ソニーから出ている1,000円のリイシュー品のもう一枚がこのアルバム、一寸悩んだけれどやっぱり買いたい。
買った理由は、現役ジャズピアニスト100人に選んで現在は特別顧問席にいらっしゃる、ルイス・ヴァン・ダイクだからというのが30%やっぱり買おうと思ったのは大好きな“男が女を愛する時”を演奏しているというのが70%理由です。
「A DAY IN THE LIFE」でのウエス・モンゴメリーの演奏で心に焼きついた曲でした。
1曲目がその曲、軽やかなピアノでありながら、きちんとアーシーな香りをくわえて、これはいい。この曲だけならお薦めです。
ただ聞き惚れてしまう。
そして2曲目3曲目が、レノン、マッカートニーの曲で出だしから3曲つながりがとてもいい。ヴァン・ダイク、「プレー・レノン-マッカートニー」ってアルバムをもっているけれど1989年のアルバムだから、これは68年だからお気に入りのミュージシャンなのだあろう。
ヴァン・ダイクはアン・バートンの伴奏をしていたことで有名ですが、私はこのアルバムで脱帽しました。
41年生まれですからこの時27才で若い、他にもプロコルハルムの“青い影”など、原曲の雰囲気を壊さず、当時の若々しい時代が伝わってきます。
ただ録音がちょっとシャキシャキ感があり、でもそれはしょうがないか。マーシー。マーシー、マーシーはザヴィヌルのあの雰囲気にかなわないし、スタンダードではチョイ若さが出てしまうところもでもそれも在りか。
曲の間が短くてすぐ次の曲が出てくるけれど、車で聴いているから最後の“Waltz For Debby”が終わって、すぐ“When A Man Loves A Woman”が流れ始めました。
これが良い、なんかうれしくなるような、この11曲つながりで聴くことをお勧めします。
WHEN A MAN LOVES A WOMAN / LOUIS VAN DYKE
Piano– Louis Van Dyke
Bass– Jacques Schols
Drums– John Engels
1.When A Man Loves A Woman
2.With A Little Help From My Friends
3.She's Loving Home
4.Mercy, Mercy, Mercy
5.My Funny Valentine
6.A Whiter Shade Of Pale
7.Willow Weep For Me
8.Once Upon A Summertime
9.'Round Midnight
10.Waltz For Debby