ルーツな日記

年が明けて心機一転、頑張ります!!
ルーツっぽい音楽をルーズに綴る。
よろしくお願いいたします。

NAO YOSHIOKA & BRIAN OWENS at JAZZ AUDITORIA 2014

2014-04-30 17:51:01 | ソウル、ファンク
4月27日~29日、御茶ノ水ワテラスで開催された「JAZZ AUDITORIA 2014」に行って参りました。こちらは「UNESCO INTERNATIONAL JAZZ DAY」に関連したもので、昨年から始まった無料のジャズ・イベントです。今年も豪華な出演陣が3日間に渡り素晴らしい演奏を繰り広げてくれたようですが、私も何だかんだで3日間とも顔を出し、全てのステージとはいかないまでも、寺久保エレナ スペシャル・クァルテット、ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ directed by エリック宮城 with Special Guest 小野リサ、NAO YOSHIOKA & BRIAN OWENS、DAVID MATTHEWS TOKYO TRIO 等の演奏を楽しませて頂きました。

中でも私のお目当てはNAO YOSHIOKA & BRIAN OWENSでした。ナオ・ヨシオカはその名の通り日本人の女性シンガーでして、一時期ニューヨークに滞在し、かのアポロ・シアターのアマチュア・ナイトにて準優勝を獲得したという実力の持ち主。昨年アルバム「THE LIGHT」でデビューを飾ると、その日本人離れした歌唱力でソウル/R&Bファンを席巻中なのであります。そしてセントルイスを拠点に活動するニュー・クラシック・ソウルの最先端ブライアン・オウエンズ。2012年に「MOODS & MESSAGES」でデビューし「マーヴィン・ゲイの再来」と騒がれる超新星です。

最終日に登場したこのお二人。私は朝から気合いを入れて座席指定券をゲットし、最前列ほぼど真ん中のかぶり付きで拝見させて頂きました。

*さて、ここからはライヴ内容のネタバレになりますので、5月1日からのお二人のブルーノート公演を見に行かれる方は、読まれないことをお勧めいたします。



まずはバック・バンドが挨拶代わりにインスト曲を披露。私の位置からは舞台袖もよく見えたのですが、そこでは出番待ちのナオ・ヨシオカがリズムに合わせて楽しそうに踊っていらして、そのキュートな姿に目を奪われ、妙に期待感が高まりましたね~。そしてその彼女が溌剌とステージに上がると、いきなりアレサ・フランクリンの「Think」ですよ! シャウトを交えたパンチのある歌声が滅茶苦茶ソウルフル! そしてその歌唱力を支える日本人離れしたリズム感にもやられました。バック・バンドは全員黒人さんですからね。しかもドラムスとベースはいかにも黒人らしい突っ込んだリズムでグイグイ来るし。そんな強力グルーヴの手綱を握り、名曲「Think」の黒いスピード感をダイナミックに歌い切るNAO YOSHIOKA。凡百の和製R&Bとは明らかに一線を画す本格派ですよ!

2曲目は「Evil Gal Blues」。これもアレサ・フランクリンで知られる曲ですし、彼女もアレサ版を下敷きにしたものと思われますが、古くはダイナ・ワシントンのヒット曲だったり。こういう選曲も良いところ突いてきますよね。迫力たっぷりのシャッフル・ブルース。ブレイク部分も格好良かった~。勢い溢れる2曲で会場も暖まった頃、彼女は思い入れたっぷりにブライアン・オウエンズを紹介し、いよいよ彼が登場する。曲はマーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの「You're All I Need To Get By」。いや~、ブライアン・オウエンズ! 本物のソウル・マンですよ! CDで聴くより断然良い! 声がマーヴィンに似てる似てないはとりあえず置いておいて、そのビター・スイートなブラック・フィーリングがまず素晴らしい。スロー・ナンバーでもしなやかなバネを感じさせるような躍動感があり、それが彼のソウルを掻き立て、さらに彼女のソウルも引き出していくよう。ナオ・ヨシオカの歌声との重なりは本当に甘味で、艶やかでした。こんなデュエット、生ではなかなか聴けませんよ!

一旦、ナオ・ヨシオカがステージを去り、今度はブライアン・オウエンズのソロ・タイム。まずはマーヴィン・ゲイの大名曲「What's Going On」。何てったって『マーヴィン・ゲイの再来』ですからね、この曲を聴かないと。地声とファルセットを滑らかに行き来する、繊細且つエモーショナルなその歌声に、しばし聴き惚れました。このままマーヴィンの曲を連発するかと思いきや、次はなんと「Billie Jean」!! マイケル・ジャクソンですよ。しかもぐっとテンポを落とし、ブルージーなアレンジで。これは技ありのカヴァーでしたね。続いて彼の1st作から「Let's Get Out」をファンキーに決める。途中バンド・メンバーの紹介を兼ねた各々のソロ・コーナーもあって、それぞれがキレの良いプレイを披露してくれました。

ここで主役がバトン・タッチ。再びステージに上がったナオ・ヨシオカが歌うは「At Last」。これが素晴らしかった! エタ・ジェイムスの名曲。近年はビヨンセでも有名な曲ですね。ナオ・ヨシオカの歌唱は昨年デビューしたばかりとはとても思えない堂々としたパワフルなもので、かのアポロで賞賛されたその力量をまざまざと見せつけてくれました。これには痺れました! そしてデビュー作からの「Make the Change」では、彼女がただ昔のソウル/ブルースを歌う懐古的なシンガーではないことも証明してくれました。この「Make The Change」、良い曲でしたね~。


ブライアン・オウエンズが歌う「Keep Movin' On」を挟んで最後はもう一度2人のデュエットで「Ain't No Mountain High Enough」。やはり最後はこれですか!っていうマーヴィン&タミーの大名曲ですね。これがまた「You're All I Need To Get By」以上にトロットロで参りました。原曲とは異なるワルツっぽいリズムがまた良かったです。それにしてもこのお二人、息がぴったりですね。なんだか観ていてワクワクさせられました。この曲は数々のカヴァーが存在しますが、私はマーヴィン&タミーが大好きで、本当に大好きで、大好き過ぎるがゆえに、個人的にはそういったカヴァーに心から満足出来るものが少なかったりするのですが、このお二人のカヴァーは良い!これはまた聴きたいですね。

およそ1時間のステージ。新たなスターを予感させるステージでした。



この日のセットリスト↓(オープニングの短いインスト曲の曲名は分りませんでした…。)

01. Intro(Band)
02. Think(NAO YOSHIOKA)
03. Evil Gal Blues(NAO YOSHIOKA)
04. You're All I Need To Get By(NAO YOSHIOKA & BRIAN OWENS)
05. What's Going On(BRIAN OWENS)
06. Billie Jean(BRIAN OWENS)
07. Let's Get Out(BRIAN OWENS)
08. At Last(NAO YOSHIOKA)
09. Make The Change(NAO YOSHIOKA)
10. Keep Movin' On(BRIAN OWENS)
11. Ain't No Mountain High Enough(NAO YOSHIOKA & BRIAN OWENS)



バンド・メンバー

Nao Yoshioka(vo)
Brian Owens(vo)
Michael Hicks(key)
Shaun Robinson(g)
Eric Ramey(b)
Rob Woodie(ds)





BRIAN OWENS / YOU'RE ALL I NEED - BRIAN OWENS SINGS MARVIN GAYE
で、ライヴ終演後はお楽しみのサイン会。私もブライアン・オウエンズのCDを買ってサインを頂きました! ちなみにこのCDは今年リリースされた彼の最新作で、30回忌を迎えるマーヴィン・ゲイに捧げたトリビュート盤。ニュー・ソウル期を中心にした選曲で、『マーヴィン・ゲイの再来』っぷりと同時に、アーティストとしてのブライアン・オウエンズの魅力もたっぷり味わえる好盤です。ナオ・ヨシオカをフィーチャーしてのデュエット「You're All I Need To Get By」と「Ain't No Mountain High Enough」も収録。




ちなみに、ナオ・ヨシオカ&ブライアン・オウエンズのお二人は、5月1日にブルーノート東京、5月2日にブルーノート名古屋にて、ライヴを行うようです。


ブルーノート東京→http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/nao-yoshioka/
ブルーノート名古屋→http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/201405.html#0502

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ニューオーリンズ・ジャズ・フェスティヴァル

2014-04-29 12:14:41 | ニューオーリンズ
4月25日から5月4日、ニューオーリンズでは恒例のニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテイジ・フェスティヴァル、通称ジャズ・フェスが開催されています。昨年に引き続きメインステージの大トリを務めるトロンボーン・ショーティをはじめ、アラン・トゥーサン、アーマ・トーマス、ギャラクティック、バックウィート・ザディコ等、地元ルイジアナ/ニューオーリンズのアーティストはもちろん、エリック・クラプトン、ブルース・スプリングスティーン、サンタナ、ロバート・プラントなどレジェンド達から、フィッシュやストリングチーズ・インシデット辺りのジャム・バンド、さらにアーケイド・ファイア、ヴァンパイア・ウィークエンド、アラバマ・シェイクスなど旬の若手まで、ロック勢も充実した、まさにニューオーリンズが誇る、世界的音楽フェスティヴァルです。

現在、前半3日間が終わったところ。今年は残念ながら手頃に観れるネット中継はありませんが、地元ラジオ局WWOZの生中継はあります。と言ってもジャズ中心なので、メインステージやロック系はほとんど中継されないマニアックな内容ですけどね。しかも時差の都合上、日本では深夜から早朝にかけてなので、なかなかリアルタイムに聴くことは出来ませんし…。ちなみに私は録音しておいて、後からゆっくり聴きました。

それでもタイムテーブル観ながらニューオーリンズに思いを馳せつつ、録音したライヴ音源を聴くのというのは、なかなか極上のひと時なのであります。マニアックとは言え、グレゴリー・ポーター、トレメ・ブラス・バンド、ジョン・ブッテ、プリザベーション・ホール・ジャズ・バンド、デルフィーヨ・マルサリスなど、なかなか豪華な中継でした。特にジョン・ブッテは嬉しかったですね~。お馴染みの「At The Foot Of Canal Street」とか、「Treme Song」とか、最高でした。ナット・キング・コールの「Straighten Up And Fly Right」やルイ・アームストロングの「Someday You'll Be Sorry」辺りのスウィンギーなカヴァーも良かったですし、意表をついたところでシンディー・ローパーの「Time After Time」!!これが素晴らしかった!


あとマルサリス一家の三男坊、デルフィーヨ・マルサリス(trombone)。彼のプレイが素晴らしかったのはもちろんですが、バックにはダーティ・ダズン・ブラス・バンドのロジャー・ルイス(baritone sax)がおりまして、がっつりと「Dirty Old Man」を決めてるところに思わず興奮してしまいました。こういうサプライズもジャズ・フェスならではですよね。





ジャズフェスの動画もいくつかYouTubeに上がってきています。


Robert Plant - Rock and Roll - New Orleans Jazz Fest 2014
http://www.youtube.com/watch?v=AZssiD1Ny9c

Eric Clapton with Crossroads@JazzFest 2014 New Orleans
http://www.youtube.com/watch?v=YIoBRU0A648

Honey Island Swamp Band@JazzFest 2014 New Orleans
http://www.youtube.com/watch?v=TA3lrBLd66U




さて、後半は5月1日からスタートです。楽しみですね!!

ニューオーリンズ・ジャズ・フェスティヴァルの公式サイト→http://lineup.nojazzfest.com/

WWOZのライヴ中継情報 Live Event Broadcasts。いずれジャズフェス後半の中継スケジュールも発表されるはず。→http://www.wwoz.org/programs/live-events
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2013年 天に召された偉人達

2014-04-26 19:18:59 | 2013年総括
昨年2013年も、数々の偉大なるミュージシャン達が天に召されました。ボビー "ブルー" ブランド、マジック・スリム、ジョージ・ジャクソン、アルヴィン・リー、J・J・ケイル、ルー・リード…。ここに振り返ってみたいと思います。



THE TEMPTATIONS / ALL DIRECTIONS
2013年2月18日 - デーモン・ハリス
2013年2月27日 - リチャード・ストリート
同時期のテンプテーションズで活躍していた2人のシンガー。デイモン・ハリスは62歳でした。前立腺癌だったそうです。そしてその数日後にリチャード・ストリートまで。享年70歳。肺血栓を患っていたそうです。2人は70年代初頭にテンプスへ加入し、サイケ時代の黄金期をその美声で彩りました。写真は名曲「Papa Was a Rollin' Stone」を収録した72年の「ALL DIRECTIONS」。


MAGIC SLIM & THE TEARDROPS / GRAND SLAM
2013年2月21日 - マジック・スリム
シカゴ・ブルースの重鎮マジック・スリム。フィラデルフィアの病院にて、享年75歳。09年に青森のブルース・フェスのため来日してたんですが、私は流石に青森までは観に行けませんでした…。写真は傑作の誉れ高い82年作「GRAND SLAM」。



THE STAPLE SINGERS / BE ALTITUDE: RESPECT YOURSELF
2013年2月21日 - クレオサ・ステイプルズ
ステイプル・シンガーズの長女、クレオサ・ステイプルズ。シカゴの自宅にて、78歳でした。10年ほど前からアルツハイマー病を患っていたそうです。ファンキーなSTAX時代も最高ですが、写真のアルバムはそれ以前、ヴィー・ジェイ時代の音源集。彼ら独自のゴスペル・スタイルを確立していたこの時代も素晴らしい。50年代後半から60年代始めの録音です。



TEN YEARS AFTER / UNDEAD
2013年3月6日 - アルヴィン・リー
元テン・イヤーズ・アフターのギタリスト、アルヴィン・リー。手術後の合併症とのことです。享年68歳。ウッドストックでの「I'm Going Home」は伝説ですね。彼の荒々しいスウィング感を持った速弾きは唯一無比でした。また2012年にリリースされたソロ・アルバムも好評だっただけに、とても残念です。写真は彼の勢い溢れるギターがたっぷり楽しめるテン・イヤーズ・アフターのライヴ盤。



SPINNERS / YESTERDAY, TODAY & TOMORROW
2013年3月16日 - ボビー・スミス
モータウンからフィリー・ソウルで活躍したスピナーズで、リード・ヴォーカルもとっていたボビー・スミス。インフルエンザと肺炎の合併症のためとのことですが、肺がんも患っていたそうです。享年76歳。写真のアルバムはアトランティックからリリースされたフィリー時代の作品。真ん中に写っているのがボビー・スミスです。



JIMMY DAWKINS / ALL FOR BUSINESS
2013年4月10日 - ジミー・ドーキンス
シカゴ・ブルース・ギタリストのジミー・ドーキンス。シカゴの自宅にて、享年76歳。写真はデルマークからの2nd作で71年の録音。これぞシカゴ!な黒光りしたブルース・ギターが格好良い! オーティス・ラッシュも全面参加。そう、オーティス・ラッシュと言えば、オーティスが75年の「第3回ブルース・フェスティバル」で初来日した際に、そのバック・メンバーとしてジミー・ドーキンスも来日していたそうですね。凄い時代でした…。



MFSB / MFSB
2013年4月13日 - ヴィンセント・モンタナ
フィリー・ソウルを彩ったヴィブラフォン/パーカッション奏者ヴィンセント・モンタナ。享年85歳。フィリー・ソウルの代名詞フィラデルフィア・インターナショナル・レコーズを支えた職人集団MFSBのオリジナル・メンバーであり、その後のサルソウル・オーケストラにおける中心人物として活躍しました。演奏のみならずアレンジャー及びプロデューサーとしても偉大でした。90年代に入ってからのルイ・ヴェガ&ケニー・ドープとのコラボレーションも印象的でしたね。写真はMFSBの1st作。73年(72年?)のリリース。



GEORGE JACKSON / DON'T COUNT ME OUT: THE FAME RECORDINGS VOLUME 1
2013年4月14日 - ジョージ・ジャクソン
サザン・ソウル界に数々の名曲を残したソング・ライター/シンガーのジョージ・ジャクソン。ミシシッピ州の自宅にて、68歳でした。癌を患っていたそうです。最近再評価著しかっただけに残念でなりません。写真はその再評価に拍車をかけたFAME音源集。ソング・ライターとしてのいわゆるデモ音源な訳ですが、これが素晴らしい味わい! あらためて彼の作る楽曲の良さを再認識させられると同時に、柔らかい歌声が胸に沁みます。



RICHIE HAVENS / THE MILLENNIUM COLLECTION
2013年4月22日 - リッチー・ヘヴンス
ウッドストック・フェスのオープニングを飾った名演で知られる黒人フォーク・シンガーのリッチー・ヘヴンス。ニュージャージー州の自宅で心臓発作のため亡くなられました。享年72歳。深くスピリチュアルな歌声と、パーカッシヴに弾くアコースティック・ギターが印象的でした。写真はベスト盤。残念ながらウッドストックでの「Freedom」は入ってませんが、オリジナル曲の他、ボブ・ディランの「Just Like A Woman」やジョン・レノンの「Strawberry Fields Forever」などのカヴァーも秀逸。



BOB BROZMAN & JEF LANG WITH ANGUS DIGGS / ROLLING THROUGH THIS WORLD
2013年4月23日 - ボブ・ブロズマン
リゾネーター・ギターの魔術師、ボブ・ブロズマン。カリフォルニアの自宅にて、59歳。まだ若かったですね…。一度生で見てみたいと思っていたのですが、なんと死の直前、昨年の4月13~20日の日程で来日ツアーをしていたそうなんです。知りませんでした…。おそらくそれが最後のライヴになったと思われますが、とても素晴らしいステージだったようです。写真はオーストラリアが誇るジェフ・ラングとの魔術師共演盤。88年作。



GEORGE JONES / SEVEN CLASSIC ALBUMS PLUS BONUS TRACKS & SINGLES
2013年4月26日 - ジョージ・ジョーンズ
カントリー界の巨人ジョージ・ジョーンズ。ナッシュヴィルの大学病院にて、81歳。その数日前から発熱と血圧異常により入院していたそうです。写真のアルバムは50年代後半から60年代初頭にリリースされたジョージ・ジョーンズのアルバム7枚分+ボーナス・トラックを詰め込んだCD4枚組。



THE DELLS / ON THEIR CORNER THE BEST OF THE DELLS
2013年5月29日 - マーヴィン・ジュニア
シカゴが誇るヴォーカル・グループ、デルズ、そのリード・ヴォーカリストだったマーヴィン・ジュニア。シカゴの自宅にて、享年77歳。 写真は60年代前半から70年代後半のカデット(チェス)時代を纏めたベスト盤。マーヴィンのタフなバリトン・ヴォイスに痺れます。コーラス・グループ界屈指のヴァリトン・シンガーでした。



BOBBY BLAND / THE VOICE
2013年6月23日 - ボビー・ブランド
B.B.キングと並び賞されるブルース界の巨人ボビー "ブルー" ブランド。この年の3月に体調をくずし療養していたそうですが、6月23日、メンフィスの自宅にて家族に看取られながら亡くなられたそうです。享年83歳。世界中のブルース・ファンが彼の死を悼み悲しんだことでしょう。何度か来日もされていますが、私は一度も観たことがないので悔やまれます。写真は彼の全盛期デューク録音から、「I'll Take Care Of You」、「I Pity The Fool」などヒットを連発していた59年~69年の楽曲を纏めたベスト盤。



T-MODEL FORD / THE LADIES MAN
2013年7月16日 - T・モデル・フォード
90年代、RLバーンサイドやジュニア・キンブロウを世に出したファットポッサムが、まるで轟音ブルースの最終兵器のように送り出した怪物T・モデル・フォード。あの衝撃はいまだに忘れられません。来日公演ではどんなに荒くれた爺さんが出てくるのかと思いきや、どこにでもいそうな田舎のおじさん風情で、それががかえって印象的でした。近年も素晴らしい作品をリリースしていただけに残念でなりません。写真は2010年リリースのアコースティック・ブルース作。まさに最後のミシシッピブルース!



JJ CALE & ERIC CLAPTON / THE ROAD TO ESCONDIDO
2013年7月26日 - J・J・ケイル
エリック・クラプトンで有名な「Cocaine」や「After Midnight」の作者としても知られ、そのクラプトンを始め多くのアーティストに影響を与えた、オクラホマ出身のシンガー・ソング・ライター、 J・J・ケイル。 カリフォルニア 州ラホヤの病院で心臓発作のため亡くなられました。74歳でした。写真は2006年にクラプトンと共作で発表し、グラミー賞も受賞した「THE ROAD TO ESCONDIDO」。



AL JOHNSON / PEACEFUL
2013年10月26日 - アル・ジョンソン
「Court Of Love」などのヒットを出したワシントンDCのコーラス・グループ、ユニフィクスのリード・シンガーを務めていたアル・ジョンソン。ソロ転向後も「BACK FOR MORE」等の名盤を残し、テリー・ハフの「THE LONLY ONE」などプロデューサーとしても手腕を発揮しました。2013年10月26日、地元ワシントンDCで死去。65歳だったそうです。写真は彼の1stソロ作「PEACEFUL」。アダルト・オリエンテッドな極上ソウルを聴かせてくれます。ギターにミーターズのレオ・ノッセンテリが参加。



LOW REED / NEW YORK
2013年10月27日 - ルー・リード
説明不要のロック界の巨人。肝臓疾患にて、享年71歳。



CHICK WILLIS / THE DON OF THE BLUES
2013年12月7日 - チック・ウィリス
愛すべき下ネタ曲「Stoop Down Baby」などでマニアックな人気を誇るチック・ウィリス。癌のために亡くなられました。79歳でした。ちなみに「It's Too Late」などのヒットで知られるチャック・ウィリスはチックの従兄弟です。写真は08年の作品「THE DON OF THE BLUES」。ホーン隊も入ったアダルトなブールス・ソウルなサウンドなれど、濃厚に漂うローカル臭が良い案配です。



2013年12月16日 - レイ・プライス
50年代から活躍し、「Crazy Arms」「City Lights」「For the Good Times」など数多のヒット曲を持つ、カントリー界を代表する巨人の一人、レイ・プライス。膵臓がんのためテキサスの自宅にて。享年87歳。写真はウィリー・ネルソン、マール・ハガード、そしてレイ・プライスという、カントリー・レジェンド3人による共演ライヴ盤。07年作。ゲストにクリス・クリストファーソンも参加。


他にも、ハンブルグ時代のビートルズと活動を共にしたトニー・シェリダン、ドアーズのキーボード奏者レイ・マンザレク、ザ・ポーグスのギタリストだったフィル・シェヴロン、レゲエ・シンガーのジュニア・マーヴィン、ビリー・ジョエル等を手掛けた名プロデューサーとして知られるフィル・ラモーン、ニューヨークのセッション・ギタリストの筆頭ヒュー・マクラッケン、など。そしてジャズ界では、ジョージ・デューク、チコ・ハミルトン、ジム・ホールと言った大物達が。そして日本からも、大瀧詠一、山口冨士夫…。


こうして振り返ると、私が多少でも思い入れのある方達だけとは言え、2013年も本当に沢山のアーティストが亡くなられましたね。仕方の無いことではありますが、残念でなりません。

みなさま、安らかに。



2012年 天に召された偉人達 
2011年 天に召された偉人達 
2010年 天に召された偉人達 
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フジロック第6弾&日別ラインナップ

2014-04-24 11:17:31 | フジロック
THE FLAMING LIPS / YOSHIMI BATTLES THE PINK ROBOTS

フジロックの出演アーティスト第6弾及び日別ラインナップ、いわゆる“日割り”がオフィシャルサイトにて発表になりました。

今回の目玉は、何と言っても最終日にフレーミング・リップスの決定でしょう! そして初日のヘッドライナーにフランツ・フェルディナンドが昇格。フランツがヘッドライナーを務めることには何の文句もありませんが、カニエの代役はやはり探せなかった、と言うことであり、そこはちょっぴり残念ですね~。そして待ってましたの日割り。詳細はオフィシャルサイトで確認して頂くとして、ここでは「ルーツな日記」的な展望を。


まずは初日。新たに決まったFIRST AID KITが嬉しい!! やっぱりヘヴンですよね。この日は彼女達を観れるだけでウキウキです。あと新規組としてはBLACK KAT BOPPERSも面白そう。もちろんGARLAND JEFFREYSや、MOE. も外せません。やはりMOE. はヘヴンのトリですかね? BOMBAY BICYCLE CLUB、FOSTER THE PEOPLEと言った旬のロック勢も気になるところ。

そして土曜日。この日は何と言ってもPRESERVATION HALL JAZZ BANDですよ!まあ、このバンドについてはこの日だけと言わず、複数日に出演して欲しいところですが、どうなんでしょうね? そしてグリーンのヘッドライナーはARCADE FIREな訳ですが、先日のコーチェラではARCADE FIREが最後にPRESERVATION HALL JAZZ BANDを従えて場内練り歩いたりしてましたからね。両者が同じ日に出演するだけにフジでもそんな共演があるかも?なんて思うと、これも見逃せません。とは言え、おそらくヘヴンのトリはPHIL LESH & THE TERRAPIN FAMILY BANDでしょうからね。これも観たい!さあ、どうする?この結論は当日まで出そうもありません…。他にもTHE LUMINEERS、FANFARE CIOCARLIA、NARASIRATO、THE HEAVYなど、観たいバンドが目白押しで、忙しい一日になりそうです。オレンジのトリはYOKO ONO PLASTIC ONO BANDかな~?

ラストの日曜日。この日はSYL JOHNSON, BOBBY RUSH & LAVELLE WHITE SOUL MUSIC LEGENDS、これに決定です!出来ればオレンジのトリ辺りでがっつりやって欲しいところですが、そうするとグリーンのヘッドライナーを務める JACK JOHNSONと被る訳で…。さらにKELIS やOUTKASTも観たい! もう被りまくりですね。他にもJOHN BUTLER TRIO、ÁSGEIR、BARBARELLA’S BANG BANG、JUNGLE BY NIGHT、THE SKATALITES、などなど。体がいくつ有ってもたりません! THE SKATALITESと言えば、この日はTHE SKA FLAMESやTOKYO SKA PARADISE ORCHESTRAも出るので、スカ勢をヘヴン辺りに固めてくるのかな? となるとトリは誰でしょう?う~んこの日はヘヴンやオレンジのトリが読めません…。

やはり奥の方はステージ割が発表されないとなかなか予想がつきづらいですね。しかも毎年、意外なアーティストが意外なステージに出たりしますからね。そこがまたフジロックの面白いところではあるのですが。





最後に今回追加になった14組は以下の通り。


7月25日(金)
THE BERMONDSEY JOYRIDERS
BLACK KAT BOPPERS
DACHAMBO
FIRST AID KIT
大友良英スペシャルビッグバンド・フェスティバル FUKUSHIMA!オールスターズ大盆踊り大会
TALCO


7月26日(土)
HUUN HUUR TU
加藤登紀子
SiM


7月27日(日)
THE FLAMING LIPS
CHET FAKER
THE King ALL STARS
溺れたエビの検死報告書
オーサカ=モノレール



http://www.youtube.com/watch?v=SO6t-xaXJC4
ファースト・エイド・キット!! 今年6月に新作も予定されてるというスウェーデンのフォーク姉妹、これは観たいですね~。昼間のヘヴンなんかで観れたら、気持ち良過ぎて昇天しそうです。


http://www.youtube.com/watch?v=GYpeeWmn7cU
黒人シンガーを擁するロカビリー・バンド、BLACK KAT BOPPERS。格好良いですね~。これは深夜のパレスや苗場食堂なんかも似合いそう。楽しみです!


http://www.youtube.com/watch?v=sNulQftqjbY
もう一つBLACK KAT BOPPERSを。こちらは一昨年のノッティング・ヒル・カーニバルにて、音質が最悪で聴きづらいですが、なんとデーモン・アルバーンが飛び入りしたステージ。フジでも何処かでこんなサプライズが有ったり?なんて。いや、無いでしょうね…。


http://www.youtube.com/watch?v=wPSZp_rOXHg
CHET FAKERは、エレクトロニカとかアンビエント周辺のアーティストですが、ソウルフルだったりジャジーな感性もあったりで、その辺の横断っぷりが先鋭的で非常に格好良い!


http://www.youtube.com/watch?v=i0djHJBAP3U
HUUN HUUR TUというグループ。初めて聴く名前でしたが、FUJIROCKERS.ORGに曰く「ロシア連邦トゥパ共和国から、伝統的な歌唱法”フーメイ”(ホーミーにも似た唱法です)と民族楽器で異次元に連れて行ってくれるHUUN HUUR TU」だそうです。フジったらまた凄いの連れてきますね!



さて、今年のフジロック、日割りによって随分と形が見えてきた感はありますが、まだまだこれからですよね~。次なる発表が楽しみです!!
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EARTH DAY TOKYO

2014-04-20 22:34:10 | フェス、イベント
4月20日、代々木公園で開催されたアースデー東京に行ってまいりました。毎年楽しみにしているイベントではありますが、今年はあまり時間が取れなかったので、ゆっくりとブースを見て回ることは出来ませんでしたが、それでも楽しかったです。鹿肉のキーマカレーとか、美味しかったですし。あとフジロックのブースではボードウォークの木材にメッセージを書けると言うので、私も一言だけですがちょこっと書いてみたり。今年のフジロックで使われるということなので楽しみです。

そして私のお目当てはやはりライヴな訳でして、長見順トリオだけですが、しっかり堪能させていただきました。

マダムギターこと長見順さん、日本屈指の女性ブルース・ギタリストです。ギター&ヴォーカルの彼女にウッドベースとドラムスが加わるトリオ編成。ドラムを叩くのはもちろん彼女の旦那さんでもある元BO GUMBOSの岡地曙裕さんです。

全部で5曲だったでしょうか? 30分程度の短いステージでしたが、独特の長見順ワールドにやられました。春を歌った1曲目の歌い出しからして「春のうららの~赤いスイートピ~♪」ですからね。歌詞や歌声も独特ですが、テキサス流を感じさせるギターソロのキレやスイング感にも痺れました。「世界で一番最高のブルースをお届けします」と言って始めた「雨上がりの夜空に」のブルース・ヴァージョンも最高でしたし、ラストを締めた「あーはステキなため息さ」も盛り上がりました。あと岡地さんは全てにおいて良い味出してましたね~。

長見さんも「素敵な曇りの日!」と言ってましたが、雨、降らなくて良かったです。


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RECORD STORE DAY

2014-04-19 13:29:15 | フェス、イベント
今日はレコード・ストア・デイですね。と言うわけで今、お茶の水のディスク・ユニオンに来ています。店内には限定のアナログ盤が色々並んでいましたが、我が家のレコード・プレイヤーは壊れて久しいので、ただ眺めるだけなんですけどね。

普段はCD派の私ですが、学生時代からアナログ盤に親しんできた世代ですし、こういう日ばかりは、久しぶりにLPに針を落としたいな、と思います。いつか、ちゃんとしたオーディオ・セットを買って、アナログ盤を楽しむ日々を送りたいです。

さて、今日は、買いもしないのに、ディスク・ユニオンやタワーレコードを巡って、さらに、関係ないけどアース・デーも覗いて、夜は六本木アートナイトです!忙しい~!
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サマーソニック第8弾

2014-04-18 16:15:21 | フェス、イベント
サマーソニックの出演アーティスト第8弾がオフィシャルサイトにて発表になりました。今回は8組。

SKY FERREIRA
Fear,and Loathing in Las Vegas
RICHIE SAMBORA
LITLLE DRAGON
PENTATONIX
TIMEFLIES
木村カエラ
きゃりーぱみゅぱみゅ




いや~、もの凄くサマソニらしいメンツになってきましたね。この全方位感。SKY FERREIRAやPENTATONIXという話題のアーティストはもちろん、RICHIE SAMBORAにきゃりーぱみゅぱみゅですから。まあ、「ルーツな日記」的にはいかんともしがたい感じですが、これがサマソニなのです!でもまだ肝心のロック系が弱い感じはしますよね。今年は旬のロック系のブッキングがあまり上手くいってないのかな?頑張って欲しいです。 あとはビルボードと組むという噂のビーチステージが気になるところですが、まだその辺の発表はありませんね。って言いますか土日のどちらがビルボードなんでしょう?


http://www.youtube.com/watch?v=QkR4asPMip4
↑話題のアカペラグループ、PENTATONIXによるビヨンセ・メドレー。
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フジロック第5弾!!

2014-04-17 23:37:06 | フジロック
ARCADE FIRE / REFLEKTOR

フジロック出演者アーティスト第5弾がオフィシャル・サイトにて発表されました。今回は1組だけ。待ってましたのアーケイド・ファイアです!! もちろんヘッドライナーです。ツイッターには歓喜のコメントが溢れていましたが、それも分りますよね~。今、最も待望されるアーティストですからね!いやはや、カニエが出れなくても、今年のフジロックは豪華です!!

それにしても、第4弾から1週間という中途半端な時期に1組だけ発表という意図はなんなんでしょうね? フジロックってたまに意表をつく発表の仕方しますよね。それがまた楽しいんですけど。これでヘッドライナーは残すところ1組になりましたね~。まだまだサプライズはありますかね?そう言えば今年はレジェンド枠みたなのは無いんでしょうか?フェイセズとかジョン・フォガティみたいなロック系の大物に期待したいですが、どうなんでしょうね?


http://www.youtube.com/watch?v=iIWjZzLgnOc
↑先日、コーチェラでトリを務めたアーケイド・ファイア。そのラストを締めた「Wake Up」。拡声器を持ち、アコースティックで場内を練り歩きながらの大合唱は感動的。パレード的雰囲気を盛り上げているのはプリザベーション・ホール・ジャズ・バンド。彼らのニューオーリンズ・ジャズな鄙びたスウィングがまた良いですね。今年のフジにはこのプリザベーション・ホール・ジャズ・バンドもエントリーされていますから、ひょっとしたらグリーンでこんな共演シーンも見れるかも。(コーチェラでは12時に電源が切られてしまうから、という理由もあったそうですが…。)



*写真はアーケイド・ファイアの最新作「REFLEKTOR」。本当はこんな色ではないのですが、光を反射するキラキラ加工になっているので、こんな風に撮れてしまいました。でもちょっと奇麗。
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プリシラ・アーンがジブリ映画の主題歌!

2014-04-16 16:13:01 | SSW
PRISCILLA AHN / THIS IS WHERE WE ARE

今朝、ツイッターを眺めていましたら、プリシラ・アーンによるこんなツイートが目に飛び込んできました。

My biggest dream came true-I'm writing & singing the theme song to the next Studio Ghibli film - out this Summer!!!



えー!!ついにプリシラ・アーンがジブリ映画のテーマ・ソングを歌うんですか!しかも自作曲で。これは嬉しいでしょうね。昨年のフジロックでも「カントリーロード」と「風の谷のナウシカ」を歌ってましたしね。

さて、気になる映画の方ですが、それは7月19日公開予定の「思い出のマーニー」。イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を原作にした作品で、「借りぐらしのアリエッティ」で監督デビューした米林宏昌さんの長編第2作目となるそうです。ちなみに私、こう見えてジブリ映画大好きなんです。一番好きなのは「天空の城ラピュタ」かな?あのロボットが復活するところが堪らなく好きなんですよね~。あとジブリじゃないですけど「カリオストロの城」も大好き。ですが「ハウルの動く城」を最後に近作は見ていないんですよね…。でもこの「思い出のマーニー」は絶対に見に行きます!!

プリシラが歌う主題歌は「Fine On The Outside」という曲。これは彼女が7年前に作った曲だそうで、高校時代の孤独について歌っているようです。彼女はこの曲を主題歌に提案した理由について「孤独を感じ、自分の中に愛というものを見出そうとしたあの頃の私が書いたこの曲は、杏奈の状況そのものだと気付いたから」と語っています(杏奈はこの映画の主人公の一人)。そしてこの曲は、ジブリ作品初の全編英語詞の主題歌となるそうです。


昨年のクリスマスにはジブリ美術館でクリスマス・ライヴを行い、今年は映画の主題歌、なんだかもうジブリ公認アーティストのような感じになってきたプリシラ・アーンですが、なんだかんだ言いながら、私個人といたしましては、そういうイメージが強くなることについて、ちょっぴり抵抗あるんですけどね…、実は。

でも映画公開にあわせて来日が決定したりしてくれたら、それはそれで大喜びですけどね!! ま、ファン心理としては何となく複雑なんです。



映画「思い出のマーニー」の公式サイト→http://marnie.jp/index.html

主題歌決定についての興味深い解説→http://dogatch.jp/news/ntv/24410


*写真は、プリシラ・アーンの最新作「THIS IS WHERE WE ARE」。エレクトロを導入し、ポップな中にもソフトサイケな白昼夢サウンドを感じさせつつ、プリシラならではのフォーク感もしっかり息づいている、意欲作にして傑作アルバム。昨年のフジロックでサインを頂きました~。
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JOE LOUIS WALKER / HORNET'S NEST

2014-04-15 23:56:17 | ブルース
JOE LOUIS WALKER / HORNET'S NEST

ジョー・ルイス・ウォーカーが来日します。しかも大阪開催の「INTERNATIONAL JAZZ DAY」で。このコンサートは凄いですよね。こんな豪華なコンサートが日本で開催されるなんて! しかもこのメンバーの中にジョー・ルイス・ウォーカーが含まれているという事実にも驚きです。


4月30日に開催される「INTERNATIONAL JAZZ DAY GLOBAL CONCERT 2014 OSAKA 」。これはユネスコが「INTERNATIONAL JAZZ DAY」と定めた4月30日に開催される国際的なジャズ・イベントで、第1回目はパリ、ニューオーリンズ、ニューヨークを舞台に開催され、今年で3年目となるそうです。その今年は大阪がホスト・シティに選ばれ、大阪城西の丸庭園でハービー・ハンコックがオールスターバンドを指揮するそうです。

その出演者があり得ない程に豪華!! ハービー・ハンコックを筆頭に、秋吉敏子 (pf)、日野皓正 (tp)、ロイ・ハーグローブ (tp)、ケニー・ギャレット (sax)、ウェイン・ショーター (sax)、コートニー・パイン (sax)、マーカス・ミラー (b)、エスペランサ・スポルディング (b)、アール・クルー (gt)、ジョン・スコフィールド (gt)、ディー・ディー・ブリッジウォーター (vo)、ロバータ・ガンバリーニ (vo)、レイラ・ハサウェイ (vo)、グレゴリー・ポーター (vo)、テリ・リン・キャリントン (ds)、T.S.モンク (ds)、シーラ・E (per)、ピート・エスコヴェード (per)、などなど。これ程までに、ジャズ及びその周辺の大物ミュージシャンが、ここ日本で、一つのステージに立つと言うのは、未だかつて無かったのではないでしょうか? しかもこれ、たった2時間(予定)のコンサートですからね。もう豪華を通り越してなんか、勿体ないですよね…。東京でやってくれてら迷わず行くんですけどね~。

で、この出演ミュージシャンの中に、何故か2人のブルースマンの名があるんです。その一人がジョー・ルイス・ウォーカー (gt)なのです。ちなみにもう一人はクリス・トーマス・キング (gt)。はじめに出演者一覧を見たときは正直、目を疑いましたけどね。どの程度フィーチャーされるのか?とても気になります。


詳しい出演アーティストなどの詳細は大阪観光局のオフィシャル・サイトへ→http://www.ijd2014-osaka.jp/index.html
こちらは本家「INTERNATIONAL JAZZ DAY」のオフィシャルサイト→http://jazzday.com/




さて、写真は今年リリースされたジョー・ルイス・ウォーカーの最新作「HORNET'S NEST」。アリゲーター移籍後2作目となります。60歳を超えた辺りからますます脂が乗ってきた感のあるジョー・ルイス・ウォーカー。今作でも勢い溢れる溌剌としたブルースを聴かせてくれています。プロデューサーはバディ・ガイの近作等で手腕を振るうトム・ハンブリッジ。バディ・ガイ作品でもロック的なエネルギーをサウンドに込めるのに秀でた音作りをしているトム・ハンブリッジですが、こちらでもエッジの立ったサウンドで、ヴァラエティ豊かな曲調を見事に一本筋の通った作品に纏め上げています。バック・メンバーはそのトム・ハンブリッジ(ds)を中心に、ロブ・マクニーリー(g)、トミー・マクドナルド(b)、リース・ワイナンズ(piano,organ)という布陣。これは前作「HELLFIRE」を引き継いだメンバーなので、今作は「HELLFIRE」の延長上を一歩押し進めた作品と言えるかもしれません。

何はともあれ、ジョー・ルイス・ウォーカーのギターがいい具合に突き抜けていて気持ち良い! さらにちょっぴり塩辛さを感じさせながらも溌剌とした歌声がまた良い! 1曲目はブラック・ファンク的なリフからして強力なロッキン・ブルース「Hornet's Nest」、続いてマスルショールズ・ホーン・セクションが参加した南部ソウル的な「All I Wanted To Do」、本格派のスロー・ブルース「As The Sun Goes Down」、重心の低いシャッフル・ナンバー「Stick A Fork In Me」、ゴスペル的なコーラスが印象的な「Don't Let Go」、泥臭いリフとスライド・ギターが冴える「Love Enough」、後半の荒れ狂うブギのリズムに思わず興奮の「Ramblin' Soul」などなど。ローリング・ストーンズ「Ride On, Baby」のカヴァーなんかはポップな仕上がりなれど、レア過ぎる選曲が面白い。ラストを締める「Keep The Faith」のゴスペルな味わいがまた滲みます。

それにしてもこの勢い!これはなかなかの快作ですよ。ピュアなブルースを期待すると、少々モダン過ぎる印象をうけるかもしれませんが、私は大好きです。こういうのをコンテンポラリー・ブルースって言うんですか?よく分かりませんが、ロックだったり、ポップだったり、ソウルフルだったりゴスペル的だったりっていうある種のミクスチャー感はやはり現代的ではありますよね。ですがブルースとしてのゴツゴツとした質感は失わずに、あくまでもブルース・アーティストらしく、良い意味での不器用さと言うか、我がままな“俺流”を濃厚に感じさせてくれるところが、どうにもこうにも頼もしいところ。


この新作をリリースした勢いで、ぜひ単独来日公演も実現して頂きたいところですが、どうなんでしょうね?
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