アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

20数年ぶりに読んでみた! フィリップ・K・ディックの 流れよわが涙、と警官は言った

2017年07月31日 | 



いつだったっけ…
(拙宅検索中)
そうそう、6月に本屋に行ってみたら…

早川書房フォロワー5万人が選ぶ!
はじめてのハヤカワ文庫フェア

帯にグッときたぁああ!!
熱いツイッターコメント!! 

未だに自分の中で
フィリップ・K・ディックを
超えるSF作家がいない…。 

ウオォオオ!!
その通りだよぉおおお。
同じ気持ちの人がいてくれる
なんてぇええ!!
嬉しいぃいいい!!

流れよわが涙、と警官は言った

原書名:Flow My Tears,the Policeman Said
著者:フィリップ・K・ディック
翻訳:友枝 康子
出版:ハヤカワ文庫SF
刊行日:1989/02/10
価格:929 円(税込)  

キャァァアア!!
題名がイイよねぇええ。
最初に見た時にグっときたもん♪
…とかいいながら、
もう何十年前に読んだのか…(暗算中)
たぶん…24年くらい前…。
だから…ストーリーが…ぁぁ。
脳みそをギュ~っと絞ってみたけど…。
記憶無し!
えらいこっちゃぁああ。
読み直しやぁああ。 

あらすじ
三千万人のファンから愛されるマルチタレント、
ジェイスン・タヴァナーは、安ホテルの不潔な
ベッドで目覚めた。
昨夜番組のあと、思わぬ事故で意識不明となり、
ここに収容されたらしい。
体は回復したものの、恐るべき事実が判明した。
身分証明書が消えていたばかりか、国家の
膨大なデータバンクから、彼に関する全記録が
消え失せていたのだ。
友人や恋人も、彼をまったく覚えていない。
“存在しない男”となったタヴァナーは、
警察から追われながらも、悪夢の突破口を
必死に探し求めるが…。
現実の裏側に潜む不条理を描くディック最大の
問題作。
キャンベル記念賞受賞。 

あれ…
こういうストーリーだっけ… 

20代後半の時に読んだ本でね。
今はもう「面白かった」
っていう記憶しかないんだけど…。 

読んでるうちに
どこかで思い出すだろう。
なんていう淡い期待は…大ハズレ!
どこまでページを捲っても
初めて読む物語…。 

で、考えちゃうのが、
この話のどこが”面白い”って、
その昔の私は思ったんだろうか…。
コラコラコラァ!! 

しかぁし!
気がついたら、
何とも不思議なんだけど、
グイグイグイッ!
と気持ちが物語に
吸い寄せされてるんだヨ。 

これは主人公が生きている
現実なのか。
はたまた
薬でラリってる妄想なのか。
…エェエエ!
主人公じゃなくって、
赤の他人が、
異空間を行ったり来たりぃいい。 

ディックの作品なんだから、
SFなんだけど、
宇宙船がジャガジャンって
出てくるわけでもないもんで…。
読んでて地味な感じも
したりするんだけれど…。
ムムムゥゥゥ。 

脳内が…こう…
何と言うか…
どこかに引っ張られる
というか…。
ある種の空間に固定される
というか…。
これもSFなんだなぁあってね。
新しい扉を開いたって
感覚が生まれるんだよなぁあ。 

で、違う本もまた、
手に取ってみたくなるんだよなぁあ。

フィリップ・K・ディック
アメリカの作家。1928年~1982年
1952年に短編作家として出発し、その後長編を矢つぎばやに発表、
「現代で最も重要なSF作家の一人」と呼ばれるまでになる。
ゆるぎない日常社会への不信、崩壊してゆく現実感覚を一貫して
描き続けた。
代表作に『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
『スキャナー・ダークリー』
『ヴァリス』など。
映画化作品は、『トータル・リコール』『ブレードランナー』
『マイノリティ・リポート』
『ペイチェック消された記憶』 他

ハヤカワオンライン
ハヤカワ文庫SF

はじめてのハヤカワ文庫フェア 思わずフラフラっと… (2017.6.19記)
時は乱れて 火星人はどこへ? (2015.2.27記)
実家で本棚の整理をし始めたら! (2016.5.31記)


コメントを投稿