
栗原すみれさんというピアニストは知らないけれど、藤本一馬と須川君はしいているから、これは面白そうと買ってみた。
これが、うまい具合に各プレーヤーの立ち位置があっている。それぞれに音楽的に確立していることは確かなのだけれど、ここではインター・プレー、それが何とも落ち着いて調和する。
誰がリーダーということないのだけれど、ちょっとピアノのすみれさんの流れが出ているかな。
1曲目のピアノのアルペジオと須川氏のアコベに耳がいくと、そこには藤本氏のギターがきちんと寄り添っている。1曲目、2曲目、5曲目7曲目が栗原すみれ氏の曲で、個性が確立している。残りが藤本一馬氏の曲。曲も書ける須川氏の曲がないのはちょっと寂しい。
個性が絡み、浪打ったり、さざ波になったり、静かななぎが訪れたりと、3人の思いがよく伝わる。
3本のアコーステックがみずみずしくからみあうので、強い刺激、興奮はないけれど、ときどきテーブルになせる気がするアルバムになると思う。
TIDS OF BLUE / 栗原すみれ・須川崇志・藤本一馬
栗林すみれ piano
藤本一馬 guitar
須川崇志 bass
2024年8月22日 東京録音
1. Tides of Blue
2. The Ways to Come Back Home Again
3. Let Me...
4. Dew
5. Here My Home
6. Pathway to Light
7. Road
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