ルーツな日記

フジロックブログが終わり、
サマソニブログと相成りますがどうぞ宜しく。
サマソニの雰囲気を現地よりお届けいたします!

9月の10枚

2010-09-30 12:20:43 | Weblog
月末恒例の今月の10枚。新譜、旧譜にこだわらず、単純に今月よく聴いた、印象に残った10枚を選んでみました。



JOHN LENNON & YOKO ONO / DOUBLE FANTASY
9月末で埼玉のジョン・レノン・ミュージアムが閉館してしまいましたね。これまで素晴らしいメッセージをありがとうございました。


JUNIOR WELLS & THE ACES / LIVE IN BOSTON 1966
ジュニア・ウェルズの発掘ライヴ盤。66年で、バックはあのエイシズですからね!


STUFF BENDA BILILI / TRES TRES FORT
これぞコンゴの魂! ユニセフハウスで観たライヴは凄かった! 10月のワールド・ビートも楽しみです!


MOSE ALLISON / THE WAY OF THE WORLD
来月予定されていたモーズ・アリソンの来日公演は無念の中止…。体調不良とのことで心配です。今年リリースされた久々の最新作はジョー・ヘンリーのプロデュース。


CARLOS JOHNSON / LIVE AT B.L.U.E.S. ON HALSTED
極限のブルース! 毎度ながらカルロスの来日公演は素晴らしかったです!


GEOFF MULDAUR & AMOS GARRETT / LIVE IN JAPAN
で、来月はジェフ&エイモス。ウッドストックな気分に浸ります。


ZAZ / ZAZ
昨年のフジロックで観て、大好きになったフランスのシンガー、ZAZ。その歌声には、シャンソンと言うより、私はジプシーとかフラメンコ的な情熱を感じさせられます。ライヴはもっと凄いです!


ROBERT PLANT / BAND OF JOY
ロバート・プラントの最新作はプロデューサーにバディ・ミラーが! プラントさんは完全にこちら側の人になってしまったようですね~。とは言え前作より大分ロック寄りですが。


PATTY GRIFFIN / DOWNTOWN CHURCH
で、バディ・ミラーがプロデュースしたと言えば、パティ・グリフィンのこのゴスペル作。素晴らしい!これは傑作ですよ!


GRACE POTTER & THE NOCTURNALS
多分、今月一番聴いたのはこれ、グレイス・ポッターの新作。グレイス姉さんシャウトに痺れまくりですが、聴けば聴く程、楽曲の良さに惚れます。
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@夏結び FREE FESTIVAL

2010-09-26 15:09:43 | フェス、イベント
今日は所沢航空公園へ「夏結び FREE FESTIVAL」を観に来ています。今年最後の夏フェスです。て言うかもう秋ですけどね。ま、夏結びと言うことで。

たった今birdが終わりました。バックはアコギ一本で、野外フェスらしい、ゆったり、まったりな雰囲気が良かったです。

私のお目当てはマウンテン・モカ・キリマンジャロ。以外に彼らトリなんですよね~。楽しみです!



帰宅後追記:

所沢航空公園には初めて行きましたが、飛行機なんかが展示してあって、なかなか男子心をくすぐる公園でした。会場となった野外ステージは、その公園の一角にあって、ちょうどちょっと小さな日比谷野音のようなイメージ。後方にはフェス飯の屋台なんかが並び、夏フェスな雰囲気を醸していました。

さて、ライヴです。私はbirdが始まるちょっと前に会場入り。初めて聴くbirdの声に夏の終わりを感じながら、まったり。そしてThe Cubes。失礼ながらまったく知らないグループでしたが、これがかなり良かった! ホーン隊を全面に出した大所帯編成から、今時の無国籍ブラスバンドかと思いましたが、これが案外真っ当なファンクで、格好良かったです! こういった出会いはフェスならではですよね。そして曽我部恵一。今回は一人でのアコギ弾き語り。もうとにかくベタで熱い! そんな自然体にソウルフルな歌が実に気持ち良い! ホント素敵な人です。そして最後はマウンテン・モカ・キリマンジャロ。流石の盛り上がりでしたね。ファンキー・ビートに絡みまくるベース、中毒性抜群のギター・カッティング、うねりまくるオルガン、突き抜けるホーン隊。JBマナーのクール且つホットなファンクに観客達も踊りまくってました。

あ~、これで今年の夏フェスも終わりですね~。

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スタッフ・ベンダ・ビリリ@ユニセフハウス

2010-09-24 17:30:00 | ワールド・ミュージック
STUFF BENDA BILILI / TRES TRES FORT

9月21日、高輪のユニセフハウスにて、「車椅子に乗ったストリートロッカーズのスペシャルメッセージ」というゼミナーに参加してきました。こんなことを言ってしまってはどうかとも思うのですが、私の目的はその“車椅子に乗ったストリートロッカーズ”ことスタッフ・ベンダ・ビリリのパフォーマンスでした。そお、今話題の映画「ベンダ・ビリリ~もう一つのキンシャサの奇跡」の主役達です。私もつい先日この映画を観て感動したばかりなのです。

で、この日は一応、ユ二セフのセミナーということなので、ちゃんとした講演もありました。簡単に言えば、ポリオという感染症とワクチンついて。実はスタッフ・ベンダ・ビリリというグループは、ポリオにより足などが麻痺し、車椅子生活を強いられているメンバーが中心になって作られているんです。彼らのパフォーマンスが目当てだった私でしたが、この講演はたいへん分かりやすく、病気についての知識を得ることで、より一層スタッフ・ベンダ・ビリリについても理解出来たような気がしました。実際、彼らが車椅子に乗りながらも、陽気なヴァイヴを発して登場したときは、単なる「待ってました!」という気持ち以上の説得力を感じましたね。講演の中で彼らをヒーローと呼んでましたが、まさにその通りです!

そして音楽評論家の松山晋也さんの解説の後、いよいよスタッフ・ベンダ・ビリリのパフォーマンス! 1曲目は「Moto Moindo」。前半はフォーキーな感じで、アフリカならではの素朴な哀愁を感じさせてくれましたが、やはり中盤、テンポアップしてからが圧巻。そのグルーヴたるや血湧き肉踊る感じ。リズム楽器は、原始的なパーカッションに、ベース、ギター、の3人だけ。なのに驚異的なほどの“ハネ”と“うねり”を生み出していく。そして前方に陣取った四人の車椅子に乗ったメンバーの身体からはリズムが湧き出るかのよう。そして映画でも印象的だったジェロが操る、自作の楽器“サトンゲ”。素朴な楽器ですが、電化されたその音色は存在感抜群でした。

続いて「Polio」、「Marguerite」。リーダーであるリッキーの飾らない歌声も良いですね。「Marguerite」はトロピカルなノリが気持ち良い。向かって一番右側の、たぶんジュナナというメンバーだと思うのですが、この人は最もポリオの症状が重いそうなのに、最もエキサイティングに歌い踊る! 車椅子に座りながら踊ってます。音楽やリズムの持つ本来のパワーを感じさせられましたね。

ここで当初のプログラムは終了の予定だったようですが、異様な熱気と、興奮が収まらない雰囲気にアンコールが決定。曲は彼らのテーマ・ソング的な「Staff Benda Bilili」。溢れる程の躍動感。もう、最高でしたね。これ程までに人間の根源的なエネルギーを感じさせるグルーヴはそうはないですよ! これぞファンクです! セミナーという、なかなか立って踊ることが出来ない雰囲気の中だったのが残念でしたが、終わった後は観客達が一斉に立ち上がってスタンディング・オベーション。

なんだかんだで、凄く良いセミナーでした。アンコール前の女性(世界の子どもにワクチンを日本委員会理事長の細川佳代子さん)の挨拶もなんか感動的でしたし。私達はスタッフ・ベンダ・ビリリから学ぶべきことが沢山ある。本当そうだと思います。どんな逆境に落ちようとも、スタッフ・ベンダ・ビリリのように希望を捨てず、前を向いて、楽しく明るく生きたいものですね。

さて、10月11日の「ワールド・ビート2010」が楽しみです!


*写真はスタッフ・ベンダ・ビリリのデビュー作「屈強のコンゴ魂」。ライヴを観た後このアルバムを聴くと、なんとなく牧歌的に聴こえてしまいます。それぐらいライヴはエキサイティングです!ファンキーです!リズムが熱いんです!もちろんこのアルバムも素晴らしいですけどね。で、意外と語られないかもしれませんが、彼らの楽曲そのものも良いんですよね。良い曲書くんですよ!
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カルロス・ジョンソン@赤坂B♭ その2

2010-09-22 18:28:10 | ブルース
CARLOS JOHNSON / LIVE AT B.L.U.E.S. ON HALSTED

前回からのつづきです。

さて、9月12日赤坂B♭でのカルロス・ジョンソンのライヴ。1stショーからいきなり2時間の大熱演の後、いよいよ2ndショーの始まりです。

1曲目はなんと「What's Going On」。この曲聴きたかったんですよ~! 言わずと知れたマーヴィン・ゲイのあの名曲です。カルロスは歌わずにメロディーをギターでなぞるんですけど、これがまた良いんですよ。あの音色であのメロディー。そしてこの曲独特の浮遊感。そんななかカルロスのギターは徐々に熱気を帯びてきます。そして後半に入るとそこは完全にカルロスの世界。もの凄い音圧でギュンギュンとスクイーズを決める。そして曲自体の高揚感がカルロスのギターにシンクロしていく。こういうブルースではない曲で、その曲の魅力を吸収しながら、激情のブルース・フィーリングを発散していく。これこそカルロスの真骨頂ですよね!

そしてお待ちかねの「Hallo There」。カルロス作の究極のスロー・ブルース。1stショーでの「Ain't Nobody's Business」同様に客席へ降りて練り歩きます。まずはやはり物販のお兄さんの目の前で弾きまくり。ここはお約束のようですね。その後は女性を見つけては立ち止まり、ヴォリュームを絞った小さな音でまるで求愛するが如くに艶かしく弾く。そして先ほどとは違う若い女性の前で一気にフル・ヴォリューム!!! この瞬間にブルース衝動の神髄を感じさせられます。そしてこの後のテンションの凄まじいこと! やっぱカルロス・ジョンソンですよ!

この曲の異様な熱気に盛り上がる観客達。盛り上がりすぎてある男性客がおもいっきり日本語で「カルロス~!アレやってよ! ジャ~ン、ジャ~ン、ジャ~ン」みたいな感じに歌い始めちゃったんですが、その曲はあきらかに「I'll Play The Blues For You」。苦笑いしているカルロスもすかさず爆音で「I'll Play The Blues For You」を弾き始める。待ってました!と沸きに沸く観客達。アルバート・キングの代表作ですが、カルロスの十八番でもあるこの曲。これぞブルースですよね。そして終盤のギター・ソロがまた凄かった! まさにブルースのオーラが立ち上るがごとくの弾きっぷりで、それは何かに取り憑かれるがごとく、感情の赴くまま、ギターの赴くまま、激情の限りを尽くすよう。

その驚異的なギター・ソロを弾き終えたカルロスはギターを持ってステージを去っていきます。そのカルロスを見送るように演奏を続けるバンド・メンバー。そのまましばらく演奏を続け、いよいよあとは牧野さんが最後を纏めて終了といったところで、あきらかにそこには居ないギターの音が聞こえてくる。そう、カルロスは観客席を練り歩くためにワイヤレスでギターを使っているのですが、そのギターを持ったまま楽屋に引っ込んだので、ステージに居なくても、楽屋で弾けちゃうんです。自分ではないギターの音がかぶさってきて流石の牧野さんも戸惑い顔。え?また戻ってくるの?観たいな雰囲気に注目は楽屋の方へ集まる。するとカルロスがギターを持って再登場。思いがけないタイミングでの帰還に拍手喝采で応える観客。

最後の曲は「Key To The Highway」。カルロスの「Key To The Highway」はソウルフルで泣けるんですよね~! 昨年の来日公演では、この曲で燃えるようなソロを披露していましたが、今回はエモーショナル且つメロウなタッチでしっとりと決めてくれました。同じ曲でもその感情表現は毎回違うんでしょうね。

今回のバック・バンドは、いかにも邦ブルースなイナタさはほとんどなく、もっと都会的でドライな感じだったと思います。ブルースにとらわれない幅広い音楽性を持つカルロスには案外合っていたかもしれませんね。多分、ジャズもしくはジャズ・ソウル系の方達なんでしょうけど。それとやはり牧野さんの存在は大きかったですね。結局3曲目以降出ずっぱりでしたからね。私個人的には今回のバックバンドは凄く良かったと思います。ただ、ビート感やパワーという面で、カルロスのイメージより弱かった部分はあったのかもしれません。バンドに対してたびたび、もっとビートを!もっと盛り上げろ!みたいなアクションをしていましたからね。それと「Hallo There」では練り歩きにステージを降りたあと、不満そうな顔でもう一度戻ってきて、ドラムスの人に、「sexy woman」だか「beautiful woman」だか忘れちゃいましたけど、そんなことを言いながら女性の腰のくびれを両手で形作り、こういう感じに叩いてくれ! みたいな無理難題を押し付けていました。

終演後に少しキーボードの方とドラムスの方とお話する機会があったのですが、そこで唯一分からなかった3曲目が何という曲なのか聞いてみたんです。するとキーボードの方が「分かりません!」って。なんと、その場でコードだけ言われて、それ一発で合わせたそうです。プロって凄いな!

セットリストはこんな感じ。1stショーが2時間。2ndショーが1時間でした。

1st
01. Mercy, Mercy, Mercy
02. Ain't Nobody's Business
03. ???
04. In And Out
05. High Heel Sneakers
06. Don't Ever Leave Me
07. Real Mother For Ya

2nd
08. What's Going On
09. Hallo There
10. I'll Play The Blues For You
11. Key To The Highway

カルロス・ジョンソン(g,vo)
牧野元昭(g)
日ノ下慶二(key)
清水昭好(b)
小森優(ds)


間違っていましたらごめんなさいね。

*写真は「What's Going On」や「I'll Play The Blues For You」も収録した07年リリースのライヴ盤。ちなみにサインは07年の来日で頂いたものです。


追記:分からなかった3曲目は、コメントを頂いたslimさんより、アルバム「IN & OUT」収録の「Do Do Do」と判明しました。ありがとうございました!


~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!

 10.09.18 カルロス・ジョンソン@赤坂B♭ その1
 09.03.31 カルロス・ジョンソン@渋谷O-NEST
 07.03.18 カルロス・ジョンソン@渋谷O-NEST

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ベンダ・ビリリ@イメージフォーラム

2010-09-20 12:35:26 | ワールド・ミュージック
今日はスタッフ・ベンダ・ビリリの映画を見に渋谷のイメージフォーラムに来ています。コンゴ民主共和国の首都キンシャサの動物園や路上で暮らす、車椅子ミュージシャン達のドキュメンタリー映画です。19時の回を予約しました。上映後に来日中のメンバー達によるトーク・ショーもあるとのことで楽しみです!しかしまだ時間あるな~。


帰宅後追記:

素晴らしい映画でした! ポリオという感染症により車椅子生活を強いられている人達を中心にしたバンド、スタッフ・ベンダ・ビリリ。彼らを中心にしたコンゴ民主共和国の首都キンシャサの風景や日常は、我々日本人にとって衝撃的ではありますが、そこで生活する人々の姿や、そこから生まれる豊かな音楽からは、人間が根源的に持つ素のパワーを感じさせられずにいられません。ま、あまりネタバレになってもいけませんので、多くは語りませんが、アフリカ音楽や黒人音楽に限らず、全ての音楽ファンにお勧めです!

さて、映画のあとは、スタッフ・ベンダ・ビリリのメンバー達によるトーク・ショー。主催者さんは、出来るだけ多くのメンバーに参加してもらうつもりだったようですが、メンバー達の来日が遅れ、成田に着いたのがこの日の朝だったそう。コンゴから36時間かかったとか言ってましたっけ?とにかく飛行機を乗り継ぐ長旅で、車椅子のメンバー達は疲労が心配なので、歩けるメンバーから映画でも主役級のジェロと、ドラムス担当のモンタナのお二人が来てくれました。

日本とは別世界のような映画を見た直後に、その別世界に居た人達が目の前に現れるというのはなかなか不思議な感覚ですね。トーク・ショーでは色々な質問にお二人が丁寧に答える姿が印象的でしたが、結構お茶目な雰囲気も感じましたね。「モンタナさんは、結婚していますか?」 という質問に、「結婚はしていませんが、子供は居ます。」と、ちょっと恥ずかしそうに答えたあと、「それがミュージシャンの生活なのです。」みたいなことを言って笑いをとってました。また、映画ではまだ子供だったジェロも今では一人の子供がいらっしゃるとか。しかも「でも僕も結婚していないんです。」と照れながら答えてました。ジェロは映画でも印象的だった自作の“サトンゲ”という楽器を持参していてくれまして、最後にちょろっと演奏もしてくれました。

今回のトーク・ショーにはツアー・マネージャーの方も同行してくれてまして、コンゴのミュージック・シーンについて興味深い話を色々話してくれたのも印象的でした。例えば同じコンゴでも、コノノNo.1はトラディショナルな要素が強く、ベンダ・ビリリの音楽はもう少しモダンな感じだとか、そんなようなことを。なるほど~。確かにそれは言えてますよね。コノノは秘境感が強烈ですけど、ベンダ・ビリリはもっと開かれてる感じがします。もちろんどちらも好きですけど。

トーク・ショーのあとは、実はベンダ・ビリリのリーダーであるリッキーが映画館の前で待っている(車椅子なので映画館に入れなかった。)ということで、急いで外へ。私が表に出たときは車椅子に腰掛けたリッキーが既に大勢に方々に取り囲まれていました。リッキーはみんなに笑顔で接し大盛り上がりでした。で、その場でサイン会になり、私もパンフレットにサインを頂きました。



表にはロジェとモンタナの、裏にはリッキーのサイン。




こちらは、今年の6月に横浜で行なわれたアフリカン・フェスタに展示された、リッキー達が乗っている車椅子のレプリカ。自身の手で漕げるように改造されてある、かなり大きな車椅子なんです。


さて、21日はユネスコのイベントです! スタッフ・ベンダ・ビリリのパフォーマンスもあるとのことで楽しみです!
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RESPECT@渋谷タワレコ

2010-09-19 12:58:00 | ブルース
今日は渋谷タワーレコードに、邦ブルース界期待の星、RESPECTのインストア・ライヴを観に来ています。話題のガールズ・ブルース・バンドですね。今、リハが終わりましたけど、確かに観た感じは今時の可愛い女の子達なのですが、出してる音はそんなガールズな雰囲気を吹き飛ばす程の本格派!さて、本番が楽しみです!



帰宅後追記:

どうしてもブルースって言いうとおじ様の専売特許みたいな印象というか、ある程度年をとらないと本物ではないみたいな風潮ってありますけど、そんななか平均年齢17~8歳の女の子達によるブルース・バンドが出てきたこと事態が奇跡的ですよね。とは言えリーダー格の大久保初夏さんは、もう随分前からブルース・ファンの間で有名だったんだと思います。

私が彼女の存在を知ったのは多分10年(いや7~8年かな?)ぐらい前のこと。それは「ブルース銀座」さんのBBSに初夏さんの書き込みが頻繁にあったためです。で、最初は彼女のことをブルースが好きな女性、もちろん大人の女性だと思っていました。何て言うか、私の方にそういう勝手な先入観みたいなものがあったんですよね。で、バンドをやっていてホームページも持っているらしいということで、そのサイトを覗いてみたんです。するとまだ子供にしか見えない女の子がドラムを叩いてる写真が出てきて、その子が初夏さんだと。え~!?

初めは何かのいたずらかと思いましたよ。でもサイトを隅から隅まで読んでもその可愛い子が初夏さんだという…。ホントびっくりしましたよ! あの時の「え?この子が初夏さんなの?」という衝撃は今でも覚えてます。しかも妹さん(紅葉さん)もブルースを歌っているという。すごい姉妹だな~!と。そしてブルース・ファンとして嬉しかったですね~。あれから随分な年月が経ちましたが、それでもまだ信じられないぐらい若いんですから! ですが間違いなく、筋金入りのブルース・ウーマン達なのです。

さて、今日のインストア・ライヴ。1曲目、ジェイムス・コットンの「Boogie Things」から切れの良いリズムで飛ばしてくれました。初夏さんのギターは良い音してましたね。紅葉さんの歌もパンチがあって良い感じでした。最新シングルの「I'm Yours And I'm Hers」も格好よかったですね。初夏さんの歌う「Hoochie Coochie Man」も迫力満点。唸るような声に痺れました。後は「Flip Flop & Fly」とか「Hard To Handle」なんかをやってたかな。それにしてもマディ・ウォーターズやオーティス・レディングを堂々とカヴァーする姿は頼もしいですね。紅葉さんの歌うオーティスの「Hard To Handle」なんかも彼女のソウルフルな個性が光ってましたね。その紅葉さんはハープも吹くんですけど、ハードケースにずら~っと12本のハープが入っていて、曲ごとにキーのハープを選んで使っていました。リズム隊もタイトで良かったですね。ただベースの音が小さかったのが残念。ま、インストアですからね~。

ライヴの後はサイン会。私もしっかり頂きました。ちょっと緊張しました…。


年輪を感じさせる枯れたブルースも良いですが、こんな瑞々しいブルースも格好良いですね! これからの活躍がますます楽しみです!





RESPECTの最新シングル「I'm Yours And I'm Hers」。ジョニー・ウィンターのカヴァーです。同じく今話題の若きブルース・ウーマン、CHIHANAさんがゲストで参加しています。重心の低いグルーヴ感が堪らないブルース・ロック。かなり格好良いですよ!間奏の初夏さんとCHIHANAさんのギター・バトルも良いですね!


そのジャケットの裏に頂いたサイン↓
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カルロス・ジョンソン@赤坂B♭ その1

2010-09-18 11:26:58 | ブルース
CARLOS JOHNSON / ENCORE!LIVE AT B.L.U.E.S. ON HALSTED

9月12日、赤坂B♭にてカルロス・ジョンソンを観てまいりました!

その圧倒的なテンションと、破裂せんばかりな入魂のスクイーズから「命を削ってギターを弾く男」と評される、現行シカゴ・ブルースを代表するギタリスト、カルロス・ジョンソン。私は彼のライヴを観るのは今回で4回目。何度観ても素晴らしい。彼のブルースを体験すると、やわなブルースは聴けなくなっちゃいますよ~。

さて今回の赤坂B♭、初めて入るライヴ・ハウスでしたが、思った以上に広くて驚きました。正直、昨年も来たし、新作も出てないし、大々的な宣伝活動もしてないようでしたので、ちゃんとお客さんが入るのかちょっぴり心配だったりもしたのですが、満席ではないものの、充分な盛況振りで、とりあえず安心しました。

開演時間を少し過ぎた頃、バンド・メンバーとカルロスが登場。カルロスは相変わらず大きなお腹。バックは日本人のバンドでドラムスとベース、キーボドというシンプルな編成。1曲目は「Mercy, Mercy, Mercy」。ジョー・ザビヌルが作曲しキャノンボール・アダレイで有名な、もはやスタンダードと言っても良い超有名曲ですね。こういったソウル・ジャズな曲がカルロスには案外良く合うんですよね。別にあからさまなブルース・アレンジが施されている訳でもなく、かなり真っ当なカヴァーだと思うのですが、そこに乗るカルロスのギターはジャジーだったり、ソウルフルだったりしながら、じわりとブルース・フィーリングを染み込ませてくる。でまたカルロスのトーン・コントロールが素晴らしいんですよ。まろやかに歪んだ太い音色が堪らなくね。そしてちょっとハスキーな歌声もソウルフルで良いんです!

2曲目は「Ain't Nobody's Business」。これは色々なアーティストに歌い継がれるブルースの大スタンダード。アダルトなジャズ・ブルースな雰囲気。ギター・ソロでは早くもカルロスが観客席に降りて徘徊を始める。え?もう!みたいな。しかもCDを売ってる物販コーナーのお兄さんの目の前で止まりマン・ツー・マンでソロを弾きまくる。え?そこで!みたいな。その後は女性客の前で立ち止まっては甘いソロを披露。ま、基本的に女性大好きですからね、この人多分。ホール係のお姉さんとはまるでチークダンスを踊るような感じで弾いてましたし。とにかくヴォリュームを絞って、消え行くような音色で繊細にスウィートに弾くカルロス。そしてロング・ヘアの若いお姉さんの前で徐々に熱を上げていくカルロス。そして一気にフル・ヴォリュームへ上げるカタルシス! その太い音色と音圧が凄い!そして まあ、驚異的なスクイーズですよ。極限的なブルース衝動! 堪りませんね~。女性の目の前でこれでもか~!!!と弾きまくる!

やんやな喝采のなかステージに戻るカルロス。次の曲ではカルロスが“モト”と呼ぶ旧友、牧野元昭氏が紹介されます。カルロスの東京公演ではお馴染みの人ですが、90年代にはシュガー・ブルーのギタリストを務めていた人だそう。それにしてもゲストなので終盤に出てきそうですが、早くも登場でした。ここからは牧野氏がサイドからカルロスをサポート。もちろんリード・ギターも弾くし、カルロスと二人で掛け合いを演ったり、息のあったコンビネーションを見せてくれましたね。また牧野氏が良いギターを弾くんですよ! で、JBのようなファンキーな曲だったんですけど、よくわかりませんでした…。

続いて「In And Out」。何故か最後にクラプトンの「Change The World」?を弾いてみたり。そして「High Heel Sneakers」のようなノリの良い曲で盛り上げ、必殺のスロー・ブルース「Don't Ever Leave Me」。流石の展開ですね。さらにジョニー・ギター・ワトソンの「Real Mother For Ya」。この曲は格好良いですよね~。そしてこういったミドル・テンポのブルースでのカルロスのギターがまた格別なんですよ! スローとはまた違う濃密な黒いノリが。もちろんそんなファンキーなノリのなかにもブルーな激情を込めてきますからね。そしてこの曲の後半ではワン・コーラスごとにどんどんコードを上げていくんです。昨年も演ってましたけど、このコードが上がる瞬間の高揚感が堪らない。まだ上げるの?っていうぐらいくどい程に上げていく。そして最後はコードを上げながらカルロスと牧野氏がギター・ソロを掛け合うという興奮のエンディング! いや~、凄かった。

そして拍手喝采の中、10分後に戻ってくると言い残しステージを去るカルロス。ここまでたった7曲ですが既に2時間。濃密です。という訳で第2部につきましては次回につづく


*写真はカルロス・ジョンソンのライヴ盤「ENCORE!LIVE AT B.L.U.E.S. ON HALSTED」。確かにこのライヴ盤は凄いですけど、カルロスのギターは、やっぱ生で聴かないと! ちなみにサインは昨年頂いたものです。


カルロス・ジョンソン@赤坂B♭ その2

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@赤坂Bflat

2010-09-13 00:06:34 | ブルース
今日は赤坂Bflatでカルロス・ジョンソンでした。1st、2nd合わせて3時間。ジャムバンドかよ!って感じな、あまりにもディープなブルースの饗宴。「Mercy,Mercy,Mercy」で始まり、最後は「Key To The Highway」。いや~、素晴らしい。これぞ、ブルースですよ!あの音色も、あのスクイーズも、もう情念の塊のよう。「What's Going On」も、「I'll Play The Blues For You」も良かったですね~。

詳しくはまた後日。
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@ジョン・レノン・ミュージアム

2010-09-10 17:40:48 | SSW
このブログではほとんど触れたことがありませんが、これでも私、一応ジョン・レノン・ファンなんです。ですが埼玉のジョン・レノン・ミュージアムには一度も行ったことがありませんでした。一応ジョン・レノン・ファンなんですけどね…。で、そのミュージアムが9月30日で閉館するという噂を聞き、無くなる前に一度は行っておかなければ!みたいな。


帰宅後追記:

やっぱりビートルズ好きって、ポール派とジョン派に分かれるんですかね? 私は完全なジョン派ですけど。もちろんポールも好きですよ。二人が協力し合ってこそビートルズだと思いますし、あの4人だからこそビートルズだと思います。でもその上でやっぱりジョンに魅力を感じちゃうんですよね。曲で言えば「Tomorrow Never Knows」とか、「A Day In The Life」とか、「I Am The Walrus」とか、あの辺ですね。それと初期の頃の「All I've Got To Do」とか「You Can't Do That」、「I Call Your Name」、「I Feel Fine」あたりのソウルとかR&Bのノリを感じさせてくれる曲とか。こういう曲でのジョンのヴォーカルは絶品ですよね。あと「This Boy」や「Yes It Is」なんかのコーラス・グループっぽいスウィートなスロー・ナンバーも良いですね。そして何よりジョンには“危うさ”のようなものがあって、そこがまた良いんですよね~。

さて、ジョン・レノン・ミュージアムです。これが予想以上に良かったです。歴史的なギターや服などの展示品には目を見張る物がありましたし、特に幼少時代のジョンについては、本で読むより、DVDで観るより、もっと身近に感じることが出来ましたね。そしてヨーコと知り合ってからの前衛的な活動にもあらためて興味を持てました。家に帰ってから二人の3部作を聴き直したり、ベッドインのフィルムを観たりしましたもん。あの頃のジョンも刺激的で良いですよね。ミュージアムに行った直後ですと、これらの作品もより深く楽しめる気がします。

そして愛と平和、ジョンのメッセージを確かに受け取りました!

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フジロック・ベスト・アクト 第4位!

2010-09-09 19:27:23 | フジロック
MOE. / THE CONCH

超個人的フジロック・ベストアクト、今回はその第4位! モーーーー!!!!!! moe.です。

やっぱりね、3時間セットですから、ベスト5にランクインしないと失礼ですよね! なんて言いながら、私は始めの1時間は観てないんですけどね。本当は全部観るつもりで楽しみにしてたんですよ。ですが土壇場でやっぱりアヴァロンでやってるエムリン・ミシェルも気になるな~、みたいな。スタート時間が共に20時で一緒だったんですよね~。で、迷いに迷った末に、モーは3時間もやることだし、エムリンを1時間みてもまだ2時間も観れるじゃないか! って感じで、まずはエムリンを観て、終わり次第モーに走ったのでした。

最終日、フィールド・オブ・ヘヴンのトリを務めたモー。メンバーは、Rob Derhak(B,Vo)、Chuck Garvey(G,Vo)、Al Schnier(G,Vo)、Vinnie Amico(Dr)、Jim Loughlin(Per)の5人。王道ジャム・バンドですよ。しかも3時間の長丁場。私がヘヴンにたどり着いたのは丁度「Akimbo」を演っている頃。いやその前の曲かもしれませんが、よく覚えてません…。しかしとにかくこの「Akimbo」が格好良かった! 私はね~、フィールド・オブ・ヘヴンが大好きなんですよ。特に夜のヘヴンがね。なのでこの日は最終日ということもあり、モーのライヴをゆるゆると観ながら夜ヘヴンの雰囲気を満喫しようと思っていた訳です。

でまあ、モーを聴きながら夜のヘヴンをブラブラ歩いてたんですよ。喉が渇いたので何かドリンクでも飲もうか?とあるお店でシャレたジュースでも買おうと並んだ訳ですが、ステージでは「Akimbo」がどんどんファンキーになっていく。そのあまりに腰にくるグルーヴにそわそわしながらも列は自分の番に。すると目の前でオーダーを取るお姉さんが気持ち良さそうに踊ってる。横でドリンクを作ってる人も踊ってる。ジュースを頼みながら私も踊り出す。そのジュースが出来るまでのつかの間、なんか幸せな感じでしたね。そして出来上がったジュースを踊りながら渡すお姉さん。それを踊りながら受け取る私。この雰囲気ですよ! そして急いでステージ前方へ。あとはグルーヴの海に身を任せるのみ。

モーは04年にヘヴン最終日のトリを務めた時も2部構成のライヴでしたが、今回も2部構成でした。第1部は「Akimbo」で終了。しばしの休憩が入り、「Billy Goat」から第2部がスタート。この曲もファンキーでしたね~。モーっていうバンドは、フィッシュなんかと同様にグレイトフル・デッドの息吹を継承する正統派なジャム・バンドだとは思うのですが、リズムはやたら跳ねてるんですよね。とくにライヴでは。逆にブルースとかカントリーなどのルーツ色はわりと薄めで、どちらかというとフュージョン的なクロスオーバー振りを感じたり。でも一番の魅力は王道アメリカン・ロックなツイン・ギターだったりするんですけどね。この二人のギタリストはそうとうなやり手ですよ。もちろんヴォーカルもありますけど、それは触媒みたいなもので、主役は何と言っても変幻自在なジャムなのです。

さて、ステージでは多種多様なフレーズを複雑に絡み合わせながら、まるで空間を編み上げるが如くなジャムが続きます。演奏曲目はほとんど切れ目がないものですから、どこで曲が変わったのかもよくわからない。そこがまた気持ち良いんですけどね。さざ波のようにチルアウトしたかと思えば、一気に爽快なギター・リフで高揚感の沸点に持っていく。かと思えば長尺ギター・ソロで陶酔という名の媚薬を徐々に身体に染み込ませてくる。まあ、このトリップ感は堪らないものがありますよ。で、このトリップに酔いしれてると、また一気に興奮の坩堝へ叩き込まれる訳です。もうなすが侭な感じ。

圧巻だったのは本編ラストの「Brent Black」。ミドル・テンポで始まり、プログレッシヴなブレイクから一気に加速して驚異的なギター・ソロへ。またベースがファンキーなんですよ。スピード感たっぷりにハネまくるベース・ライン。否が応にも腰を持っていかれます。そしてドラム・ソロからベース・ソロへ。この辺りはもうジャム・バンドならではの濃密さ。特にベース・ソロは強烈でしたね。もうファンキーを通り越してスペイシー! そしてそのソロ明けの盛り上がりがまたね。ただただ圧巻でした。

そしてアンコールは2曲。とくにアルバム「THE CONCH」から私の大好きな「Wind It Up」を演ってくれたのが嬉しかったですね。このアメーバ的なリフのうねりは生で聴くとまたさらにディープでした。いや~、凄かった! 休憩込みで約3時間。私は2時間しか観れてませんが、それでも大満足です。やっぱりジャム・バンドは良いですよね。これぞジャム・バンドですよ! そしてこれでこそフィールド・オブ・ヘヴンですよ!

ライヴ後、その圧倒的な音像の余韻に浸かりながら、まだ半分トリップから抜けきれてないような気分の中、ミラーボールの光を身体に浴びながらしばしヘヴンをぶらぶら。あ~、これで今年のフジも終わったなという、充足感と寂しさがない交ぜになった気持ち。終わりを向かえたヘヴンのピースフルな空気がただただ心地よい。そしてまた来年もここに帰ってくるぞと誓ったのでした。モー、ありがとう!!


セットリストをこちらで発見しました。→http://moe.org/forum/moe-live/99 これをあらためて書き直すと下のような感じです。

01. Jazz Wank
02. Buster
03. Haze
04. Happy Hour Hero
05. Akimbo
----休憩----------
06. Billy Goat
06. Big World
07. Ricky Marten
08. Skrunk
09. Brent Black
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10. Wind It Up
11. Plane Crash


*写真は07年作「THE CONCH」。この手のジャム・バンドは、ライヴは素晴らしいけどスタジオ作に苦戦するという印象がありますが、この「THE CONCH」は傑作ですよ! アメリカン・ロックなダイナミズムと爽快感に、ジャム・バンドならではのフリーキーな空気が見事に溶け合っています。ギターの音色がまた良いんですよ! より楽曲に個性と広がりが増した08年の「STICKS AND STONES」より、歌物とジャム気質との絶妙のバランスが保たれているこちらの方が私は好きです。



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 10.09.05 フジロック・ベスト・アクト 第5位!
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