JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

砂男 ラーシュ・ケプレル 著 瑞木さやこ・鍋倉僚介 訳

2020-04-22 16:55:44 | 


入院前から読み始めて、ですから入院中の最初の本。時間がたっぷりあるようで、定期的に体温、血圧、酸素率を図りに来てくれて、食中にはおやつが2回あり、その中で午前午後の2回あるいて、ゲームなんかしていたからあまり本を読む時間は撮れていない。
それでも就寝時間に入る9時半ぐらいから11時ぐらいまでは読んでいた。
持って行ったこの本、スウェーデンの重たさが例によってあるけれど、細かいプロット割と時系列につなげてくれるので大変読みやすい。ガンで入院の身にはサイコな場面はちょっときつかったけれど、後半はリズムよく面白かった。
北欧のミステリーとしては、これまでで一番あっているかもしれない。

ちょっとジャズのところが出てくるので、そのところ、サブ・主人公的なおこ潜入捜査をおこなったサーガ・パウエルのオバカな彼氏がジャズ・ピアノを弾く。かなりマジにピアノをやる男だからしょうがないか。

サーガは彼らが何曲演奏したのかわからなくなった。ジョン・スコフィールド、マイク・スターン、チャールズ・ミンガス、ディヴ・ホランド、ラーシュ・グリーン、そして名前は覚えていないが、ビル・エバンスとモニカ・セッテルンドのアルバムにあった曲のロングバージョン。

これで作者の趣味がわかるね。ラーシュ・グリーンってのはスウェーデン出身のバリトン・サックス奏者、モニカもひっくるめてジャズがまだ元気ある感じが良いですね。
コメント (2)
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