JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

リンカーン弁護士  マイクル・コナリー著 古沢嘉通訳

2010-03-24 23:09:52 | 


図書館に予約をしておいても、いつ廻ってくるか解らないので、(実際は待状況が解る)新しいものを読み始めたとたん用意できまいたなどとメールを頂く。
マイクル・コナリーは刑事ハリー・ボッシュのシリーズを幾つ読んだか覚えていないけど、結構体力が必要な、読み応え充分な作風でこの新作はぜひ読もうと思っていたのでこちら優先にしました。
刑事弁護士マイクル・ハラーという新しいキャラクターの新シリーズ、どちらかというと刑事より弁護士物のほうが好きです。
読み出しは新しいキャラクターなのですぐになじめませんが、「無実の依頼人には、中間的な結論はない、交渉するな、答弁取引するな、妥協するな。ひとつの表決あるのみ。スコアボードにNGを付けなければならない。無罪以外の表決はない」と始まります。
暴行事件の無罪を主張する資産家の息子の弁護、策略家のこの事件の検事が登場する180ページぐらいからスピード感が加わって、始まりとは裏腹な思わぬ展開です。
主人公のキャラクターもボシュより軽くて人柄もいいようで私好み、話が軽い感じで進みます。
そしていいスピードで最後まで、とてもいいのが、別れてしまったのに実は愛している検事の元妻の独自性が最後まで崩れずにここら辺がコナリーの格調高いところなのでしょう。
ちょっとスーパー弁護士のところがありますが、かなり面白い法廷小説でありました。

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