ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロック第4弾!

2008-04-15 07:32:14 | フジロック
オフィシャルサイトにてフジロック出演者第4弾が発表されました。今回は23アーティスト。以下の通りです。

ASPARAGUS
BEAT CRUSADERS
BEN FOLDS
Bill Laswell presents Method of Defiance
THE CRIBS
DatA
DOBERMAN
GOTYE
忌野清志郎& NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 仲井戸“CHABO”麗市
JANET KLEIN
JASON FALKNER
JASON MRAZ
KASABIAN
キセル
NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET
OZOMATLI
くるり
THE RASCALS
Riddim Saunter
SHERBETS
友部正人
TRAVIS
WHITE LIES

う~ん、なんかすっきりしませんね…。なんかこうドーン!って感じがないんですよね。とりあえず第4弾まで発表されて各ステージのトリってどれだけ埋まったんですかね? アンダーワールドとプライマルスクリームはグリーンのメインではないかと思うのですが、プライマルについてはグリーンのトリではないとORG.BBSで囁かれてますね。そして清志郎。やっぱり復活祝いに最高のステージが用意されてるんじゃないでしょうか? ではホワイトはどうでしょう? ブーツィ・コリンズは白メインと私は踏んでいます。トラヴィスは?ホワイトのトリにも充分ですが、グリーンのトリ前辺りの位置かもしれません。あとはマイ・ブラディ・ヴァレンタイン。さらに邦バンドの可能性もありですね。結局この辺りのメインは大体出揃ったと見るべきなのでしょうか? レッド・マーキーについては平気で新人さんがトリを務めたりするのでまったく予想が立てられません…。では奥の方へ行きます。ヘヴンとオレンジはどうなんでしょう? ギャラクティックですかね~? レタス? いやまだメイン級のアーティストは発表されていないのでは? 正直そう祈りたいです。

スロー・スタートなのか?ただ本当にしょぼいだけなのか?ま、気長に待ちましょう。とは言え、「ルーツな日記」的にはまた気になるアーティストがちらほら追加されています。

まずはジャネット・クライン。現代のマリア・マルダー的オールド・タイム・レディーです。これは楽しみですね。オレンジかな?アヴァロンでもパレスでもいけそうですね。そしてビル・ラズウェル。先の来日同様、バーニー・ウォーレルをつれてくるとのことで期待ができます。と言うことはバーニーはブーツィーと掛け持ち? あとジェイソン・ムラーズやオゾマトリも気になります。

さて、まだまだこれから!と思いたいですが、こんな感じで終わりそう…。



RAD. with special guest FRED WESLEY

2008-04-11 07:29:37 | ソウル、ファンク
4月3日、丸の内コットンクラブにてRAD.with FRED WESLEYのライヴを観てまいりました。ベイエリア・ファンクにJBファンクのマイスターです。私が見たのはこの日のファースト・ショー。予約無しで行ったのに、ほぼど真ん中かぶりつきで見ることができました。

いや~、良かったですよ! 想像以上に。ラッドの鍵盤を弾きながら歌う姿や雰囲気は“女性版、現代のダニー・ハザウェイ”もしくは“ファンキーなアリシア・キーズ”と言った感じ。その歌声はエモーショナルこの上なくただただ聴き惚れました。そしてバックも良かった! 鉄壁過ぎるほど強烈なファンクでした。タイトに跳ねるドラム、そしてグルーヴィーにランニングするベース。極めつけはレイ・オビエドのギター・カッティング! 痺れましたね。本当はレイ・オビエドのギター・ソロにも期待していたのですが、残念ながら今回はたった1曲でしかフューチャーされませんでした。なぜなら、スペシャル・ゲストとしてフレッド・ウェズリーがいたからです!

いや~、フレッド・ウェズリー! やっぱり良いですね! 巨体と長いトロンボーンを揺すりながらファンキーなフレーズを連発していました。昨年メイシオと一緒に来た時より頑張ってましたよ~。曲は「East Babe」、「Homegirl's Cha Cha Network」、「Make Every Second Count」など、ラッドのレパートリー中心でしたが、中盤に演りました、「House Party」! フレッドは愛嬌たっぷりの歌声を披露してくれました。「パ~ティ!」とコール&レスポンスする場面では声が裏返っちゃって苦しそうでしたが、それもフレッドらしい可愛らしさで微笑ましかったです。

そしてこの日のショーの白眉は終盤のラッド弾き語りタイム。2曲ほど演りましたが、その2曲目。サビの「ナ・ナ・ナ・ナ」というフレーズに何となく聞き覚えのあるソウルフルな曲。ラッドのメロウな歌声に見も心もとろけそうになっていると、おもむろにフレッドが現れ、静かにトロンボーンを合わせる。これが素晴らしかった! トロンボーンの柔らかい音がラッドの歌声とキーボードに見事に溶け合いました。あとでセットリストを見ましたら、この曲「Knock On Wood」でした。あのエディ・フロイドの。なるほど~。

そしてバンドが戻って「Doin' It To Death」。JB’Sのキラー・チューンですね! お約束どおり観客に“フレッド! フレッド!”と叫ばせて必殺のトローンボーン・ソロへ突入! もちろんフレッドが昨年メイシオと一緒に演ったのと比べればかなりあっさり味でしたが、それもベイエリア流と言ったところでしょうか。最後はラッドの「Gotta Be」で終了。

私の席の位置関係上、終始フレッドはほとんど私に向かって吹いてる感じで、色んな意味で極上の一夜でした。とにかく堪能しました。あ、今回ラッドのバンドにはサックス奏者もいました。でも流石にフレッドの影に隠れてしまった感じで…、でも1曲(「Trippin'」だったかな?)で物凄い熱いソロを披露していました。あれも痺れました。


ちなみにフレッド・ウェズリーは5月にまた来日公演を行うようです。今度はビルボードライブ。しかもピー・ウィー・エリス、ロニー・スミス、ロドニー・ジョーンズ等と“FUNK ALL STARS”として出演するそうです。ピー・ウィーとフレッドが居てメイシオが居ないのは残念ですが、オルガン・ファンク界の巨匠ドクター・ロニー・スミスですよ!彼がJBホーンズの二人とどう絡むか?さらにロドニー・ジョーンズってメイシオの「MO ROOTS」時代のギタリストですよね。これは凄そう…。

フジロック第3弾!

2008-04-02 07:16:02 | フジロック
MICHAEL FRANTI & SPEARHEAD / EVERYONE DESERVES MUSIC

フジロック・フェス出演者の第3弾発表がありましたね。ロック・フェスとしてはどうなの?って感じで、この先が心配になってきましたが、「ルーツな日記」的には相当熱いメンツが揃いつつあります。今年はひたすらホワイトから奥に居座り続けることになるかも? という訳で今回発表の12アーティストは以下の通り。

THE DEATH SET
ELLEGARDEN
FEEDER
FreeTEMPO
GALACTIC featuring Chali 2na (of Jurassic 5) and Boots Riley (of The Coup)
GOSSIP
KATE NASH
MICHAEL FRANTI AND SPEARHEAD
ONE NIGHT ONLY
RODRIGO Y GABRIELA
ROGER JOSEPH MANNING JR.
RYUKYUDISKO

まず嬉しいのがマイケル・フランティ&スピアヘッド! 強力なメッセージ性とその影響力から現代のカーティス・メイフィールドと呼んでもいいですか? 03年以来2度目のフジ参加ですが、実は私、03年の時は見逃しているので今回は何が何でも観たいですね~! とにかく楽しみ! そしてニューオーリンズ産ジャム・バンド、ギャラクティク! さらにメキシコ出身の超絶男女ギター・デュオ、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ! 今回はこの3組だけで既にお腹いっぱいです。

しかもロドリーゴ・イ・ガブリエーラは3日とも出演すると本人達が豪語してるとか。先日日本での来日公演も成功させたばかり。かなり盛り上がったようですね~! 注目は何と言ってもガブリエラのパーカッシブなバッキングですよね~。私も早くあの右手の動きを生で観たいです! (来日公演の様子はsteelydanさんがブログ「即興音楽データベース」で伝えてくれているので、興味のある方はぜひ!)


ギャラクティックはゲストも有りでヒップ・ホップ・ライクなステージになりそうですね。と言うことはホワイト? ギャラクティック~マイケル・フランティ~ブーツィー・コリンズ、なんていう悶絶な流れになるのかな~。ま、ギャラクティックもマイケル・フランティも確か近年来日していますけどね、私は見逃しているので嬉しいです。久々にスタントン・ムーアのスネアに酔いしれちゃうか。

あとはケイト・ナッシュも気になりますね。欲を言えばロック系の旬や大物がもう少し来てくれると盛り上がるんですけどね。ま、まだまだこれからですかね。


*写真はマイケル・フランティ&スピアヘッドの03年のアルバム「EVERYONE DESERVES MUSIC」。これぞヒップヒップ世代のソウル・ミュージック! これは名盤です。グルーヴィーなリズムが心地よく、力強さと優しさに溢れ、そしてベン・ハーパーなどにも通じるオーガニックな高揚感に包まれています。私はこのアルバムを聴きまくって03年のフジに望んだのですが、彼の出演する3日目深夜の頃には流石に疲労が溜まり、私自身の病気のことも考え、泣く泣く断念したのでした。もう少し早い時間にして欲しかった…。ちなみに1日目の昼のホワイトにも出てるのですが、確かリバティーンズと被ってたんですよね…。