ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

オーティス・ラッシュ 安らかに

2018-09-30 23:23:30 | ブルース
9月29日、シカゴ・ブルースを代表するギタリストの一人、オーティス・ラッシュが亡くなられました。享年84歳。

*オーティス・ラッシュの生年は、これまで1934年とされてきたようですが、最近は1935年が正しいと訂正された見解が多いそうです。1935年説ですと、享年83歳となります。)


1934年(1935年)、米ミシシッピ州の生まれ。シカゴへ移住の後、1956年の初シングル「I Can't Quit You Baby」を皮切りに新興コブラレコードへ数々の名演を吹き込みました。そのスクイーズに彩られた奔放なギターソロをフィーチャーしたエネルギッシュなブルースは、共に頭角を現してきたバディ・ガイ、マジック・サムと並び、シカゴ・ブルースを新たな形へと導きました。オーティス・ラッシュがコブラに残したシングルの数々は、ブルースの至宝として、今でも語り継がれています。そして60年代以降も、決して多作とは言えないものの、様々なレコード会社を渡り歩きながら、数々の名作を残してくれました。


そしてオーティス・ラッシュと言えば、やはりライヴですよね! 私が初めてオーティス・ラッシュのライヴを観たのは、たしか1992年、渋谷クラブクアトロでした。実はその2年前にバディ・ガイを観ていて、それが初めて体験した生のブルースでした。ロックしか知らない私にとって、その煽動的で破壊力を持ったブラックフィーリングは衝撃的だったんです。それからブルースにのめり込んでのオーティス・ラッシュですよ。クアトロのステージに現れた、大きな帽子を被ったオーティスの姿と、それを迎える観客の熱気が今でも思い出されます。オーティス・ラッシュはバディのように扇動的ではありませんが、もっと深いところからブルースのなんたるかを語りかけてくるようで、これがブルースか!!と、震えるように受けた感銘は今でも忘れられません。オーティス・ラッシュを生で観て、本物のブルースを知った、みたいな人って、結構多いんじゃないですかね?

その後も、オーティス・ラッシュは何度も来日してくれました。私も何度も観に行きましたし、ある時は最前被りつきで見ることも出来ました。そして最後になってしまったのは2004年のブルースカーニバルでしたね。あの時は脳梗塞が発症した直後で、その後遺症と闘いながらのステージとなってしまい、観ていてとても複雑な思いでしたね。でもあの時、よくキャンセルしないで来日してくれましたよね。思うような演奏が出来ず、とても悔しかったと思いますが、オーティスのプロ意識と、ファンを思う気持ちは、本当に素晴らしいいと思います。その後、出来ることならば、リハビリなどで回復してまた元気な姿を見せて欲しいと思っていましたが…。とても残念ですね。悲しいです。


これまで、沢山の素晴らしいブルースを、ありがとうございました。

オーティス・ラッシュさん、安らかに。




Otis Rush: I`Cant Quit You Baby


そそるライヴ 10月編

2018-09-30 19:12:40 | そそるライヴ
関東近辺にて10月に行われるライヴ、フェス、イベントのなかで、気になるものをピックアップしてみました。

10/02(火)CHICO Pinheiro @六本木ヒルズ大屋根プラザ フリーライブ!
10/03(水)GOGO PENGUIN @Shibuya CLUB QUATTRO
10/04(木)NATIVE MUSIC SHOWCASE vol.2 @南青山 CAY
10/04(木)JOHN BUTLER TRIO + @マイナビBLITZ 赤坂
10/04(木)DJ:須永辰緒 + LIVE: Omar Sosa "AGUAS Trio" @新宿 Brooklyn Parlor
10/05(金)Omar Sosa @六本木ヒルズ大屋根プラザ フリーライブ!
10/06(土)WONK , Ovall @六本木ヒルズアリーナ フリーライブ!
10/06(土)OMAR SOSA & YILIAN CANIZARES AGUAS Trio featuring GUSTAVO OVALLES @ブルーノート東京
10/06(土)朝霧JAM  @富士宮市 朝霧アリーナ
10/07(日)朝霧JAM  @富士宮市 朝霧アリーナ
10/07(日)Bruno Major @新代田FEVER
10/07(日)RIRI @六本木ヒルズアリーナ フリーライブ!
10/08(月)BOKANTÉ @六本木ヒルズ大屋根プラザ フリーライブ!
10/08(月)藤原さくら @六本木ヒルズアリーナ フリーライブ!
10/09(火)Moses Sumney @渋谷 WWW X
10/09(火)Jamie Isaac  @渋谷 WWW
10/09(火)HAROLD LOPEZ-NUSSA TRIO @ブルーノート東京
10/10(水)BOKANTE @ブルーノート東京
10/11(木)YO LA TENGO / 坂本慎太郎 @ 渋谷 TSUTAYA O-EAST
10/12(金)SAM SMITH @さいたまスーパーアリーナ
10/19(金)PJ MORTON @ブルーノート東京
10/20(土)Luther Russell @下北沢 La Cana 
10/20(土)Peter Barakan’s ” Live Magic!” 2018  @恵比寿ガーデンホール
10/21(日)Peter Barakan’s ” Live Magic!” 2018  @恵比寿ガーデンホール
10/22(月)ARTO LINDSAY @ブルーノート東京
10/23(火)Ron Artis II @ビルボードライヴ東京
10/24(水)Janet Klein and her Parlor Boys @Shibuya CLUB QUATTRO
10/27(土)Memphis Meets Muscle Shoals featuring Willie Hightower, Steve Cropper&Hi Rhythm @ビルボードライヴ東京
10/27(土)earthgarden“秋” @代々木公園 入場フリー!
10/28(日)earthgarden“秋” @代々木公園 入場フリー!



お出かけの際は事前のご確認をお願いいたしま~す!

ポール・マッカートニー 両国国技館 発表!!

2018-09-28 20:49:50 | ルーツ・ロック
ポール・マッカートニーの追加公演が発表になりました。なんと両国国技館です! 昨年は日本武道館で驚かせてくれたポールですが、今度は両国国技館ですよ!面白いですね〜、ポール・マッカートニー!!

日程:2018年11月5日(月)
時間:開場17:30 開演 18:30(予定)
料金:全席指定 38,500円(税込)



でも武道館はビートルズ来日の伝説の舞台へ帰還という特別な意味がありましたけど、今回の国技館はどうなんでしょうね? なんか手を替え品を替え、って感じがしないでもありませんが…、でも武道館の翌年に国技館っていうのは、やっぱり面白いですよね。それに武道館より若干キャパも少なそうですし、ほぼドーム公演しかやらないポールですから、プレミアムなライヴになることは間違いないでしょう。ポールは来日時に相撲観戦したり、懸賞金を出したりするほどの相撲ファンでもありますしね、なにか特別な趣向に期待したりも…。

しかしチケ代は、一律38,500円なんですかね? 最前列も最後列も同じお値段ですか? とは言え、たとえ一番後ろでも取れたらラッキーな争奪戦になるんでしょうけどね…。



それにしても最近のビートルズ周辺は賑やかですね。まず10月5日にジョン・レノンの名作「イマジン」の究極ボックス「イマジン:アルティメイト・コレクション」がリリースされます。スーパー・デラックス・エディション(4CD+2ブルーレイ収録、豪華本付ボックス・セット)は12,000円(税別)。さらにHDリマスターが施された「イマジン/ギミ・サム・トゥルース」のブルーレイが4,600円(税別)。10月9日には書籍『イマジン~ジョン&ヨーコ~』5,800円(税別)も出ます。


そして11月9日には、ビートルズの通称「ホワイト・アルバム」の発売50周年記念スペシャル・エディションがリリースされます。スーパー・デラックス・エディション(6CD +1ブルーレイ(音源のみ)収録豪華本付ボックス・セット)は19,500円(税別)です。

いやはや、嬉しい悲鳴といいますか、勘弁してくれって感じですよね。

個人的には、「ホワイト・アルバム」のボックスは欲しいな〜。

FUNK OFF @大手町プレイス

2018-09-25 22:09:22 | ジャズ
大手町プレイスのショップやレストランが本日9月25日グランドオープンということで、そのオープニングイベントにて、イタリアのマーチングバンド、FUNK OFF のライヴを見て参りました!マーチングバンドと言っても、名前の通り、めっちゃファンキー!YouTube で検索すると、ストリートをパレードしながら演奏する映像がいくつも出てくるんですけど、この日のライヴもフロア後方の入り口から演奏しながら登場しました。

トランペットが3人、サックスがアルト、テナー、バリトンなど合わせて7人ぐらい居たかな?スーザフォンが1人、シンバル含めた太鼓隊が4人。総勢15人ですかね。とにかく大所帯。彼らが多彩なフォーメーションで動き回りつつ、高らかにブラスファンクを響かせる。管楽器セクションが一列に並んで足を蹴り上げるような振り付けで盛り上げたり、リズム隊が前へ出てのパーカッシヴな響宴やスーザフォンのソロがあったり、メンバーがぞろぞろと客席へ降りてきて練り歩いたり、短い時間ながら盛り沢山に魅せてくれました。まあ、大所帯が一丸となって煽ってきますから、そりゃあ盛り上がりますよ。もちろん私もノリノリでした〜。ニューオーリンズのブラスバンドのようなリズムを感じさせてくれる曲もありましたしね。

会場は地下1階ですけど、外へ吹き抜けになっているので、夕方のビジネス街にブラス・ファンクが鳴り響き、会社帰りのサラリーマンやOLさん達も、音に吸い寄せられてきたのではないでしょうか。沢山のお客さんで賑わっていました。


ちなみにこのオープニングイベントは、ここの1階にオープンンした、ブルーノート系列の新店舗「レディ・ブルー」が手掛けたイベントで、明日もあるそうです。明日は黒田卓也さんや、近藤房之助さんが出演するので、こちらも楽しみですね。

そしてFUNK OFFは、9月27日、ブルーノート東京に出演予定です。

中秋の名月

2018-09-24 21:14:41 | 余話




Neil Young - Harvest Moon


今夜は中秋の名月ですね。中秋の名月と言えば、「Harvest Moon」。ニール・ヤングが1992年にリリースした名曲ですね。

動画は、その翌年のMTVunplugged から。


ロマンチックで良い曲ですよね〜。

ほうきで掃く音がまた良いんですよね。

今夜はこの曲をBGMに、お月見でもどうですか?


捻りが無くてすいません…。

Farm Aid 2018 配信ライヴを観た!! 

2018-09-23 23:52:10 | フェス、イベント
米コネチカット州ハートフォードにて開催されたチャリティーコンサート「Farm Aid 2018」。米国の家族経営の農家を支援するために毎年開催されているそうですが、今年は日本時間で9月23日(日)午前4時頃から、このコンサートがYouTubeで無料配信されました。この出演者がまた凄い!! Jamey Johnson、Nathaniel Rateliff & The Night Sweats、Kacey Musgraves、Sturgill Simpson、Chris Stapleton、Dave Matthews & Tim Reynolds、John Mellencamp、Neil Young & Promise of the Real、Willie Nelson & Family ですから!!これはルーツ好きには堪らないですね〜!!

と言っても8時間超えですから、私も見たり見なかったりで、ちゃんとは観てないんですけどね…。それでも最高ですよ!! ナサニエル・ レイトリフから、ケイシー・マスグレイヴスにスタージル・シンプソン、クリス・ステイプルトンですよ!凄い流れですよね〜。でもこのうちナサニエルとケイシー、スタージルはフジロックで来日していますからね。フジロックも凄いですよ。そしてクリス・ステイプルトンが格好良かったですね〜。来年辺りフジロックに来てくれないですかね〜。

ベテラン組ではジョン・メレンキャンプが格好良いですね。近年のアメリカーナなジョン・メレンキャンプも素敵ですが、ヒットを連発していた80年代のジョン・クーガー・メレンキャンプも大好きなんです。その頃の曲はもうやらないのかな?なんて思っていましたら、やりましたね、「Jack & Diane」。しかもアコギ弾き語りで。古い曲ですが、流石に観客大合唱でしたね。

ラストのウィリー・ネルソンも素晴らしかったです。85歳ですか? バンダナに三つ編み。格好良いですよね〜。もっともっと観たいと思ってしまいますね。出来れば生で観たい…。まあ、ジョン・メレンキャンプにしろ、ウィリー・ネルソンにしろ、アメリカと日本での人気の格差が激しくて、来日は難しいんでしょうね…。クリス・ステイプルトンももうそんな感じなのかな?



「Farm Aid 2018」の配信ライヴですけど、一応はまだ見れるようです。ただいつまで見れるか分からないので、興味のある方はお早めに〜!
 → Farm Aid 2018 Live – Sept. 22 at 3pm Eastern

Bent Van Looy @六本木ヒルズ

2018-09-22 22:30:38 | SSW
9月19日から24日まで六本木ヒルズのヒルズアリーナにて開催中の「ベルギービールウィークエンド」。もちろんベルギー・ビールの祭典ですが、ベルギーのアーティストによるフリーライヴが見れたりするので、アルコールが苦手な私も毎年楽しみにしていたりするのです。

本日9月22日は、シンガーソングライターのBent Van Looy(ベント・ファン・ルーイ)と、エレクトロ・ロックバンドのGoose(グース)によるエネルギッシュなライヴがありました。

ベント・ファン・ルーイは、シンガーソングライターと言っても、そもそもダス・ポップという、来日経験もあるロックバンドのフロントマンですし、あのソウルワックスのツアーメンバーとしてドラムを叩いていたり、なかなか多岐にわたる活動をしている人。ソロとしてもジェイソン・フォークナーのプロデュースの元、2枚のアルバムをリリースしていますし、一作年には来日もしていますね。

そんなベント・ファン・ルーイのステージ、曲ごとに鍵盤弾き語り、ウクレレ弾き語りと楽器を持ち替え、ポップセンスにセンチメンタルを滲ませた美メロ曲を次々に披露してくれました。まだ明るい時間帯のビールのイベントと言う独特な雰囲気のなか、お客さん達とシンガロングしたりも有りの、およそ50分間の熱演でした。


そして日も暮れて、グース。こちらはエレクトロ・ロックバンドとのことですが、結成当初はAC/DCのカバーをしていたとか。ですが、ステージは完全にエレクトロ・ロックでしたね。強力なダンスビートでアリーナが巨大ディスコのような雰囲気に。






ちなみに、ベント・ファン・ルーイは23日(日)、グースは23日(日)、24日(月)にも出演予定のようです。


ベルギービールウィークエンド→ https://belgianbeerweekend.jp/2018/ja/tokyo

朝霧JAM タイムテーブル発表!

2018-09-21 19:48:43 | フェス、イベント
10月6日(土)、 7日(日)富士山麓の朝霧アリーナ・ふもとっぱらにて開催される「It’s a beautiful day~Camp in 朝霧JAM」。いよいよタイムテーブルが発表になりました。

私が気になるアーティストは、説明不要のJOHN BUTLER TRIO や、YO LA TENGO はもちろん、LAを代表するビートメーカーの一人KNXWLEDGE 、若きUSローファイ・ロックの新鋭SNAIL MAIL 、カナダからの新感覚エレクトロニック兄妹TENNYSON 、アコースティック・エレクトロニカとも評されるUKのピアノ・ジャズGOGO PENGUIN 、タイレゲエを代表するバンドT-BONEのフロントマンGA-PI 、USで活動する日本人キーボーディストBIGYUKI 、などなど。日本人と言えば、BOREDOMS 、clammbon 、藤原さくらさんなど、邦楽勢も魅力的ですね。


さて、注目のタイムテーブルですが、詳細はオフィシャルサイトを確認して頂くとして、1日目にGOGO PENGUIN とTENNYSON がばっちり被ってるのが痛いですね〜。さてここはどっちを観るか?あとは個人的には許せる範囲でズレてくれた感じですかね。

朝霧ジャムのタイムテーブル→ http://asagirijam.jp/timetable/


1日目は、序盤はだらだらして、BOREDOMS から、BIGYUKI 、そしてGOGO PENGUIN をチラ見してTENNYSON そして最後はYO LA TENGO という流れかな? そして2日目は、藤原さくら→GA-PI →SNAIL MAIL →KNXWLEDGE →clammbon(後半)→JOHN BUTLER TRIO+ 。良い感じじゃないですか〜。JOHN BUTLER TRIOが大トリというのがまた良いですね!



と言っても私、朝霧ジャムは憧れているだけで行ったことないですし、今年も行かないんですけどね…。ま、妄想するのは自由ということで。

行かれる皆様、楽しんできてくださいね!

羨ましいです!!!

アメリカン・ミュージック・アワード

2018-09-19 23:11:43 | フェス、イベント
DRAKE / SCORPION

先日、アメリカン・ミュージック・アワードのノミネートが発表になりました。グラミー賞に次ぐ、アメリカを代表する音楽賞です。こちらはファンの投票で受賞が決まるそうですから、まさに人気を反映したアワードですね。

今年はドレイクとカーディ・Bが最多となる8部門にノミネートされたそう。こちらでもヒップホップが旋風を巻き起こしてますね。授賞式は現地時間で2018年10月9日にロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われ、米ABCにて生中継されるそうです。日本でもどこかが放送してくれますかね?


部門は沢山あるんですけど、とりあえず、オブ・ザ・イヤー系だけ列記しておきます。

Artist of the Year
Drake
Imagine Dragons
Post Malone
Ed Sheeran
Taylor Swift

New Artist of the Year
Camila Cabello
Cardi B
Dua Lipa
Khalid
XXXTentacion

Collaboration of the Year
"Havana" - Camila Cabello featuring Young Thug
"Rockstar" - Post Malone featuring 21 Savage
"Finesse" - Bruno Mars and Cardi B
"Meant to Be" - Bebe Rexha and Florida Georgia Line
"The Middle" - Zedd, Maren Morris and Grey

Video of the Year
"Havana" - Camila Cabello featuring Young Thug
"Bodak Yellow" - Cardi B
"God's Plan" - Drake

Tour of the Year
Beyoncé and Jay-Z - On the Run II Tour
Bruno Mars - 24K Magic World Tour
Ed Sheeran - ÷ Tour
Taylor Swift - Taylor Swift's Reputation Stadium Tour
U2 - Experience + Innocence Tour



注目はやはり「Artist of the Year」ですかね。ドレイクは昨年もノミネートされていましたが、受賞は逃しているので、今年こそは!ですよね。何せ現在「In My Feelings」が全米シングル・チャートで10週連続1位と独走中ですからね。この勢いで「Artist of the Year」も獲りそうですよね〜。ちなみにこの「Artist of the Year」、2017年はブルーノ・マーズで、2016年はアリアナ・グランデが受賞しています。この直近2年だけならR&B強しな感じがしますが、その前となると、ワン・ダイレクション、テイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバー、キャリー・アンダーウッド、ケリー・クラクソンなど、ポップ及びカントリー勢ばかり。黒人アーティストは2008年にクリス・ブラウンが獲ったぐらい。なので2016年と2017年の連続でR&B勢が受賞したのは、やはり時代の流れを感じさせられますよね。そして今年、もしドレイクが受賞すれば、3年連続でブラック・ミュージックが制覇することになりますし、さらにラッパーが受賞するのは初の快挙ということになりますね。あ、でもドレイクって何かのインタビューで、自分がラッパーのカテゴリーに入れられることを憤り、自分の曲はポップソングなのに、みたいなこと語ってましたっけ? まあ、アリアナ・グランデもブルーノ・マーズもポップ・スターですけどね。

そしてカーディ・Bの快進撃も凄いですね。注目は「New Artist of the Year」ですよね。2013年にアリアナ・グランデが受賞してますけど、ここもポップ、ポップ・ロック、カントリー勢が強いですからね。もしカーディ・Bが受賞すれば、おそらくヒップホップ勢初となる快挙のはず。



何となく人気投票で受賞が決まるというのはつまらない印象がありましたけど、人気投票だからこそ、勢力地図が塗り変わる瞬間が見えてきそうで、なんだか興味が湧きますね。まあ、それでもポップ寄りではありますけどね。


あ、あと「Tour of the Year」にノミネートされてるビヨンセ&Jay-Z 。これは受賞して欲しいですね〜。そして来日して欲しいです!

ビッグ・ジェイ・マクニーリー R.I.P.

2018-09-18 23:12:20 | ソウル、ファンク
Big Jay McNeely - Nervous Man Nervous - Federal 1953



ビッグ・ジェイ・マクニーリーが、2018年9月16日、癌のため亡くなられたそうです。享年91歳。

1927年4月29日、米カリフォルニア生まれのサックス奏者。1947年頃にジョニー・オーティスの楽団に参加。1949年に初ヒット「The Deacon's Hop」を飛ばして以降、そのロッキンなサックス・ブロウと、寝転んだり、のけぞったりという派手なパフォーマンスで、 リズム&ブルース、ジャンプ・ミュージックを代表するホンカーとして活躍。”キング・オブ・ホンキング・サックス”と呼ばれるレジェンドでした。2012年と2015年には来日し、ブラッデスト・サキソフォンとの共演を楽しませてくれたこともあり、日本のファンにとってもかけがえの無い存在でした。


ビッグ・ジェイ・マクニーリーさん、安らかに。