ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
フジロック のことで頭がいっぱい。

"SAVE LIVE MUSIC" 上原ひろみ ~BALLADS~ ライヴ配信

2020-09-16 17:55:01 | ジャズ
ブルーノート東京長期公演の真っただ中の上原ひろみさん。9月11日に、その配信3回目が行われました。

この日のテーマは「BALLADS」。実は4つのプログラムの中で、私が最も気になっていたのがこれ。バラードですからね。恐らく1ステージ全てバラードでやるんだろうと。これは多分、上原ひろみさんとしても初めての試みなのではないでしょうか?上原さんと言えば、超絶的な早弾きや変拍子といった、激しい面がクローズアップされがちですが、実はバラードが絶品なんです。

さて、この日も上原さんの足元、靴のアップからスタート。ラバーにLIVE MUSIC AWAKENSと書かれている。ちなみに前回「PLACE TO BE」の時は、RETURN OF LIVE MUSICと書かれていました。そしてカメラは上原さんの全身を映しだす。大人っぽいお化粧に、髪形もいつもの爆発をエレガントに纏めた感じ。黒のワンピースで肩のあたりがレースになってる。バラードですからね、アダルトな雰囲気で、とても美しい。この上原さんの容姿を見てさらにバラードへの期待でワクワクしましたね。

ピアノの前へ座り、しばしの精神集中。そして柔らかいタッチが奏でる儚げな音色。美しいメロディーラインがしっとりと響いていく。1曲目は「Somewhere」。情感豊かなスロー・ナンバーに、まるで魂を引き抜かれるかのよう。そんな風に始まる上原さんのライヴ、極上です。

「Wake Up and Dream」、「Whiteout」、「Firefly」と、絶品バラードが続きます。上原さんって、ジャズピアニストとして語られがちですが、実はメロディー・メイカーとしても、とても魅力的な人。特に近年のスロー・ナンバーにおける抒情性は特筆されるべき。感情の移ろいをグラデーションのように紡いでいくメロディラインの美しさは、上原ひろみさんならでは。例えば「Wake Up and Dream」は、クラシックのような旋律を持ち、それをレイヤーのように重ねていくドラマチックな展開が感動的。「Firefly」は儚いメロディーが産まれては消え、産まれては消えゆくように流れていく。毎回聴くたびに儚すぎて泣きそうになります。

そして曲の良さと相まって、ピアノの音色が良いんですよ!配信で聴いてもその美しさは分かります。上原さんは、繊細なタッチとペダルで微妙に音色を変えていく。メロディーの移ろいを音色でも彩っていく。その流れるような美しさは、ただただ聞き惚れるしかありません。そしてもちろん上原さんですからね、バラードとは言え、即興パートもふんだんに。曲想に寄り添いながらも、時折リズミカルになったり、力強くなったり、瑞々しい感情表現を交えながら、上原さんらしい予測不能な世界へ引き込んでいく。また上原さんの表情が良いんですよ。めちゃくちゃエモーショナル。批判を恐れずに書きますけど、私は上原さんの顔ファンですから!!

矢野顕子さんとのコラボ作で披露された「月と太陽」。もちろんここでは上原さんが一人でやるんですけど、この曲も良かったですね~。上原さんが作った詩も素敵なんですけど、ピアノ曲としてインストで演奏されるこの曲も味わい深かったです。さらにこの日最も意外な選曲がベートーベンの「悲愴」ですね。ここにベートーベンいれるか?っていう。ですが、流れとして不思議と収まるところが上原さんの個性的たる所以なのです。

本編ラストは「Green Tea Farm」。ちょっと懐かしさのある和テイストなメロディー。この曲はいつ聞いても染みますね。途中、「Place To Be」になって、最後は「故郷」のメロディで。うさぎおいしかのやま。

それにしても、ピアノ1台で、バラードのみで、これだけ多彩な音色と、情感を表現できるもんなんですね。そしてどれもが上原ひろみ印っていう。あらためて上原さんに惚れ直しました。

そしてアンコールは「Sepia Effect」。全8曲、もちろん最後までスロー・ナンバーです。1曲目「Somewhere」の出だしの繊細さから、その音色の世界に引き込まれ、曲を重ねるごとに”上原ひろみのバラード”の美しさに没入していく。ただただ身も心も没入していく、そんな濃密ライヴ。まったく飽きることなく画面にかじりついたおよそ70分。唯一、気が抜けた瞬間と言えば、いつも1回だけあるMCの時間。今回は演奏がしっとりだったこともあり、おしゃべりはいつもより饒舌でした。「4つのプログラムの中でも最もマニア向けの公演、それが今日のBALLADSになります。」とか、「ここの会場と、オンライン配信の皆さんと、マニアが大集結。」とか、会場を笑わせていました。

いやはや、本当に素晴らしいライヴでした。

あと、ちゃんと最後の音が消えるのを待って拍手するお客さん達も素晴らしかったです。やっぱりバラードは、最後の余韻まで浸らないと。

(やっぱり会場で観たかったな…。)


1. Somewhere(Place To Be)
2. Wake Up and Dream(Spark)
3. Whiteout(Spectrum)
4. Firefly(Alive)
5. 月と太陽(Get Together 〜LIVE IN TOKYO〜)
6. Beethoven's Piano Sonata No.8 - Pathetique(Voice)
7. Green Tea Farm(Brain)
EC. Sepia Effect(Spectrum)


欲を言わせていただければ、「Voice」収録の「Haze」、聴きたかったな~。私が上原さんのスロー・ナンバーで一番好きな曲。それだけが残念…。
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ニューオーリンズ・蔵出しフェスティヴァル!!

2020-09-11 14:47:13 | フェス、イベント
今年、残念ながら中止となったニューオーリンズ・ジャズ・フェスティヴァル。当初の開催予定だった4月末から5月の初めにかけて、ラジオ局WWOZが過去のフェスティヴァル音源を大量に蔵出しするヴァーチャル・フェスティヴァルを放送し、その貴重なライヴ音源の数々にマニアが狂喜乱舞したのも記憶に新しい今日この頃。なんと、「Festing in Place: The Next Fest Thing」と題された、第2弾が放送中です。

今回はジャズフェスに限らず、French Quarter Festや、Satchmo SummerFest, など、色々なライヴ音源からピックアップされているよう。ジャズフェスを模したキューブ型のタイムテーブルを見ているだけでも楽しいです。

さて、既に前半の放送は終了していますが、後半は日本時間で9月12日の午前1時頃からスタートします。前半部分は終わってしまったとは言え、アーカイブが2週間残りますので、まだ数日は聴くことが出来るようです。興味がある方はぜひ!

特にDr. Johnがゲストに登場したAllen Toussaint(Piano Night 2005)と、James Booker(Tipitina's 1978)は必聴ですね。

他にもIrma Thomas、Aaron Neville、John Boutté、 Trombone Shorty、Voice Of The Wetlands All Stars、Dirty Dozen Brass Band などなど、これぞニューオーリンズ!!な名演目白押しです。他にもジャズやブルースはもちろん、Amanda Shaw、Rddie Romero、Lost Bayou Ramblers、Rosie Ledetといったケイジャン/ザディコのアーティストが楽しめるのもかの地ならでは。個人的には、ちょっとマニアックですが、Herlin Rirey &Johnny Vidacovichとか、Lil' Buck Sinegal with Barbara Lynn なんかも良かったですね~!

さて、後半ですが、The Meters、Dr. John、Eddie Bo、Dumpstaphunk、 Tank & The Bangas、Hot 8 Brass Band など、新旧のニューオーリンズ・アーティストの名が連なっています。中には、Professor Longhair(1979)、Louis Armstrong / Sidney Bechet(1945)なんていうのもあります。個人的には1995年のJohnny Adamsが楽しみです!!そして大トリはもちろんThe Neville Brothers!!

当分、ニューオーリンズ漬けになりそうです。


WWOZ → https://www.wwoz.org/
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"SAVE LIVE MUSIC" 上原ひろみ ~PLACE TO BE~ ライヴ配信

2020-09-10 23:32:21 | ジャズ
現在、ブルーノート東京にて、"SAVE LIVE MUSIC"と題して、4種のプログラムによる16日間32公演に渡る特別長期公演を行っている上原ひろみさん。現地へ行けないファンのために、各プログラムの配信も行ってくれるとのことで、基礎疾患的な持病のある私も、今回はブルーノートへは行かず、配信を選ぶことにしました。そして9月7日、その2日目の配信がありました。この日のタイトルは「~PLACE TO BE~」。

上原ひろみさんにとって初のソロ・ピアノ・アルバムとなった「PLACE TO BE」がリリースされたは2009年、もう10年以上前なんですね。私もあのアルバムを引っ提げての上原さんのソロ公演は何度か観に行きました。そして今、あのアルバムを振り返るというこの公演。2020年の「PLACE TO BE」です。

オープニングは上原さんの足元、靴のアップから始まります。おそらく旦那様の三原康裕さんによる靴なんでしょうね。前回もこの始まり方でしたが、これは全4回統一な感じですかね?こういう演出は配信ならではの楽しさ。そして拍手喝采のなか、ステージへ向かう上原さん。今回は黒を基調にしたワンピース。頭に白黒ストライプのバンダナかな?を巻いてるところにちょっぴりPLACE TO BEっぽさを感じたり。

1曲目は「BQE」。ブルックリンとクイーンズを結ぶハイウェイ。相変わらず”狂気”をはらんだ描写にゾクゾクしましたね。続いて「Sicilian Blue」。この曲は綺麗な曲ですよね。とてもメロウ。そしてジャジー。その深遠な表現力に上原さんの円熟味を感じさせられたり。しかし続く「Choux a la Creme」は若さ全開。全身で跳ねるように満面の笑みで弾きまくる上原さん。まるで大きなおもちゃを与えられた子供がはしゃいでいるかのよう。こういう上原さんは天下無敵ですよ!そしてリズムの展開のキレが素晴らしい!!!これは2020年最高のシュークリーム!!

「Pachelbel’s Canon」では鉄の定規のようなものを、ピアノの中へ、おそらく弦の上?に置くんです。するとシャンシャンとしたちょっとチェンバロっぽい音に変化するんです。今回はカメラがその置く瞬間も捉えてくれたんですけど、2本の定規のようなものを、かなり慎重に置いてるように見えたのも収穫でした。自分でもその音の変化を楽しむように弾く上原さんが印象的でした。そして後半のインプロは、以前に比べて饒舌な印象。ま、その日その日でニュアンスは違うんでしょうけどね?

そして「PLACE TO BE」のハイライトと言えばラスベガス組曲。お馴染みのルーレット(スロット?)が回りました!当たらないと先へ進まないというまさにギャンブラー。今回は途中から音が変わるという演出もありましたね。ハズレが続いてくると、本来なら観客達がやんやと騒ぎ始めるのですが、おそらくコロナ対策でしょうか?今回は手拍子のみで応援。そしてついに当たった後の怒涛の展開は相変わらず大興奮。ものすごい疾走感でグルーヴしまくる左手のリズムは圧巻でしたね。手先をカメラがアップで捉えてくれるので、その驚異的な指さばきもかぶり付きで堪能できました。いやはや、間違いなく強度増してます!もうホント最高!!!

「BQE」ではじまり、「The Gambler」で本編を終わるという、ある意味予想通りではありましたが、懐かしさだけではない、現在の上原ひろみを見せつけた「PLACE TO BE」であったことは間違いないでしょう。まあ、ジャズもピアノも素人の私には、どの辺が新しかったのかを言葉に出来ないのが口惜しいですが、驚くほど新鮮な感動に満ちた「PLACE TO BE」だったことは断言できます!!

そしてアンコールはタイトル曲「Place To Be」。さすがにこの曲は、10年前、上原さんを必死に追いかけていた頃を思い出し、なんかしみじみしましたね。ま、今でも追いかけてますけど。そういう意味では私、今回の4プログラム、ブルーノート東京へ行けないことが、本当に悔しいです。ま、自分でそう決めたんですけどね。

ですが、MCで上原さんが「配信をご覧の皆さん、こんばんは。初めての方も2回目の方も、元気ですか?」と笑顔で声を掛けてくれたので、満足です!!

さて、前回が「Spectrum」、今回が「PLACE TO BE」と、2枚のソロピアノ作をライヴで聴ける貴重な体験、画面越しとは言え、さすがは上原さん、緊張感と楽しさに溢れる、極上のライヴでした。そして残すところ2プログラムですね。上原さんのピアノソロと言えば、そのハイライトはいつだってラプソディ・イン・ブルーかラスベガス組曲でした。ですが、その2つは既にやってしまいました。そういう意味では、残る2プログラム、「~BALLADS~」、「~Since 2003~」こそ、上原ひろみの新境地が見えるかもしれません。楽しみです!!

 
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"SAVE LIVE MUSIC" 上原ひろみ ~Spectrum~ ライヴ配信

2020-09-03 20:53:43 | ジャズ
上原ひろみさんが、現在ブルーノート東京にて、"SAVE LIVE MUSIC"と題して、4種のプログラムによる16日間32公演に渡る特別長期公演を行っております。これはコロナ禍に苦しむライヴ業界の救済に向けて行われているとのこと。

これまで世界中をツアーで飛び回ってきた上原ひろみさん、「今日この日、この場所でしか生まれない音楽」を信条に、誰よりもライブの場を大切に活動してきたアーティストの一人でした。おそらくこのコロナ禍の元、思うように演奏活動が出来ずに苦しんでこられたことでしょう。そんな中でもインスタグラムで、スティーヴ・スミス、サイモン・フィリップス、アドリアン・フェロー、ロバート・トゥルージロ、エドマール・カスタネーダ、アヴィシャイ・コーエン達と、それぞれ1分の書下ろし曲をリモート共演する、「One Minute Portrait」という企画を立ち上げ、我々ファンを楽しませてくれました。新しい共演が投稿されるためにワクワクして1分間の至福を味わったものです。メタリカのロバート・トゥルージロが出てきたときはびっくりしましたけどね。でもやはり生のライヴが見たい!! 上原さんも一日でも早くファンに生演奏を届けたいと思っていたに違いありません。

そして現在、まだ続くこのコロナ過の中、各所で徐々に、模索しながらではありますが、ライヴ活動が再開されてきました。そして上原さんも立ち上がりました。ブルーノート東京です!! しかも4種のプログラムで、16日間32公演ですよ! さすがは上原ひろみさん!! そのスケジュールは以下の通り。

・8.25 tue. - 8.29 sat. ~Spectrum~ 
・9.4 fri. - 9.7 mon. ~PLACE TO BE~
・9.10 thu. - 9.11 fri. ~BALLADS~ 
・9.12 sat. - 9.16 wed. ~Since 2003~

このサブタイトルを見ただけで、ワクワクしてきますよね。当然私も4プログラム全てブルーノートに駆け付けますよ!!って言いたいところですが、残念ながら私は基礎疾患的な持病があるので、今回は泣く泣く自粛させていただきました。いやはや無念であります。

しかしですね、こういう私のような人たちも救ってくれるのが上原ひろみさん。そうです、この公演はライヴストリーミングによる生配信があるのです。有料ですけどね。もちろん私は4プログラム配信のセット券を購入いたしました。そして去る8月28日、その第1回目の配信が行われました。

いやもう、パソコンにかぶり付きでしたよ。この日のために新しいヘッドフォンも買いましたしね。やっぱり有料の生配信は緊張しますね。日常的にパソコンでライヴ動画を見ていますけど、それとは気持ち的な臨場感がまるで違う。上原さんが登場し、ピアノの前に座り、そして弾き始める。その一挙手一投足を見逃すまいと画面に食い入る私。「Kaleidoscope」の印象的なイントロから”ひろみワールド”へと惹き込まれ、そして没入する。激しく、速く、美しく、軽やかに、熱く、穏やかに、まるで鍵盤が生命を得たかのように躍動する。その色彩豊かな音の広がりはまさに万華鏡のよう。そして得意の低音のミュートから始まる「Yellow Wurlitzer Blues」。音楽の楽しさを伝えてくれる曲調こそ上原さんの真骨頂。ブギウギっぽさを感じさせる左手のグルーヴと、跳ねまくる右手のメロディに思わず体が揺れる。上原さんの楽し気な表情につられてこちらもニヤけてしまう。ライヴ会場に居なくても、生配信なら演者と繋がることが確かに出来る、そう感じた瞬間。

MCでも上原さんは、「ライヴストリーミングをご覧の皆さん、こんばんは。お元気ですか。」と声を掛けてくれて、私も思わず画面に手を振ってしまいましたよ。そして「今日はここにいる皆さんと、そして配信をご覧の皆さんと一緒に、今日この日、この場所でしか生まれない音楽を探していきたいと思います!」って、この時、画面越しに不思議な一体感が生まれました!!って思ったのは私だけ?いやいや、配信見ている人達、みんなそう思ったんじゃないですか?!

さて、再びピアノの前に座る上原さん。幻想的なイントロから、フリーキーなインプロに雪崩れ込む「Once In A Blue Moon」。まるで青い月明かりの元を彷徨うかのように音が紡がれていく。感情の赴くまま何かに抗うように。そしてトンネルを抜けたように穏やかな、美しいメロディで静かに終わる。上原さんはこの曲について、アルバム「Spectrum」のライナーに「強く願い、闘い続ければ、奇跡は起こる。」という言葉を寄せています。この日の演奏から、なんとなくコロナ禍におけるメッセージを頂いたような気がしたり。これぞ生演奏のカタルシス。素晴らしかった!!

そしてただただ美しかったビートルズのカヴァー「Blackbird」。この曲については、先のライナーに「暗い夜も、翼が折れても、その鳥は飛び続ける。」とあり、そういう思いで聴くと、コロナ禍の中、とても勇気が湧いてきましたね。もちろんこの曲の元々のメッセージから、今アメリカで起きていることを考えての選曲かもしれませんけど、私はとても勇気づけられました。上原さんのライヴは、いつも元気を貰います。生配信でも同じです。

さらに全身全霊の「Rhapsody In Various Shades Of Blue」。20分強に渡るドラマチックなジェットコースター。後半ちょっとコミカルになるところがあって、そこが凄く良いんですよね~。そして最高のエンディングパートへ。ホント最近の上原さんの「Rhapsody in Blue」の終盤は、力尽きて崩れちゃうんじゃないかと心配になるぐらい凄まじい熱量なんです。この日も凄かった!画面からでもビンビンに伝わってきましたね。まるでピアノに挑みかかるかの如く、全身を振り回すように鍵盤と対峙し、持てる力をすべて出し切る情熱の塊のような「Rhapsody In Various Shades Of Blue」。圧巻でした!!

そしてアンコール。この日の上原さんの衣装は、黒と緑の縞々。黄色も入ってたかな?なんとなくブラジル・カラー的な雰囲気でしたが、アンコールではその上から今回のSAVE LIVE MUSIC公演記念Tシャツを着て満面の笑みで登場。なんだか楽しそう!! 最後の曲は「Spectrum」。最新アルバムのタイトル曲にして、この日のライヴのタイトル曲でもある。もちろんこの日のセットリストは全てアルバム「Spectrum」収録曲から選ばれていました。アルバムの世界観から、”この日この場所”でしか生まれない飛躍と深化を遂げた、まさに今、生きている「Spectrum」の生ライヴ。画面越しでも最高でした!!



まあね、もちろん、会場で観たかったですよ。そりゃそうですよ。でも、生配信も悪くないです。カメラワークが優れているので、手元から表情まで、見たいものをばっちり見えますからね。そして翌日24時まで見れるので、繰り返し見ることで、より深く堪能することもできます。ただ、会場の熱気みたいなものは伝わりづらいかな?なんて思いました。って言うかそもそも静かでしたよね?上原さんのライヴはいつも熱狂的に盛り上がるんですけど、この日の観客はおとなしかったかな?と。感染防止のため声を上げたりしないようにというお達しがあったんですかね?もちろん客席数も通常より大分少なく見えましたし、そういうことを徹底してライヴが行われているのであれば、それはすごく良いことだと思います。まだ3プログラムありますからね。どうか無事に走り抜けて頂けることを祈っています。

さて、次は「PLACE TO BE」ですね。懐かしのルーレット、やるかな~?(スロットマシンでしたっけ?)
 

セットリスト
1. Kaleidoscope
2. Yellow Wurlitzer Blues
3. Once In A Blue Moon
4. Blackbird
5. Rhapsody In Various Shades Of Blue
EC. Spectrum
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フェスの無い夏

2020-08-13 20:39:58 | フェス、イベント

あー、暑い! 夏フェス行きたいな〜!


先日ついに、夏フェス最後の砦だったスーパーソニックが、来年への延期を発表いたしました。

うん、まあこれは仕方ない。覚悟してましたし。

それにしても皆さま、延期発表に際したクリエイティヴマン代表、清水さんの言葉、読まれましたか?「コロナに潰された数々のフェスティバルの無念を思いながら」と、始まるんです。


毎年、春から夏にかけて、数々のフェスが、私達にかけがいのない音楽体験を提供してくれました。それが今年は全て無いのです。

フジロックも無い、グリーンルームも無い、ロックインジャパンも、ライジングサンも、そしてスーパーソニックも無いんです。

まさに、コロナに潰されたのです。

フェス主催者様、関係者の皆様、本当に無念でしょうね。

まさかこんな年が来るとは…。私も夢にも思っていませんでした。フジロックもサマソニも、夏になれば必ずあるものだと思ってました。

夏の暑さと、フェスは一緒にあるものだと。

なのに今年は、ただ暑いだけの夏。

あ〜、本当ならあと1週間でフジロックだったんですよ。今頃、一番ワクワクしている時分ですよ。さらに1ヶ月後にはスパソニだったんです…。

あー、コロナさえなければ!!
コロナのバカやろー!!

そう言えば、若かりし頃、まだフェスの無かった夏、何してたんだっけ?

セミ捕りでもしてたのかな?



すいません、長々と。単なる愚痴です。


でもね、楽しみが無いわけではないんです。フジロックは、開催予定日当日に、過去のアーティストパフォーマンスを中心に編成した特別ライブ番組を配信をしてくれるそうですし、他にも前夜祭の大抽選会を再現したのプレゼント企画や、フェス飯のデリバリー及びテイクアウトもあったりで、壮大な"エアフジロック"を満喫出来るのです。

ま、プレゼント企画は早々にハズレてしまいましたけどね。


他で面白そうなのは、ライジングサンですね。8月15日(土)の22:00~翌05:00予定で、過去映像を中心にライヴ配信をしてくれるそうです。なかなか北海道までは行けないので、こういう形でも参加できるのは嬉しいです。時間帯がまさにライジングサンで濃密そう!

あと、スウィートラヴシャワーや、氣志團万博なんかも、オンラインでのイベントをやってくれるようですし、なかなか賑やかになっています。

フェスはまだまだコロナに負けません!
そして来年、倍返しするためにも、私達一人一人が感染を広げないよう、日々気を付けなければいけませんね。

気をつけながら、キープオンロッキンです!


 



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スパソニも延期に…。

2020-08-11 17:08:36 | フェス、イベント
9月19日(土)・20日(日)・21日(月・祝)に幕張にて開催予定でした、スーパーソニックですが、残念ながら、来年への延期が発表されました。

正直、延期になるだろうな、と覚悟をしていました。いまだコロナの感染者数が減らない状況ですからね。覚悟はしていたとは言え、無念ですね。ただ、ギリギリまで開催に向けて頑張ってくれたクリエイティブマンの皆様には、感謝の言葉しかありません。ありがとうございました!

オフィシャルサイトに掲載された清水社長の言葉の中に「私達も今年は負けました。ここまで信じてきてくれた皆さま、感謝と共に心よりお詫びします。」とありまして、ここは読んでてとても辛かった。

でも負けてないですよ!詫びる必要もないですよ!スパソニの火はまだ消えてませんし、私達はまだまだ信じています。来年、2年分の笑顔を準備して待ってます!!


花火、見たいな〜。
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2020年上半期アメリカーナ・ベストアルバム その2

2020-08-09 16:48:38 | SSW
Jonathan Wilson / Dixie Blur

おもむろに始まった2020年上半期アメリカーナ・ベスト・アルバム企画。第2回はジョナサン・ウィルソンです。第1回で紹介したローガン・レジャーと並んで、ここ最近、私が最も聴いているアルバムがこれです。

2014年にフジロックへ出演した時は、まだまり知られた存在ではなかったジョナサン・ウィルソン。もちろん、その時すでに、ソロ名義のアルバムを数枚リリースしていました。ですが彼が注目されたきっかけは、やはりファーザー・ジョン・ミスティのプロデューサーとしてかもしれません。ファーザー・ジョン・ミスティ名義としては初作となる2012年の「Fear Fun」から、既にジョナサン・ウィルソンはプロデューサー、マルチ・プレイヤーとして参加していました。ですが、注目度が上がったのは、その後の「I Love You, Honeybear」、「Pure Comedy」の成功からでしょう。それら傑作の影の参謀、コラボレーターとして、ジョナサン・ウィルソンの存在もクローズアップされてきました。


米ノースカロライナ生まれ。19歳の頃、LAに移り住み、伝説の地“ローレル・キャニオン”の空気を存分に吸いこみ、数多のセッションを繰り広げてきたというジョナサン・ウィルソン。ソロ・アーティストとしての本格デビューは、2011年のアルバム「Gentle Spirit」。そして今年2020年3月にリリースされた「Dixie Blur」は、彼の4枚目のソロ作になります。

ローレル・キャニオン的な古き良きロックの香りを、アシッドフォーク、フリーフォーク的なソフトサイケで包み込んだような作風は、デビュー時から一貫してはいますが、前作「Rare Birds」では、ダンスミュージック的なアプローチを見せ、幾分モダンになりすぎた印象があったものの、こちらの最新作は、よりフォーキーなサイケへと回帰しつつ、さらにカントリー/ブルーグラスなフレイバーを色濃く感じさせる、そんな作品に仕上がっておりまして、これがすこぶる良いのです!!それもそのはず、名フィドラー、マーク・オコナーを筆頭に、ケニー・ヴォーン、パット・サンソン、ラス・パールといった名うての猛者達が参加しています。

全14曲中、13曲がジョナサン・ウィルソン自身によるオリジナル曲。唯一のカヴァーが、いきなり1曲目「Just For Love」。クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービスによる70年のサイケ名曲。こういうカヴァーを1曲目に持ってくるところが嬉しい。この曲や「New Home」、「Fun For The Masses」など、スローな曲の味わいには思わずうっとりとさせられる。こういう曲のでのラス・パールによるスティール・ギターはホント素晴らしい。一方、「So Alive」、「In Heaven Making Lave」、「El Camino Real」といったアップテンポな曲も最高で、マーク・オコナーのフィドルが鮮烈。特に「El Camino Real」での高速ソロにはやられます。

他にも、アーシーなグルーヴへの展開が格好良い「Oh Girl」、憂いを感じせながらテンポアップする「Riding The Blinds」、感傷的なアコギのアルペジオが印象的な「69 Corvette」、フォーク・ロック調の「Enemies」などなど。フォーキーを基調にしつつ、聴けば聴くほど楽曲それぞれの魅力が浮き上がってくる。そして全編に貫かれたジョナサン・ウィルソンの抑制を効かせた歌声が、ジワジワと脳内に滲みてくるよう。

ジョナサン・ウィルソンというアーティストの、作曲センス、プレイヤー資質、シンガーとしての魅力、そしてプロデュース能力、それらが結実した美しい作品。文句無しに格好良い!!
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GREENROOM FESTIVAL 開催中止

2020-08-02 19:48:19 | フェス、イベント
9月5日(土)、6日(日)、横浜赤煉瓦倉庫にて開催予定だったグリーンルーム・フェスティヴァルですが、昨日、無念の中止が発表されました。元々は、毎年5月に開催されていたフェスでしたが、今年はコロナのため、5月から9月に延期、そして残念ながら中止。最初の延期の際に、MGMTや、タッシュ・サルタナなどのキャンセルがあったものの、それでも、!!! 、ホセ・ジェイムス、オスカー・ジェロームなど、魅力的なメンツが並んでいただけに、残念でなりません。とは言えまあ、これは仕方ない。今は我慢の時ですね。

ただ、毎年開催されていた愛すべきフェスが、またも中止に追い込まれてしまったことは、やるせないことこの上ないですね。ここまで頑張ってくれた主催者様には、感謝の言葉しかありません。ありがとうございました! 

来年の春、また最高のフェス体験が出来ることを願っています。


さて、これで残るはスーパーソニックのみになりましたね。かなり厳しいと思います。そろそろ発表があると思いますが、覚悟して待ちましょう。

それでも、音楽は不滅です!
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2020年上半期アメリカーナ・ベスト・アルバム その1

2020-07-22 23:38:36 | カントリー
Logan Ledger / Logan Ledger

作品はゆったりとした「Let the Mermaids Flirt With Me」から始まる。アコギを弾き語るローガン・レジャーなる男の歌声に、これから始まるストーリーへといざなわれていく。ジェイ・ベルローズとデニス・クロウチによるまるで緩やかな波のように心地良いリズム。そこにマーク・リボーの甘味なエレキ・ギターとラス・パールのスティール・ギターが交差する。最高だ!

カリフォルニア出身のカントリー・シンガー、ローガン・レジャー のデビュー・アルバム。正直、この人のことはよく知りません。ですがこのデビュー作がすこぶる良い! まずは彼の歌声。若々しく艶やかな響きを持ったそれは、懐かしきカントリーの輝きを纏いながらもどこかダークなトーンを持ち、ほのかな色気を滲ませつつ、孤独で、厭世的で、そしてロマンティックだ。ただただその歌声に包み込まれていきそうになる。そして陰影の深い風景や、何かしらのストーリーすら感じさせるようなバックの演奏、その音響が素晴らしい。それもそのはず、プロデューサーはかのTボーン・バーネット。そしてジェイ・ベルローズ(ds)にデニス・クロウチ(b)という最高のリズム隊。さらに鬼才マーク・リボーのギターが幽玄な響きで彩る。この人達がモダン・ルーツ・ミュージックに果たした役割っていうのはもう説明不要でしょう。例えば、2007年にTボーン・バーネットがプロデュースし、グラミー賞を席巻したロバート・プラント&アリソン・クラウスの「Raising Sand」、このアルバムでバックを務めた主要メンバーがこの人達だった、と言えばそれで十分ですよね。さらに随所で麗らかなペダル・スティール・ギターを奏でるのは、ラス・パール。この人もこれまで数多のアーティストをサポートしてきた名手ですが、近年ではケイシー・マスグレヴスの諸作が知られるところ。

ナッシュビルのハウス・オブ・ブルース・スタジオで録音。全11曲中、9曲がローガン・レジャーの作曲もしくは共作。オープニングの「Let the Mermaids Flirt With Me」や、「The Lights Of San Francisco」、「Tell Me A Lie」など、緩やかなリズムの曲でのドリーミー味わいは至極。軽快なロカビリー調「Starlight」や、Tボーン・バーネット作による「(I’m Gonna Get Over This) Some Day」、サーフなフレーズを交えたマーク・リボーのフリーキーなギターが駆け抜ける「Electric Fantasy」など、アップテンポな曲も良い。翳りのある陰影の濃いアレンジが印象的な「Nobody Knows」も秀逸。唯一のカヴァー「Skip A Rope」は、ヘンソン・カーギルが1968年にカントリーチャートのトップに送り込んだヒット曲。いやはや、最高だ!

聴き始めた当初は、王道なカントリーに聴こえるかもしれない。ですが聴けば聴くほど新鮮な、新しい音楽に聞こえてくる。マーク・リボーとTボーン・バーネットによるエッジーなギターの鳴り、スウィンギーなリズム、浮游するスティール・ギター、そして明暗が表裏一体のように響くローガン・レジャーの歌声。それらが対比し、混ざり合う。

何度でも言おう、最高だ!


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スパソニ 第4弾!

2020-07-21 19:15:22 | フェス、イベント
9月開催のスーパーソニックが、嬉しい第4段を発表してくれました〜!

流石に海外アーティストの追加はありませんが、ここへきての新たな発表は嬉しい限り。

状況はかなり厳しいと思いますが、開催に向けて渾身の努力を続けているであろうクリエイティブマンの皆様には感動すら覚えます。

たとえ結果がどうなろうとも、感謝の言葉しかありません。応援しています。頑張ってください!!


そして7月22日、23日には、オンラインによる「SUMMER SONIC 2020 ARCHIVE FESTIVAL」の第2弾が配信されます。こちらは過去にサマソニを沸かせたアーティストのライヴを厳選配信するもので、前回は、レディオヘッド、アンダーワールド、メタリカ、THE 1975、アークティック・モンキーズなどが配信され、私もパソコン画面で楽しませてもらいました。そして今回は、コールドプレイ(2008)、オアシス(2005)、ザ・フレーミング・リップス(2009)、ソニック・ユース(2009)、ナイン・インチ・ネイルズ(2009)、などなど。中でもロック系に交じって2012年のリアーナの名前があるのが嬉しい!この時のリアーナは私も生で観ているので、懐かしさもあり、とても楽しみです。野外でぎゅうぎゅうになりながら体感したリアーナのライヴ、最高だったな~。


1日も早く、何の心配もなく、現地でライヴが楽しめる日々が戻ってくることを願っています。
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