そもそも食道癌は症状が出にくく、層の厚さも薄いので転移しやすい。気が付くのが遅れて、進行も早い癌と言われます。ここのところ医師からちょっと食道癌について教わったので書いておきます。
転移のリスクという考え方をとると食道は4段階の層への浸潤に分けて考えるとよいと思う。
第1段階がM層という粘膜上皮(M1)と粘膜固有層(M2)、癌はこのM2に出来、進行していく。だからこのM層にとどまった状態で内視鏡で切除すればほぼ根治する。
その下に第2段階はM3という粘膜筋板とSM1という粘膜下層がある。この層に達していると、転移リスクは、医師によって若干異なるけれど、10%~20%だそうである。
私のなっている食道癌の見立ては、M3に癌がいっているということである。ただし細いリンパ管や血管もこの層にはあるので、そこに癌が入り込んでいないかを病理で見てその後の判断が行われる。
この状態は、大変おかげ様の状態といえて、食道癌の人のうちこの状態で発見されるのは30%とのこと。だから本日の術後の病理を祈るばかりだ。
その下に同じく粘膜下層のSM2とSM3層があって、この第3段階は転移リスクが30~50%、そしてその下が第4段階となって固有筋層、外膜でここまで来ていると進行がんとよばれて厳しいという状態です。
そして第1段階、第2段階は初回の段階での治療は内視鏡的切除が選択できる。食道癌と聞いたとき、まず内視鏡でと祈っていたのです。そしてこの内視鏡的術となったわけです。
術日の今日、こんなことを書けているのも、検査所見をきちんと説明いただいて、残念というよりかは付いてると思えるからです。
ちなみに術日の今日は食事なし、術後はおき上がってもいけないらしい。ですから午後の手術後の話はまた後日。
転移のリスクという考え方をとると食道は4段階の層への浸潤に分けて考えるとよいと思う。
第1段階がM層という粘膜上皮(M1)と粘膜固有層(M2)、癌はこのM2に出来、進行していく。だからこのM層にとどまった状態で内視鏡で切除すればほぼ根治する。
その下に第2段階はM3という粘膜筋板とSM1という粘膜下層がある。この層に達していると、転移リスクは、医師によって若干異なるけれど、10%~20%だそうである。
私のなっている食道癌の見立ては、M3に癌がいっているということである。ただし細いリンパ管や血管もこの層にはあるので、そこに癌が入り込んでいないかを病理で見てその後の判断が行われる。
この状態は、大変おかげ様の状態といえて、食道癌の人のうちこの状態で発見されるのは30%とのこと。だから本日の術後の病理を祈るばかりだ。
その下に同じく粘膜下層のSM2とSM3層があって、この第3段階は転移リスクが30~50%、そしてその下が第4段階となって固有筋層、外膜でここまで来ていると進行がんとよばれて厳しいという状態です。
そして第1段階、第2段階は初回の段階での治療は内視鏡的切除が選択できる。食道癌と聞いたとき、まず内視鏡でと祈っていたのです。そしてこの内視鏡的術となったわけです。
術日の今日、こんなことを書けているのも、検査所見をきちんと説明いただいて、残念というよりかは付いてると思えるからです。
ちなみに術日の今日は食事なし、術後はおき上がってもいけないらしい。ですから午後の手術後の話はまた後日。