ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

クリストファー・スティアネ(H.E.R.O)@渋谷タワレコ

2019-06-01 23:54:09 | インストアイベント
今日、6月1日の夕方、たまたま訪れた渋谷タワレコで、インストアライヴに遭遇しました。

デンマークからの新鋭ロックバンド、H.E.R.O です。

まったくルーツ系ではなくてすみません。どちらかと言うとラウド寄りのバンドです。でも今回はインストアということもあって、フロントマンのクリストファー・スティアネによるアコースティック・ライヴでしたので、フォーキーな歌心をじっくり味わえて、なかなか良かったですよ。

本来はトリオのバンドですが、現在クリストファー・スティアネ(vo&g)がプロモ来日中のようで、彼が一人、アコギの弾き語りを披露してくれました。

デビューアルバム「HUMANIC」から、「This Means War」、「Dangerous」、「Human」など。本来はラウドロックなギター・リフが炸裂する曲なんですけど、アコースティク曲としても完成度が高く、ファルセットも交えたエモーショナルな歌声と共に、とても聴き応えがありました。でまた曲がメロディアスで良いんですよ! バラード調の「Fall Apart Together」も良かったですね〜。

メロディを主体とした楽曲がしっかりしていますし、歌も良いですし、これから大きくなりそう。




DANNY KORTCHMAR and IMMEDIATE FAMILY @ 渋谷タワレコ

2019-05-16 18:18:58 | インストアイベント
5月15日、タワーレコード渋谷店にて、Immediate Family のインストアライヴを観てまいりました。Immediate Familyとは、ダニー・コーチーマーとその旧友達のバンド。LA界隈を中心に数々の名盤に携わってきた、名うてのセッションマン達が一堂に会したその豪華メンバーは以下の通り。

Danny Kortchmar / ダニー・コーチマー (Guitar, Vocals)
Russ Kunkel / ラス・カンケル (Drums)
Leland Sklar / リーランド・スクラー (Bass)
Waddy Wachtel / ワディー・ワクテル (Guitar, Vocals)
Steve Postell / スティーブ・ポステル (Guitar, Keyboards, Vocals)


ですが、今回はインストアということもあり、貴重なアコースティックセッション。ダニー、ワディー、スティーブがアコギを持ち、ラスはパーカッションを叩く。

まずは自己紹介を兼ねたトークセッションから。それぞれが最近リリースしたソロ作の話など、和気あいあいとした雰囲気。

そしてお待ちかのねのアコースティック・ライヴ。ダニーによるジョー・ママ時代の名曲「Machine Gun Kelly」からスタート。ブルージーなレゲエ風アレンジといった感じ。ワディー・ワクテルのスライド・ギターが良い味わいでした。2曲めは、ワディーの最新ソロ作に収録されているスロー・ナンバー「Easier」。まさか、ここでワディーの曲が聴けるとは思いませんでした。哀愁ある、優しげなワディーの歌声が印象的でした。そして最後はジャクソン・ブラウン「Somebody's Baby」。この曲は、ジャクソン・ブラウンとダニーの共作。ジャクソン・ブラウンが歌う原曲はかなりポップな印象ですが、ここではアコースティック・セットなだけあり、よりカントリー・ロック、フォーク・ロックな佇まいで格好良かった!フロント3人のハーモニーも爽やかでした。

たったの3曲と、短い時間ではありましたが、軽やかさのなから深みがしみるような、アコースティックならではの極上グルーヴを堪能いたしました。それに、実は開演前に、リハを本番の倍以上の時間をかけてやっていたので、たっぷり聴いた感もあったり。

そして、ライヴの後はお楽しみのサイン会。私も緊張しながらメンバー全員からサインを頂きました。相変わらず「サンキュー」しか言えませんでしたか、みなさん笑顔で、とても良い雰囲気でした。


FRISCO @Ginza Sony Park

2019-03-02 21:28:40 | インストアイベント
本日、3月2日、銀座ソニーパークにて、邦ロック・ステディ・グループ、FRISCO のライヴを観てまいりました。

ホーン・セクションを含む8人編成。ユニークなのは、ペダル・スティール・ギター奏者を擁するところ。レゲエにスティール・ギターって珍しいですよね? ですがこの絶妙な浮遊感を伴う麗しのスライドギターが、何ともトロピカルで良いんです。軽やかなジャマイカン・グルーヴに絡むスティール・ギターの音色、最高でしたね。もちろんホーン隊も格好良いですし、キレのあるギターも最高でした。そしてフロントマンが弾く何とも言えないチープさを持ったキーボードがまた良い塩梅でした。昨年リリースした新作「TOKYO」の曲を中心にやっていたのでしょうか? ホーン・フレーズに痺れたファンキーな「Natty Road Runner」とか、格好良かったな〜!

そして忘れてならないのがゲストとして登場した多和田えみさん。多和田さんというとアフロヘアなイメージがありましたが、それは昔の話かな? 銀座を意識してか少しエレガントな雰囲気で登場。ルー・リードの「Walk On The Wild Side」と、薬師丸ひろ子さんの「Woman "Wの悲劇"より」の2曲を、ロック・ステディ・カヴァーで披露。久しぶりに多和田さんの歌声を聴きましたが、相変わらずソウルフルでしたね〜。

アンコールも有りのおよそ1時間。盛り上がりました!!



Rejoicer @Ginza Sony Park

2019-02-17 18:36:51 | インストアイベント
イスラエルのビート・メーカー、RejoicerことYuval Havkin。かの地のフューチャーソウル・バンド、バターリング・トリオの中心メンバーであり、Raw Tapesを主催する彼。昨年はStones Throwからソロ作「ENERGY DREAMS」をリリースし、そのフューチャリスティックでスペイシーなサウンドスケープで音楽通を唸らせました。

先日、ジャパンツアー中のRejoicerが、急遽、銀座のソニー・パークでライヴを行いました。映像担当のJengoを連れてのデュオライヴ。

ソニーパークってたまにこういった海外の精鋭的なアーティストが出てくるから侮れません。

定刻を少し押してスタート。波と船の底がきしむような音から始まり、大きなヴィジョンには海と小舟のアニメーション。独特の浮遊感に揺られる中、一気に深海へと潜り込み、瞬く間に音と映像のイマジネイティヴな世界に引き込まれていく。

Rejoicerの繰り出す、打ち込みと生のエレピを合わせたライヴ・サウンドは、ビター且つドリーミー。エレクトリック、ジャズ、ソウル、クラシック、異国情緒。心地よいビートに彩られた音の重なりがシュールなヴィジュアルに溶け込んでいく。Jengoが映し出すそれは深層風景のようでもあり、精神世界のようでもあり、少し恐ろしく、どこか懐かしくもある。

「Purple T Shirts」、「Double Astral Move」、「High on Star Dance」など、ソロ作「ENERGY DREAMS」からの曲を中心に、およそ1時間。素敵なミュージック・ジャーニーでした。

デヴェンドラ・バンハート @原宿 BEAMS

2017-05-09 23:54:50 | インストアイベント
テキサス州ヒューストン生まれ、フリー・フォーク/アシッド・フォークの申し子、デヴェンドラ・バンハート。ビルボードライヴ公演のため、ただ今来日中の彼が、原宿のBEAMSでインストア・ライヴを行うなうとのことで、私も見に行ってまいりました!!


エレキギター弾き語りで、数曲、20分弱のライヴでしたが、アットホームな雰囲気でとても良かったです。巧みな指弾きで紡がれる円やかなエレキ・ギターのトーン、独特のビブラードで浮遊感を醸すオーガニックな歌声。薄らとしたサイケ感が良い感じに外の空気と交じりあい、トロリとした甘味な世界を醸す。途中、リクエストを募ると、観客から「This Is The Way」の声が上がり、探り探り演奏を始めるも、すぐに断念してしまう、なんて場面もあったり。そんな彼の人柄も素敵なライヴでした。そして、CDで聴く以上に、シンプルな演奏と、生身な歌声は、より楽曲の良さを際立たせてもいました。とてもラヴリーな良い曲ばかりですね。もっと聴きたかった〜!



セットリストはこんな感じだったかな? 間違ってたらごめんなさいね。

1. Middle Names
2. Good Time Charlie
3. Theme For A Taiwanese Woman In Lime Green
4. Never Seen Such Good Things
5. At the Hop

パークハイツ楽団 @タワーレコード渋谷店

2017-03-20 19:44:58 | インストアイベント
3月18日、タワーレコード渋谷店にて、仲山卯月さん(コーヒーカラー)、中山うりさん、率いるパークハイツ楽団のインストアライブを観てまいりました!

オールド・タイムなグッド・ミュージックを昭和歌謡風味で聴かせてくれる彼ら。編成は、キーボード、パーカッション、クラリネット、トロンボーンと、なかなか賑やか。中山うりさんは、曲によってトランペット、ギター、アコーディオンを持ち変える。一方、シンガーの仲山卯月さんは、存在感抜群のビジュアルから、勝手に暑苦しいイメージを想像していたのですが、意外と爽やかな歌唱が印象的で、柔らかい歌声の中山うりさんとのハーモニーも良い感じでした。

昨年末リリースした1stアルバム「FANTASY」から、「バカ兄弟」「初恋ワルツ」「お客さん」「ある日曜日のポルカ」など。ワルツあり、ポルカあり、ディキシーランド風ありの雑色感も素敵。団地暮らしについて歌っているという歌詞もユニーク。特にアンコールで披露された「いい奥さん」は、シュールな世界に引き込まれました~。

ヨンリコ・スコット @渋谷タワーレコード

2017-02-25 00:12:35 | インストアイベント
今日、2月24日、タワーレコード渋谷店にて、ヨンリコ・スコットのインストア・ライヴを観てまいりました。デレク・トラックス・バンドの屋台骨を結成当初から支え続けたドラマー。バンド名義としては最後の作品となった2010年の「ROADSONGS」まで在籍し、それ以降はシリル・ネヴィルのロイヤル・サザン・ブラザーフッドのリズムを担ってきました。もちろん、自身のバンドであるヨンリコ・スコット・バンドやソロ名義でのアルバムもリリースし、今回は最新ソロ作「LIFE OF A DREAMER」のプロモーション来日のようです。

17時開演とのことでしたが、少し前についたつもりがもう既に始まっていました。カフォンを叩くヨンリコ・スコットを中心に、エレキギター、アルト・サックス、ベース、キーボードという編成。バックは日本のミュージシャンで、ジャズ系の方達でしょうかね。そのせいか、セットリストも、ジャコ・パストリアスで有名な「The Chicken」、ジョン・コルトレーンの「Mr. P.C.」、フレディ・ハバードの「Red Clay」、チック・コリアの「Spain」と、ジャズ・カバーが中心。

始めは、ヨンリコ・スコットがドラムセットではなくカフォンだったのに少々がっかりもしましたが、このカフォンが驚く程に表情豊かで、流石はヨンリコ・スコット!!って感じでした。曲の展開ごとに雰囲気を変えるのはもちろん、メンバーを指差しながら自在にソロを振っていきつつ、そのソロのフレーズやフィーリングに併せてカフォンの表情も変えていく。実際、カフォンを叩くその手さばきも、カフォンの面上で色々細かい動きをしていまして、見ていて飽きませんでしたね。もちろん、メンバーにソロを振るだけではなくヨンリコ自身もソロをとる。スキャットしながらとか、アフリカ的な歌を歌いながらとか、力強くプリミティヴなリズムはパーカッションならではの魅力でした。

楽曲では、私の大好きな「The Chicken」をやってくれたのが嬉しかった! MCでジャコ・パストリアスの名前を挙げた上で、ちゃんとピー・ウィー・エリスについても語ってくれましたしね。あとジョン・コルトレーンの「Mr. P.C.」はデレク・トラックスの1st作でも取りあげられていた曲。もちろんデレクのヴァージョンとは大分違いましたが、そこがまた面白かったです。


バックのメンバーもそれぞれ良いソロを聴かせてくれましたが、少々遠慮がちというか、もう少し白熱した感じになるともっと良かったのですが。まあ、その分、ヨンリコ・スコットが独り気を吐いた感じで、彼のエンターテイナー振りも印象的でした。ちょっとしたブレイクに立ち上がってカフォンの前で一回転したり、終了間際にはカフォンを肩の辺りまで持ち上げて叩いてみせたりで、拍手喝采でした。最後はメンバー全員を中央に集め、肩を組んで観客達へしっかりお辞儀。それもヨンリコの人柄を伺わせる場面でしたね。


終了後はサイン会というか、ファンの人達と談笑して盛り上がっていました。英語のダメな私にはちょっとハードル高かったな…。

Still Caravan @渋谷タワーレコード

2017-02-18 18:46:53 | インストアイベント
fox capture plan 、ADAM at 、桑原あい、そしてWONKなど、邦ジャズ・シーンの躍進著しい昨今ですが、その一角を担うStill Caravan のインストアライブがあったので、見て参りました。場所はタワーレコード渋谷店。

先月、2nd作「EPIC」をリリースしたばかりのStill Caravan 。ギター&ヴォーカル、キーボード、ベース、ドラムスに、サンプリングを操るトラックメーカーという5人編成。メンバーにトラックメーカーがいるところからして現代的ですが、元々、そのトラックメーカーさんが作ったバンドだそう。

CDでは、低音を効かせたキレのあるグルーヴで、ヒップホップやソウルを通過したメロウ・アーバンなクロスオーバー・ジャズを聴かせてくれますが、流石にインストアでは、もう少し爽やかで親しみやすい印象。「Butterfly」、「Railroad No.9」、「Share My Soul」など、歌ものも含めてバラエティ豊かな曲を披露してくれました。最後にやった、ファンキーなオルガン・ジャズ「Urban Jack」、格好良かったです。次はもっと音圧の高いところで見てみたいです。

Gypsy Sound System Orkestra@渋谷タワーレコード

2016-03-25 23:34:21 | インストアイベント
今日はタワーレコード渋谷店にて、Gypsy Sound System Orkestraのインストアライブ。楽しみ!


帰宅後追記:

サックス、アコーディオン、エレキギターに紅一点のシンガーという編成。東欧ジプシー/バルカンビーツ系をベースにカリブやアラブ、そしてヒップホップ等クラブ的な先鋭さも併せ持つ無国籍グルーヴ。インストア・ライヴという短い時間ではありましたが、タワレコ1階フロアを見事にジプシー・サウンド色に染め上げてくれました。






明日26日は、飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京で行われるフリー・イベントに出演するそうです。出番は17時頃だとか。

藤原さくら @タワーレコード渋谷店

2016-02-18 22:53:12 | インストアイベント
今日は渋谷のタワレコにて、藤原さくらさんのインストアライブを見て参りました!

開演時間のPM8時をちょっと過ぎた頃に渋谷タワレコに着いたんですけど、ライブ会場となる1Fフロアはもう凄い人。既にライブは始まっていましたが、人垣の後ろから背伸びをしても全く見えない状況。右へ左へちょろちょろ動き回って、何とか人頭の隙間から藤原さくらさんの表情をチラッと拝めるポイントをゲット。いつものように顔を歪めて歌う姿、スモーキー且つエモーショナルな歌声、素敵でした。リリースされたばかりの新作「GOOD MORNINGからの楽曲を数曲、堪能させて頂きました~。


セットリスト↓

1. Oh Boy
2. 1995
3. Give Me A Break
4. Good Morning
5. 「かわいい」

鍵盤奏者さんをサポートにアコギ弾き語り。ブルースやジャズ的ですらあるフィーリングを持ちながら、それをポップに聴かせる不思議な歌声は、何度聴いても惹き付けられてしまいますね。MCで「20歳になりました~」と言っていましたから、末恐ろしい才能です。またグッド・タイム・ミュージック的な愛らしい魅力を持った楽曲達もとても印象的でした。

さらなるご活躍を期待しています!!!