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『日本中枢の崩壊』(その1)

2016年01月30日 | O60→70(オーバー70歳)
先日、『日本中枢の崩壊』古賀茂明著(2011年5月、講談社刊)を読み終えました。その第1回目になりますが、今後11回にわたり、私の抜き書きとコメントを掲載させていただきます。

【31ページ】
私は過去に電気事業関係のポストに就いた経験のある同僚から、「東電は自分たちが日本で1番偉いと思い込んでいる」という話を何回か聞いたことがある。その理由は後にも書くが、主に、東電が経済界ではダントツの力を持つ日本最大の調達企業であること、他の電力会社とともに自民党の有力な政治家をほぼその影響下に置いていること、全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)という組合を動かせば民主党も言うことを聞くという自信を持っていること(電力総連会長から連合会長を務めた笹森清氏は菅政権の内閣特別顧問)、巨額の広告料でテレビ局や新聞等に対する支配を確立していること、学会に対しても直接間接の研究支援なので絶大な影響力を持っていること、などによるものである。
簡単にいえば、誰も東電には逆らえないのである。

[ken]長年、労働組合で仕事をしてきた自分としては、連合への批判や問題点について、本書には的を射た記述が多くありました。悔しくもあり、反省もあり、私が目にしてきた過去の出来事を客観視することができました。
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