JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

外山安樹子トリオ・ライブ・アット・J 2009 11 18

2009-11-19 20:48:56 | サポート中、ライブ


ピアノの外山安樹子さんの新しいアルバムの発売記念ライブが行われています。
blog仲間のcrissさんが外山さんを聴いて絶賛してくれたのは、彼よりずっと長いファンとしては嬉しいかぎり(失礼)とても強力な仲間が増えて心強いかぎりです。
そんなことで、私も急遽応援に行くことにしました。
前回がおはじくJで2008年9月ですから一年ちょっと前、どのようになったのでしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080903

新宿“J”の入ったのが7時少し過ぎ、既にかなりのお客さんで、カウンターにいた外山さんにお祝いを言うと、J関係の人が多いようです。

1st

1 ブールジョン
新しいアルバムからの曲でスタートです。お年のいったお客が多く(お前もだ)ガヤガヤしていましたが、1コーラスで黙らすこと凄い、ピアノに力がついた、というか、フレーズかな。
私の席は一番前の大好きな壁側(横に荷物が置けて、私小道具を出し入れするのです)で後ろは気になりません。

2 イフ・アイ・シュッド・ケア
外山さんはオリジナルが美しくて、そちらに重きを置いて聞いていましたが、スタンダードをライン強く弾きって、場数を踏んで力ついたのか恐るべし。
続く関口さんのソロも、スタンダード映えます、私この人のウォーキング大好きです。
ドラム君ははじめてです、少し優等生的ですが、正確で気持ち良い。

3 スノーイング・タウン
前作からのオリジナル、コードが増えて複雑になった感じです。

4 テイク・ファイブ(アレンジ・バイ・トヤマ)
外山さんからテイク・ファイブをアレンジしてみましたとMC、嬉しくなりました。
実は先日の横浜JAZZフプロムナードでハクエイ・キムと食事して、そのとき「新しいトリオのために今テイク・ファイブをアレンジしているんです。」って聞いていたので来週(渋谷JZブラット)を楽しみにしていたところです。
その前に外山さんのアレンジが聴けるのです。
転調とコード変化を多く入れて、とてもモーダルになったT5、それでも原曲の進行をなぞってくれて楽しい。

5 アイ・リメンバー・エイプリル
スタンダードの演奏が凄くなったと今回思いましたが、解ったのはテーマの表現が力強くなり、それがインプロになっても持続出来ていることで、指も良く動きます。この演奏、このsetのベストです。

1stが終わって店は超満員、凄いけど実は“J”の関係者の会みたいなものが行われていて、外山さんを聴きに来たと思われる人は2割ぐらいでしょうか。
かなりガヤガヤで、9時過ぎにはタモリ氏も登場、2ndどうなることでしょう。
2ndのことを書く前に顛末からいうと、2nd途中で終了したら帰ることにしました。
Jの出資者が集うのは悪いことではありません、でもそれならば、そのような会合を行うことは前もって一般の人に告知して欲しいものです。
実際2nd済んで席を立とうとすると、店内のW大OBの紹介など始まって、そんな中席を立っていくのも大人気なく、終わるまで待たなければいけませんでした。
勝手に席立てばいいじゃないかというのがW大OBの言い分でしょか。
一言始める前に、何か注でも入れていただければ、まあ楽しくやってねと思うことも出来ました。
演奏中のガヤガヤはミュージシャンのせいではなく小屋が制御するもの、ミュージシャンと聴衆が協力して、良いステージ、演奏を作るものと考えていますので、昨日はその制御も協力も残念ながら小屋からは見当たりませんでした。
小屋が音楽外のすべてを認める状態であれば、貸切ということで行うべきことでないかと思いました。
出資者の方の集まりですから、優待みたいなようで、それは構いませんが一般のお客への配慮は欠けていました。
新人のJAZZミュージシャンに門とを開放し、手厚いJを嫌うわけではありませんが、告知とか挨拶とかあってしかるべきではないでしょうか。

2nd

1 スプリング・レイク
座っている場所が一番前なので、演奏が始まれば後ろは気になりません。フラシュをたかなければいいという外山さんのことばで、いいポジションなので写真撮ってみました。



この曲新しいアルバムですが、1枚目にも通じる雰囲気で外山さんの重要な要素です。関口さんのソロは人が多いほどのるみたいです。

2 サマー・タイム
スタンダードになると、少しモーダルに感じるのはオリジナルと組み合わせて聞いているからでしょう。
ブルースフィーリングがたっぷりな外山さんのピアノプレーが楽しい。

3 紅葉
童謡“紅葉”の選曲はこの小屋にいるJAZZを普段は聞かない人用かな。

4 スタンディング・アローン
大好きな曲ですが、ここらへんで、ミュージシャンの緊張と迫力と聴衆のガヤガヤの均衡が崩れたようです。集中が落ちて、ピアノの音に迫力がなくなったような気がします。(私の集中がなくなたのかも)

5 ホワイト・スノー・サンバ
この曲も大好きなので、もう一度集中して聞きます。この曲彼女の新しい面、とても良い曲だと思います。

これで2ndが終了して、先ほどの顛末になっていくのです。

こんな感じですから、3rdは、“ジ・インクラウド”やって“オレオ”やって“キャラバン”やって“モーニン”やって“ミスティ”で終わらせればいいんじゃない、と思いながら、誰かさんじゃないけれど“退散”です。 
コメント (4)
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