ルーツな日記

フジロックブログが終わり、
サマソニブログと相成りますがどうぞ宜しく。
サマソニの雰囲気を現地よりお届けいたします!

フジロック第2弾!

2016-02-26 23:22:38 | フジロック
BECK / ODELAY

フジロック出演アーティスト、第2弾がオフィシャルサイトにて発表されました。

BECK
Explosions In The Sky
THE HEAVY
LEE “SCRATCH”PERRY
SOPHIE


今回は5組と少なめではありますが、BECKの決定はかなりのインパクト!!これで、レッチリ、シガー・ロス、そしてベックと、早くも3日間のヘッドライナーが揃った訳ですね。なかなか豪華じゃないですか? 私の場合、ヘッドライナーの時間帯はグリーンではなくホワイト以奥に居ることが多いのですが、正直、ベックは観たいですね~。98年に豊洲で観たベックの格好良さっていうのは、未だに脳裏に焼き付いていますからね。また「ルーツな日記」的にはザ・ヘヴィーや、リー・ペリーの決定も嬉しいところ。

いや~、今年のフジロック、良い感じじゃないですか?


*写真はベック、96年の2ndアルバム「ODELAY」。ベックと聞くと、真っ先にこれを思い浮かべてしまう私は、やっぱり古い人間?





よろしければこちらもいかが?

フジロック第1弾!! 今年のフジは黒いのか!?
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モーリス・ホワイトを偲ぶ

2016-02-21 10:18:16 | ソウル、ファンク
Earth, Wind & Fire - Let's Groove



去る2月3日、アース・ウィンド&ファイアーの創設者でありリーダーであった、モーリス・ホワイトが、カリフォルニア州ロサンゼルスの自宅で亡くなられました。享年74歳。長い間、パーキンソン病を患っていたそうです。


アース・ウィンド&ファイアーというと、私は真っ先に「Let's Groove」を思い浮かべます。私が洋楽を聴き始めた中学生の頃、ディスコ通いしていた姉が良くこの曲を聴いてたんです。私がその当時入れ込んでいた、スティクスやホール&オーツなどとは明らかに違う何かがそこにありました。ボコーダーを使ったイントロからして得体が知れない魅力に溢れてましたね。そしてねっとりとしてセクシーなモーリスの歌声! この曲を収録したアルバム「Raise!」のエギゾチックなジャケットや、姉から聞かされるディスコの雰囲気共々、この曲の全てが未知との遭遇でした。思えばこれが私にとって初めてのブラックミュージック体験でした。


モーリス・ホワイトさん、安らかに。
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レコスケくん!

2016-02-20 19:47:16 | 余話
こちらが本秀康さんの「ピースフル展」で頂いたサインとレコスケくん。家宝にいたします!
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本秀康「ピースフル展」

2016-02-20 19:45:55 | 余話
今日は、幡ヶ谷のパールブックショップ&ギャラリーにお邪魔してまいりした。こちらではただ今、倉本美津留さんの文、本秀康さんの絵により、昨年末刊行された『現代版 判じ絵本 ピースフル』(文藝春秋)の出版を記念した、本秀康さんの原画展「ピースフル展」が、開催中です。

本秀康さんって、あらためて説明するまでもありませんが、私も大好きな、あの「レコスケくん」の作者様であります。

こちらの『現代版 判じ絵本 ピースフル』ですが、「判じ絵」とは「絵なぞなぞ」のことだそうで、つまり、一枚の絵から、それがどんな言葉を表しているかを当てて遊ぶ、そんな絵のことのようです。

「判じ絵」とか聞くと堅苦しく感じるかもしれませんが、本年版「レコード・ダイアリー」で繰り広げられている、レコスケくんのだじゃれクイズのような世界。くだらないのに、どこか心温まる、そんな本秀康ワールドが満載です。

原画展では、その原画が展示され、購入もできるそう。今日は、ギャラリーに本秀康さんご本人もいらしたので、その場で、買ったばかりの「現代版 判じ絵本 ピースフル」にサインをいただき、なんとレコスケくんまで書いていただいたんです!目の前でですよ!もう感無量です。名盤探検隊や、スワンプ・ロックの話なんかもさせて頂き、大変貴重な時間を過ごさせていただました。

初めてお会いした本秀康さんは、とても気さくで柔和な雰囲気の方でした。

原画展は、2月28日までの木曜~日曜日に開催中です。原画を眺めていると、思わず、クスッと笑いたくなってしまいますので、要注意です。入場無料!
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GREENROOM FESTIVAL 第3弾!!

2016-02-19 19:53:16 | フェス、イベント
HIATUS KAIYOTE / CHOOSE YOUR WEAPON

5月21日(土)、5月22日(日)の2日間、横浜赤レンガ地区野外特設会場で開催される「GREENROOM FESTIVAL」。私は何だかんだでまだ1度もこのフェスに足を運んだことは無いのですが、今年は第1弾でチャカ・カーンとロドリーゴ・イ・ガブリエーラという豪華2組が発表され、私もいよいよ初参加か?ともくろんでいる今日この頃、オフィシャルサイトにて出演アーティストの第3弾が発表されました!

Hiatus Kaiyote
BLKTOP PROJECT
THE King ALL STARS
LIFE IS GROOVE
サニーデイ・サービス
DIAMANTES
Rickie-G
Suchmos
Yogee New Waves
Michael Kaneko


ハイエイタス・カイヨーテ!! 来ましたね~、メルボルン発のフューチャー・ソウル。ただ、昨年もブルーノート・ジャズ・フェスティヴァルにて横浜赤レンガ地区でこのハイエイタス・カイヨーテを観ているため、何となく新鮮味に欠けるかな…、なんて言ったら酷でしょうか? いやもちろんその時のライヴは最高でしたよ!スタジオ作に以上にネオ・グルーヴな演奏に時が経つのを忘れる程でした。

そしてもう1組、こちらはグリーンルームの顔的存在、トミー・ゲレロ率いるブラックトップ・プロジェクト。トミー・ゲレロやメンバーのレイ・バービーは昨年も出演ていましたが、ブラックトップ・プロジェクト名義では、2013年以来3年振りでしょうか?


さて今年のグリーンルーム、役者が揃って来た感はありますが、いかんせん邦楽勢が多い印象。洋楽アーティストにもう一声欲しいというのが正直なところ。しかもこれが2日に割れる訳ですからね~。なかなか悩みどころです。ですが、2月29日までの限定で発売されている「波割」は安いですよね!通常2日券17,000円が13,000円ですから。チャカ・カーンは単独公演がビルボードであるんですが、サービスエリアで18,500円しますからね。

さあ、どうしましょ?



とりあえず動画観ながら、2月末まで悩みます…。


↓ハイエスタス・カイヨーテ、2014年のライヴ映像。
https://www.youtube.com/watch?v=gcL-kWRt5Sk



↓ブラックトップ・プロジェクト、2013年のグリーンルーム・フェスから。
https://www.youtube.com/watch?v=lD7Pr64DAxM
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藤原さくら @タワーレコード渋谷店

2016-02-18 22:53:12 | インストアイベント
今日は渋谷のタワレコにて、藤原さくらさんのインストアライブを見て参りました!

開演時間のPM8時をちょっと過ぎた頃に渋谷タワレコに着いたんですけど、ライブ会場となる1Fフロアはもう凄い人。既にライブは始まっていましたが、人垣の後ろから背伸びをしても全く見えない状況。右へ左へちょろちょろ動き回って、何とか人頭の隙間から藤原さくらさんの表情をチラッと拝めるポイントをゲット。いつものように顔を歪めて歌う姿、スモーキー且つエモーショナルな歌声、素敵でした。リリースされたばかりの新作「GOOD MORNINGからの楽曲を数曲、堪能させて頂きました~。


セットリスト↓

1. Oh Boy
2. 1995
3. Give Me A Break
4. Good Morning
5. 「かわいい」

鍵盤奏者さんをサポートにアコギ弾き語り。ブルースやジャズ的ですらあるフィーリングを持ちながら、それをポップに聴かせる不思議な歌声は、何度聴いても惹き付けられてしまいますね。MCで「20歳になりました~」と言っていましたから、末恐ろしい才能です。またグッド・タイム・ミュージック的な愛らしい魅力を持った楽曲達もとても印象的でした。

さらなるご活躍を期待しています!!!
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グラミー賞授賞式、受賞結果あれこれ

2016-02-16 15:21:27 | フェス、イベント
皆様、グラミー賞授賞式、ご覧になりましたか? 私は朝からWOWOWに被りついて生放送を堪能いたしました。まずは『RECORD OF THE YEAR」。こちらはマーク・ローソン feet. ブルーノ・マーズの「Uptown Funk」でした! これはまさに昨年度を代表する曲ですからね、誰もが納得でしょう。そして『ALBUM OF THE YEAR』。こちらはケンドリック・ラマーに受賞して欲しかったですし、アラバマ・シェイクスもあるのでは?みたいな流れを感じたりもしたんですが、なんだかんだでテイラー・スウィフトの「1989」でした。やっぱり強いですね~。ケンドリックは残念でしたが、ラップ部門総取りの4部門にMV部門を加えた5部門で受賞し今回の最多受賞を記録。アラバマ・シェイクスとテイラー・スウィフトはそれぞれ3部門の受賞でした。

パフォーマンスでは、圧倒的な存在感を示したケンドリック・ラマー、独特のソウル感で会場の空気を変えたザ・ウィーケンド、アカペラで抜群の歌声を聴かせてくれたスティーヴィー・ワンダー&ペンタトニックス辺りが素晴らしかった! 本人も登場したライオネル・リッチーを始め、グレン・フライ、デヴィッド・ボウイ、BBキングのトリビュートも印象的。特にBBキングのトリビュートでは、注目のカントリー・シンガー、クリス・ステイプルトンがブルースを弾き歌うという。しかも超ブルージーでサザン・フィーリング豊かという絶品のパフォーマンスに驚きました。それを引き継ぐゲイリー・クラーク・ジュニアの黒いフィーリングも流石でしたし、さらにボニー・レイットが最後を締めるという共演は、グラミー流のBBキング愛に溢れた秀逸なパフォーマンスでした。あと楽しみにしていたリアーナのパフォーマンスが無かったのは残念でしたね~。

その他では、最後にプレゼンターとして登場したビヨンセのオーラとか、『SONG OF THE YEAR』の発表で戯けるスティーヴィー・ワンダーとか、それをエド・シーランが受賞し本人以上に大喜びするテイラー・スウィフトの姿とか、色々と印象的でした。さらに授賞式以外でも、ジョー・ペリーと一緒に予定外のジョニー・デップまで来てくれてざわつく収録スタジオとか、ナイル・ロジャーズによる裏話の数々なんかは、WOWOWの生放送ならではでしたね。





さて、ルーツ&ブラック周辺の気になる受賞結果を以下に記載しておきます。


BEST CONTEMPORARY INSTRUMENTAL ALBUM
Snarky Puppy & Metropole Orkest/ Sylva
・Bill Frisell / Guitar In The Space Age!
・Wouter Kellerman / Love Language
・Marcus Miller / Afrodeezia
・Kirk Whalum / The Gospel According To Jazz, Chapter IV


BEST ALTERNATIVE MUSIC ALBUM
Alabama Shakes / Sound & Color
・Björk / Vulnicura
・My Morning Jacket / The Waterfall
・Tame Impala / Currents
・Wilco / Star Wars


BEST TRADITIONAL R&B PERFORMANCE
Lalah Hathaway / Little Ghetto Boy
・Faith Evans / He Is
・Jazmine Sullivan / Let It Burn
・Tyrese / Shame
・Charlie Wilson / My Favorite Part Of You


BEST URBAN CONTEMPORARY ALBUM
The Weeknd / Beauty Behind The Madness
・The Internet / Ego Death
・Kehlani / You Should Be Here
・Lianne La Havas / Blood
・Miguel / Wildheart


BEST R&B ALBUM
D'Angelo And The Vanguard / Black Messiah
・Leon Bridges / Coming Home
・Andra Day / Cheers To The Fall
・Jazmine Sullivan / Reality Show
・Charlie Wilson / Forever Charlie


BEST COUNTRY ALBUM
Chris Stapleton / Traveller
・Sam Hunt / Montevallo
・Little Big Town / Pain Killer
・Ashley Monroe / The Blade
・Kacey Musgraves / Pageant Material


BEST ROOTS GOSPEL ALBUM
The Fairfield Four / Still Rockin' My Soul
・Karen Peck & New River / Pray Now
・Point Of Grace / Directions Home (Songs We Love, Songs You Know)


BEST AMERICAN ROOTS PERFORMANCE
Mavis Staples / See That My Grave Is Kept Clean
・Béla Fleck & Abigail Washburn / And Am I Born To Die
・Buddy Guy / Born To Play Guitar
・The Milk Carton Kids / City Of Our Lady
・Punch Brothers / Julep


BEST AMERICAN ROOTS SONG
Jason Isbell / 24 Frames
・The Mavericks / All Night Long
・Don Henley & Merle Haggard / The Cost Of Living
・Punch Brothers / Julep
・Emmylou Harris & Rodney Crowell / The Traveling Kind


BEST AMERICANA ALBUM
Jason Isbell / Something More Than Free
・Brandi Carlile / The Firewatcher's Daughter
・Emmylou Harris & Rodney Crowell / The Traveling Kind
・The Mavericks / Mono
・Punch Brothers / The Phosphorescent Blues


BEST BLUEGRASS ALBUM
The Steeldrivers / The Muscle Shoals Recordings
・Dale Ann Bradley / Pocket Full Of Keys
・Rob Ickes & Trey Hensley / Before The Sun Goes Down
・Doyle Lawson & Quicksilver / In Session
・Ralph Stanley & Friends / Man Of Constant Sorrow


BEST BLUES ALBUM
Buddy Guy / Born To Play Guitar
・Cedric Burnside Project / Descendants Of Hill Country
・Shemekia Copeland / Outskirts Of Love
・Bettye LaVette / Worthy
・John Primer & Various Artists / Muddy Waters 100


BEST FOLK ALBUM
Béla Fleck & Abigail Washburn / Béla Fleck And Abigail Washburn
・Norman Blake / Wood, Wire & Words
・Rhiannon Giddens / Tomorrow Is My Turn
・Patty Griffin / Servant Of Love
・Glen Hansard / Didn't He Ramble


BEST REGIONAL ROOTS MUSIC ALBUM
Jon Cleary / Go Go Juice
・Natalie Ai Kamauu / La La La La
・Keali'i Reichel / Kawaiokalena
・The Revelers / Get Ready
・Windwalker And The MCW / Generations


BEST RECORDING PACKAGE
Asleep At The Wheel / Still The King: Celebrating The Music Of Bob Wills And His Texas Playboys
・Alagoas / Alagoas
・Snoop Dogg / Bush
・Florence + The Machine / How Big, How Blue, How Beautiful (Deluxe Edition)
・Elvis Presley / My Happiness


BEST BOXED OR SPECIAL LIMITED EDITION PACKAGE
Various Artists / The Rise & Fall Of Paramount Records, Volume Two (1928-32)
・Of Monsters And Men / Beneath The Skin (Deluxe Box Set)
・Father John Misty / I Love You, Honeybear (Limited Edition Deluxe Vinyl)
・The Rolling Stones / Sticky Fingers (Super Deluxe Edition)
・Grateful Dead / 30 Trips Around The Sun
・The Decemberists / What A Terrible World, What A Beautiful World (Deluxe Box Set)


BEST HISTORICAL ALBUM
Bob Dylan And The Band / The Basement Tapes Complete: The Bootleg Series Vol. 11
・Erroll Garner / The Complete Concert By The Sea
・Various Artists / Native North America (Vol. 1): Aboriginal Folk, Rock, And Country 1966–1985
・Various Artists / Parchman Farm: Photographs And Field Recordings, 1947–1959
・Fannie Lou Hamer / Songs My Mother Taught Me




ちなみ、当ブログでルーツ周辺のアルバム部門、11部門について希望的予想を行ったのですが、11部門中で本命が7部門的中、対抗が2部門という結果でした。いかに得意分野でもなかなか当たらないグラミー賞ですが、今年は意外と当たってしまった感じ。ハズしたのはフォーク・アルバムとアメリカーナ・アルバム。特にアメリカーナはパンチ・ブラザーズで間違い無しと思っていたので、意外でした。


という訳で、よろしかったらこちらもどうぞ!(◎→本命が受賞、◯→対抗が受賞、×→ハズレ)

グラミー賞 ノミネート『BEST BOXED OR SPECIAL LIMITED EDITION PACKAGE』 ◯
グラミー賞 ノミネート『BEST ALTERNATIVE MUSIC ALBUM』 ◎
グラミー賞 ノミネート『BEST R&B ALBUM』 ◎
グラミー賞 ノミネート『BEST CONTEMPORARY INSTRUMENTAL ALBUM』 ◯
グラミー賞 ノミネート『BEST ROOTS GOSPEL ALBUM』 ◎
グラミー賞 ノミネート『BEST REGIONAL ROOTS MUSIC ALBUM』 ◎
グラミー賞 ノミネート『BEST BLUEGRASS ALBUM』 ◎
グラミー賞 ノミネート『BEST COUNTRY ALBUM』 ◎
グラミー賞 ノミネート『BEST FOLK ALBUM』 ×
グラミー賞 ノミネート『BEST AMERICANA ALBUM』 ×
グラミー賞 ノミネート『BEST BLUES ALBUM』 ◎
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グラミー賞 ノミネート『BEST BOXED OR SPECIAL LIMITED EDITION PACKAGE』

2016-02-15 19:01:58 | ルーツ・ロック
The Rolling Stones / Sticky Fingers (Super Deluxe Edition)

グラミー賞ノミネート特集も佳境。というより、前回の第10回で終わりにしようかと思ったのですが、せっかく私がこの世で最も好きなアルバムの一つ、「Sticky Fingers」のボックス版がノミネートされているのですから、ちらっと触れておこうかと。という訳で、『BEST BOXED OR SPECIAL LIMITED EDITION PACKAGE』のノミネート作は以下の6作品。


Of Monsters And Men / Beneath The Skin (Deluxe Box Set)
Leif Podhajsky, art director

Father John Misty / I Love You, Honeybear (Limited Edition Deluxe Vinyl)
Sasha Barr & Josh Tillman, art directors

Various Artists / The Rise & Fall Of Paramount Records, Volume Two (1928-32)
Susan Archie, Dean Blackwood & Jack White, art directors

The Rolling Stones / Sticky Fingers (Super Deluxe Edition)
Stephen Kennedy & James Tilley, art directors

Grateful Dead / 30 Trips Around The Sun
Doran Tyson & Steve Vance, art directors

The Decemberists / What A Terrible World, What A Beautiful World (Deluxe Box Set)
Carson Ellis, Jeri Heiden & Glen Nakasako, art directors


こちらは音楽のアーティストではなく、パッケージ等のアート・デザイナーに送られる賞のようですね。なので、「Sticky Fingers (Super Deluxe Edition)」の場合、ノミネートされたのはストーンズの面々ではなく、アート・ディレクターのStephen Kennedy & James Tilleyという方々。アンディー・ウォーホールなどの名前が無いことから、あくまでもボックス・セット化に対する評価と言うことですね。もちろん2015年度のグラミー賞ですから、そうなるのは当たり前ですが。

ま、細かいことはさておき、このスーパー・デラックス・エディションにはワクワクさせられましたよね。実物ジッパー付のハードバック・ブックや、「Brown Sugar / Wild Horses」の7インチ・シングル盤、ポスター、ポストカード、さらにはメンバーがジャケを持ったあの有名な写真のそのメンバー部分を切り取ったもの(メンバーの誰が封入されているか分らない。私が買ったものにはチャーリーが入ってました)。ただ、肝心の未発表音源が以外と少なかったのは少々残念でしたが…。それでもこのボックスは、私の宝物です。



さて、他のノミネート作品も「ルーツな日記」的に気になるものばかり。

まず対抗として、「The Rise & Fall Of Paramount Records, Volume Two (1928-32)」。1920年代前後に戦前ブルースの重要作品を多数録音したパラマウントのヒストリー・ボックスの第2弾。ジャック・ホワイトが主宰するサード・マン・レコーズからリリース。第1弾は木製トランクに収納されていたそうですが、第2弾はポータブル蓄音機を模したスティールキャビネットに収納されてるそうで、LP6枚組+USBに800曲収録されてるとか…。まったくもってとんでもない物です!! ちなみに昨年はこの第1集が同部門を受賞しました。デザイナーのSusan Archieはその他にも2002年度にチャーリー・パットンのボックス・セットで同賞を受賞しています。

そしてもう一つ対抗馬として、グレイトフル・デッドの「30 Trips Around The Sun」。未発表の30公演の音源をCD80枚組で納めるという、こちらもとんでもないボックスセット。Steve Vanceは2001年のボックス「The Golden Road (1965-1973)」以降、デッドのアート・ディレクションを務めている方のようですね。しかし、先のパラマウント・ボックス同様、流石に手が出ません…。


オブ・モンスターズ・アンド・メンはアイスランドのフォーク・ロック・バンド。彼らによる2nd作が「Beneath The Skin」。アートワークを手掛けたレイフ・ポドハスキー はオーストラリアのグラフィックデザイナーでテーム・インパラ、フォールズ、ケリス等のアルバム・カヴァーも手掛けている人。

元フリート・フォクシーズのドラマー、ジョシュ・ティルマンのソロプロジェクトによる2nd作「I Love You, Honeybear」。Sasha Barrという方は、サブ・ポップ・レーベル専属のデザイナーのようで、この「I Love You, Honeybear」のアナログ盤Wジャケは、開くと飛び出す絵本風になっていて音楽も鳴るという凝った作りだそう。3色カラーのカラフルな盤もあわせて、音楽とアートが一体となった作品。

ポートランド出身のフォーク・ロック・バンド、ザ・ディセンバリスツによる7thスタジオ・アルバム。デラックスボックスには色々とおまけが付いているようです。デザインにはベックの写真集や、ジョン・メイヤー、ピンク等も手掛けるSMOG Design, Inc.のメンバーが関わっているようです。



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グラミー賞 ノミネート『BEST FOLK ALBUM』
グラミー賞 ノミネート『BEST AMERICANA ALBUM』
グラミー賞 ノミネート『BEST BLUES ALBUM』
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グラミー賞 ノミネート『BEST ALTERNATIVE MUSIC ALBUM』

2016-02-15 14:44:30 | ルーツ・ロック
Alabama Shakes / Sound & Color

さて、グラミー賞ノミネート特集、目標にしていた10回目にたどり着きました。その記念すべきその第10回は、一見「ルーツな日記」とは無縁に思える『BEST ALTERNATIVE MUSIC ALBUM』です。“オルタナティヴ”ですからね、ですがこれが案外「ルーツな日記」的に超激戦区だったりするんです。そのノミネート作は以下の5作品。


Alabama Shakes / Sound & Color
Björk / Vulnicura
My Morning Jacket / The Waterfall
Tame Impala / Currents
Wilco / Star Wars

どうですか? アラバマ・シェイクス、マイ・モーニング・ジャケット、ウィルコですよ!確かに彼らはオルタナティヴかもしれませんが、米ルーツ・ミュージックを血脈としたバンドであることは誰もが認めるところですよね。まったく「ルーツな日記」的には目移りしてしまいます。また、デビュー作に比べソフトになったとはいえ相変わらずのサイケ&トリップ感を漂わすテーム・インパラも守備範囲ですし、さらに個人的フェイヴァリット・アーティストであるビョークがここに加わるという。いやもう、誰が受賞しても納得のこの部門。個人的にはビョークを推したいところですが、「ルーツな日記」としては、やはりアラバマ・シェイクスに注目したいですね!


その名の通り、2009年にアラバマ州アセンズで結成されたアラバマ・シェイクス。ブリタニー・ハワード(vo&g)、ヒース・フォッグ(g)、ザック・コックレル(b)、ベン・タナー(kbd)、スティーヴ・ジョンソン(ds)の5人組。アルバム・デビューは2012年の「Boys & Girls」。翌年のグラミー賞では『BEST NEW ARTISTS』を含む3部門にノミネートされました。

私はアラバマ・シェイクスという格好良い名前に惹かれて、2011年にリリースされたデビューEP「Alabama Shakes EP」を聴いて、そのサザン・ソウル愛溢れるサウンドとブリタニー・ハワードのパワフルなヴォーカルにぶっ飛びました。ですが翌年期待して聴いた1stアルバム「Boys & Girls」は、よりオルタナな方向へ行くだろうと予想はしていたものの、そのオルタナ・テイストとサザン・ソウル・テイストとの間でちょっと消化不良な印象を受けたりもしたんです。デビュー・アルバムということで気負いすぎた面もあったのかな?なんて思ったり。

そしてこの2nd作「Sound & Color」。これはめちゃくちゃ格好良いじゃないですか!!先の両テイストが見事にブレンドされとんでもないサウンドになっている。1曲目のタイトル曲「Sound & Color」から抑制されたソウルネスと、インディー・フォーク的なコラージュ感がこの先を期待させるに充分な魅力を放ち、つづく「Don't Wanna Fight」ではサザン・テイストが顔をのぞかせつつも、どことなくニューウェイヴぽい質感を漂わす。フォーキーなセンチメンタル性がブルースロック的展開に映える「Dunes」、アジアともアフリカともつかない不思議なグルーヴが浮遊する「Future People」など、スワンピーな南部的ノリをミニマル且つシャープに置き換え、ある種の無国籍感やポスト某的なモダンさを備えた強力グルーヴ、そしてパワフルなれど絶妙にコントロールされたブリタニーのヴォーカルがまた素晴らしい!

ですがこのアルバムの神髄は終盤、強烈な南部フィーリングが爆発する「Miss You」、アラバマ・シェイクス流のブルース解釈とも言えそうな「Gemini」、新時代のブラックミュージックともリンクしそうな耽美な揺れを伴う「Over My Head」、これら異様にどっぷりとした世界が広がるスロー・ナンバー3連チャン。今の時代、オルタナ・ロックの範疇でこのディープな世界は凄まじすぎる。まさにジャンル不問、破格の2ndアルバム。


対抗は、ウィルコの「Star Wars」でしょうか。これも歴史に残る名盤ですよね。テーム・インパラの「Currents」も昨年を代表するアルバムですし、マイ・モーニング・ジャケットも捨てがたい。ですが個人的にはビョークを推したいんですけど…、ってくどいですね。



ちなみにアラバマ・シェイクスは、この『BEST ALTERNATIVE MUSIC ALBUM』の他、「Don't Wanna Fight」が『BEST ROCK PERFORMANCE』と『BEST ROCK SONG』、そしてアルバム「Sound & Color」が『BEST ENGINEERED ALBUM』と、なんと『ALBUM OF THE YEAR』にもノミネートされているんです。いやはや、強豪ぞろいの『ALBUM OF THE YEAR』、もしアラバマ・シェイクスが受賞したら、とんでもないことですよ!! もちろん、ノミネートされるだけでも凄いことですけど。授賞式が楽しみです!!




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グラミー賞 ノミネート『BEST R&B ALBUM』

2016-02-14 17:31:18 | R&B、HIPHOP
D'Angelo And The Vanguard / Black Messiah

いよいよ間近に迫ってきたグラミー賞。当ブログのノミネート特集も順調に界を重ねて第9回。今回は『BEST R&B ALBUM』部門。正直、昨今のR&Bはさほど聴かないんですが、何故か、今年のこの部門には私のお気に入りの作品が並んでしまい、なかなかの激戦区なのであります。そのノミネート作は以下の5作品。


Leon Bridges / Coming Home
D'Angelo And The Vanguard / Black Messiah
Andra Day / Cheers To The Fall
Jazmine Sullivan / Reality Show
Charlie Wilson / Forever Charlie



ここは何と言ってもディアンジェロでしょう! 誰もが待ち望んだ15年振りの3作目となる最新作。現行ソウル界屈指のカリスマの復活を告げるこの新作は、そのリリース自体が大事件な分けで、リリースされた時点でグラミー決定!!みたいな、それぐらいのインパクトですよ!ですが正直、初めてこれを聴いた時は、どう評価していいのか私にはよく分からなかったしたんです。振り返れば過去2作品もリリース当時はよく分からなかったんですよ私には。ですがそれがディアンジェロの凄みでもある訳で、よく分からないからこそ格好良いみたいな。何がよく分からないかって、リズムがよく分からない。ゆらゆらとして一筋縄にはノレないグルーヴなんです。まあ、それが現代のトレンドなのかもしれませんが。

ですがそんな印象が一変したのがサマソニで見たディアンジェロのステージでした。アルバムのようなゆらゆらしたグルーヴを再現してくるのかと思いきや、これが意外と往年のソウル/ファンクへのオマージュのような、肉感的なグルーヴで驚いたんです。特に「Black Messiah」のなかでも一際変態的なリズムで印象的だった「Sugah Daddy」。アルバム通りのノリづらいグルーヴのようでありながら、これが異様に腰にくる。この曲こんなにノレるの?って驚いていると、そのグルーヴから突如としてJBファンクが沸き上がってきたんですよ。「Ain't It Funky Now」的なホーンリフも決まったまさにジェイムス・ヴラウンなノリ。単なるメドレーと言うより、元々「Sugah Daddy」にJBファンクが内包されていたと感じさせられ、いや、「Sugah Daddy」に限らず、「Black Messiah」というアルバム自体が、JB、P-FUNK、スライ、そしてプリンス等、偉大な先人達のファンクをいったん因数分解し、現代、もしくは近未来へのフィルターにかけて再構築したような作品なのでは?と納得させられたんです。ライヴを観た後、この「Black Messiah」は随分違って聞こえるようになりました。リズムの深いところに、これまでブラックミュージックが積み重ねてきた濃厚グルーヴが凝縮されているような。文句無しの大傑作!!


対抗は、ジャズミン・サリヴァン。私、この女性シンガー大好きなんです。そしてリオン・ブリッジズ、アンドラ・デイという次代を担うシンガーがノミネートされているのも注目どころ。でもここは100%、ディアンジェロでしょうね。

ちなみにディアンジェロは「Black Messiah」収録の「Really Love」で、『BEST R&B SONG』と、なんと主要部門の『RECORD OF THE YEAR』にもノミネートされています。

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