン?! と思ってしまうほど違う・・・ のですが、ひとたび演技が始まるとバシバシ高得点をあげています。ス、スゴイ!!
時間の都合で最終組まで観れなかったのが残念でしたが、日本人選手の演技はどうしても見たいとネバりました。二人ともがんばって結構上位に食い込んでいました! 西野友毬チャンはがんばって4位に入っていましたヨ! その日トップだったのはアメリカ生まれの日本人(だからアメリカ代表)の長洲未来ちゃん!! 彼女はホント注目ですネ!! 彼女たちの華麗な演技を写真に収めようと思ったのですが・・・ ムズカシすぎ・・・ シャッターを押したときにはもう向こうのほうに行ってたりして。
スケートがぜ~んぜん分からない私でも夢中で見てしまいました。ああ、今度は「ジュニア」じゃない世界選手権がないかな・・・ それも同じくらい安く観れないかなあ・・・