ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロック第8弾!

2011-06-18 19:33:03 | フジロック
先日、フジロック出演者の第8弾が公式サイトにて発表されました。今回はパレスを中心に31組。詳細についてはもういちいち書きませんが、気になるところをいくつか。

まず、金曜日のグリーンにジミー・イート・ワールド、ホワイトにソウル・フラワー・ユニオン、レッドに8otto、オールナイトフジにプロトカルチャーが決まったことで、主要ステージは全て埋まった感じ。早く発表してくれ!と思う一方で、埋まったら埋まったで寂しくなるのがフジロック…。

そして今回発表のメインとなったのが深夜のお楽しみパレス・オブ・ワンダー!! ま、正直、びっくりするようなサプライズはありませんでしたが、相変わらずヒップな色彩に満ちた3日間です。毎度のことながら、ここはチケットの要らないエリアですからね、これが3日間無料で見れる訳ですから、豪華ですよね~。あの独特な雰囲気を持ったテントで朝までディープな音楽漬けを楽しみにしているフジロッカーズも多いと聞きます。深夜帯に弱い私には難関ですが…。

金曜日は、やはりアマドゥ・エ・マリアムですね。あの空間で見るこのアフリカン夫婦にはかなりそそられます。そしてビッグ・オーディオ・ダイナマイトのドン・レッツ。彼は映画監督でありDJ
でもある。そしてロンドン・パンクにレゲエを結びつけた最重要人物。もちろんDJをやるんでしょうけど、ある意味伝説みたいなものですからね、観たいですよね~。ただ時間が…。さらにこのドン・レッツの前には「VERY SPECIAL GUEST」。誰なの?

土曜日、この日は何と言ってもオーサカ=モノレールでしょう!深夜のパレスで熱気溢れるファンク・パーティです!あと元デタミネーションズのicchieが中心になったセッション、EXOTIC SESSION BANDも気になりますね~。

そして日曜日。ここにザ・ブラック・エンジェルズが。いっそのことアコースティックっぽい感じでやって欲しいなと思ったり。そしてビッグ・ウィリーズ・バーレスク。やはりこの人達が出てこないとパレスな感じがしませんよね。今年は彼らのステージでフジを締めるのも良いかも。もちろんThe Cabaret Cats with JVC FORCE TYOみたいなのも一度は観てみたい気がしますけど。ただ時間が…。

さらに今年のサーカスも発表になりました! ジャン・モンティという方で、オートバイに乗って綱渡りをするそう。これかなり観たいです!彼は05年にもパレスに登場しているそうですが、この綱渡りをフジで披露するのは今回がはじめてだそうなので、楽しみですね~。そしてジョアンナ・ピーコックというパフォーマンス・アーティストの方も。この人はここ数年、お仲間と共にフジの至る所に様々な出で立ちで出没していたそうで、私もなんとなく思い当たる節がある感じですが、今年もきっと楽しませてくれることでしょう! それとこのパレス・エリアのお楽しみと言えば、点在する巨大オブジェ。今年はフェニックスが登場するそうで、これも楽しみ。不死鳥ですよ!なんか泣けますね~。

あと、ドラゴンドラ頂上のデイ・ドリーミングも一部発表になりましたね。残すはアヴァロン、木道亭、カフェ・ド・パリ、苗場食堂。意外とこのあたりも濃いですからね~。さらにピラミッド・ガーデンが豪華になってたらどうしよう?みたいな…。まだまだお楽しみは続きます!


で、そのアヴァロンなんですけど、実は既に反核、脱原発イベント「アトミック・カフェ・フェスティヴァル」として、ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン、加藤登紀子、MANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也)の3組が出演することは発表になっています。「アトミック・カフェ・フェスティヴァル」と聴いて懐かしい!と思う人がフジロッカーズの中にどれほどいらっしゃるか分かりませんが、私はちょっと懐かしいです。もちろん、“懐かしい”とか言ってられない問題なんですけどね。でも80年代の記憶が甦る言葉ではあります。

私は80年代に邦インディー・シーンにどっぷり浸かってました。ゼルダ、有頂天、キャー、パパイヤ・パラノイア、コブラ、ガスタンク、ルーズ、ブルーハーツ、ケンジ、ニューロティカ、リップ・クリーム、などなど。まあ、挙げていったらきりがないですが、そういったバンド達を日々、新宿ロフトを中心に追いかけていたのです。で、「アトミック・カフェ・フェスティヴァル」と題されたイベントは、色々なところで開催されていたと思います。中でも私の記憶に残っているのは、渋谷の映画館で行なわれたオールナイトのイベント。当時人気絶頂だった有頂天のカオスな盛り上がり、素っ裸で出てきて途中ブリーフを1枚だけ履いて熱唱したブルーハーツのヒロトなど、なかなか強烈でした。大好きだったゼルダやパパイヤ・パラノイアも出ました。もはや伝説的だったスタークラブも。そしてトリはルースターズでした。ですが私は観ないで帰っちゃいました。当時の私にとってルースターズは大人が観るバンドって感じで、あまり興味を持てなかったんです。って言うか、トリを観ずに帰る自分がちょっと格好良い?みたいな…。ガキだったんです。眠かったですし…。ま、そんな青春の1ページな訳です。

そして今年、東北大震災による原発問題を受けて、あの「アトミック・カフェ・フェスティヴァル」がフジロックで甦るそうです。アヴァロン・ステージに「アトミック・カフェ・フェスティヴァル」と称して1日1組のアーティストが登場するのだとか。ということは、上記の3組が1日ごとに出るということですね。さらにトーク・ショーもあるようです。そしてNGOヴィレッジには「アトミック・カフェ」という名のカフェも作られるそうです。これまでも様々な環境問題に取り組んできたフジロックですからね、私達もただ遊びに行くだけではなく、こういうこともしっかりと考えないといけませんね!





~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!

 11.06.08 フジ予習:G・ラヴ&スペシャル・ソース
 11.05.31 フジ予習:ティナリウェン
 11.05.28 フジ予習:バディ・ガイ


 11.06.01 フジロック第7弾&ステージ割り!!
 11.05.19 フジロック第6弾!
 11.04.28 フジロック第5弾&日割り!!
 11.04.15 フジロック第4弾!
 11.04.02 フジロック第3弾!
 11.03.18 フジロック第2弾!
 11.03.01 フジロック第1弾!!

FUJI ROCK DAYS@渋谷

2011-06-11 18:06:45 | フジロック
今日は"FUJI ROCK DAYS"、またの名を"渋谷ジャック"ということで、渋谷に来ています。このイベントがあると、あ~、フジロックが近づいたな、と思います。


帰宅後追記:

6月11日と12日、2日間に渡って渋谷で開催されたFUJI ROCK DAYS。通称「渋谷ジャック」。今年はHMVが無い代わりにTUTAYAをジャックしてました。店頭で抽選会やったり。でもチケット買わないと抽選出来ないんで、私はちょっと覗くだけでタワレコへ。タワレコは例年通りな感じでしたね。ここは関連商品を購入すれば抽選に参加出来るので、私もワイドスプレッド・パニックのCDを買って、いざ抽選。そして例年通りの参加賞。こちらから選んでくださいと言われた机には、私が過去に参加賞として頂いた歴代のステッカーなどがずらりと並んでいて苦笑い。その中からまだ持っていないミーカのステッカーを選びました。ちなみにこの抽選、毎年やってますが当たったことがありません…。

そしてパルコへ。ここも例年通りな感じでしたね。抽選会とクレープ屋さんが出てました。ここの抽選会もチケット買わないとダメなようなので私はパス。結構、道行く人が足を止めてラインナップや映像を観ていて、なかなかの賑わいでした。地下の岩盤にもフジのオフィシャルTシャツや、実際にレッド・マーキーで使われていた生地で作られたバックなんかが売られてて、ちょっとそそられました。そのあとビームスにも寄りまして、相変わらずビームスのフジTシャツは可愛いな~、なんて思いながら。でも高いんですよね~。

ま、HMVがTUTAYAに変わった以外、まったく代わり映えのないイベントでしたが、これも大事なフジの行事の一つですからね。しょぼいジャックだと思いながらも、毎年楽しみにしてるんです!!




   



フジ予習:G・ラヴ&スペシャル・ソース

2011-06-08 16:38:37 | フジロック
G LOVE / FIXIN' TO DIE

フジロック予習特集第3弾、G・ラヴ&スペシャル・ソースです!

G・ラヴ&スペシャル・ソース、もうお馴染みですよね。ブルースをベースにしながらも小気味良くハネるグルーヴに、人を喰ったような調子のラップが乗る。ジャック・ジョンソンなどとの交流からもオーガニック派の第一人者の一人として認知されています。ですがデビューは以外と古く、1994年。1st作「G.LOVE & SPECIAL SAUCE」で聴ける、ブルージーなギターにジャズ的なラインを弾くベース、ハネまくるスネア、ヒップなヴォーカルというスタイルはかなり衝撃的でした。短絡的に言えばブルース×ヒップホップな訳ですが、その独特のミクスチャー感は彼等にしかないものでした。当時は旬なロック・シーンにおける新世代ブルース的な立ち位置で評価されていたと記憶しています。しかもリリース元はあのOKEHでしたからね。1910年代からR&B/Bluesの傑作を生み出してきたレーベル。そのOKEHがソニー傘下として94年に再出発した際に、ケブ・モなどと共にその第一弾アーティストとしてリリースされたのがG・ラヴ&スペシャル・ソースだったそうです。またOKEH初の白人アーティストだった、などと言われたりもしています。


さて、そんなG・ラヴ、通算9作目となる最新作はすばり、ルーツ回帰作です。

とは言えもちろんG・ラヴですから、その辺のSSWやアメリカーナ勢とは一味も二味も違います。ブルースやトラディショナルの古く魔力めいた魅力に、あくまでもG・ラブらしいヒップな感性を通して回帰しています。オリジナル・ベーシストのジミー・ジャズの脱退は残念ですが、現在売り出し中の米新世代カントリー・ロック・バンド、あのアヴェット・ブラザーズのメンバーがプロデュース他全面バック・アップしているのは刺激的なほど嬉しい! 今年のグラミー賞でボブ・ディランと共演したあのバンドです。

オープニングを飾る「Milk And Sugar」。イントロのワン・フレーズはカントリー・ブルースそのものながら、あっという間にG・ラヴらしい粋なグルーヴへとなだれ込む。なによりナチュラルなエコーを感じさせるドブロの音が良い! なんかヴィンテージなライヴ感をそそられるますね~。 そのG・ラヴが爪弾くドブロや、彼の歌及びハープは、快調ながらもこれまでにない泥臭さが感じられる。バック・アップするスコット・アヴェットのバスドラとセス・アベットのベースも素朴ながら刺激的!

そしてタイトル曲「Fixin' To Die」。デルタ・ブルースの巨人、ブッカ・ホワイトのカヴァー。この曲はボブ・ディランもデビュー・アルバムで取り上げていて、G・ラヴはディラン・ヴァージョンに強いインスピレーションを受けている模様ながら、G・ラヴならではのミクスチャー感覚によるブルース表現がめちゃくちゃ格好良い!Jacob Edwards(ds)、Bob Crawford(b)のアヴェット組+手拍子による原始的なグルーヴを感じさせるリズムも印象的ですが、ダミ声を絞り出すように歌うG・ラヴに痺れますね~。中盤のハーモニカソロも格好良い!!!

その「Fixin' To Die」が終わるや否や、泥臭いスライド・ギターの音色で幕を開ける「You've Got To Die」。ブラインド・ウィリー・マクテルのカヴァーですが、G・ラヴとアヴェット・ブラザーズとでヴォーカルを歌い繋いだり、バンジョーの音色だったりが、のどかなカントリー臭を発散。のどかと言えば、G・ラヴによるオリジナル曲「The Road」や「Walk On」なんかは完全にカントリー曲。スコット・アヴェットの弾くバンジョーが良い感じ。

また「Katie Miss」や「Heaven」のような小曲的スロー・ナンバーがまた秀逸。前者はG・ラヴとスコット・アヴェットによる共作。ギターとバンジョーの素朴な爪弾きと、優しいメロディーをささやくように歌うG・ラヴ。トラッドっぽい雰囲気もまた良い。後者はG・ラヴ一人による自作自演曲。イントロやギターの感じは、もろ弾き語りブルースながら、そのコード進行は不思議なジャズ感と言うか、どこかエギゾチックな雰囲気があり、この辺りの感覚は流石はG・ラヴ!!終盤に口笛というセンスにもやられます。

上記の楽曲をはじめ、全体的にG・ラヴ流のカントリー・ブルースや、フォーク、トラディショナルな雰囲気が濃厚ながら、もちろんそれだけでは終わりません。カノン的なコード進行にラップが乗るという、王道オーガニック・バラードな「Just Fine」は、かのルー・アドラーの息子にして女優ミーシャ・バートンの元カレとしても知られるシスコ・アドラーとの共作。さらにこの曲で印象的なエレキ・ギターを弾いてるのはノース・ミシシッピ・オールスターズのルーサー・ディッキンソン。そしてガレージ・ブルース、もしくはフォーク・ロック期のボブ・ディラン辺りを思い起こさせるアップ・テンポな「Get Goin'」。G・ラヴの軽快なエレキとラップ、セス・アヴェットのハモンドが良いですね。またこの曲やジャジーな雰囲気を醸す「Ma Mere」でのジェフリー・クレメンズのハネたドラミングはやはりスペシャル・ソース印。

さらにルー・リード曲「Pale Blue Eyes」。まるで子守唄のような雰囲気で歌うG・ラブの歌声に引き込まれますが、アヴェット・ブラザーズのチェロ奏者Joe Kwonがそこにまた良い味わいを加えてます。ここでのバンジョーとチェロの絡みは美しいですね~。そして最後を締める「50 Ways To Leave Your Lover」はポール・サイモンのカヴァー。この辺りの選曲センスにも唸らされますね。原曲よりさらに欧風な哀愁が濃厚な前半から、サビでストーンズ風なグルーヴに展開するという。さらにブルーグラスなセッションへなだれ込み、G・ラブのハープが大暴れ!みたいな。いや~、格好良いです!


これは傑作ですよ!個人的な印象としては、これまでのG・ラヴ作品のなかで文句無しに1番好きです。ルーツ回帰と言っても、安易なブルース・カヴァー集などには向かわず、G・ラヴらしいセンスを見せつけてくれるところが嬉しいですね。哀愁のあるトラディショナルな方向へ回帰しながらもしっかりとヒップな感覚は残していますし、G・ラヴらしい風通しの良さや、ルーズなフィーリングが気持ち良いです!これはライヴが楽しみですね! 実はこのアルバム発売直前にG・ラヴはプロモ来日を果たしてまして、その時に新宿タワレコでインストア・ライヴをやってるんですよね~。私も観に行きましたよ!ブルージーながらG・ラヴらしい跳ねたグルーヴを紡ぐアコギに、ざらついたヴォーカルをのせ、見事にこのアルバムの世界感をアコギ弾き語りで表現していました。ハープも見事でした!

フジでもどこか小さなステージで弾き語りとかやってくれたら嬉しいですけどね。まあ、ないでしょうね…。それともう一つ期待したいのが飛び入りセッション! これは過去のフジでもやってくれてますから、あるかもしれませんよ~。ハープを持って誰かのステージに乱入!なんて場面を想像したり。アヴェット・ブラザーズがキャンセルになったのはかなり痛いですけどね…。

ま、それはそうと今年はグリーン・ステージに登場するG・ラヴです。過去にはレッド、ヘヴン、オレンジに出演していますが、たぶんメイン・ステージははじめてではないでしょうか?どんなステージを見せてくれるのか?楽しみです。





G.LOVE & SPECIAL SAUCE / G.LOVE & SPECIAL SAUCE
94年のファースト・アルバム。このアルバムで聴ける独特のファンク感は今聴いても斬新。またこの頃は都会のストリートという印象を持っていました。



G.LOVE / LEMONADE
オーガニック/サーフ系としての名盤となった06年作。ジャック・ジョンソン、ドノヴァン・フランケンレイーター、ベン・ハーパーなどいかにもな方達はもちろん、レオ・ノッセンテリ、ブラッカリシャスといった多彩なゲスト陣からもG・ラヴのセッション好き気質が伺えます。とにかく気持ち良いアルバム!



THE AVETT BROTHERS / I AND LOVE AND YOU
こちらはアヴェット・ブラザーズ、09年の出世作。実はインディー時代も含めればその活動歴は10年を越えるらしい。そして今最もライヴが観たいバンドの一つ。なのでフジ・キャンセルは返す返す残念。早々にリベンジして欲しいです!!



G. Love - "Milk and Sugar"



G. Love - "Fixin' to Die": SXSW 2011 Showcasing Artist



G. Love - "Heaven" (From new album Fixin' to die)



G. Love Free 93.9 The River Session 'Just Fine'





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バラケ・シソコ&ヴァンサン・セガール@渋谷タワーレコード

2011-06-04 17:51:36 | ワールド・ミュージック
今日はバラケ・シソコ&ヴァンサン・セガールのインストア・ライヴを観に渋谷タワーレコードに来ています。コラの巨匠とチェロの天才だそうです。もうすぐ始まります。楽しみ!


帰宅後追記:

マリの伝統楽器コラ、そしてクラシックのイメージの強いチェロ。この2つのコラボレーションというのは非常に珍しいのではないですかね? バラケ・ソシコはマリ共和国のグリオの家系に産まれる生粋のコラ奏者。一方、ヴァンサン・セガールは、クラシックの出ながら、これまでにチャック・ブラウン、Pファンク・オールスターズ、エルヴィス・コステロなどと共演してきた方で、シリル・アテフとのパーカッション&チェロという独創的な編成でブンチェロというデュオも組んでいる方。

さて、ほぼ定刻に始まった二人のインストア・ライヴ。初めて聴く音の調和にしばし聴き惚れましたね。バラケ・ソシコはまるで瞑想するかのように神秘的なフレーズを紡ぎだし、ヴァンサン・セガールは弓だけでなく指弾きも交えながらエレガント且つスリリングな空間を生み出していく。チェロの響きには室内楽のような落ち着いた暖かみがありますが、二人のコラボはそれとはまた違う、不思議な輝きを放っています。異文化の交差と調和が織りなす至福の音楽。タワレコのフロアという雑然とした空間が、彼等の紡ぐ音色によって一種独特のトリップ空間へと変わってしまいました。終盤にヴァンサン・セガールがパチカを使っていたのも印象的でした。

6月6日には青山CAYでのライヴもあるそうです。

そそるライヴ 6月編

2011-06-03 13:02:48 | そそるライヴ

関東近辺にて6月に行われるライヴ、フェス、イベントのなかで、気になるものをピックアップしてみました。


6/04(土)Ballake Sissoko & Vincent Segal  @タワーレコード渋谷店(インストア・イベント)観覧フリー
6/04(土)Tim Easton @鎌倉 Cafe Goatee
6/04(日)BIG BEACH FESTIVAL'11 @千葉市幕張海浜公園
6/04(土)TAICOCLUB ‘11 @長野県木曽郡木祖村「こだまの森」
6/05(日)TAICOCLUB ‘11 @長野県木曽郡木祖村「こだまの森」
6/04(土)ITADAKI 2011 @静岡県榛原郡吉田町 吉田公園
6/05(日)ITADAKI 2011 @静岡県榛原郡吉田町 吉田公園
6/06(月)Ballake Sissoko & Vincent Segal @青山CAY
6/11(土)Springfields '11 ~東京場所~ @日比谷野外音楽堂
6/11(土)木村充揮 with MOON CALL ~どないナットキングコール編 @目黒 BLUES ALLEY JAPAN
6/12(日)木村充揮 with MOON CALL ~アンビリーバブルなホリデー編 @目黒 BLUES ALLEY JAPAN
6/12(日)THE WILD ROVER 2011 @渋谷 clubasia 他
6/12(日)RESPECT @タワーレコード渋谷店(インストア・イベント)観覧フリー
6/16(木)RON CARTER @ブルーノート東京
6/20(月)Marlena Shaw featuring Chuck Rainey, David T. Walker, Larry Nash, Harvey Mason @ビルボードライヴ東京
6/22(水)RUFUS @ブルーノート東京
6/30(木)TAHITI 80  @恵比寿 LIQUIDROOM



*お出かけの際は事前のご確認をお願いいたしま~す!

フジロック第7弾&ステージ割り!!

2011-06-01 16:34:16 | フジロック
SAM MOORE / OVERNIGHT SENSATIONAL

フジロックにサム・ムーア!!!

なんか凄いことになってます!公式サイトにてフジロック出演アーティストの第7弾、さらにステージ割りの発表がありました。まさかのソウル・ダイナマイトの登場、そして被りまくりの悪夢と、もうどうしたら良いものかと…。というわけで、まずは気になる追加アーティストは以下の22組。

7/29(金)

KAISER CHIEFS
LEE SCRATCH PERRY with MAD PROFESSOR
サニーデイ・サービス
GRUFF RHYS
BELAKISS
SAM MOORE
LITTLE TEMPO
NATSUMEN


オールナイト・フジ

DJ HELL
DARREN EMERSON
SYSTEM 7
☆Taku Takahashi
DAMAGE


7/30(土)

TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA
ハナレグミ
PATRICK STUMP
ロンサム・ストリングス&中村まり


7/31(日)

THE MUSIC
NO AGE
RINGO DEATHSTARR
APOLLO 18
FUJI BLUES PROJECT


*出演キャンセル
THE AVETT BROTHERS


The Sam & Dave Show - 06. Soul Man

若い頃のサム&デイヴによる大名曲。高い声の方がサム・ムーアです。

Sam Moore - I Can't Turn You Loose (Live)

こちらは近年のサム・ムーア。これは私も観に行った東京JAZZの一場面。良い感じに盛り上がってますね~。

Lee Scratch Perry & Mad Professor - Soul Rebel

サマソニ04に出演した際のリー・ペリー&マッド・プロフェッサー。

'Run Red' by BELAKISS Live Studio Performance

BELAKISSによるアコースティック・セット。ベースの女性はザック・スターキーの娘さん、つまりあのリンゴ・スターのお孫さんだそう。


いや~、まさかのサム・ムーア! アトランティック/スタックスのソウル黄金期に活躍した伝説のヒーローですよ!まさかフジロックに来るとは! きっと本物のソウルを教えてくれることでしょう。そしてレゲエ/ダブ界からも伝説の2人がやってきます。リー・ペリー&マッド・プロフェッサー。こちらはもうフジ常連になりつつありますね。マッド・プロフェッサーは2年連続ですか?私はどちらもフジで観たことがありますが、二人の共演はまだ観たことがないので、これは観たいですね~。そしてFUJI BLUES PROJECT、ロンサム・ストリングス&中村まり と言った邦楽勢も良い感じ。ロック・ファンとしては、やはりザ・ミュージックは感慨深い。私も彼等の初来日をレッドマーキーで観て衝撃を受けたくちですし、その夜に苗プリの裏で遭遇し握手してもらった思い出もあります。これは見届けねば。カイザー・チーフス 、グリフ・リース辺りも嬉しいですし、リンゴの孫娘がベースを弾くBELAKISSも気になります。で、アヴェット・ブラザーズのキャンセルは残念至極…。


さて、そして追加発表以上に気になるステージ割りです!詳細は公式サイトを観て頂くといたしまして、現時点での個人的見解を少々。

まず初日の金曜日。ザ・ヴァクシーンズ、カイザー・チーフス、アークティック・モンキーズ 、コールドプレイとUKロック勢が並んだグリーンが見事。ですがその間にすっぽり入ってるマヌ・チャオはどうするんでしょうね?まだ1枠空いてるようなので、うまくバランスをとってくるのか? リー・ペリー&マッド・プロフェッサー、CSS、ビッグ・オーディオダイナマイトと続くホワイトも魅力的。さらに奥の方ではサム・ムーアとワイドスプレッド・パニックが…。ちょっと豪華過ぎじゃないですか? で、私の予定といたしましては、グリーンでザ・ヴァクシーンズ~カイザー・チーフス~マヌ・チャオ、そしてホワイトでリー・ペリー&マッド・プロフェッサー~CSS、最後はヘヴンでワイドスプレッド・パニック。え!サム・ムーア観ないの?みたいな。ここは悩みどころなんですよね~。正直、ビッグ・オーディオダイナマイトも観たい。まあ、サム・ムーアは過去に2回観てますしね~。とりあえず当日まで悩み続けそう。それとこれだとAMADOU&MARIAMが観れない。しかもリー・ペリーとマヌ・チャオが被る可能性だってあるという…。参りましたね。

そして土曜。ここも被ってくる。ネックはずばりフェイセス。グリーンのトリに観たいバンドが出ちゃうと、その時間帯周辺の奥の方を全て捨てなくてはならないというのが辛い。ちなみにこの日のグリーンはかなりごちゃごちゃ。ハナレグミ~バトルズ~スカパラ~フェイセズってどんな流れなんですかね? この日は生きの良さそうな新人さんが並んだレッドも賑やかですが、マテ・パワー、マーク・リーボウ、コンゴトロニクス VS ロッカーズなんかが出るオレンジも熱い。でもフェイセスをそこそこ良い位置で観ようと思うと、コンゴトロニクス VS ロッカーズはもちろん、マーク・リーボウも諦めなくてはならないかも。同じ時間帯にヘヴンではワイドスプレッド・パニックが演ってるし。仕方ない、フェイセスは諦めようか…。という訳でこの日の私の予定は、まずはグリーンのGラヴに照準を絞りつつ、レッドでメディ、WU LYF、ベスト・コースト辺りを狙いたい。そして奥の方へ移動してマーク・リーボウ~コンゴトロニクスで締め。いや、やっぱフェイセスも観たいな…。

最終日。この日はわりとまったり。しかしやはりトリの時間帯は見事に被ってますけどね。ホワイトでウィルコ、ヘヴンでダークスター・オーケストラ、オレンジでバディ・ガイ。特にウィルコとバディはどちらも譲れない。過去に何度も観たバディですけど、やはり今のバディをフジで観たい!それに対して今回初めて観るウィルコ!さあ、どうしましょう?今の気分ではバディ・ガイですね。やはり思い入れがありますから。それと、最終日のラストは奥の方で向かえたいんです。終演後、ヘヴンからホワイト方面へ、ミラーボールの光に揺れながらとぼとぼ帰りたいんです。あの余韻が堪らないんです。それが私のフジロックなのです。ま、今から終わった時のことを妄想してもしょうがないですね…。さて、この日は、前半はザ・ブラック・エンジェルス、グラスヴェガスなどロック勢を摘みつつ、奥の方へ移動してティナリウェン、そしてコーナーショップ、さらにバディ・ガイ! 最後はクロージングのミュージック。といった感じですかね。

しかしね~、近年まれに見る被りっぱなしの3日間。特に夜の時間帯に観たいアーティストが集中しずぎですね~。なので3日ともに明るい時間帯はロック勢を中心に観て、夕方から奥の方へ移動してルーツ系を観る感じ。しかし楽しみにしていたフェイセスとウィルコが観れないと言うのはどうにも残念でなりませんね。でもね、マーク・リーボウ、コンゴトロニクス VS ロッカーズ、バディ・ガイは単独公演もあるんですよ。それらを東京で観ようとすれば、フジでフェイセスとウィルコが観れる!その場合は、7月29日、30日、31日がフジロック、そして8月1日がコンゴトロニクス VS ロッカーズ、2日がバディ・ガイ、4日にマーク・リーボウという殺人的スケジュールになります。しかも財布の問題もありますしね…。

いやはや、フジロックまで2ヶ月を切り、悩ましい毎日が始まりましたね。しかもまだこれにジプシー・アヴァロン、木道亭、苗場食堂、カフェ・ド・パリ、パレスが絡んでくる訳ですから。笑っちゃいますね! あー、楽しい!