ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

WOWOWでのフジロック

2006-09-27 23:37:52 | フジロック
毎年恒例、WOWOWでのフジロック放送。今年も例によって本放送は見そびれ&録りそびれましたが、無事再放送を録画し、ようやく全て見終えました。

今年はいつもと違って行ってないフジロックなので、楽しさ半分、悔しさ半分、複雑な気持ちで見ていました。当初メンツが悪いと思っていた今年のフジですが、なかなかどうして、かなり良かったです。

本来なら私が現地で生で見たフジロック・ベスト10をやりたいところだったのですが、仕方ないので、WOWOWを見た結果、これは生で見たかった~!ベスト10を決めてみました。ってそれがどうした?って話ですけどね…。ま、この悔しさを来年に繋げようみたいな…。

1位 YEAH YEAH YEAHS
2位 SUPER FURRY ANIMALS
3位 MOGWAI
4位 SCISSOR SISTERS
5位 MADNESS
6位 THE BENEVENTO/RUSSO DUO
7位 DONAVON FRANKENREITER
8位 JENNY LEWIS
9位 TOBY FOYEH AND ORCHESTRA AFRICA
10位 FLOGGING MOLLY

なんだか当ブログに縁の無いようなアーティストが上位を占めていますが、あくまでもWOWOWの放送のみで判断したものです。たぶん実際にライブを観てたら、ストリング・チーズやノース・ミシシッピ、アンフリーズ等が上位に来てたと思います。

それにしてもヤー・ヤー・ヤーズ!カッコ良いですね~!今もっともロックのカオスと美しさをリアルタイムで体現させてくれるバンドの一つだと思います。強烈なアングラ感も最高。スーパー・ファリー・アニマルズ、モグワイも順位が付けられない程カッコ良かったです。そして意外に良かったのがシザー・シスターズ。まったくノー・マークでした。なんか凄いですねこの人達。得体の知れない妖気とパワーを感じました。マッドネスはなんか懐かしかったです。

その他では、KT TUNSTALL GNARLS BARKLEY UA×菊地成孔 ハリー・ホソノ・クインテットなども良かったです。

でも正直、延べ131,000人(前夜祭も入ってるのかな?)という入場者数には驚きました。人気が有るのはもちろん嬉しいことですが、都会から離れたロック好きの天国というイメージのフジも、都会の雑踏とあまり変らなくなってきましたね。ま、あくまでも私の個人的印象ですけど。

でもやっぱなんだかんだ言ってフジロックです。ライブの合間合間に映し出されるフジらしい雰囲気はやっぱり良いですね。なんとかして来年は行きたいものです。

グラム・パーソンズ 2

2006-09-23 20:11:36 | ルーツ・ロック
GRAM PARSONS / THE COMPLETE REPRISE SESSIONS

グラム・パーソンズのリプリーズ時代を未発表テイクと共にまとめたCD3枚組みセット「コンプリート・リプリーズ・セッション」のつづきです。


グラム・パーソンズの1stソロ作「GP」は素晴らしい内容に反し、セールス的には失敗に終わったそうです。失望したことでしょう。ですが自分の信じた道を澱み無く突き進む彼には、そんなことはなんの障害にもなりませんでした。少なくとも音楽製作には。

「GP」のリリースは73年ですが、その年の内にグラムは次のアルバムの製作にかかります。名盤「GRIEVOUS ANGEL」です。

基本的には「GP」のサウンドを踏襲したもので、グラムのセルフ・プロデュース。バックは前作から引き続きエミルー・ハリス、ジェームズ・バートン、グレン・D・ハーディン、ロニー・タット、アル・パーキンス、バイロン・バーラインが参加し、さらにイーグルスのバーニー・レドンが、ギター、ドブロ、マンドリンと大活躍です。ベースはエモリー・ゴーディ。

前作ではジョーン・バエスを思わせる、フォーク歌手的な歌が印象的だったエミルーですが、今作ではリラックスした、よりエモーショナルな歌を聴くことが出来ます。さらにグラムとエミルーのハーモニーが格段に美しく、甘く、ロマンチックになっています。これが本当に素晴らしい。

1曲目、グラム・パーソンズ作の「Return Of The Grievous Angel」はそんなハーモニーの妙がたっぷり堪能できる名曲です。メジャー感とマイナー感を行ったり来たりするようなメロディー・ラインも秀逸。この曲は今回オルタネイト・テイクを聴くことが出来ますが、まだ未完成なハーモニーに試行錯誤が伺え、興味深いです。

2曲目の「Hearts Of Fire」はグラムの優し気な声にピッタリ寄り添うようなエミルーの声。サビではソウルフルにグラムをサポートします。

そして極め付けは7曲目の「Love Hurts」。この曲での二人の息遣いは美しさの極地。サビでの盛り上がりと、まるで飛翔するかのようなエンディングがまた良いです。この曲も今回オルタネイト・テイクが聴けます。美しさでは劣るものの、より艶っぽく感じるエミルーの歌がなかなか良いです。

この曲は偉大なソング・ライター、ブードロー・ブライアントの作で、エヴァリー・ブラザーズが歌った曲のようですが、私は残念ながら聴いたことが無いので今度聞いて見たいと思います。

また余談ながら、近年行われたグラム・パーソンズのトリヴュート・ライブで、ノラ・ジョーンズとキース・リチャーズが一つのマイクに向かい肩を寄せ合って素晴らしいデュエットを聴かせてくれたのもこの曲でしたね。

そしてもう一曲オルタネイト・テイクで印象に残ったのが「In My Hour Of Darkness」。グラムとエミルーの共作曲ですが、正規ヴァージョンよりエフェクトが薄い分、その素朴さにかえって魅力を感じたりします。

さて、エミルー・ハリスとの瑞々しいデュエットが眩しいこの「GRIEVOUS ANGEL」。まさにグラムのカントリーへの想いと熱きソウルが結実したようなアルバムとなりました。が、と同時に、彼の遺作ともなってしまったのです。彼は1973年9月19日、ドラッック癖が祟り、ジョシュア・ツリー・イン(モーテル?)の一室で亡くなってしまいました。26才だったそうです。

グラムの死は、その棺が盗まれたことにより、さらに伝説的になりました。ジョシュア・ツリーの砂漠、岩、そして木の写真を見ると、グラムへの思いがいっそう募ります。

カントリー・ロックというより、カントリー・ソウルと呼びたいグラム・パーソンズです。


*この「THE COMPLETE REPRISE SESSIONS」は、「GP」のジャケ写の別ショットをあしらったボックスに、LPのジャケットを模した紙ジャケと素晴らしい写真が盛り込まれたライナーが入った、なかなか完成度の高いものです。ただ、オルタネイト・テイクについて、曲ごとの解説がほとんど無いのがちょっと残念です。





~関連過去ブログ~ お茶のお供にどうぞ。

 06. 9.16 グラム・パーソンズ 1 (「THE COMPLETE REPRISE SESSIONS」前編)
 05.10.15 グラム・パーソンズ、グラム・パーソンズを思う 


アサイラム・ストリート・スパンカーズ

2006-09-18 01:35:19 | ルーツ・ロック
9月16日、新宿のタワー・レコードでアサイラム・ストリート・スパンカーズのインストア・ライブを観てきました。

先日のアップルとは若干違うセットで楽しませてくれました。また、アップルの時よりお客さんの入りも盛況で盛り上がっていましたが、なんとなく雰囲気は堅めだったかな。

私はスパンカーズを生で観るのはアップルとこの日のタワーという、短いインストア・ライブ2回だけですので、あまり偉そうなことは語れませんが、前回同様、味の有るライブであったことは間違いないです。

アップルではアット・ホームなカントリー臭を強く感じたのですが、今回はそれを私が期待し過ぎたせいか、何故かもっと異国情緒な感じ、例えばジプシーとか、 そんな雰囲気を感じました。そしてバンドと言うよりは「一座」と呼びたい、そんな感じも。もちろん良い意味で。

こういう多彩な魅力がスパンカーズの良いところですね!

それにしてもノコギリって凄いですね。テレビなどでその演奏は見たことが有ったのですが、生で音色を聴いたのは、スパンカーズが初めてでした。あんなにごっつくて、黒く鈍い色をしたノコギリから、あんなに繊細な音が出るとは…。しかし誰がノコギリを弓で弾こうなんて考えたんでしょうね?

この楽器としてのノコギリ、起源は1800年代と意外と古いようです。始めのうちは叩いて音を出していたようですが、それを想像力と好奇心に逞しい音楽家が弓で弾き始めたんでしょうね。そして現在では立派な楽器「ミュージカル・ソウ」として広く普及しているそうです。

ノコギリとミュージカル・ソウって、どこが違うのでしょうか? ミュージカル・ソウは切れるのでしょうか? また、種類は一つなのでしょうか? 例えばソプラノ、アルト、テナーって感じで分かれてて、 バス・ソウとかいう人間の背丈並みの巨大なミュージカル・ソウが有ったら面白いなとか、妙な想像をして楽しんでします。有る訳無いですね…。

そう言えばスパンカーズの新譜、買ってないんですよね~。




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 06. 9.10 アサイラム・ストリート・スパンカーズ(アップル・インストア・ライブ) 


グラム・パーソンズ 1

2006-09-16 17:57:29 | ルーツ・ロック
GRAM PARSONS / THE COMPLETE REPRISE SESSIONS

最近グラム・パーソンズの周辺がちょっぴり騒がしいです。

去年だったか「RETURN TO SIN CITY」というノラ・ジョーンズやキース・リチャーズが出演したグラム・パーソンズのトリヴュート・ライブのDVDが国内でもリリースされ、さらについ数カ月前、グラムの半生を追ったドキュメンタリーDVD「FALLEN ANGEL」もリリースされました。そして先日、既に輸入盤で話題になっていたグラムのリプリーズ時代のCD3枚組セット「THE COMPLETE REPRISE SESSIONS」の国内盤(写真)が発売されました。

グラム・パーソンズといえば、インターナショナル・サブマリン・バンド、ザ・バーズ、フライング・ブリトウ・ブラザーズと渡り歩いたカントリー・ロックの寵児ですが、彼が最後に2枚のソロ・アルバムを残したのが、リプリーズ(REPRISE)でした。

70年にフライング・ブリトウ・ブラザーズを脱退したグラム・パーソンズは73年に初のソロ・アルバム「GP」を発表します。

バックにはジェームズ・バートン(g)、グレン・D・ハーディン(key)、・ロニー・タット(ds)という当時のエルヴィス・プレスリーのバック・バンドの中枢を中心に、多くのつわもの達が名を連ねています。

その中には、スティール・ギターの巨人バディ・エモンズ。そしてもう一人のスティール・ギター奏者アル・パーキンスとフィドルのバイロン・バーラインはカントリー・ロック界の売れっ子奏者 。そして何といっても、グラムが探し当てた最高のデュエット・パートナーがエミルー・ハリス。当時彼女は無名のフォーク・シンガーで、カントリーもよく知らなかったと言います。

そしてプロデューサーはグラム本人と元ブラインド・フェイスのベーシスト、リック・グレッチがあたっています。


さて、アルバムは眩しいくらい軽快な「Still Feeling Blue」で幕を開けます。
スピード感の有る、フィドル、スティール・ギター、バンジョー、その上に乗る爽やかなグラムの声、ハーモニー、どれも最高です。

「We'll Sweep Out The Ashes In The Morning」はグラムとエミルーの名デュエット。伸びやかで艶やかななエミルーの声が光っています。

「Streets Of Baltimore」「That's All It Took」「Kiss The Children」あたりののどかな哀愁は、いかにもカントリー的で心に染みます。どれも素晴らしい!

ですが、このアルバムのハイライトは、何と言っても「A Song For You」「She」「The New Soft Shoe」の3曲。胸を締め付けられるほど美しいスロー・ナンバーで、グラムのオリジナル曲です。儚さを感じるメロディーに、その後のグラムの運命を思わずには居られません。

今回のセットには、もちろん多数の未発表テイクが収録されていますが、未発表曲や強烈な別ヴァージョンが有る訳では無いので、若干インパクトには欠けますが、グラムの歌に微妙なニュアンスの違いが感じらる「She」や、リック・グレッチとのデュエットによる「Kiss The Children」のオルタネイト・ヴァージョンなど、興味深いものも。

そしてラジオ放送でのエミルーとのスタジオ・ライブ「Love Hurts」「Sin City」の2曲は、それに伴うインタヴューと合わせて、エミルーとグラムの居た時間をちょっぴり体験出来たような、そんな感じを味わえました。

つづく。


*「Kiss The Children」のオルタネイト・ヴァージョンは本セットのクレジットにはバリー・タシアンとのデュエットと有りますが、レコードコレクター誌によりますと、それはリック・グレッチの誤りとのことです。



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 05.10.15 グラム・パーソンズ、グラム・パーソンズを思う 

ビヨンセの配信

2006-09-12 00:37:44 | R&B、HIPHOP
BEYONCE / B'DAY

現在(9月12日まで)「WWCITY」オフィシャルサイトにて配信中の、先日武道館で行われたビヨンセの「HAPPY B'DAY PARTY」の映像をやっと見ることが出来ました。

PCに疎い私が配信を見れずに困っているのを妻が見かねて、環境を整えてくれたのです。あの日のチケを当ててくれたのも妻だし、ホントに感謝感謝です。

さて、ノー編集ではありませんが、ほぼワンステージ、全曲フルヴァージョンで見せてくれたのには驚きました。ビヨンセのエネルギッシュな歌と踊りに、興奮しながら画面にかじりついて見ました。

一つ気になったのは、例の「クレイジー・イン・ラブ」。実際は、途中「パーティーなのに盛り上がってないわ!」みたいなことを冗談ぽく言って、やり直したのですが、その部分はカットされていました。

ということはあれは演出ではなくマジだったのでしょうか?ま、その真偽はともかくとして、あれはあれで面白かったし、ビヨンセの可愛い人柄が出ていて良かったので、もう一度見たかったんですけどね…。

そしてパーティーの映像。観客が歌う「ハッピー・バースデー」は思った以上にちゃんと聴こえててびっくりしました。アレを自分も歌ってたかと思うとなんか感慨深いものがありますね。もちろん大声じゃないですよ…。軽くです。

そして最後の「ビ・ヨン・セー!」。私は「セー!」と叫んでました。軽くね。
ま、基本的にはミーハーですから…。

また、このライブの模様は10月上旬よりNetwork LIVEより随時配信する予定だそうです。テレビではやらないんですかね~?

そう言えばビヨンセは、7日深夜の「クチコミ」というテレビ番組にゲスト出演していましたね。まだ録画しただけでちゃんと見てないんですが、なんかK-1の魔裟斗さんから誕生日プレゼントをもらったりしてました。来週も出るようなので、そちらも楽しみです。


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 06. 9. 4 ビヨンセ at 武道館 
 06. 9. 5 ビヨンセ at 武道館 2 

ビヨンセ at 武道館 2

2006-09-05 19:56:15 | R&B、HIPHOP
まだ武道館で見たビヨンセの余韻から覚めやらぬ今日この頃です。

先程「ROCK番町皿屋敷日記」というソニーのスタッフブログを読んでいたのですが、
そのブログによりますと、ビヨンセは無事、帰国の途に着いたようです。
そしてもちろん戻ってからもアルバムのプロモーションが待っているとか。凄い。

そしてそのブログに、武道館でビヨンセは何故同じ曲を最後にもう一度披露したか?
の答えも載っていました。

私は当ブログで、それについて「客席へのプレゼント」みたいなことを書いたのですが、
実際は、今回のライヴは世界配信が決まっており、より完璧なテイクを録るために
ビヨンセがやり直しを選んだ、ということだそうです。なるほど~。

プレゼントのほうが嬉しかったんですが、そういうこだわりもかなり好きです。
どちらにしろその場に居た人たちには、もう一度パフォーマンスが見れてラッキーでしたね。

いずれその日の模様は日本にも配信されるのでしょうか?
WOWOWあたりが放送してくれないですかね~。


さて、ビヨンセといえば、先日NYで行われた「MTV Video Music Awards」において、
「Check On It (Pink Panther)」で見事、最優秀R&B部門を受賞したそうです。 
同賞ではパフォーマンスもしているはずですので、そちらも気になります。
日本ではMTVで9月30日に放送されるようですので、楽しみです。

それにしてもビヨンセ、働き者ですね。



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 06. 9. 4 ビヨンセ at 武道館 
 06. 9. 3 パルコで生ビヨンセ 
 06. 9. 1 ビヨンセ(「B'DAY」) 
 06. 8.24 当選!(「HAPPY B'DAY PARTY」) 
 06. 8.21 ビヨンセ 


ビヨンセ at 武道館

2006-09-04 23:53:59 | R&B、HIPHOP
9月4日、行ってきました。ビヨンセの「HAPPY B'DAY PARTY」に!

若干、絶好調ではなかったようにも感じましたが、それでも最高のステージでした。
ビヨンセ!やっぱりビヨンセはライヴです!熱かったです!
短いセットの中で、現在最高峰のシンガーとしての魅力と実力、さらに貫禄まで、
たっぷりと堪能させてくれました!


舞台は定刻より30分程の遅れで幕が開きました。
まずバック・バンドが登場。ドラム2人、パーカッション1人、キーボード2人、
ベース1人、ギター1人、ホーン3人という10人編成。しかも全員女性でした。
これが「B'DAY」ツアー用にオーディションをしたという、噂のバック・バンドでしょうか?
はっきり分かりませんが、なんとなくビヨンセの気合いが感じられます。
 
そしてまずは「デ・ジャ・ヴ」からスタート!
久々に聴くビヨンセの生の歌声はやっぱり最高です。そしてダンスも!
次は「セイ・マイ・ネーム」にはじまり「サヴァイヴァー」で終わるデスチャ・メドレー。
やっぱりデスチャの曲は人気が有るようで、かなり盛り上がりました。

メロウな「イレプレイスブル」ではエモーショナルな歌を聴かせてくれて、
お色直しの後「リング・ジ・アラーム」では、4人のバック・ダンサーを中央に集め、
マイケル・ジャクソン風のキレの有るダンスで客席を沸せました。

最後はさらにお色直しをして「クレイジー・イン・ラヴ」で終了。
やっぱこの曲はカッコ良いですね~。歌も踊りも!
途中、パーティーなのに盛り上がりが足りない!みたいな事を言って曲をやり直すという、
演出なのかどうなのか分からない一場面も有りましたが、その後確実に盛り上がりました。

アンコールはビヨンセが出てきそうな雰囲気をかもし出しながら、バック・バンドが
短いインストを演奏しただけで終わり。残念。

その後は、ビヨンセの人気と奇跡を描いたフィルムとPVを上映。

そしてビヨンセが再登場して、客席からの「ハッピー・バースデー」の歌のプレゼント等、
バースデー・パーティーらしい楽しい企画とインタヴュー。

最後に客席へのお返しとばかり、もう一度「デ・ジャ・ヴ」と「イレプレイスブル」を
演奏して終了。最後の「イレプレイスブル」は素晴らしかった!

それはそうと、今回のイベント、ビヨンセはどう感じたのでしょうか?
最初のアンコールで出てきてくれなかったことがちょっと気になるんですよね~。
司会のクリス・ぺプラ-さんがしきりに盛り上げようと頑張っていたので、
やっぱり抽選で無料で見に来ているお客さんなので、盛り上がりに欠けていたのでしょうか?
もしビヨンセが日本で良い誕生日を送れなかったとしたら、ちょっと悲しいですね。

でも、最後に本編でやった曲をさらにまたやったと言うことは、
恐らく、結成間もないバック・バンドとのツアー前で、リハ不足も有り、
本当に本編用の曲しか出来なかったんだと思います。
そう考えると最後の2曲は、台本に無い、本当に客席へのプレゼントだったのでしょう。

それぐらいビヨンセが喜んでくれたのだとしたら、嬉しいですね!
次回はきっとツアーで来てくれることでしょう。それを楽しみに待っています。

とにかく今回は誕生日という特別な日に、日本で素晴らしいステージを見せてくれた
ビヨンセに感謝です。ビヨンセありがと~!

それはそうと、きのう渋谷で見たビヨンセはストレートっぽい髪型だったのに、
今日はクルクルカールのヴォリュームたっぷりに変身してました。さすがプロ。



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 06. 9. 3 パルコで生ビヨンセ 
 06. 9. 1 ビヨンセ(「B'DAY」) 
 06. 8.24 当選!(「HAPPY B'DAY PARTY」) 
 06. 8.21 ビヨンセ 


パルコで生ビヨンセ

2006-09-03 23:48:04 | R&B、HIPHOP
今日、渋谷のパルコでビヨンセに遭遇しました!

その時私は、渋谷から代々木公園方面へ向かって歩いていました。確か2時頃。
ふと、今来日中のビヨンセが、パルコのサマンサ・タバサへ来たりしないかな?
なんて思い、パルコの前を通り過ぎる時、ちらっと覗いてみました。

するとそこには、違和感を感じる男性が、違和感を感じる人数でウロウロしてるんです。
これはひょっとするかも?なんて思い、パルコの中に入って見ると、
怪しいスタッフらさしき人の数がどんどん増え、そのうちロープまで張られ、
なんだか物々しい雰囲気となり、テレビカメラまで登場しました。
これは本当にビヨンセ来ちゃうかも!なんて期待が膨らみ、ドキドキしながら待つこと数分。

スペイン坂側の出入り口からビヨンセ登場! 
どよめく店内。警備の人達に守られながらゆっくり目に歩いてくるビヨンセ。
うわ~!本物だよ~! いよいよ私の目の前を通り過ぎようとするビヨンセに私は手を出し、
握手を求めてみました。するとビヨンセは小さな手を私に差し伸べてくれました!
しかし後少しというところで警備の人にガッと振払われ、あえなく撃沈。
ビヨンセはサマンサ・タバサの店内に入って行きました…。

帰りは公演通り側で張っていた人達も押し寄せ、まさに阿鼻叫喚の中、ビヨンセは足早に
裏口へと消えてゆきました。サマンサ・タバサ店内には多分、5、6分しか
居なかったのではないでしょうか?壁に向かってなにやらやっているようだったので、
後で見に行ってみると、そこには小さなビヨンセのサインがありました。

ひょっとしてこれを書いてたのかな?って言うか、これを書くためにわざわざ?
まさかね、何か御買い物でもしたのでしょうか?

その後、外へ出てみると、まだ人だかりがわさわさと。そして待つことしばし。
パルコ裏のFM東京のスタジオから出てくるビヨンセ。ファンに笑顔で手を振りすぐ車の中へ。
そしてその車はセンター街方面へ去って行きました。
FM東京のラジオ番組に出演していたのでしょうかね?

そしてこの後何処へ行ったんでしょう?きっと色々な所へ出没したんでしょうね?

で、この日のビヨンセの出で立ちですが、白っぽくて茶色っぽい、ドレス的?な服で、
髪はストレートだったような、そんなあやふやな記憶が有ったり無かったり…。
なにぶん私も舞い上がっていたもので…。

でも確実な印象は、間近で見るビヨンセは想像を絶するかわいらしさだったこと。
「B'DAY」でアグレッシヴな歌を歌っている人と同じ人とは思えないない雰囲気でした。
そして私の想像より小柄な人でした。


さて次は武道館です。これも楽しみです!「LISTEN」歌ってほしいな~。

なんかミーハーですいません…。




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 06. 9. 1 ビヨンセ(「B'DAY」) 
 06. 8.24 当選!(「HAPPY B'DAY PARTY」) 
 06. 8.21 ビヨンセ 



ビヨンセ

2006-09-01 23:47:57 | R&B、HIPHOP
BEYONCE / B'DAY

ビヨンセの新譜「B'DAY」、買いました!
最高です! 期待を裏切らない快作です。

ビヨンセがロドニー・ジャーキンス、ネプチューンズ、スウィツ・ビーツ、
リッチ・ハリソン等、強力な布陣と共同プロデュースし、さらに作曲、アレンジも手がけ、
おまけに全曲書き下ろしによる、悪かろうはずが無いアルバムです。

確かに、曲もアレンジも良いです。リズム・トラックも弾力が有り超カッコ良いです。
でも私が一番興奮したのは、ビヨンセの歌そのものです。

私は今まで、ライブでのビヨンセの歌には心底シビレていましたが、
スタジオ作での歌はクールに仕上げられ過ぎてると言うか、生っぽさに欠けるな、
というイメージを少なからず持っていました。

でも今作は歌が生きています! スタジオ作ならではの繊細さと、生々しい豪快さが
見事に同居した素晴らしい歌です。それは抜群のキレとバネに富み、時にアグレッシヴに
時にメロウに響いてきます。もちろんアッパーな曲が多く、聴かせるタイプの曲は
少ないですが、それでもビヨンセの「気持ち」のようなものが伝わってくる気がします。


実は私は、そもそもなぜビヨンセはこのタイミングでソロ・アルバムを発表するのか
不思議に思っていました。

デスチャ解散後、初のソロ・アルバムです。これからソロ・アーティストとして
活動して行く上での門出となる大事なアルバムです。
それを映画撮影に忙しく、さらに周りの関心もその映画に集まり、
まったくソロを出すとは思えなかった時に、突然リリースを発表し、
このように本当に出してしまったのです。

しかもたったの3週間で完成させてしまったなんて話も有ります。
正直もっとじっくり作れば良いのにと…。

しかし届けられたアルバムは圧倒的に生命力と躍動感に溢れていました。
これが今のビヨンセだと、新鮮なビヨンセだと言わんばかりの音です。

それを聴いて私は思いました。つまりこれは作ろうと思って作った音楽では無く、
出来るべくして出来た、生まれるべくして生まれた音楽なのだと。

抑えられない衝動をパッケージにしたような、そんなビヨンセの本能のようなものすら
感じられる、エネルギッシュなアルバムなのです。

最近は女優業に忙しいとばかり思っていましたが、やっぱりビヨンセはアーティストでした!
そして最高のシンガーでした!万歳!

でも何だかんだ言って、映画「ドリームガールズ」も楽しみだったりするんですけどね。


ちなみに個人的には「DEJA VU」「GET ME BODIED」「KITTY KAT」「GREEN LIGHT」
「RESENTMENT」「LISTEN」あたりがお気に入りです。

ジャケット写真も好きです。ワニとのスリー・ショットも。




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 06. 8.24 当選!(「HAPPY B'DAY PARTY」) 
 06. 8.21 ビヨンセ