ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロックすっぱ抜き第3弾

2007-03-27 10:49:00 | フジロック
MARVA WHITNEY / IT'S MY THING

Fujirockers.orgにてフジロック出演者第3弾のすっぱ抜きがありました。と言っても先週ザ・キュアーの発表があったので、今回は第4弾になるのかも知れないのですが、とりあえず、ザ・キュアーは第2弾の追加と勝手に解釈してしまいました。ま、どうでもいいことですけど…。

さて、今回のすっぱ抜きは簡単なパズルによる発表でしたが、その後のorg BBSへの書き込みによりますと、その答えは以下の14組のようです。

The Answer
浅井健一
the band apart
battles
DJ NORI

石野卓球
Marva Whitney with Osaka Monaurail
MIKA
MUSE
ratata
少年ナイフ
SPACE COWBOY
!!!

さらにorg BBSへの書き込みによりますと、ratataではなくratatatではないかと、つまりパズルそのものが間違っているのでは?との意見が多いようです。さらにラジオでのすっぱ抜きではJoss Stoneの名前も有ったようです。ただこの辺はorgもしくはオフィシャルでちゃんと発表があるまでは分かりませんね~。

今回は何と言ってもマーヴァ・ホイットニーでしょう! この人は60年代後半におけるジェイムス・ブラウンのバンドの女性シンガーで、JBの有名なライヴ盤「LIVE AT THE APORO」でJBと一緒に「Think」を歌っている人です。昨年来日したばかりですが、行けなかったので超嬉しいです! オーサカ・モノレールとの共演も前回の来日で好評だったようなので、楽しみです。

そして、もし本当に決まりなら嬉しいのがジョス・ストーン! 発表されたばかりの新作も最高なので、これは期待大です。どうせならラファエル・サディークも一緒に!

あとは…、The Answerって最近、骨太でクラシックなハードロックを鳴らすことで話題の新人バンドですかね?だったらちょっと嬉しいかも。

「ルーツな日記」的には今回はこれぐらいですかね。それ以外ですと、!!!が楽しみです。これは是非夜中以外の時間帯でやって欲しいです。自分の歳と体調を考えるとあまり夜更かしできないので…。そしてMIKA、ratatat、battlesあたりも面白そう。この辺りは流石フジ!

しかし今年のフジロック、いまだこれがトリだ!と納得できるアーティストがいない気がします。org.BBSではザ・キュアーが金曜グリーンのトリ濃厚と囁かれていますがどうでしょうか?確かにザ・キュアーのオフィシャル・サイトのニュース欄に「WE ARE HEADLINING THE FUJI FESTIVAL JULY 2007」とありますので、そうなのかもしれません。しかし日本でのキュアー人気が心配です。過去に確かヘッドライナーはあくまでもエルヴィス・コステロだけど、出演順としてのトリはマッシヴ・アタックだった、みたいな事もあったので、はてさて…。








ノラ・ジョーンズ

2007-03-20 21:07:22 | ジャズ
現在プロモ来日中のノラ・ジョーンズ。今朝(3月20日)のフジテレビ「めざましテレビ」に生出演していました。ジーンズに黒白の水玉模様で登場。軽いインタヴューと、生演奏で「Thinking About You」を披露。早朝の生収録とは思えない程、相変わらずの自然体なオーラを放つ歌声にしばしうっとりさせられました。やっぱりノラ・ジョーンズは良いですね~。ただノラのキーボード・ソロの時に別の映像を挟み込む演出はいらなかったかも…。ベースはリー・アレキサンダーだったのかな?

そしていよいよ明日はプレミアム・ショーケース・ライブですね。もちろん私は抽選に外れたので行けませんが、行かれる方、本当に羨ましいです。まさにプレミアムな体験になりそうですね。


ノラ・ジョーンズと言えば、お仲間のジェシー・ハリスとリチャード・ジュリアンが先日来日していました。二人に女性シンガー・ソング・ライターのサーシャ・ダブソンを加えての来日公演だったようです。

私は残念ながら正規の公演には行けませんでしたが、渋谷タワーレコードのインストア・ライブを観てきました。なにせ無料ですから。

ジェシー・ハリスとリチャード・ジュリアンのアコギ弾き語りから、後半サーシャ・ダブソンをフューチャーする展開でした。3人ともNYのシンガー・ソング・ライターということで、アコースティックな人肌の温もりの中にNY的なクールな感性が感じられ、それぞれの個性が光るなかなかのライブでした。

特にサーシャ・ダブソンはノラ・ジョーンズにも通じる癒し系の柔らかい声が印象的で、その美声でボサノバ調の曲を心地よく聞かせてくれました。


さて、話をノラ・ジョーンズに戻します。新作「ノット・トゥ・レイト」が27ヶ国で1位を記録するなど好調なようですが、そのアルバムのデラックス・エディションの日本盤が発売になったようです。でもそのジャケットの絵が微妙に怖いんです。ピアノを弾きながら呪いをかけてるように見えるのは私だけですかね? ま、あのアルバムはそんなミステリアスな雰囲気もありますけどね…。

さてそれはそれとして、何がデラックスかと言いますと、通常版にミュージック・ビデオ、PVのメイキング、インタヴュー映像などを収録したDVDが付いているのです。中でも気になるのは「アンティル・ジ・エンド」と「シンキン・スーン」のライブ映像ですかね。これは見たい…。

確か前作も後からデラックス版が発売になりましたし、ビヨンセの「B'DAY」も来月デラックス・エディションが発売になります。最近このやり方流行なんですかね。そう言えば「ドリームガールズ」のサントラもこのパターンでした。時間差でリリースするのは商魂逞し過ぎてどうかと思うのですが、いかがでしょうか?

ちなみに東芝EMIのサイトの「norah tv」で、インタヴューと、PVのメイキングがちらりと見れます。(デラックス・エディションのDVDと同内容のものかどうかは知りませんが。)これが意外とお茶目なノラの素顔を垣間見れるようでなかなか楽しめます。そしてAmazonのノラ・ジョーンズ特集では「ロージーの子守歌」のライブ映像が見れます。これは最高です。ゆったりと流れる時間と心地よい緊張感。明日のプレミアム・ショーケースもこんな雰囲気なのかな~。




カルロス・ジョンソン@O-NEST

2007-03-18 10:34:01 | ブルース
CARLOS JOHNSON / LIVE AT B.L.U.E.S. ON HALSTED

3月16日、カルロス・ジョンソンのライブに行ってきました! とにかく最高でした! まさしく現在最高峰のシカゴ・ブルース・ギタリストです! 濃密過ぎる一夜にもうクラクラです。

渋谷のO-NESTというライブ・ハウスは初めて行きましたが、なんかアマチュアのバンドがライブをやるような簡素で小さなハコ。かえってこの密室感がより一層の濃密度を演出していました。私は整理番号30番だったので、驚くほどステージ間近の位置で見ることが出来ました。

お客さんも大入り満員の中いよいよカルロス・ジョンソンが登場。ガッチリとした体格に、トレードマークとも言える帽子。サウスポーなので右手用のギブソンのセミアコを逆さに持っています。いきなりオーティス・ラッシュの「I WONDER WHY」からスタート! カルロスのギターが唸りを上げます。

まず音が良い! 絶妙の歪み具合とその太さ、そして体感させられる音圧はやはりライブならでは。そしてよく見ると弦は右手用のまま張られているようで6弦が下にきています。そのせいか基本的にチョーキングは下方向。体全身で絞り上げるようにグングン引っ張ります。これが凄い! まさに魂のチョーキング! これぞブルース!

今回カルロスのバックを務めたのは日本を代表するブルース・バンドの一つローラーコースターズ。堅実なサポート振りでしたが、満足なリハも出来なかったであろうなか、自由奔放なカルロスのスタイルについていくのは大変な事だろうなと思いました。ですが終始カルロスの合図と共にソロや緩急を付けていくさまは流石でした。

セットはアルバート・キングの「I'll Play The Blues For You」や「Don't Throw Your Love On Me So Strong」などが披露されていきましたが、この夜のハイライトとなったのは中盤に演奏された濃密なスロー・ナンバー。(すいません、曲名分かりませんでした。)

ブルースと言うよりはソウル・バラード的な雰囲気の歌メロを渋い喉で聴かせてくれましたが、フロアへ降りて観客に囲まれながらのギター・ソロがまた凄かった。私の位置からは帽子しか見えませんでしたが、その帽子からはまるで“ブルース魂”のオーラが立ち上っているかのようでした。か弱くすすり泣くようなトーンから、突如感情を剥き出しにしたかのようにスクイーズしまくるギター! 延々繰り広げられるブルース衝動にしばし呆然でした。凄かったです。この曲が終わったあとはしばらく拍手喝采が鳴り止みませんでした。オールスタンディングですから初めから観客は皆立っているのですが、アレはまさにスタンディング・オベーションでした。その歓迎ぶりにカルロスも目をウルウルさせて立ち尽くし、顔を両手で覆ってました。それを見て私ももらい泣きしそうに…。

後半は「Mercy, Mercy, Mercy」でカルロスに「モト」と呼ばれる銀髪の日本人ギタリストが登場。失礼ながら私はよく知らなかったのですが、この人は以前はシカゴでシュガー・ブルーのバックを務めていた牧野元昭氏のようです。カルロスとはかなり親し気でした。二人の息の合った掛け合いもなかなかでした。

本編ラストはシカゴ調のブルースで「ヤーヤーヤー!」と大合唱して大盛り上がりに。あの大合唱は会場全体の興奮を物語ると同時に、観客からのカルロスに対する讃辞が込められていたと思います。カルロスも嬉しそうでしたね。

そしてアンコールはソロ作「IN AND OUT」収録の「KEY TO THE HIGHWAY」。この曲はホント素晴らしい。これもブルースと言うよりはソウル。先のバラードもそうですが、カルロスの喉はソウルっぽい曲の方が合っているように思います。そしてギター・ソロ! 出だしのとんでもなく鋭角的な切り込みだけで鳥肌ものでしたが、こんなにエモーショナルに歌い、泣きまくるギターはそうは聴けませんよ!参りました。

そんなカルロスは武骨に見えて意外とお茶目。そしてエンターテイナー。さらに酒と女が大好きって感じでした。MCでも結構笑いを取っていましたし、歌詞も即興で変えたりして盛り上げていました。サービス精神も旺盛で、アンコールの「KEY TO THE HIGHWAY」は後半「Georgia on My Mind」ならぬ「Tokyo on My Mind」になっていましたし。

とにかくカルロスのギターと、その人柄にも酔いしれた一夜でした。


そして翌日3月17日は渋谷タワー・レコードでのインストア・ライブ。前日渋谷に来た人が全員来てしまったのでは?と思える程の大入り状態。この日は1人でエレキ・ギターでの弾き語り。スクイーズ系ではなくジャズ・ブルースって感じの完全弾き語りモード。30分程度でしたが前日のライブではやらなかった「What's Going On」や「Summertime」、「Big Boss Man」などが聴けて嬉しかったです。最後は「Sweet Home Chicago」で大盛り上がりに終了。その後のサイン会も大盛況でした。私もしっかりサインを貰いました。握手も。大きく暖かい手でした。

(既に記憶が曖昧ですので、曲目等間違っていたらゴメンナサイ。)


*写真はサインを貰ったカルロスのライブ盤「LIVE AT B.L.U.E.S. ON HALSTED」。


~関連過去ブログ~ お茶のお供にどうぞ。

 07. 2.15 カルロス・ジョンソン(「LIVE AT B.L.U.E.S. ON HALSTED」) 




フジロック第2弾

2007-03-12 17:32:43 | フジロック


Fujirockers.orgにてフジロック出演者第2弾のすっぱ抜きがありました。と言ってもヒントだけですけど。その後のorg BBSへの書き込みによりますと、その答えは以下の8組のようです。

赤犬 
クラムボン
G.love
Kula Shaker
Railroad Earth
Switches
Yo La Tengo
Your Song Is Good

良くも悪くもフジロックらしい感じです。最近は期待はずれが当たり前のようになって、まぁ、こんなもんだろう、みたいな。慣れって怖いですね。とは言えG・ラブの決定は素直に嬉しいかも。フジは3回目ですかね? 私は00年のレッド・マーキーで彼らを観ましたけれど、03年は何かと被ってて見逃してるんです。なので今回は野外で見たいです。できればヘブン。でももしかしたらグリーンかもしれませんね。

ヨラテンゴとクーラ・シェイカーも私は大好きです。特にクーラはまだクリスピアンのソロしか見たことがないのでちょっと楽しみです。ホワイトのトリあたりでしょうか?

そして今回の発表で最も期待したいのがレイルロード・アースです。私はこのバンド、名前は知っているものの、音はまだまともに聴いた事が無いのですが、ジャム・バンドですよね? ニュージャージー出身でカントリーやフォークの要素もあるとか。早速アマゾンでライブ盤から数曲視聴してみたのですが、これがかなり良いのです。マンドリンやヴァイオリンが前面に出たブルーグラス色が濃いサウンドです。ヘブンにぴったりのアコースティック・サウンド。これは楽しみです。しっかり予習もしなくちゃ。

話は変わりますけど、今日サマソニの第1弾発表もありました。毎年その新鮮味とインパクトに驚かされるのですが、今回は私的にはアレ?って感じです。そろそろフェスもネタ切れですかね?